【シロでもクロでもない世界でパンダは笑う。】第8話「最終章!最愛の父は誘拐犯!?衝撃の結末」感想ネタバレ(主演:横浜流星・清野菜名)

2020冬のドラマ一覧

主演:横浜流星・清野菜名
日本テレビ系  (日曜日22時30分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【コアラ男の正体は!?】
森島哲也(田中圭)の回想~8年前に起きたコアラ男による佐島あずさ(白石聖)誘拐事件。この事件を調べている最中に私は殺されてしまった。いまだ捕まっていないコアラ男を突き止めることが父親殺しの犯人特定に繋がると考えた息子の直輝(横浜流星)は誘拐されたあずさの父親・佐島源造(佐藤二朗)に近づいた。ミスパンダと共にグレーな事件にシロクロつけながら佐島の素性を探っていた直輝にその時が迫っていた。直輝は命をかけて私の無念を晴らそうとしている。
「直輝気づいてくれ、俺が残したメッセージに」~

全日テレビ・ディレクター神代(要潤)は、コアラ男が森島哲也だという独自スクープを放送して周囲からすごいと羨望の眼差しを受けていた。そこへ直輝が怖い顔で現れる。「何故あんなガセを流したんだ」と森島が尋ねると神代は「ちまちま調べていても埒が明かないから佐島源造を直撃した」と答える。神代の直撃取材を受けた佐島は、大臣室へ神代を招き入れると「犯人はこの男なんだよ」と哲也の写真を見せた。そして「これがその証拠です」といって一枚の便箋を取り出す。そこには『コアラ男はわたしです。警察官でありながら金に目がくらみ誘拐事件を起こしてしまったことを心から後悔しています。死んで償います。森島哲也』と書かれてあった。神代は「俺は真実を放送するのが仕事だから勝手に放送させてもらったよ」と全く悪びれる様子もなかった。「ふざけるな」と直輝は神代の胸ぐらを掴むも「こんな所で暴力ふるっていいのか?」と言われ腕を離すのだった。

信頼していた門田(山崎樹範)を殺害したのが母・麻衣子(山口紗弥加)だと知った川田レン(清野菜名)は、囲碁喫茶GOBANで働きながらも心ここにあらずで、常連さんたちはそんなレンの姿を見て心配をしている。親代わりの存在であるマスター・春男(升毅)や佳恵(椿鬼奴)も心配しており「今日は帰っていいよ」と伝える。レンは「母親のところに行きたい」と話す。マスターたちは心配して「一緒に行かなくてよいか?」と聞くが、レンはひとりで麻衣子の元に行くという。レンが面会に行くと麻衣子は開口一番に「どっちなの?レンなの?リコなの?」と尋ねる。自分が本当はリコであることや麻衣子が門田を殺した動機を知らないレンは、麻衣子の言っていることが意味が分からず混乱する。そんな姿を見た麻衣子はレンに「彼氏をすぐに殺しなさい」と言う。「お願いだからレンのままでいて」といいながら麻衣子は強引にガラス越しのレンから引き離されていった。
レンは麻衣子の言葉に混乱しながらも直輝に会うために大学に行く。直樹の友人・雪乃(祷キララ)と小園(中田圭祐)に会う。2人は直輝の父親である森島哲也がコアラ男であるという報道があったこと、そのことで直輝は大学どころではないことをレンに教える。そんななか直輝は恋人である佐島あずさに呼び出されていた。あずさは「直輝の父親はコアラ男ではないと思っている」と話す。そんなあずさに直輝は利用するためにあずさに近づいたと冷たく話す。直輝はあずさの父が犯人だという証拠をつかんで全てを暴くと告げ、「邪魔だけはしないでほしい」というと立ち去ろうとする。あずさは「邪魔なんてしない、直輝のためなら何でもする」と言って直輝にすがる。直輝は以前佐島の大臣室を訪れたときに、佐島が引き出しを気にする素振りをし、咄嗟に令和の額縁へ視線を移したことから、その二箇所を調べるようあずさに依頼する。
大臣室を調べたあずさは「引き出しに気になるものはなかったけど、額縁の裏に大臣の辞令があり、そこに『A、B、C』気になるメモ書きがあったと直輝に報告する。「もしかして」直輝がそのメモの数字をパソコンで検索するとAはあずさが誘拐後に保護された公民館、Bは哲也の遺体が発見された場所であることが判明した。しかしCだけはどこなのか分からなかった。その夜、直輝はひとりCが示す山中で地面を掘り返す。そこに埋められた鞄の中にはパンダの覆面といくつかの事件の資料が入っていた。そしてその中に『コアラ男誘拐事件』と書かれた封筒を発見した。

