【知らなくていいコト】第3話「ついに殺人犯の父と対面!ケイトめぐり男達が戦う」感想ネタバレ(主演:吉高由里子)

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主演:吉高由里子
日本テレビ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【切り取られた真実】
自分が殺人犯・乃十阿徹(小林薫)の娘である事を知った真壁ケイト(吉高由里子)。殺人犯の娘かもしれないという事で婚約破棄してきた元彼・野中春樹(重岡大毅)とは対照的な元々彼・尾高由一郎(柄本佑)。
誰にも明かす事ができない苦しみを抱えたケイトが向かったのは、尾高の仕事場だった。尾高はケイトが殺人犯の娘であることを承知の上でプロポーズしてくれたことを知り、後悔から涙が止まらないケイト。
ひとしきり泣いて落ち着いたケイトに尾高が「家まで送る」という。そこへ尾高の携帯に妻から連絡が入る。子供が熱を出したらしい。遠慮するケイトを心配させないように「子供が熱を出すのはよくあることだ」という尾高だが、ケイトはタクシーで帰ることにする。そのタクシーの中でケイトは8年前のことを思い出す。

当時、ケイトはニュースカメラマンの尾高と共に野球選手とアナウンサーの密会写真を撮ろうと朝まで張り込みしていた。特集班に配属されたばかりで何も分からなかったケイトに尾高は、情報を得るためのイロハを色々と教えてくれた。ようやく早朝にスクープ写真が撮れた帰り道の車中、「何か食べていくか」と聞く尾高にケイトは「何も食べたくないけど…キスしたいです」「そんな気分というか…そういう気分になっている自分に困っているというか…」という。「そりゃ困っちゃうね」と優しく笑う尾高。「ちょっと頭おかしいんだと思います」と答えるケイトに「相当おかしいよ」といって尾高は助手席のケイトを優しく抱き寄せてキスをした。
これがふたりの始まりだった。その後のケイトは仕事もプライベートも充実した日々、生まれてきてよかった、週刊イーストに配属されてよかった、尾高さんに出会えてよかったとウキウキした気持ちで過ごしていた。尾高も、パリでバンクシーの制作現場を撮影した写真がピューリッツァー賞の最終候補作になるなど絶好調だった。
しかし尾高が乃十阿の出所写真を撮ったあたりから関係が悪くなっていった。ケイトの母・杏南(秋吉久美子)との約束を守ってニュースカメラマンを辞めて動物カメラマンに転向した尾高。突然転向した理由を知らないケイトは尾高のプロポーズを断って編集部の新人・野中春樹に心を移した。尾高もケイトと別れた一年後、イルカの撮影で知り合った女性と結婚した。ケイトは過ぎた時間は戻らないと後悔する。そして寂しくて寒過ぎる夜を一人で過ごすのだった。

編集部では編集長とデスクによる年末年始合併号の企画会議をしていた。ケイトは厚生労働大臣・赤城とサイバーオムニ社の賄賂を推すが、貴公子のような振る舞いで話題のダンサー・タツミーヌ(大貫勇輔)の特集することになる。例の赤城大臣もタツミーヌの公演をみて「日本が誇る才能だ、アカギカンゲキ」とSNS投稿していた。ケイトにタツミーヌの凄さを説明する特集班・小野寺(今井隆文)は、野中に「お前も詳しかったよな」と話しかける。担当している若林先生と公演にいったと楽しそうに答える野中だが、ケイトに「若林先生といったの?」と聞かれた途端、表情を強張らせて「はい」とだけ答える。

