【義母と娘のブルース 2020年謹賀新年SP】「新ステージ突入編!!私が義母から祖母へ!?最愛の娘が突然、子供を…一体誰の子なの?母性愛爆発で編み出す子育てビジネス炸裂!!今年も娘を愛します」感想ネタバレ(主演:綾瀬はるか)

主演:綾瀬はるか
TBS系  (木曜日21時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【みゆきの子供!?亜希子がクビ!?母娘の歯車は狂ってしまうのか】
亜希子(綾瀬はるか)は大阪の大手コンサルタント会社、アクセル・ビジネスパートナーズ社へ再就職して1年が経とうとしている。この日も英語でプレゼンをしている。
天国からは良一(竹野内豊)がその様子を見守っている。
~良一の声~
今から10年程前、良一は余命宣告を受けた。良一の最初の妻・愛(奥山佳恵)はすでに他界しており、自分の死後一人娘・みゆき(上白石萌歌)を守ってくれる人がほしいためにライバル会社のキャリアウーマン部長だった亜希子にプロポーズしたのだった。何の事情も知らない9歳だったみゆき(横溝菜帆)は大反対したが、亜希子の誠実な思いにふれて徐々に心を開いて行った。そんな二人と少しでも長く一緒にいたいと良一は懸命に闘病するも奮闘むなしく他界してしまった。残された亜希子とみゆきは紆余曲折あったが、親子の絆を深めていく。そしてみゆきが高校3年生の冬、亜希子に再就職の話が持ち上がり、大阪と東京でそれぞれ新しい生活をはじめることに決めたのだった。

亜希子はボス(橋本さとし)からゴールデンアスレチック(通称ゴルディック)のコンサルティングを任される。ゴルディックは銭湯から始まったスポーツジムで、1980年代安さを全面に打ち出した戦略で大成功していた。その後M&Aを重ねて業態を多角化するもかつてのような勢いを失ってしまったという。亜希子は10年間のブランクを感じさせない活躍でこの大きな仕事を任されたのだった。
一方、みゆきは周囲をほっこりさせる明るい性格で楽しく大学生活を送っている。企業サークルに入っており、サークル内独自の通貨・バイトを使用して先輩・桜(吉川愛)にベーカリー麦田のパンを売っている。

ベーカリー麦田の前で、章(佐藤健)と大樹(井之脇海)が揉めている。「男のたしなみだ」とふなっしー柄のコンドームを渡す章と「受験生だから使わない」と受け取りを拒否する大樹。「みゆきに誘われたらどうする?」という章に言われると「みゆきはそんなことをするタイプじゃない」と大樹はいう。そこへみゆきがやってきて大樹に「このあとうちに来て」とお願いする。動揺する大樹のポケットにそっと章はコンドームをいれる。

脚立に登って屋根裏の写真を撮る大樹。みゆきが大樹を家に入れたのは、部屋の水漏れ箇所を確認したいためだった。大樹がみゆきに写真をみせようとした瞬間、大樹がバランスを崩してみゆきをベッドに押し倒してしまう。そしてふなっしーがみゆきの横に落ちてしまう。慌てて「店長からもらっただけだ」と言い訳する大樹にみゆきは「何でそんな嘘つくの?」「こんなの男の人が買うもんじゃない」「女の子からのプレゼントでしょ?誰からもらったの」と問い詰める。大樹に「何だと思ってるの?」と聞かれたみゆきは「ピーピーラムネのふなっしー版でしょ」と大真面目に答えた。笑い出した大樹に本当のことを聞いたみゆきは「受験生のくせに何考えてるの」「合格するまで会わない」と激怒して大樹を部屋から追い出す。
ちょうど亜希子からみゆきに電話がかかってくる。亜希子に水漏れのシチュエーションを説明するとあっさりと解決する。亜希子は今までで一番大きなクライアントを任されたと報告し、これが上手くいけば正式採用されてお給料アップも期待できるからほしいものややりたいことを考えておいてと話す。電話を終えた後、みゆきが元気に過ごしていることに安心して良一と愛の写真に報告する亜希子。そして以前みゆきがいった「お母さんがすごいねって言われたら、自分が言われたような気になる」という言葉を思い出して、明日も頑張らねばと決心するのだった。

