【知らなくていいコト】第4話「これが週刊誌の裏側!編集部一丸で狙う大スクープ」感想ネタバレ(主演:吉高由里子)

2020冬のドラマ一覧

主演:吉高由里子
日本テレビ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【知らなくていいコトって?】
真壁ケイト(吉高由里子)が働く『週刊イースト』編集部の冬休みは短い。1月2日からもう次の号の準備が動き出しており、今日1月6日は校了日。徹夜で作業した編集部ではようやく校了となって安堵の空気が流れていた。
ケイトは思い返す『なんであんなところに行ってしまったのだろう…』。年末年始の休暇中、ケイトはネットで検索した乃十阿徹(小林薫)の居場所と思われる自転車屋を訪れた。ちょうど店から出てきた乃十阿と目があったケイトは何もすることが出来なかった。少しの後、乃十阿は何もなかったように店の中に入ってしまった。それを見たケイトはそのまま来た道を戻ったのだった。

編集部のテレビでは、この頃人気のカリスマ塾講師ジーザス富岡(新納慎也)のクイズ番組が流れている。そこへ速報が流れる。山手トンネルで崩落事故。先程校了した原稿を崩落事故の記事に差し替えるべく、編集部内が慌ただしくなる。連載班にいるケイトの元カレ・野中春樹(重岡大毅)は「昼まで待ったら差し替え間に合うんですか?」と連載班デスク・東山(本多力)にのんきな質問をして「グラビアだけでも差し替えられたらタイトルに訴えるし、事故報道が各社でされる中イーストだけスルーしていたら間抜けだろ」と教えられる。
ケイトは瞬時にとある人物に電話をする。そしてトンネル内には、文武両道で有名な名門・名代学園高校ラグビー部のバスもあるとの情報を入手する。入手先は警視庁交通課。人脈もあるケイトのお手柄だ。グラビア班はヘリで上空から、特集班の鮫島班は地上から事故現場へ、特集班の倉橋班は警察署へ、ケイトがいる特集班の黒川班は名代学園高校へ、編集長・岩谷(佐々木蔵之介)の指示で一斉に動き出し、ケイトも編集部を飛び出していく。黒川班の福西(渕野右登)だけ出かける様子がない。デスクの黒川(山内圭哉)に「誰でもいいからコメントとってこい」と言われるが、小さく「…できない」「事故にあった人の家族に話を聞くなんてできない。真壁さん達はどうして平気なんでしょう」といい、「お前何様や!お前に親の気持ちがわかるんか?偉そうに同情なんかすな!白紙でぶつかってこい」と黒川に怒鳴られる。慌ただしく動く特集班をみて野中は「こういう時連載班は寂しいですね」という。

黒川班・小野寺(今井隆文)、佐藤(森田甘路)とタクシーで学校に向かう途中、神社にお参りする三人の女子学生を見たケイトはひとりタクシーを降りる。学生達に「ラグビー部の無事を祈っていたのでしょうか」と尋ねるケイト。ケイトに気づくことなく泣きながらお祈りしている一人の学生にケイトは「あなたの彼氏さん、ラグビー部員の方でしょうか」と話しかけ「お気持ち聞かせていただけないでしょうか」と取材する。
編集部にあるテレビでは、トンネル内に閉じ込められた全員が無事だと報道されている。そこへケイトの写真が届く。それは神社で涙ながらにお祈りする女子高生の美しい横顔で、岩谷は事故現場の写真ではなくこの写真をメインで採用した。そして「トンネル崩壊 全員生還 クラスメイトを救った乙女の祈り」岩谷がタイトルをつけて入稿する。12時の2分前。ギリギリの作業だった。

