【10の秘密】第9話「遂に犯人の正体が…罪の告白」感想ネタバレ(主演:向井理)

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主演:向井理
フジテレビ系  (火曜日21時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【本当の黒幕】
海外逃亡をもくろんでいる仙台由貴子(仲間由紀恵)からパスポートを奪い、出し抜いたつもりでいた白河圭太(向井理)と石川菜七子(仲里依紗)だったが、そんな彼らの目の前で由貴子の乗った小型船が爆発した。由貴子の生存は絶望的と見られ、警察の捜索は打ち切られた。船を操縦していた男は1回目の爆発後、海に飛び込んで助かった。男は警察の事情聴取に「男から金を渡されて横須賀まで運んでくれって頼まれただけで身元も知らなかった」と答えた。そして二本松(遠藤雄弥)の行方もわかっていないようだ。さらに警察の調べで由貴子が殺された可能性が浮上し、元夫の圭太も疑いの目を向けられる。

圭太の娘・瞳(山田杏奈)は「お母さん死んじゃったのかも」と元気がない。親友の真衣(河村花)は「優しくてきれいでいい人だったのに」とうつむく。瞳は最後に由貴子に会ったとき酷いことを言われて二度と会いたくないと思っていたことを打ち明ける。しかし「それが全部本音とは思えなくてもう一度ちゃんと会って話したい」と話す。
蕎麦屋いしかわで圭太は、母・純子(名取裕子)に由貴子が殺された可能性があると話す。事故か他殺かはっきりするまで瞳には黙っていてほしいと圭太は頼む。

一方、伊達翼(松村北斗)は、10年前に母親が亡くなった火事について調べを進めていた。翼は、現場の別荘で幼い自分が目撃した男は革靴をハンカチで拭く癖がある宇都宮竜二(渡部篤郎)だとにらんでいた。しかし、宇都宮は関与を否定し、事件当日は沖縄に出張していたと話した。証拠写真も存在する。なぜ宇都宮は10年も前の出来事を詳細に覚えているのかと疑いを拭いきれない圭太と翼は、宇都宮に直接会い、事件当日に本当に翼の母親に会いに来ていないのかと詰め寄る。宇都宮はついに、火事のあった当日、長沼社長(佐野史郎)の言いつけで嘘のアリバイ作りをしたことを二人に明かす。
宇都宮は長沼と社内の廊下ですれ違う。「これでもう君がどうあがいても…」と宇都宮の失脚を匂わせる長沼に宇都宮は「入社したての頃もこうしてすれ違ったことを覚えていますか?」と返す。「たとえ安物でも綺麗にしておけ、あなたの教えをずっと守ってきました。暇さえあれば靴を磨く癖はあなた譲りです」と話す宇都宮。
宇都宮の計らいにより、圭太と翼は長沼社長と社長室で話をする機会を得た。そこで長沼社長が話したのは、翼の母親と長沼が不倫関係にあったこと、別れ話がもつれていたことだった。証拠は得られなかったものの会話のなかで、長沼社長が翼の母親に仕事上のトラブルを明かしていたことははっきりとした。母親は長沼社長の弱みを握っていたのだ。心休まる相手に、つい愚痴を言ってしまって会社の秘密を話してしまっていたという。さらに、10年前の火事のあった日に翼の母親を訪ねたことも明かした。別れ話を持ち出し、夏子と感情的な言い争いをしたらしい。別れるなら、覚悟があり、関係を奥さんや会社の上司にバラすと言ったようだ。その後、長沼は夏子に少しのお金を渡して別荘を出たという。「これ以上話すことはない」長沼にそう言われて、退室しようとする圭太に「今の会話録音できてないからね」と長沼はいった。入室したとき圭太がそっと録音しようと携帯を触った仕草を長沼は気づいていた。長沼の社長室には盗聴を妨げる電波を流す細工がしてあったため、長沼の言った通り、会話は録音できていなかった。
一方、長沼が夏子に明かした秘密を探るべく会社の過去の資料を調べていた宇都宮は、2009年に着工したマンションがコストダウンを狙った偽装建築だったことに行きつく。責任者は、当時、社長目前と言われていた長沼社長だった。これを聞いた圭太は下請け業者だった人物と連絡を取り、社長が偽装建築を認識していたことを確信する。

小型船の爆発に関して警察から事情聴取を受けた宇都宮は、事件当日、長沼社長の指示で由貴子に何かを渡したと話した。長沼社長が何らかの事情を知っていると見た警察は会社を訪れた。そこへ圭太と翼、宇都宮が接近する。警察の事情聴取を終えた長沼社長をつかまえて、翼が突きつけたのは母親が遺した処方箋だった。薬品名から、母親が指の動かなくなる病にかかっていたことがわかったのだ。母親が、一人息子がありながら職を失うことを恐れ、長沼社長との関係にすがろうとしていたことが推測できた。
長沼は重い口を開いた。火事のあった当日、追いすがってくる夏子に長沼は「妻は、会長の孫だ。離婚はできない」と告げて別荘をあとにしようとする。後ろからすがりつく夏子を振り払ってどかそうとした時に、夏子は階段に頭を打って動かなくなってしまった。救急車を呼ぼうとしたそのとき、窓の外に火が見えた。何もかも焼き尽くすような勢いで迫りくる火を見て、長沼社長はその場から走って逃げたのだという。「お母さんは、気の毒だった」無表情でそういう長沼に「それだけか!?」感情を昂ぶらせて今にも長沼に掴みかかりそうな翼。「これ以上、話しても無駄だ!」圭太は翼を押しとどめ、社長室を退出する。だが実はこの時、かつての社長の腹心・宇都宮の細工があったのだ。話し合いの直前に訪ねた警察官を労って、エレベーターに一緒に乗り込みそして1階まで見送った長沼社長。大事な来客は部屋の外まで見送る。社長のその癖を知っていた宇都宮がその隙きに社長室に忍び込んで、録音妨害周波装置の電源を切っておいたのだ。この話の録音に成功した圭太と翼は、ジャーナリストに情報を持ち込む。長沼を社会的に抹殺しようというのだ。