プロジェクトゴルディックに懸命に取り組む亜希子たち。まとめたプランをボスに報告すると「エクセレント!これでいこう」と言われるも亜希子は何か引っかかるようだ。これまで一切リストラをしなかったゴルディック社に全面的な切り捨てプランを提案するのはゴルディックが望む再建のかたちなのだろうかと疑問を口にする亜希子。そんな亜希子にボスはこれでオッケーだと聞く耳を持たない。

ゴルディック社へのプレゼンの日。いつものように亜希子がテキパキと話していると社長の山本(武田鉄矢)が「もうええ」と中断させる。山本は「人は石垣 人は城」と切り捨てプランに大反対して会場から出ていってしまう。なおもプレゼンを続けようとする亜希子を止めたボスが山本の後を追っていく。そしてボスは「自分は切るばかりでいいのかと亜希子を指導したが、彼女は相当な自信家で聞き入れなかった」と全ての責任を亜希子に押し付けて山本にゴマすりをする。
後日ボスは亜希子にクビを告げる。プロジェクトを外れるならまだしもクビはおかしいという亜希子に「僕もそういったが先方が亜希子をクビにしないとコンサル契約を解除するといってきた」とボスは答える。事前にボスにチェックしてもらったと亜希子がいうと「先方の社長が責任はミスした本人にとらせろというから」との一点張りだった。
納得できない亜希子は「私がクビ?」「解せない」とつぶやきながら歩いている。するとダンボールの底が抜けて荷物を道にばら撒いてしまう。ツイてないと空を見上げる亜希子。空にカラスの群れが矢印を描いて飛んでいた。それをみた亜希子は「あの方向は東京。これは一旦自陣へ退けというお告げでしょうか」と東京へ戻ることにした。

東京に戻ったものの『お母さんがすごいねって言われたら自分がいわれた気がする』というみゆきの言葉がよぎって「みゆきに何といえば…」と迷ってしまった亜希子は下山不動産の前に来ていた。最初にここへ寄るのは違う気がすると引き返そうとするが、和子(麻生祐未)に呼び止められる。「バリバリ活躍してるんだって?」「今日は出張?」と矢継ぎ早に質問された亜希子は本当のことをなかなか言い出せない。
とりあえずみゆきの部屋へ行くことにして、和子に鍵を開けてもらうと玄関に男性の靴があった。泥棒かもしれないと警戒するふたりの前に赤ちゃんを抱っこした章がお風呂から出てくる。章とみゆきの子だと誤解する和子と「俺の子じゃない」という章。そこへ「誰の子かわからないの」とみゆきがオムツを買って戻ってきた。みゆきが父親が誰かわからない子を出産したと思った亜希子は動揺して「どうしたことでしょう良一さん」とつぶやきながら外へ出ていってしまう。良一さんと言いながら速歩きで進んでいく亜希子の声に「今、良一っていった?もう少しで俺だったのに」という謎の男性(竹野内豊)。亜希子はその男性には気が付かず通り過ぎていく。

祖母になる決心をしてみゆきの部屋に戻ってきた亜希子にみゆきらは状況を説明する。赤ちゃんはベーカリー麦田の前に捨てられていたのだった。赤ちゃんをお店に置いておくわけにもいかず、とりあえずみゆきの部屋に避難させようとしたとき、赤ちゃんがうんちをした。そこでみゆきはオムツを買いに行き、章がお尻を洗ってあげることにした。コック服を汚したくない章は赤ちゃんとふたりお風呂に入っていたところへ亜希子と和子がやってきて誤解をうんだようだった。
状況を理解した亜希子は、赤ちゃんが威厳のある顔つきをしていることから『専務』と呼ぶ。警察に届けなくてよいのか誘拐にならないのかと和子が心配すると、「店長が本当の父親でも?」とみゆきがいう。赤ちゃんのベビーカーには『麦田様、この子はあなたの子です。これからはあなたが育ててください』と書かれた手紙があったのだ。章は見に覚えがないといい、とりあえず警察に届けるのはどうかと提案する。すると「赤ちゃんなのに警察に連れて行かれるのかわいそうだし、本当のお母さんが来た時も警察に行かなきゃいけないのも…」とみゆきが反対する。そして赤ちゃんは一旦和子が預かることにして、章は心当たりがある人に連絡を取るように亜希子に言われる。