翌日、ケイトは慶英大学に来ていた。慶英大学はケイトの母・杏南(秋吉久美子)の母校で、杏南の本を寄贈しに来たのだった。図書館長は、ゼミで杏南と一緒だったと話す。ゼミの教授を聞いたケイトが「乃十阿徹はまだ教授じゃなかったんですね」というと図書館長は「まだその名前を覚えている方がいらっしゃるなんて」と少し怪訝な表情をする。余計なことをいってと謝るケイトに図書館長は「あの事件は慶英大学にとっても汚点なんです。どうぞあなたも忘れてください」という。
帰りのバスの中、ケイトは大きな声でキャピキャピ話す女子高生達と居合わせる。彼女達は受験生のようで、超難関の慶英大医学部を受験するという話で盛り上がっている。その中のひとりが「ジーザス富岡の特Aコースに入っていればどうにでもなる」「3年連続で小論文の問題を当てている」という。月謝30万という話に「高っか!!」といって反応するケイト。驚く彼女達にケイトは「週刊イーストの真壁です」と自己紹介し、カフェで取材をすることに。
ジーザスの特Aコースは毎年11月からの3ヶ月、月2回で計6回小論文だけに特化した講座だという。そこに女子高生の彼氏で、昨年このコースを受講して合格したという向井翔(井上瑞稀)が合流する。毎年難題が出題される小論文に「ジーザスの講座でやっていなかったら…」と感謝の言葉をいう。慶英大の医学部は数年前から小論文重視に変わり、いくら学科試験で一番の成績をとっても小論文で不合格になることがあるという。ケイトはそこでジーザスのいる帝進ゼミナールでは合格率70%を謳っているが実際は100%だという事実を知る。生徒達はジーザスには霊感があるに違いないと信じているようだ。
編集部に戻り黒川班のメンバーに報告したケイトはさらなる証拠集めへと出かける。ゼミナールから出てきたジーザスは生徒達の質問に丁寧に答えており、生徒思いの優しい先生に見えた。材料がないと直撃できないとケイト達はそのまま見ていた。
編集部ではデスク会議が行われており、黒川が編集長・岩谷にジーザスの件を報告している。よほどの証拠がないと名誉毀損で訴えられてしまうと慎重にいくよう指示する岩谷。連載班・東山は「ジーザスの新刊について著書インタビューを掲載する来週はそのネタを上げないで」とお願いする。明日、野中が担当するという著書インタビューに岩谷はケイトも同行させろという。鮫島デスク(和田聰宏)は文科省の大学教育長が新設キャンパスの認可について賄賂をもらったという噂を報告する。
編集部に戻ったケイトはジーザスのインタビューに同行できると知って「ラッキー」と喜ぶ。さっそく野中のところへやってきて机の上にあったジーザスの新刊を取って「これちょうだい、今日中に読むから」というと野中は「それにはメモが貼ってあるから出版部でもらって」と冷たい。そして明日は特Aコースの授業もあるのに大教室での授業を見学予定でいる野中に「なんで特Aに行かないの?」とケイトがいうと「非公開だと断られたので」と答える野中。「取材は断られた瞬間がスタートなんだから」と強くいうケイトに「著者インタビューといって別のスキャンダルを嗅ぎ回るのは道義に外れる」「(ケイトの考えに)そういうのよく分からない」と意見して席を外す野中だった。

