【シロでもクロでもない世界でパンダは笑う。】第3話「疑惑のスポーツ界」感想ネタバレ(主演:横浜流星・清野菜名)

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主演:横浜流星・清野菜名
日本テレビ系  (日曜日22時30分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【レンはレン!?】
川田レン(清野菜名)は大学病院で精神科医・門田(山崎樹範)の診察を受けている。門田はレンの表情が豊かになってきたと褒めて「彼氏できた?」と聞く。レンは大学で刃物男から守ってくれた森島直輝(横浜流星)を思い出すがすぐに「で…できてません、私に彼氏なんて」と否定する。「今誰かのこと思い浮かべてなかった?」と鋭いツッコミをしてレンをたじたじにさせる門田。「でも恋をすると毎日が楽しくなるよね」「恋に勝る治療薬なんてないんだよ」といって診察は終わる。
レンが退室したあと門田は机の引き出しからひとつのファイルを取り出す。『一卵性双生児における記憶の相互関係について』というタイトルのファイルには、「バンガロー全焼、13歳少女死亡」という新聞記事も添えられていた。そしてレンやレンの母・川田麻衣子(山口紗弥加)が持っているのと同じ写真がファイルされており門田は「レンとリコ…」とつぶやく。

クライミング場で練習するスピードクライミング日本代表選手・宮澤沙奈恵(秋元才加)。沙奈恵は昨年のワールドカップで総合優勝した名実ともにナンバーワンの選手だ。頂上に登り、命綱を持って下に降りようとした時、突然命綱のロープが切れて地面に叩きつけられてしまう。
翌日、記者会見を開いた沙奈恵とコーチの鹿野(三浦貴大)。足にギブスをして松葉杖姿で登場した沙奈恵。鹿野は、沙奈恵が来月の世界選手権を辞退するという。記者の佐島あずさ(白石聖)に「辞退の理由は足の怪我か」と質問された沙奈恵は「ロープが突然切れて…誰かが私を殺そうとした」「誰かに殺されかけた」「あんな丈夫なロープ切れるはずがない」とこれまでの沈黙から一転、堰をきったように訴える。そこへ前のコーチ・磯貝誠(六平直政)が乱入して沙奈恵の元にすがるように「沙奈恵、もう一度だけ話をさせてくれ」と頼みこむ。沙奈恵は「コーチがロープを切ったんでしょう」「私がクビにしたから」「消えて、イヤ」と取り乱す。
アルバイト先の囲碁喫茶のテレビでこの記者会見を見ていたレンは「あっ、沙奈恵ちゃんだ」という。当時レンはそこまで仲良しではなかったが、ふたりは同じ中学校の同級生だった。そのときレンの携帯にメッセージが着信する。咄嗟に「パンケーキ!」と嬉しそうにいって店の厨房に入って携帯を見るレンは、メッセージが直輝からではなく単なるお知らせメールだったことにがっかりする。そこへ加賀佳恵(椿鬼奴)が「男だね?」と入ってくる。レンは「つき合っているとかではなくて…あんな格好いい人が私なんかを好きになるわけないし」と否定する。それでも佳恵に「好きなんだろ?」「相手はどんな男なんだい?名前は?」と聞かれてレンは「はい」「森島直輝さんです」と素直に認めるも「絶対彼女いるし、私のことなんてなんとも思ってない」と後ろ向きな発言をする。佳恵は「なんでも悪いほうに決めると幸せになれない」と励ますが、レンは私だけが幸せになるなんてとリコの事を気にしている様子だ。なおも佳恵は「人を好きになっていい」「その彼に思い切って全部話してみたら?もしそれで過去を受け入れられないような小さいやつはこっちから振ってやれ」と背中を押す。その様子をカーテンの影で聞いていた加賀春男(升毅)は、門田がいっていた「レンのフラッシュバックには、何か外部からの力が加わっているかも」という言葉を思い出し、「もりしまなおき」とつぶやく。

怪我をした沙奈恵の代わりに北里亜香里(竹内愛紗)が日本代表に選ばれた。モデルのように可愛い容姿で雑誌の表紙を飾るなど人気があるが、対戦相手・コリーナとの実力差は歴然としておりコリーナの圧勝と考えられていた。

Mr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗)から今回のシロクロ案件を渡される直輝。

テレビ局ではあずさらが沙奈恵のニュースについて打ち合わせをしている。先日の記者会見に乱入した磯貝誠とは沙奈恵の元コーチで、会見の3日前に沙奈恵から一方的にコーチを解任されていた。磯貝は有名な選手を何人も育てた名コーチで有名だった一方、指導が厳しすぎると問題になることもあったようだ。世間は、磯貝がクビになった腹いせにロープを切った説、プレッシャーに負けた沙奈恵の自作自演説、協会がお気に入りの選手を代表にするために手を下した説など様々な憶測が飛び交っていた。