その夜、みゆきに「お母さんは仕事大変でしょう」と言われ、本当のことをいえない亜希子。みゆきと一緒の布団に入った亜希子は、みゆきが幼いころ「一緒に寝て」といわれた時のことを思い出して寝顔は変わらないけど大きく成長したみゆきの姿を優しく見つめるのだった。

翌日、ゴルディックジムを訪れる亜希子の元へ和子から連絡が入る。和子が赤ちゃん・専務をお世話中にぎっくり腰になってしまい亜希子がお世話をすることに。泣く専務を抱っこしながら、携帯で育児方法を確認する亜希子。オムツを確認するとおしっこをかけられてしまう。なおも泣き続ける専務にミルクを作ろうとすると、粉ミルクの計量、お湯の用意、人肌に冷ますと工程の多さに驚く。

一方、章は田口(浅利陽介)を呼び出して相談している。なかなか心当たりの女性に連絡できないでいるようだ。電話すればいいという田口に、「ここぞとばかりにあなたの子だといって結婚を迫られたら怖い」という章。たまたまDNA鑑定の広告を目にした田口は、章と赤ちゃんの髪の毛2~3本程度で鑑定できると勧める。

専務の髪の毛を採取しようと章がみゆきの部屋へ来ると部屋の中は荒らされたように散らかっており、専務を抱いて放心状態の亜希子が正座していた。章を見るなり「専務をお願いします。私はもう耐えられません」と専務を章に強引に抱っこさせた亜希子は、そのままトイレに駆け込む。泣く専務を章が抱っこしてあやすと寝たので、ベッドに寝かせると泣き出す専務。もう一度章が抱っこすると寝たので、ベッドに寝かせると再び専務は泣き出す。何のセンサーだと戸惑う章、思った以上に手がかかると亜希子。そこへみゆきとママ友・晴美(奥貫薫)がやってくる。
いつもの完璧な亜希子と違い、章が何をしに来ていたのかも聞き忘れる亜希子の様子にみゆきは「仕事とお世話で大変だった?」と心配する。まだクビのことを言えずに「まぁ」とごまかす亜希子だった。
ベビーカーを拭いていた晴美が、ベビーカーに挟まっていた子育て支援センターの整理券を発見する。そこへ行けば専務を知っている人がいるかもしれないと考え、翌日亜希子は専務の新米ベビーシッターとして支援センターへ出かける。ママ達の和に加わってそれぞれの育児の苦労話に耳を傾ける亜希子。ほんの少し目を離した瞬間での誤飲、赤ちゃんが寝ている間に急いで家事を済ませてやっと一息というタイミングで泣き出す等、ほんの少しだけでも赤ちゃんを見てくれる人がいれば随分助かるのにという現実を目の当たりにする。亜希子は山本のいう『人は石垣、人は城』の本当の意味を理解したようだ。

みゆきから着信が入る。みゆきは亜希子に会わせたい人がいるという。待ち合わせ場所に到着するとみゆきと桜が待っていた。するとみゆきは専務を桜に預けて店に入ろうとする。店内には良一に似た男が居る。しかし亜希子らを待っていたのは、良一の元上司・笠原(浅野和之)だった。笠原は自分が紹介した再就職先で亜希子が理不尽な目にあったことを心配して訪ねてきたのだった。再び会社に戻れるように話をしようかという笠原に、亜希子は個人として提案しようと考えていることを明かす。確かにいい案ではあるが実際には難しいのではと笠原がいうと、亜希子は「自分の子が子育てするかもしれない社会を生きやすいものにしておきたい」と決意を述べる。

みゆきの家に戻った亜希子は、専務を桜に預けるときにみゆきがいった「120バイトと麦田のパン3日分」について説明を聞く。バイトはサークル内で使う仮想通貨のようなもので、1バイトは1分間働いてもらえる価値をもっている。そしてSNSを使用してオーダーをしたり受けたりする仕組みのようだ。
それを聞いた亜希子は互助的な連携スキームを構築すればシッターを大量に雇う必要がないことに気づく。そしてバイトのようなポイントを使う仕組みを思いついたようでパソコンに向かって資料を作成し始める。