ケイトはタツミーヌのファッションを調べることになり、近藤というデザイナーの所へ行く。近藤は、近所に稽古場があり、近くのラーメン屋でアルバイトをしていた若きタツミーヌのことも知っていた。口数は少ないが綺麗な子だったと証言する近藤。
ケイトはタツミーヌの衣装の画像を見せて近藤に意見を聞く。どの画像でも同じデニムのクラフトを落とし込んだハイカットブーツを履いていることに気づくケイト。その時、ケイトの携帯が鳴りタツミーヌの取材を一旦中止すると言われる。
急いで編集部に戻るケイト。「あなたたちみたいな老人が国を滅ぼす」「老害が問題」「本当に必要なものは介護施設じゃなくて姥捨山なんじゃないですか」と老人たちに暴言を吐いているタツミーヌの動画が拡散されているという。10年程前の動画だが、最近誰かがSNSに投稿したようだ。編集長・岩谷(佐々木蔵之介)はタツミーヌの方向性を変えながら取材を続行することを決断する。タツミーヌの裏の顔に迫ろうとするケイト達。ネットを駆使しながらタツミーヌの居場所を調べ、稽古場をつきとめるとそこには大勢のマスコミが集まっていた。「タツミーヌを絶対に追い詰めてやる」と意気込む福西(渕野右登)に「タツミーヌは犯罪者じゃない」とたしなめるケイトだが、福西に「真壁さんは自分に意地悪だ」と口答えされてしまう。そこへスタッフらしき人物が稽古場から出てくる。一斉に群がるマスコミ。その反対側に車が停車し、タツミーヌと思しき男性が乗り込むとマスコミもそちらへ大移動する。その様子に惑わされて右往左往する福西を制止するケイトとカメラマン・市川(渋谷謙人)。ふたりだけは落ち着いて状況をみていた。マスコミ達がタツミーヌの影武者たちについていき、稽古場の入口が静かになると普段の私服とはテイストの違う服装をしてスケーボーを持ったタツミーヌが出てくる。顔はマスクでわからないが、デニムのクラフトを落とし込んだハイカットブーツを履いておりタツミーヌ本人と確信したケイトと市川がこっそり後を追いかけようとすると、空気を読めない福西が「止まれ!タツミーヌ」「謝罪の言葉を」と大声をかけてしまう。タツミーヌは持っていたスケボーで逃げてしまう。ケイト達も必死に追うがまかれてしまった。
その後、行方をくらましてしまったタツミーヌの居場所がわからないでいるケイト達。ケイトは赤城大臣がタツミーヌとの写真を投稿したSNSを削除していることに気がつき「カンゲキとかいってたくせに」とつぶやく。手分けしてタツミーヌの居場所を探す特集班。自宅を張っている福西はデスクへの報告をせずに怒られる。実家や行きつけのジム、美容院などをあたるが、彼が最近顔を出した気配はない。ケイトはタツミーヌがアルバイトしていたラーメン屋に行くことに。慌てて出かけようとするとカレンダーを届けにきた尾高とぶつかってしまう。優しく受け止める尾高。

野中は「伺いたいことがある」と尾高を屋上へ連れ出す。尾高とケイトの破局の理由を尋ねる野中。野中は自分がケイトと別れた理由が、尾高のそれと同じだと思うと切り出す。言いにくそうにオブラートに包んで話す野中に尾高は「何を言いたいか全然わからない」ときっぱりいう。野中は意を決したように「結婚したら子供がほしい。でから犯罪者の子と知って無理だと思った」といい、「尾高さんにも子供がいるからわかるでしょう」「尾高さんもケイトとの子供は無理と思ったのでしょう」と同意を求め、「誰にも言えなかったけど、尾高さんと話せてよかった」とすっきりした表情でいう。尾高は「お前…最低だな」と言ってその場を去る。
編集部に戻ろうとする尾高は廊下で忘れ物を取りに戻っていたケイトと出会い頭にぶつかってしまう。尾高は再び受け止めて「はい、いってらっしゃい」と優しく送り出す。
ラーメン屋の店主は、タツミーヌのことを働き者で出前も嫌がらずにしていたと証言する。そして老人介護施設が出来ることになってタツミーヌが借りていた稽古場が取り壊されたということを知る。
さっそく介護施設へいくケイトだが、当時を知る人はいなかった。しかし前の施設長を紹介されて会いにいく。
前施設長・菅井はタツミーヌのことを覚えていた。そして「こんな風に切り取られて、誤解されてかわいそうだ」という。
編集部では里見(宮寺智子)が、タツミーヌがホテルに閉じこもっているというホテル従業員からのタレコミを知らせる。長期戦になりそうだという黒川(山内圭哉)にケイトは「方法はある!」というと便箋とペンを手に目を閉じて文章をねる。
『『週刊イースト』は正義の味方なのかと問われるがそれは違う』『我々は人間へのつきない興味があるだけだ』『爽やかで清廉なイメージのあなたがネットでみせたあの怒り、その落差に興味があるのです』『才能に恵まれたあなたの人間としての生身の心を知りたいのです』『本当のことを語って誤解を解きませんか』
ケイトの心を綴った手紙を書き上げた。黒川はどうやってタツミーヌに届けるのかケイトに尋ねるとケイトは「野中君、わかっているよね」と野中にいう。状況がわからない野中にケイトは、野中が担当している若林先生がタツミーヌと親しいのだから若林先生にお願いしてという。そして「こういう時に力を発揮できないようじゃ、週刊イーストの編集部員とは言えないと思う」とチクリと付け加えてさらに「校了まであと3日」「今すぐ電話して」と促す。