まず記者とコンタクトを取り、長沼社長と翼の母親の間でおきた一連の出来事を記事にしてもらうよう試みた。そのとき、圭太に長沼社長から電話が入り、取引を持ちかけられる。社員として採用すると持ちかけられるが、圭太は「ここであなたに自分を売ったら何もなくなる。娘に父親として見せられる顔が何一つなくなる」と、取引を一蹴する。みじめな姿であっても、娘に本当の自分を見せたいと宣言したのだ。逆に、圭太は由貴子を殺したのは長沼社長ではないかと問いただす。「録音はしていない」と携帯を机の上に置き「娘の母親がなぜ、誰に殺されたのか知りたい」と本音を話す圭太。すると長沼社長は「君は仙台由貴子という女をわかっていない」といい、かつて偽装建築が露見しそうになった時も、顧問弁護士である由貴子が隠蔽を提案したのだと話す。「恐ろしい女だ」「10年前のことを調べている君がやったのかと思った」という長沼。「えっ?彼女は火事のとき…」と困惑する圭太に「10年前の火事の時、由貴子は…」と長沼が話そうとした時に、圭太のスマホに圭太の娘・瞳(山田杏奈)から連絡が入る。

父親を心配して瞳と菜七子(仲里依紗)が帰宅すると、玄関の鍵が開いていた。瞳を守るため、ひとり暗い家に入って様子を伺う菜七子。自宅に忍び込んでいたのは二本松だった。二本松は刃物を振り回し、菜七子に襲いかかる。瞳は父親に電話で助けを求めた。菜七子は腕に軽症を負っただけで、瞳も無傷だった。しかし二本松は逃げてしまったようだ。
自宅に急ぎ戻った圭太は、二本松が取り戻そうとしていたものが由貴子のパスポートだったのではないかと推測する。なぜパスポートが必要なのか…由貴子が本当は生きているかもしれないという確信を高める。

一方、空港では由貴子が二本松と合流していた。パスポートの奪還に失敗したことを聞き「あれがないとお金を引き出せないのよ」といい、『白鳥久美子』の名前が記載された紙をゴミ箱に捨てる由貴子。そんな由貴子を見つめるひとりの男がいた。

【みんなの感想】
30代・女性
翼の母親と偽装建築の記事が明るみに出て、長沼社長の地位は失墜した。母親の死の真相に落ち込む翼に、圭太はかける言葉も見つからない。それに、由貴子と話をしなければ、圭太自身の気は晴れない。  小型船の爆発事故を捜査していた警察は、犯人が二本松だという事実にたどり着く。その知らせを受けた圭太は、二本松と由貴子の関係を改めて調べ始める。  二本松が長く由貴子の片腕として動いていたのは、単に巨額の金を手に入れるためだった。しかしこの金は、病床にある家族のために必要なもので、二本松のそうした事情は由貴子も知っていたし、その家族とも面識があった。金を必要としているからこそ二本松が自分を裏切ることはない、由貴子はそう信じていた。  そんなとき、謎の男が圭太の母である白河純子(名取裕子)を訪ねてくる。それは、空港で由貴子を見つめていた男だった。男は純子の知人で、医者をしており、入院中の二本松の家族を訪れる由貴子の姿を覚えていた。純子は話をするうちに由貴子と二本松の家族の関係について知る。  純子から話を聞いた圭太は、由貴子が巨額の金を必要としている理由に気づきだす。宇都宮と連絡を取った圭太は、過去に偽装建築が原因で起こった事故と、それに巻き込まれた人物がいることを知る。

40代・男性
ついに、最終回。全10話にて、第10の嘘が発覚。それは、おそらく仙台由貴子の嘘。次回予告によると、「10年前のあの火事が終わりの始まり。すべて決着をつけよう!」(白河圭太)。稀代の悪女に騙され続けた男が、その悪意のすさまじさにようやく気付き、決着をつけようと迫る、というもののようです。  あの火事の時、仙台由貴子が何をしたのか!?。ひたすら上を目指し、セレブになりたかった由貴子。その為には大変な努力をしていたと尊敬もしていた元夫・白河圭太。二人の間の子・瞳の為にも、認められなかった、由貴子の裏の顔。由貴子の嘘がひとつひとつ剥がされ、裏の顔が明らかになる度に味わった苦悩。もう、決着をつけなければなりません。  帝東建設の顧問弁護士としての信望を用い、矢吹という社員を自殺に追い込んだのも由貴子。そして、あの10年前の火事に由貴子が何らかの関与をしていたのなら、もうどうしようもない。長沼豊社長が、社長にまでなった自分から見ても、恐ろしいので、縁を切りたいとは思っていたといいます。そのような人と婚姻をしていて、娘があり。その娘の為に、けじめをつけなければ。圭太は瞳を愛するがゆえに、仙台由貴子を許す事はできないのでしょう。

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