ケイトは廊下で元元カレ・尾高由一郎(柄本佑)を呼び止める。「正月に乃十阿徹に会いにいった」「会社じゃ話せないからスタジオにいってもいい?」とお願いするのだった。野中はその様子を壁の影で聞き耳をたてていた。
その夜、尾高のスタジオを訪ねたケイト。乃十阿と会ったときの事を「怖い顔して私の顔をじーーっと見ていた」「スタインベックを研究していた教授には到底見えなかった」「ママが愛した人っていわれても全然」と報告する。そして「尾高さん、あの自転車屋の場所知ってたでしょ?」「全部教えて。小出しにして私を苦しめないで」と懇願する。「苦しめる気なんてない」という尾高は深い溜息をついて乃十阿と話した時のことを話す。
3年前の出所写真を撮っているとき、車から降りて尾高は乃十阿に話しかける。「何度か手紙を出した尾高です」「あなたは本当に人を殺したのですか?」「これからもあなたの写真を撮らせてもらえませんか」「世に出すときは必ず了承を得ます」「また弁護士さんを通して連絡させてもらいます」乃十阿は何も答えず歩いて去っていった。
ケイトに乃十阿に興味をもった理由を聞かれ、尾高は「一切動機を語らず、でも罪は認めて25年も服役したということに違和感を覚えた」という。それを聞いて「私の父親が殺人犯でないといいな…」とつぶやくケイト。そして尾高に何でニュースカメラマンを辞めてしまったのか尋ねる。『週刊イースト』に掲載された写真は、前の編集長が「渡せ」と尾高に迫ったものだった。そしてその写真のせいで人権侵害だとバッシングを受けた過去があった。すごい仕事をいっぱいしていたのにもったいないというケイトに尾高は「人間関係がどうであろうと追いかけようと思ったものは追いかける。そういったジャーナリストにはなれないなと思った」答える。そして国境で警備を押しのけて脱北しようとする男性の傍らで号泣する少女の写真を見ながら「(カメラマンとは)目の前に死にそうな人がいてもシャッターを切ることが大事でないとできない仕事だ」「撮っちゃった写真には責任を感じないっていうずうずうしさがないとだめなんだ」「(ケイトの)おかあさんの話を聞いて考えが変わり、レンズの向こうに乃十阿が現れたら冷静にシャッター切れないなと思った。そんなぬるい自分に幻滅した」と続けた。
「今でも乃十阿の写真を撮っているんじゃないの?」とケイトに聞かれた尾高は「撮ってるけど仕事がなくて心の記録だ。でもそれももう辞める」と答える。それを聞いて「私とママが居なかったら、ニュースカメラマンとしてもっともっと世界に羽ばたいていたのに」と謝るケイトに尾高は手を振り上げる。咄嗟に自分の手で頭を守るケイトに尾高は「何うぬぼれてんだバカタレ」といって優しくケイトの頭をなでる。一緒に仕事していたとき毎日『バカタレ』って言われてたなと懐かしむケイト。送っていくという尾高に「あんまり優しくしないで、つけ上がるから」といって出ていくケイト。強がって出ていったケイトは帰り道、尾高さんを手放した私は本当に大馬鹿野郎だと後悔するのだった。

ケイトは野中と共にゼミナールでジーザスの授業を見学している。ケイトは塾長の秘書に「特Aの授業を見学させていただけませんか」と尋ねるも「そちらはちょっと」と頑なに拒否されてしまう。授業の後、塾長室でインタビューが始まる。さっそく「特Aコースも見学させていただけないでしょうか」とジーザスに聞くケイトだが、休講になったという。野中がインタビューを始めるとケイトは塾長の元へ行き、小声で名刺交換をするのだった。そしてインタビューの席に戻ると野中の話しを遮って「なんで休講になったのでしょう」と質問する。塾長と目配せしたジーザスは「予測力と予感力が働かない」と答える。インタビュー中に好き放題するケイトにジーザスは「この人僕の話を全然理解できてないけど本当に週刊イーストの編集者なの?」と気分を害してしまう。
ゼミナールを後にしたケイトは、その足でひとり慶英大学へ向かう。図書館長に入試問題作成について尋ねると、各学部とも試験問題を2パターン作成し、どちらを使うかは当日まで分からないという。医学部の小論文も同じだが、医学部長が入院中でまだ10個のテーマから絞りきれていないようだとの情報を得る。

