【知らなくていいコト】第8話「号泣!殺人犯の娘が公に!父の事件と不倫愛の行方」感想ネタバレ(主演:吉高由里子)

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主演:吉高由里子
日本テレビ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【世間の目と仲間】
編集部にあるテレビでワイドショーが放送されている。連日のように週刊イースト襲撃事件の話をコメンテーター達がしている。「週刊イーストも反省した方がいい」と批判的な内容だ。真壁ケイト(吉高由里子)も大学生時代と思われる顔写真が大きくパネルにされてしまっていた。「また売れちゃう」庶務の里見(宮寺智子)が冗談ぽくいう。いつもなら上手く切り返す編集長・岩谷(佐々木蔵之介)は浮かない顔をしたまま無言でその場を去る。近くに居た鮫島(和田聰宏)が「負傷者がいますから、笑顔にはなれないんですよ」とそっとフォローした。
各デスクが自分の班のメンバーに「ネタ出し会議するよ」と声掛けし、それぞれが会議室に移動していく。連載班・野中(重岡大毅)はデスクの東山(本多力)に先方から届いたメールを報告する。野中の担当している若林先生が来週号の連載記事を週刊イースト襲撃事件のことに差し替えたいと言ってきたようだ。日程的に間に合うからとオッケーを出す東山に野中は「でも編集部のやり方を批判したいそうです」と難色を示す。だが東山は「批判エッセーも堂々と載せてこそジャーナリズムだ。お好きなようにお書きくださいと答えなさい」と野中の心配など気にしていない。すかさず愛花(関水渚)が「東山さんかっこいい」といって東山と盛り上がり、野中はひとりぼっちになる。
ケイトが所属する黒川(山内圭哉)班もネタ出し会議中だ。福西(渕野右登)がくだらない内容ではあるものの初めてノルマの5個ネタ出し出来たことで黒川に「それでええ」と褒められる。しかしケイトの居ない会議はしんみりするなと会議を終えようとした時、右腕にギブスをしたケイトが入ってきた。「ご心配かけました、今日から復帰します!」そういったケイトは早速有名ラーメン店のスープがコンビニで仕入れている市販品だというネタを報告する。ネットで顔バレしているから従業員がチクったとポジティブなケイト。右腕は動かすと痛いけど、左利きだし口も足も動くと元気よく裏取りに出掛ける。黒川に指示されて福西も鞄持ちとして同行する。

編集長・岩谷は副社長の石森から呼び出される。

ケイトはギブスに携帯を隠して、市販スープが店に搬入されそれが鍋に注がれるところの撮影に成功する。その後、開店待ちの列に並び、店長が開店したときに「週刊イーストの真壁です」と突撃取材しようとする。すると後ろの列に並んでいた客らがスマホをケイトに向け「この前刺された人だ」とひそひそ話し始める。

裏取りに成功して編集部に戻ったケイトは岩谷に別室へ連れて行かれる。そこでケイトは、与党の政治家・梅沢勇三郎の資金管理団体の金庫番だった相田正司が自殺した件についての話を聞く。梅沢代議士への賄賂を相田が勝手に使ったと遺書を残して自殺したのだが、東京地検が梅沢周辺の黒い金の流れを調べている最中だったという。そこで岩谷は、消えた3ヶ月分の帳簿を探し出して右トップの大スクープを書けとケイトに指示する。ケイトの事を良く思わない石森らからケイトの異動を打診された岩谷は、ケイトの記者としての才能を守るため右トップを飾らせて上を黙らせようと考えたのだった。その期待に応えようとさっそく帳簿探しに取り掛かるケイトは外出する。至近距離に人が来ると咄嗟に右腕を庇うケイト。さらには前方から歩いてくる女性がケイトの事を刺した桜庭和美(三倉茉奈)に見え、女性が鞄から携帯を取り出しただけなのにそれがナイフを取り出すように見えて身動きが取れなくなってしまうケイトだった。
気を取り直して相田の自宅を訪れ、妻の依子(遠藤久美子)に接触したケイトだが門前払いを喰らってしまう。仕方なく家に帰ったケイトは母・杏南(秋吉久美子)の写真を見つめながら「刺されて入院するし、上から厄介者扱いされるし、帳簿は見つからないし、PTSDぎみだし、尾高さん奥さんいるし、赤ちゃんいるし…ねぇどうしたらいい」と愚痴を漏らす。その時、尾高由一郎(柄本佑)から電話がかかってくる。「メール打つの面倒だから」そういう尾高は「ひとりで怖くない?」とケイトを心配する。「心配しないで」というケイトに「心配…するに決まってんじゃん」という尾高。「お大事に」名残惜しそうに電話をきるケイトだった。