直輝はレンに会いに行き、喫茶店に入るとこれまで何度もレンに催眠をかけてミスパンダにしていた事を白状する。脳裏にはリコの「レンを幸せにしてあげて」という言葉がよぎっていた。自分がミスパンダであったことを信じられないレンだが、父親の無念を晴らすために力を貸してほしいとお願いする直輝に、「直輝さんの力になりたい」と答える。
催眠によって呼び出されたリコ(レン・清野菜名)は、直輝が真実をレンに打ち明けたことに驚くもリコのことまでは明かしていないことがわかるとほっと安心する。
そしてパンダちゃんねるを配信する。ジャイアントパンダ黄金伝説の埋蔵金を探すというミスパンダはとある山中を歩く。 そして発見した宝箱を開けると中にはパンダの覆面とシロクロつけた事件の資料が入っていた。ミスパンダは「この事件の真相を知ったがために殺されてしまったんですね」とつぶやく。「詳細は明日の正午」といって配信は終了する。
配信を終えて歩くリコと直輝。リコは「復讐なんてやめれば?」というが直輝は「もう引き返すことなんて出来ない、ケリをつけないと前に進めない」という。催眠を解く前にリコに「復讐がどうなろうと楽しい人生を送るんだよ」といわれ、直輝は一瞬催眠を解くことを躊躇した。

配信を見た佐島はひとり直輝のアジトにやってくる。そこで直輝は一枚の写真を取り出し「コアラ男の正体は当時のあなたの部下だ」「誘拐事件は知名度と好感度を上げるための自作自演だ」と佐島を追及する。佐島は意外にもあっさりとそれを認めた。佐島の自作自演効果はてきめんで多くの国民の支持を集めることに成功したという。しかしある時事件に気がついたひとりの男が現れる。ひとり歩く佐島にパンダの覆面を被った男が声をかけた。グレーな事件にシロクロつけるMr.パンダだと名乗った男は、佐島の自作自演の決定的証拠となる写真を見せ「次はお前の番なんだよ」といった。自作自演が世間にバレたら自分は失脚し、子供達はマスコミの餌食に、一生惨めな思いをすることになる、そう思った佐島は有無を言わさずMr.パンダを銃殺した。
しかし佐島は罪の意識に苛まれ、その償いとしてMr.ノーコンプライアンスを名乗り、グレーな人間を裁いてきたという。「二度と父さんは帰ってこない」怒りにまかせて佐島を殴り、首をしめる直輝。「どんな悪党よりも俺を裁いてほしかった」と死を受け入れる佐島に直輝はふと我に返り「まだ何か隠しているだろう」と追及する。しかし佐島は錠剤を飲み、自殺を図る。

後日、ニュースでは佐島が自らリークした動画がニュースで報道される。コアラ男誘拐事件が自作自演であること、コアラ男は森島哲也ではないこと、そして哲也を殺したのが自分であることを告白する佐島の映像だった。これを放送したニュースでは、先日神代が放送した哲也がコアラ男だというニュースが誤報であることを伝えている。それを見て焦る神代ら。

父・哲也の警察手帳を眺める直輝。父子の写真の裏側に3つのメモ書きがされていることに気がついた。3つ目にある『直輝へ』という言葉を見て、何かに気がついた直輝はパソコンに向かう。これまでパスワードが分からずに内容を確認することが出来なかった3つ目のファイルに『tonaoki』と入力するとファイルが開いた。そこに映る哲也は「直輝、お前に伝えておきたいことがある…」と話し始めた。

【みんなの感想】
30代・男性
次回は森島の父親が直輝に残したデータで何かを話すと思います。直輝の父親が死んだ原因は実はミスターノーコンプライアンスではないなんて事実が浮かび上がりそうです。それからコアラ男は本当は佐島の部下の仕業ではなかったと言うことがわかりそうです。佐島が黒幕だと思っていましたが実はもっとバックには大きな黒幕がいて佐島は操られていたなんて展開だったらかなり熱いですね。その真相にたどり着いた先にもしかしたら直輝の父親がいて結局一番悪い人物は直輝の父親だったとかそんな感じだったら絶対嫌です。今回の話の終盤でレンも何者かの着ぐるみに拉致されてしまいましたから、すごく心配です。ひょっとしたらミスパンダの正体がレンだと言う事を知っている人物が着ぐるみを着て拉致したのではないでしょうか。だとすると犯人はバイト先のマスターの可能性もあります。いい人の感じで、ずっと描かれていたマスターがもしかしたら極悪人だったなんてオチはかなりショックなのでその展開にならない事を願っています。やはり佐島が何かを隠していたことがすごく気になりました。佐島自身も誰かに脅されて自作自演の誘拐事件を起こしていたなんて感じではないでしょうか。

20代・女性
今回の話の最後に川田レンはコアラの着ぐるみをきた何者かによって、睡眠薬を嗅がされて連れ去られてしまいます。また佐島は意識を失う前に何か隠していたようだったことを直樹は見抜いていました。直樹は父親である哲也が死ぬ前に自分に残していたメッセージを見つけます。このメッセージでは何を告げられていたのか注目して観ていきたいと思います。今回の話では哲也は真相を明らかにしようとすると、佐島にすぐに銃で撃たれるようなシーンがありました。しかし、予告動画を観ると実際はそのあとにも佐島と哲也は何かしらの話をしているようでした。この2人の間では何か取引が行われたのではないかと思います。また謎のコアラ男に連れ去られたレンは、8年前に佐島あずさが監禁されていた場所と同じところに監禁されていました。このコアラ男は佐島ではないですし、当時の部下とも考えにくいです。当時の事件について詳しい人間によって模倣された事件のように思います。このコアラ男は何者なのか、また何のためにレンを誘拐したのか気になります。個人的には実は森島哲也はまだ生きていて、当時佐島と取り引きした内容を直樹に明かされることを恐れレンを誘拐したのではないかと予想します。

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