手紙は無事にタツミーヌの元へ届き、ケイトはタツミーヌの滞在するホテルの部屋を訪れる。タツミーヌはあの日のことを話し出す。説明会の場でタツミーヌは「施設ができるのはいいと思う。でも稽古場がなくなると困るので一部をスタジオとして残してもらえないか」と丁寧な口調で懇願する。施設の担当者はスタジオの広さを確保するのは厳しいと難色を示すが、「僕らもダンスを皆さんに観ていただいたり、ストレッチ指導もします」とタツミーヌ。するとひとりの老人男性が「私は戦争を生き抜き高度経済成長を支えてきた」「その我々の住まいを何であんたらみたいな若造に遊び場を造らねばならんのだ」と聞く耳を持たない。「遊び場ではなく稽古場、芸術は人間に必要なものだと思います」というタツミーヌに、老人女性が「偉そうなこと言ってんじゃない」と威圧的にいう。見かねた菅井は「この青年はいい加減な人ではないです、もう少し話を聞いてみませんか」と提案するも、老人男性は「ダンスなんてものは不良がするもんだ」と暴言を吐き捨て、「そうだ」と賛同する老人たち。そんな老人たちの態度に耐えかねて「老害だ」といってしまったタツミーヌだった。
ケイトが「あのときの施設長さんもタツミーヌさんを応援しているといっていた」「アルバイトしていたラーメン屋のご夫婦も」と伝えると「本当ですか」と安堵の表情をみせたタツミーヌ。そして「若かった故にすぐカッとして、ひどいことをいってしまった」「僕が未熟で…将来の不安と稽古場がなくなることへの動揺…」「あの時の方達には心からお詫びしたい」と反省する。「これからもダンスは続けますか?」というケイトの問いに「はい」「ステージでなくてもどこでも、信用を取り戻せるよう頑張りたい」と力強く答えるタツミーヌ。最後に踊っているところの写真を撮りたいとケイトが申し出ると「この前のカメラマン来ているのですか?」と少し驚くタツミーヌ。ケイトが部屋のドアを開けると外で待機していた市川が入ってくる。タツミーヌは市川に「カメラ持ってるのに走るの速いですね」というと「カメラは手にくっついてますから」と笑顔で答える市川と「みんなプロです」と得意そうなケイト。
ホテルの屋上で踊るタツミーヌを目の当たりにしたケイトはその美しさに魅了される。そして編集部に戻ったケイトは、タツミーヌの公演パンフレットを見て、赤城大臣が観た公演のスポンサーがサイバーオムニ社であること、そして大臣が観劇した日とサイバーオムニ社の社長が観劇した日が同じであることから談合疑惑が濃厚であることに気づく。

編集部の忘年会が開催され、岩谷が「今年は2回も完売した」「来年も日本一の週刊誌であり続けよう」と挨拶する。オールマイティーが強みの黒川班だと得意げな黒川は「ケイトの手柄でしょ」と笑われてしまう。野中を見つけたケイトは手紙をつないでくれたことを感謝する。自然体に振る舞うケイトとは対照的に野中は最低限度の返答しかせずにトイレへといってしまう。「今回はケイトと野中のファインプレー、公私ともにいい感じだ」「そろそろ結婚か」とふたりの破局を知らない東山(本多力)らは盛り上がる。
ひとりでいるケイトの元へ尾高がビールを勧めにくる。とても自然ないい雰囲気で会話が弾むふたりを離れたところから見ている野中がいた。