翌朝、「おはようございます!」いつものようにケイトが編集部に出勤すると全員がケイトの方を向き、時が一瞬止まる。ケイトは岩谷に呼ばれて「これ知らなかった?」と一冊の週刊誌を見せられる。「何か私のこと出てます?ネットで顔バレしてるから」何の気なしにその週刊誌を見たケイトは驚きで固まる。ケイトの顔写真とともに母・杏南、乃十阿徹(小林薫)の写真が掲載され、殺人犯・乃十阿と不倫の果てに生まれたケイトといった内容が書かれている。野中は愛花に「顔が青い」と指摘される。明らかに動揺しているようだ。別室で岩谷は「こんな記事はどうでもいい、相手にするな」と前置きした上で「ケイトの父親は乃十阿なのか?」と尋ねる。「本当です」ケイトが答えると、岩谷は編集部に戻り「はい注目」と全員に声をかける。そして「ここに書いてあることは本当だ。しかし我々の仕事は何も変わらない。大事なのは変わらないという姿勢だ」と宣言する。そして暗い表情のケイトにも「仕事でこんな話は吹きとばせ」と声をかける。

岩谷は副社長・石森に再び呼び出された。「最悪の事態だ」という石森に「あのような基本的人権を侵害する記事に屈してはならないと考えます」と答える岩谷。「君は自信があり過ぎだ。いつか足をすくわれるぞ」という石森に「すくわれるまで走ります」と毅然とした態度を貫く岩谷だった。

相田の妻の元を再び訪れるケイト。道中のバスの中で盗撮されていることに気づいたケイトは、周りの目が気になり始めてしまう。インターフォン越しに「お話することはありません」と断られたケイトにひとりの男が声をかける。「深層スクープです、乃十阿さんのお話聞かせてください」という。ケイトは無視して立ち去ろうとするが道を塞ぐように両方からカメラを手にした男達がやってきて囲まれてしまう。「お答えすることは何もありません」払いのけることが出来ずに困っていると相田の妻・依子がケイトを家に招き入れて助けたのだった。
「あなたのように犯罪者の家族として追われた経験があるから」助けた理由を明かした依子は「追われる気持ちわかりました?もう追いかけないでください」と頭を下げる。ケイトは「悔しいと思いませんか?ご主人の名誉を取り戻したいと思われませんか?」と訴えるが、依子は「何を言っても主人は戻ってきませんから」と頑な態度だ。それでも「ご主人の書斎を拝見させてください、梅沢がご主人に責任を押し付けて平気な顔をしているのはおかしいと思う」と頭を下げるケイトに依子は書斎を調べることを許可した。
編集部に戻ったケイト。証拠の帳簿は見つからなかった。一方の黒川も特に不自然な点は見つけられず、相田は間違いなく自殺で夫婦仲はよかったと情報共有する。ただ一つ、息子の成績がよくないことが夫婦の悩みだったという。ケイトが編集部に戻ると野中は隠れるようにその場にしゃがみこむ。不思議がる愛花に「探しているだけだから放っておいて」と苦しい言い訳をして編集部内を這いつくばって歩く野中だった。黒川班では、小野寺(今井隆文)と佐藤(森田甘路)に指導されながら福西が記事を書いていた。「早く帰って怪我を直すよう休め」という黒川や「ケイトチルドレンだから大丈夫」という佐藤らの優しさにケイトは涙ぐむ。