クライミング場では北里亜香里の公開練習が行われようとしていた。そこへ対戦相手・コリーナとコーチのミルコビッチ(フィフィ)がやってくる。マスコミなどお構いなしに「お互い頑張ろう」と亜香里に握手を求めるコリーナの言動に、鹿野は公開練習は中止だといってマスコミから顰蹙を買う。そこへミスパンダ(川田レン・清野菜名)が現れる。ミスパンダは亜香里に「沙奈恵のロープを切ったのはあんたでしょ」「だって沙奈恵が怪我したら一番得するのあんたでしょう」という。「そんなことするはずない」と否定する亜香里に「だったらあんたが一番速いってとこ見せてよ」と挑発するミスパンダ。挑発にのった亜香里は、沙奈恵のベストタイム7秒12を上回る6秒98を叩き出してマスコミを驚かせる。

レンは沙奈恵のお見舞いに訪れる。「川田レンです…」控えめに名乗ると少しの間の後「あっ、レンちゃん?中学の?」と沙奈恵もレンのことを覚えていた。レンは差し入れだと大量のお守りを沙奈恵に渡す。リコのことは一緒に遊んでいたからよく知っているという沙奈恵はレンを見て「リコちゃんも生きていたらこんな大人になったんだろうね」と懐かしむ。そこへ現コーチの鹿野が入って来たため、レンは病室を後にする。廊下でフリーディレクターの神代(要潤)とすれ違うもレンは気が付かない。そして病室のドアの隙間から何かを覗き見する神代だった。
帰り道、沙奈恵がいった「リコちゃんも生きていたら…」の言葉を思い出して息が苦しくなってしまったレンはその場にうずくまってしまう。

図書館でレンを待つ森島は、レンの背後にピタリとくっついてレンを驚かせる。レンの顔色が悪いことを心配する森島は「これでも一応精神科医の卵だから、悩み事があったらいつでも相談して」という。そして「よそよそしいから森島さんは止めよう」「直輝って呼んでよ」という。動揺が隠せないレン。「私のことはレ…レ…レンって呼んで…」とお願いする。名前で呼び合うなんて…それって…まるで…と緊張するも嬉しそうなレンは、佳恵がいった「思い切ってその彼に話してみたら」という言葉を思い出し、意を決してフラッシュバックのことを直輝に話す。
10年前、母と双子の姉・リコとキャンプに行ったレン。そのとき泊まっていたバンガローが誰かに放火されてしまう。目の前に燃えた柱が倒れてきて怖くなったレンはリコを見捨てて逃げてしまった。あの時どうしてリコを助けに行かなかったんだろう…レンはずっと後悔していた。
重い話をしてごめんなさいというレンを抱きしめて直輝は「俺も一緒だ」「大好きだった父親を失った」という。「俺と一緒だよ、安心して」という直輝は「パンケーキ食べにいこうか」とレンを連れ出す。

テレビ局では神代が病室で目撃した証拠を元に沙奈恵とコーチ・鹿野の交際の話題が放送されている。元コーチ・磯貝からのパワハラに悩んでいた沙奈恵を支えているうちに恋愛関係に発展したと答える鹿野。

夜、パンダチャンネルの配信が始まる。「今日はしらばっくれている悪い奴を成敗しにきたよ」というミスパンダ。クライミング練習をして頂上にいた亜香里に「あんたも沙奈恵と同じ目にあってみなよ」といい、命綱のロープを切ってしまう。「キャー」という悲鳴を上げながら地面に落ちていく亜香里をみて「成敗、よしっ」とミスパンダがいったところで配信は終わる。少し間を置いて再びパンダチャンネルが始まる。今度はホテルの部屋に侵入するようだ。そのホテルの廊下に見覚えがある神代は急いでテレビ局から出ていく。
侵入したホテルの部屋の中から「まさかミスパンダが怪我させてくれるとは」「サンキュー、ミスパンダ」「はははっ」と笑う男女の声がする。「沙奈恵を怪我させたのは僕なんだから約束は守って」という男性と「あなたには1億円とサロベニー共和国の次期監督の座をプレゼントするわ」という女性。そこへ突撃するミスパンダと飼育員さん(森島直輝・横浜流星)。飼育員さんは、亜香里が驚異的なタイムを出したときミルコビッチは鹿野の方に視線を送り、さらに本来なら喜ぶであろう立場の鹿野が動揺して浮かない表情をしていたと指摘する。そしてあのタイムも先程ミスパンダが亜香里を怪我させたのも自分が仕掛けた罠だと明かす。亜香里は事情を知りミスパンダらに協力していた。ロープが切られた後、マットに落ちて亜香里は無事だった。
鹿野は「沙奈恵はチョロかったな」と悪態をつく。「一緒に金メダルを目指さないか」とそそのかされた沙奈恵は、鹿野の言いなりとなり磯貝をクビにした。「ミルコは綺麗で強いんだよ」とミスパンダと飼育員さんに襲いかかる鹿野とミルコビッチ。ミスパンダらに返り討ちにされた鹿野は「報酬の半分をやるから見逃して」と情けなくいうが、許されるはずもなく成敗される。ロープで縛られ、泣き顔で笹を咥える鹿野とミルコビッチの姿が翌日新聞に掲載された。