大学ではみゆきと桜が話している。ふたりは親が迎えにきたら専務を返すことは専務にとって良いことなのか、そもそも子供を捨てるような人に戻して幸せになれるのかと悩む。

みゆきの家へ章がやってくる。ゴルディックへの提案を考え中の亜希子は外出しようとしており、専務と章と三人でリサイクルショップに出かけることに。亜希子が店内をリサーチしている間、章は専務を抱っこしてDNA鑑定用の髪の毛を採取しようと何度か試みるが嫌がった専務がついに泣き出してしまう。専務は近くで子供が遊んでいた野球ボールが欲しくて泣いたようだった。

帰宅した亜希子は専務のために野球ボールを編んでいると急に胸が痛みだす。心配するみゆきと和子。すると亜希子は胸から液体が漏れ出したと慌てる。和子に母乳ではないかと言われた亜希子は専務に授乳する。
専務が捨てられてから2週間が経とうとしていた。警察に届けようという亜希子に対して、みゆきは専務の行く末を案じて大反対する。実の親に育てられるほうがいいという亜希子に対して、専務を自分に置き換えたみゆきは「私を育てるのはしんどかったってこと」と喧嘩になってしまう。「あと1~2日くらいいいのでは?」と和子が仲裁に入るも、「明日警察に連れていく」と一点張りの亜希子に思わずみゆきは家を飛び出していってしまった。
みゆきはベーカリー麦田へやってきた。そして章に専務とのDNA鑑定を受けることを勧める。みゆきは専務が章の子だったらこのまま専務を預かっておけると考えたようだ。そして専務ではなく、章の父・誠(宇梶剛士)と章の鑑定をすれば100%親子の結果がでると悪知恵を働かせる。みゆきがそこまでこだわるのは、自分も施設にいくことになっていたかもしれなかったところを亜希子に大切に育ててもらった経験から専務にできるだけのことをしてあげたいという一心だった。
そして自分にはそこまでするメリットがないと消極的な章に、もし章が専務を引き取ったら亜希子が専務の母親になるために章と結婚するかもしれないとそそのかす。亜希子との結婚と聞いた章は乗り気になり、翌日誠の元を訪れる。
みゆきは鑑定結果がでるまでの時間を稼ぐために、寝ている亜希子の隣からこっそりと専務を連れ出す。目が覚めて専務が居ないことに焦る亜希子。玄関の扉に『専務とお散歩に行ってきます。今日はゆっくり休んでて』という書き置きを見つけた亜希子は「誘拐という名のお散歩ですか」と怒りながら家を出ていく。
大学構内で亜希子の姿を見かけた桜は急いでサークルの部室にいるみゆきに知らせに走る。間一髪部室から脱出したみゆきと専務だったが、ハイヒールの音をカツカツさせながら亜希子がグングン追ってくる。ついに追いついた亜希子は専務のベビーカーを奪取して歩き出す。みゆきと亜希子はベービーカーの奪い合いをしていると亜希子とみゆきが下り坂で躓いて手を離してしまい、ベビーカーだけがものすごい加速をして坂を下っていく。そこへひとりの男性がベビーカーを止めてくれた。ふたりが安心してお礼を言おうとすると、男性は専務を連れて走り去っていく。慌てて追いかけるふたり。ちょうどそこへ大樹が通りかかる。状況を把握できない大樹だが、みゆきに「一生ふなっしー使わせないよ!捕まえて」といわれて男性を捕まえる。
無事専務を取り返した亜希子は、男性のリュックについている野球ボールのキーホルダーを見て「この子のお父さんですよね」と問いかける。男性は「すみませんでした」と亜希子らに謝罪する。男性は川田(高岡蒼甫)といい、専務の本当の名前は『ひゅうが』だった。川田はこれまでのことを話し始める。川田の妻は、ひゅうがを産んですぐに亡くなっていた。葬儀の手続きをしながら育児本を頼りにひゅうがのお世話をするも、何もかもが思い通りにならない。結局会社にいくこともできなくなって仕事を辞めることに。それでも生活に慣れようと公園にいったり支援センターにいったり努力したが、元々人付き合いが上手なタイプではなかったため気後れしてネガティブなことばかり考えるようになってしまった。そんなとき商店街で子供をあやして得意げな章を見かけた川田は「それならばあんたがやってくれよ」という気持ちになってしまったという。しかし川田はあんなに自由になりたいと思っていたのにいざひとりになると、ひゅうがの事ばかり考えるようになっていた。その話を聞きながら亜希子は、良一とデートしている間もみゆきの事が気になって仕方なかった自分の姿を思い出していた。
それでもまた同じことをやるのではとみゆきは専務を返すことを反対する。すると亜希子は、川田に足りないのは愛情ではなく環境だと諭す。亜希子が専務のお世話をしてマイナスの気持ちになった時、そこから逃げなかったのはみゆきや章、和子や晴美等みんなが助けてくれたからだと。それでも納得できないみゆきに今度は大樹が「この人を捕まえたとき、体を張って赤ちゃんを守った。だから大丈夫」と後押しする。そして亜希子は時々自分達が手助けにいくことを提案する。そして亜希子は川田とひゅうがの新しい門出を祝して腹芸を披露してみんなを笑顔にするのだった。