岩谷は尾高の病室を訪れていた。例の週刊誌を出して「この話知ってた?」と尋ねる岩谷。尾高は「3年前ケイトのお母さんから聞いた」と明かす。野中とケイトが突然別れたのはこの事を野中が知ったからではないかという岩谷に尾高は「野中にしたって何の得になるんですか?」という。「尾高が命がけでケイトを守るのを見たら何か意味不明に不愉快ってこともあるかもな」という岩谷と「だからってこんな雑誌にちくりますかね」と理解に苦しむ尾高。岩谷が帰った後、以前会社の屋上で「彼女の父親が乃十阿だって知ってますか?」と野中に言われた時のことを思い出し、雑誌を壁に投げ捨てる尾高だった。

ケイトは家に帰り郵便受けを開けると、雑誌のコピーにこの女がこのマンションに住んでいると書かれた中傷のチラシが入っていた。気にしないようにしてエレベーターに向かうと廊下で住人達が噂しているのが聞こえた。「人殺しの娘、気持ち悪い」「殺人犯の父親がいつ来るかわからない」「このマンションにいてほしくない」いたたまれなくなったケイトは会社の仮眠室に行く。
ちょうどその時尾高からメッセージが届く。「ネットで自宅の場所が特定されてるからしばらく俺のスタジオに泊まった方がいい。鍵の場所知ってるよね」メッセージを読んでケイトは「大丈夫…ありがとう」そうつぶやくとその場に泣き崩れた。

翌日、ケイトは相田の妻・依子の実家に行き相田がどういう人物だったか聞くとみんな口を揃えていい人だったというのだった。実家の建設会社は急に景気が良くなっており依子の母は「正司さんが神様になって守ってくれている」と話す。そしてちょうど依子から母に電話があり、息子が大学に合格したと報告を受けてみんなが喜ぶ。

その頃、尾高は編集部を訪れてみんなに退院したことを報告していた。みんなに格好よかったと拍手喝采で迎え入れられる尾高を野中は遠巻きに見ていた。そして居場所がなくトイレに逃げ込んだ野中が周囲を気にしながら編集部に戻ろうとすると突然会議室に引きずり込まれる。怒り心頭の尾高に激しく顔を殴られて吹き飛ぶ野中。尾高は背中の傷の痛みに耐えながら「俺が背中怪我しててよかったな」とだけ言うと会議室から出ていこうとする。そんな尾高に「もうふたりで会わないほうがいいですよ、不倫がバレたらもっと大変なことになりますから!ははは…ははははは」壊れたように笑う野中。

この日も会社の仮眠室で寝泊まりするケイトがひとり編集部でドライヤーをかけていると岩谷が声をかける。ポケットマネーでホテルを取ってやるという岩谷にケイトは「週刊イーストは私にとって我が家なので」と居心地よさそうに整えた仮眠室を見せる。優しく微笑んだ岩谷は「一杯つきあえ」と編集部でケイトと話をする。岩谷は「ケイトを庇った尾高を見て、全員が尾高はケイトに惚れてるんだなと思ったよ」といいケイトの気持ちを尋ねる。ケイトは「命を守ってくれたことは嬉しかったが、あの日病院で赤ちゃんと奥さんを見たら尾高さんの病室に入ってはいけない気持ちになった」と素直に話す。そして刺される前、器用に両立なんてできないと尾高に言われたことを明かす。それを聞いた岩谷は「尾高はやる時はやるよ。妻子には悪いが尾高はケイトを選ぶつもりだよ」「ケイトはケイトらしく真っ直ぐに尾高を求めればいい…って俺は思う」と優しく笑う。