新年、初めて自分で作ったお雑煮を食べるケイト。去年は取材で箱根、一昨年ははる君と香港にいた…と野中との香港旅行ではしゃいでいたことを思い出すケイトだが、「あんな男と結婚しないでよかった」と心底思うのだった。そしてふと目についたノートパソコンを開く。『乃十阿徹43歳、殺人の疑いで逮捕、キャンプ場のウォータータンクの中に毒草・ハリヒメソウを…』というニュースを思い返す。そしてSNSの画像を検索すると『自転車屋の責任者が乃十阿だ』という書き込みを見つけ、千葉県の勝浦にいることを知る。
ケイトはSNSの情報を元に乃十阿がいると思われる勝浦を訪れる。するとSNSの画像と同じ古びた自転車屋から乃十阿と思われる男性が出てきた。男性と目が合い、お互いに立ちすくむのだった。

【みんなの感想】
30代・男性
犯罪者の娘ということで、婚約を破棄、結婚することを断念したハルキ。 一方で犯罪者の娘と知りながら、それでも彼女との将来を望みプロポーズをしたオダカ。 そんな二人の気持ちを今更知り、オダカの気持ちに当時答えられなかったことに後悔するケイト。 ケイトの当時の判断は、彼女にとって失敗だったとは思いますが、何も知らなかった状況であれば仕方ないのかなと思います。 あとから知る優しさってやつですね。 今回のシーンで、オダカとハルキが対峙して、ハルキがオダカに対して、犯罪者の娘ということであなたもケイトから離れたんだろう、話せてスッキリしたと言ったことを言い、それに対してオダカがはっきりと、お前は最低だと切り捨てたのは実に清々しかったし、男気があるなと感じました。 一方で、いつになっても引きずっていて、自分から離れて行ったのにも関わらずウジウジとした態度をとっているハルキが情けないし、かっこ悪くてたまりません。 次回ではケイトが父親と再会するのかな、と期待したいのですが、おそらく父親はケイトに気が付かないんだろうなと思います。 そして、オダカが少なからず、今家庭があることはありますがケイトに気を戻しているようなので、二人の今後にも期待したいです。

30代・男性
乃十阿徹の元に一人で行ってしまったケイトは乃十阿と目があってしまい動揺する。その後、話しかけようとするがどうしていいかわからずその場から立ち去ってしまうような気がします。その後、会社では編集長が大スクープが飛び込んできたとテンション高めに息巻いていた。なんでも大学の、カリスマ講師が入試問題を漏洩しているのではないかという噂が広まっているという。そのことを知ったケイトたち週間イーストは、実態を確かめようと大学に向かうが講師はそのことを、軽く受け流してしまうのだった。有力な情報もないまま一度会社に帰ると編集長から粘りが足らないと怒られてしまう。そして、ケイトは自分の根性が足りないことを痛感してもう一度、大学に行きガツガツその講師に話を聞こうとする。同じような態度を、取られるので今度は生徒たちの話を聞くことにする。生徒たちはその講師の評判はとてもいいと話してなかなか悪い話が出てこない。なんとかして悪事を暴きたいケイトはありとあらゆる大学関係者に話を聞くとそのカリスマ講師の悪い噂があることを話してもらうことに、成功する気がします。そして、そのことを本人のカリスマ講師にぶつけて白状させると思います。

30代・女性
今回も尾高さんのかっこよさに射抜かれた1時間でした。ふたりがつきあうきっかけとなるキス、屋上で野中に言い放ってくれた「最低だな」という言葉、忘年会でケイトがひとりになるといいタイムングで話しかけてくれるのも、全てはケイトを見守っているからこそできる行動だと思うし、こんなシチュエーションに憧れる女性も多いと思います。本当になぜ結婚してしまったのか悔やまれてなりません。言い訳を嫌う尾高さんだから、本当は結婚していなくて周りが誤解しているだけというサプライズを期待したいです。 尾高の仕事場にケイトと思い出のコーヒーメーカーが復活していたのはふたりの関係が発展する暗示なのでしょうか、楽しみでなりません。 仕事を完璧にこなすケイトとまだプロとは言えない野中、福西年下男子達。やはりケイトに野中は不釣り合いだなと印象づける回でした。しかし次回岩谷は野中とケイトを同行させます。破局を知り、ケイトを大切に思う岩谷の真意も気になります。

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