川田らと別れた亜希子とみゆき。みゆきは自分の知らないところで亜希子にたくさんの苦労をかけていたことを謝る。そして「私はお母さんといて幸せだから血の繋がっているほうが幸せだとはいってほしくない」と思いを伝える。亜希子はそんなみゆきの気持ちを受け入れつつも「出産が命がけである点において尊い、そして良一や愛がみゆきを育てていたら自分といるよりもっと幸せだったと思う」と伝えられたみゆきは「私はどっちでも幸せとか恵まれすぎている」と笑う。

後日、亜希子は山本を訪ねる。そこで亜希子は「ひとりの親として子が生きていく社会を考えたときに御社に果たしてもらいたい役割がある」とお願いする。そして山本が、当時富裕層だけのものだったスポーツジムを万人のためにした理念を踏まえた人を大切にするプランを提案する。亜希子の提案はゴルディック社に受け入れられて、突然契約解除になったボスは悔しがる。そして亜希子は再び大阪へいき、活躍する。

ベーカリー麦田には川田とひゅうがの姿があった。川田が就職が決まったと報告に来ていた。
みゆきは予備校の前で大樹にクリスマスプレゼントを渡す。箱の中にはパンで作った「合格祈願」の文字だった。

そして新年、亜希子が東京に帰ってきてみゆきとふたりおせちでお祝いをしている。すると亜希子が掃除をしているときに見つけたとふなっしーを見せる。とっさに自分のではないというみゆきに亜希子は真面目な顔で「どうしてこんな場所にピーピーラムネが?」と不思議がる。みゆきは自分と同じ勘違いをした亜希子を奇跡だと笑う。

ベーカリー麦田に新年の挨拶にいった亜希子とみゆき。川田達の朗報を喜ぶ。人手が足りないとぼやく章に、どのような人材が希望かと訪ねる亜希子。見かねたみゆきが「店長はお母さんに働いてほしいんだよ」と助け舟をだす。亜希子は快諾するも握手をしようとする亜希子とハイタッチをしようとする章は中々噛み合わない。
初詣でおみくじを引いていると亜希子の携帯にゴルディック社の秘書から連絡が入る。年末に会社が乗っ取りに遭ってオーナーが急遽変わった。そしてリニューアルの全面中止を要求してきており、社長がショックから体調を崩してしまったという。急ぎ大阪へ向かい新しいオーナーと対面する亜希子。「岩城良治」と名乗る男は、良一にそっくりで「何と」と目を丸くする亜希子だった。

【感想】
30代・女性
専務がめちゃくちゃ可愛かった。それと同時に愛情だけでは乗り越えられないワンオペ育児が問題提議されていたと思います。そしてこれから子育てをするみゆき世代のために、社会をよくしようと奮闘する亜希子。自分のできる範囲からでもとする行動力に脱帽です。多くの大人達が亜希子のようにとはいかないまでも、小さなことから行動すれば『孤育て』問題は本当に解決に向かっていくのではないかと感じました。そして互いを思いやれる亜希子とみゆきの親子の絆に涙です。
最後に謎の男・良治の正体が明かされました。良一とは正反対の性格のような感じでしたが、近いうちに続編が放送されることを切に願います。