ホテルを後にしようとするミスパンダらを追いかける神代。逃げるふたりは柵に追い込まれる。軽々柵を超えた飼育員さん。その後をいくミスパンダだが柵に触れた瞬間「おかあさん、ここから出して」という少女の声がして混乱してしまい柵を登れない。後ろからは神代が迫ってくる。飼育員さんが柵の上に戻ってミスパンダの手を引き、何とか逃げることに成功した。

案件の成功に「よくやってくれました」というMr.ノーコンプライアンスに「グレーゾーンの人間を暴くためならどんなことだってやります」と答える直輝。電話を切り、Mr.ノーコンプライアンスが机の引き出しから取り出したのは直輝の父・哲也(田中圭)の警察手帳だった。手帳の中に入れられた哲也と直輝のツーショット写真を眺めながら「どんどん君に似てきたね」とつぶやくMr.ノーコンプライアンスだった。

再び沙奈恵の病室を訪れるレン。沙奈恵は磯貝コーチに戻った。「私のせいであんなひどい目にあったのに…」と後悔する沙奈恵。磯貝は日本代表のジャージを沙奈恵に届けてくれていた。「迷惑をかけた人達のためにも、来年の世界選手権は必ず優勝する」と決心する沙奈恵だった。

テレビ局ではあと一歩のところでミスパンダを逃した神代が悔しがっていた。あずさが席を立ったとき、あずさがテーブルに残していった携帯が鳴る。神代があずさに携帯を渡そうとするがあずさは気づかず行ってしまった。神代がふと携帯の画面を見るとそこには『森島直輝』の名前と直輝の顔が表示されている。その顔をみて、愛菜の葬儀のとき大学不正入試のときに見かけた人物と同じことに気づく。

直輝は門田の元を訪ねる。そして「川田レンは…レンじゃないですよね」と聞く。

【みんなの感想】
40代・女性
門田医師が直輝にあかした内容は、川田レンとリコが入れ替わっているというものでしょう。「その行為は」と問い詰める直輝に「わかってるよ」と門田医師が答えています。 母親から虐待されていたリコを救うため、生き残ったリコがレンだと催眠術をかけられているのではないでしょうか。 なぜ双子でありながら一方だけ虐待されなければいけなかったのか理由があかされるのでしょうか。回想にでてくる虐待があまりに酷いので母親に、どのような心理が働いているのか教えてほしいところです。 ミスパンダが活躍するのは、有名進学校でのいじめ問題のようです。「誰かに助けてって呼ばれたら必ず助けに行くんだぞ」それが直輝を救うことになるという父の言葉を思い出し、次回はだれを助けるのでしょうか。 囲碁棋士である楓の通う学校でいじめ問題が発生するようです。いじめをしているにもかかわらず認めない生徒に対し いじめられている生徒がミスパンダに救いを求めるようです。どこの学校にもいじめ問題はあると思います。いじめによるニュースも後を絶ちません。学校側の対応もスッキリしないものがあることでしょう。どのような切り口で解決してくれるのか期待したいと思います。 直輝がミスパンダを呼び覚ました始まりではないので、どのようにミスパンダが現れるのでしょうか。 いつもとは違うパターンがあるのかも楽しみなところです。

30代・女性
レンとリコ、異なる一方が塗りつぶされた写真を持つ母娘、「ここから出して」という少女の声、レンのフラッシュバックに「そんなはずはない」と話す門田と春男、そして今回明かされた門田が持っていた『一卵性双生児』に関する資料、やはりといった感じでした。次回予告で門田が「こうするしかなかった」というような事を直輝に言っていました。きっとレンとリコの記憶を門田が入れ替えたのではないでしょうか。そしてそれを直輝に問われたのではないかと想像します。確かに麻衣子のリコに対する嫌悪感とレンに対する溺愛っぷりを知る人なら誰もが同じ選択をするかもしれません。でも本人は知らずに他人として生きていて本当に幸せなのか。そして直輝もまたレンに催眠をかける側の人間でもあるわけで、直輝の考えを聞いてみたいです。レンの恋心を増長するような言動をとる直輝ですが、本心なのかレンを操るためだけのものなのか…後者だった場合あまりにもレンが不憫すぎて辛いです。直輝がいった「なんでもする」の言葉がいつになく冷徹に聞こえて恐ろしかったです。直輝の父も犯人・コアラ男を捕まえるため「なんでもする」と実行し、命を落としてしまったのではないかと考えると直輝が心配です。 そして次回はミスパンダに来てほしいと要求される初めてのパターンです。しかもMr.ノーコンプライアンスがミスパンダの召喚を許可しない状況で直輝はどうシロクロつけるのでしょうか。楽しみです。

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