編集部に戻ったケイトは、岩谷にこっそり報告する。「特Aコースの突然の休講は医学部長の入院が原因だと考えれば辻褄があう。そしてジーザスが土曜日に振替授業をするといっていたことから、土曜の朝までに必ず動きがある」と。そしてジーザス、慶英大医学部長、ゼミナール塾長の三人を手分けして同時に張ることになった。証拠を残さないためには手渡ししかない、ケイトは自信があった。ケイトは病院の中で医学部長を探していた。すると偶然、ケイトの目の前を車椅子に乗った医学部長が通り過ぎた。付添いの看護師に不審がられないよう注意して付いていくケイトは医学部長が入院する特別室を突き止めることに成功した。塾長はゴルフの練習をするだけ、ジーザスはコンビニでチョコレートを大量に購入するだけ、医学部長も特に怪しい動きはなく消灯時間になってしまった。帰宅を促されたケイトは看護師の隙きをみてトイレに逃げ込む。ケイトは病院のトイレで一夜を過ごした。翌日、ジーザスはいつも通り講義をしている。すると塾長が車でどこかへ外出する。黒川班・佐藤がそれをバイクで追う。ちょうど同じ頃、医学部長も病室をでて病院のロビーに降りていきロビーの椅子の一番後ろの席に座る。そこへ塾長がやって来て医学部長の後ろを素通りしていく。ふたりは目を合わすこともしなかったが、すれ違いざまに塾長が医学部長の隣においてあった紙袋と自分の持ってきた紙袋をすり替えた。WEB班・柴崎も佐藤も証拠となる動画が上手く撮れなかった。しかしすっと医学部長の前の座席に座ったケイトが内側カメラで紙袋をすり替える瞬間を捉えていた。そしてその後病室へと戻る医学部長が抱える紙袋には札束が入っていることを柴崎が確認する。さらに、コンビニで買い物中のジーザスに着信が入る。「今受け取った。全てうまくいった」「安心しました」塾長とジーザスの会話を福西が録音した。
さっそくジーザスを直撃しようと意気込むケイトに岩谷から待ったが入る。受け渡し現場にいなかったジーザスにシラを切られる可能性があり、証拠が弱いという。編集部に戻るも気力がなく机に突っ伏すケイト。そこへ文科省を張っていた別チームから岩谷に報告が入る。医学部長が手にした大金は、新設キャンパス認可の賄賂として文科省に流れている事実が判明した。ようやく証拠が揃い、文科省の大学教育長、慶英大学医学部長、帝進ゼミナール塾長、ジーザスの4人同時に突撃取材をすることになる。理由は互いに口裏合わせをする時間を与えないため。岩谷に「待たせたな、ケイト」と言われ、ケイトは水を得た魚のように元気よく「どうも!」と応えて取材に向かう。ケイトに直撃されたジーザスは疑惑を否定するが、「本当は普通に合格できたかもしれない生徒達まで不正合格にしてしまっていいのか」ケイトの想いがジーザスの良心に届き、ケイトはスクープ記事を書くことができた。

編集部の角で尾高とケイトが話している。ケイトはジーザスがいった「知らなくていいこともある」という言葉が引っかかっていた。ケイトは尾高に「私には知らなくていいことなんてない」と強くいう。決意のようなケイトの言葉に突き動かされるように尾高が車でケイトを連れて行ったのは、例の毒殺事件があったキャンプ場だった。

【みんなの感想】
20代・女性
乃十阿が事件を起こした時、罪をおかしたことは認めたが、動機を全く話さなかったことに、尾高は疑問を抱いていた。4話の最後でキャンプ場を訪れたケイトは、事件の真相を突き止めようとするが、おそらくその場では何も見つからないのだろう。 そして、新たな記事のトピックで、警察官の殺人事件を担当する。その警察官は服役中だが、誰かもしくは何かをかばって、罪を背負っているようなシーンがあった。このシーンから、尾高、乃十阿も実はケイトをかばって、何かの「知らなくていいコト」を背負っているのではないか。そこでわかる事実が、尾高がケイトを、例のキャンプ場に連れて行った本当の意味と繋がるのではないか、と思う。 それゆえ、亡き母もケイトには、父の話をしなかったが、尾高には話した。きっと母の話にも続きがあり、残り数話の中で、その全貌がどんどん明るみに出ていくのだろうと想像される。その全てを知った時、ケイトは何を思うのか。また、殺人犯の娘だからといって、ケイトを振った野中も、後悔の念を感じるのかどうなのか。 さまざまな事件をスクープして行くたびに、ケイトを取り巻くどこかの知らなくていいコトが明かされていく。先の展開に期待したい。

30代・女性
ケイトと野中、仕事に対しても温度差というか世代差を強く感じました。元々の性格なのか、特集班と連載班の環境の違いなのか、上司に言われる前にテキパキ・ガツガツ行くケイトはやはりかっこよく見えました。それに対してどこか冷めているというかのんびりしているような何とも言えない空気感の野中に憤りを感じました。野中は自分からケイトを毛嫌いしたのに、その後もケイトの動向を気にしていて女々しいなという印象です。そんな強い女性ケイトが唯一弱いところを見せられる相手が全てを知る尾高で、必要な時にきちんと受け止めてくれる優しさは本当に魅力的です。
最後に尾高はキャンプ場にケイトを連れていきました。尾高は、本当に全部話したと言いつつもまだ何か知っているのではないかなと思います。次回の元警察署長の話は今後の乃十阿事件とリンクしていくのではないかと思います。警察署長と大学教授という真面目でお固めな職業も似ているし、ふたりとも反論せず罪を認めた共通点もあります。元警察署長への取材を通してケイトは乃十阿の秘密を解くヒントを得るのではないでしょうか。

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