翌朝、歯磨きをしながら『自分の望む人生を…』岩谷の言葉を思い出すケイトはそれより先に帳簿だと自分を奮い立たせる。そこへ木嶋(永野宗典)が出社してくる。そして木嶋はケイトのカチューシャが首にかかっているのを見て「首輪みたい」という。首輪という言葉で閃いたケイトは急いで相田宅へ向かう。愛犬の首輪を外すとその裏に隠されたメモリーカードを見つけたケイト。書斎のパソコンで中身を確認すると、消えた帳簿のファイルと『これを見つけた方へ』と書かれたファイルがあった。そこには『これが梅沢事務所の帳簿の全てです。地検の捜査が入る前日梅沢先生に選択を迫られた。1つ目は地検に本当の事をいって露頭に迷う、2つ目は賄賂を自分が使った旨遺書に書いて死ぬ。そうすれば妻の暮らしも妻の実家の建設会社も息子の大学進学も全て面倒をみる。私はやむなく家族の平安を守る選択をしました。ここに残したのはかすかに残った私の正義の心です。表に出すかどうかは見つけた方の判断に委ねます』そう書かれた本当の遺書だった。ケイトに判断を委ねられた依子は「あなたの雑誌で公にしてください。主人の最期の正義心を尊く思わなければ妻であった意味がない」という。息子の大学も実家の事業も援助がなくなると心配するケイトだが、依子の意思は固く「息子は身の丈にあった大学に行けばいい。働くことになっても構わない。実家の両親も私も命を奪われるわけではありません」と答えた。ケイトの記事は無事に右トップを飾り、梅沢議員は逮捕された。

乃十阿が上京したようで辺りの高層ビルを見上げて歩いていると、ひとりの男が小さい声で「乃十阿さん」と声をかける。顔を合わせることなくふたり並んで歩きどこかへ向かう乃十阿と尾高だった。

【みんなの感想】
30代・男性
次回、乃十阿徹の事件の真相がやっと明らかになると思います。自分の予想では乃十阿徹は無実ではないでしょうか。なのでその潔白を証明するためにケイトと尾高は協力して乃十阿徹の罪を晴らそうとする気がします。今回の話の最後に都会に出てきた乃十阿の姿がありましたからケイトに事件のことを話す気になったのでしょう。それから野中は尾高とケイトが不倫関係になってることに腹を立てて、また有る事無い事を雑誌社に情報として話すと思います。そして、岩谷は上からの命令でケイトに手記を書かせるかどうかを悩んでいた。しかし、上の命令には逆らえない岩谷はケイトを呼び出して乃十阿が父親だとわかった時などに関する手記を書いて欲しいと頼むと思います。それを聞いたケイトは岩谷に幻滅してショックを受けて関係がこじれてしまいそうです。そうなることは岩谷にもわかっていたが、言うしかなかったと後悔すると思います。その後、ケイトは何度も乃十阿と連絡を取り合い話をして事件の真相に迫ろうとすると思います。きっと最後には尾高とケイトが事件の黒幕の正体に気がついて話がいいところで終わるような気がします。一つ言えることは乃十阿は無実だということです。

30代・女性
どんな過去が暴かれても常に周りには理解して変わらず接してくれる人達に恵まれているケイト・尾高とますます孤独になっていく野中。次週、乃十阿冤罪に向けてストーリは大きく進んでいきそうで楽しみです。早く乃十阿の冤罪が晴れてケイトが殺人犯の娘という世間の目から解放されて今まで通りの生活に戻ってほしいと思います。もしそうなった場合、野中はどうなってしまうんだろうか心配でもあります。尾高の車の助手席に離婚届があったことから、岩谷の言った通り尾高はケイトを選ぶのでしょうか。尾高とケイトに幸せになってもらいたい気持ちと妻の気持ちと複雑な心境で観たいと思います。

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