主演:向井理
フジテレビ系 (火曜日21時00分~)
【内容・ネタバレ含む】
【第2の秘密】
白河圭太(向井理)は娘の瞳(山田杏奈)が誘拐されて焦っていた。誘拐犯は娘の命が惜しければ3日以内に元妻・仙台由貴子(仲間由紀恵)を捜せという。ほとんどないに等しい僅かな手がかりを頼りに由貴子を探し回る圭太。するとそこに由貴子から電話がかかってくる。そして少し離れた歩道橋の上にいる由貴子の姿を発見する。「瞳を誘拐した連中は誰なんだ!?」と怒鳴る圭太。由貴子は「仕事でトラブルに巻き込まれて」と答える。そこへ黒色の高級車が路肩に停車する。車から降りてきたのは帝東建設の経営戦略室室長・宇都宮竜二(渡部篤郎)とその部下の磐城英明(高島豪志)。宇都宮は「由貴子!!」と叫び走り寄ろうとする。逃げる由貴子と慌てて追いかける圭太。路地へと逃げ込む由貴子を見失った宇都宮達は手分けして他の路地へ走っていく。その様子を確認し、安心して歩き出す由貴子。その瞬間「手荒なことはしたくない!」と言い、由貴子の手を掴む宇都宮。そこへ圭太が立ち塞がり、由貴子を逃がす。「違う!由貴子を助けたいんだ!」と言う宇都宮。宇都宮は部下からの呼びかけで車に乗り込み去るが、圭太は由貴子から訊きたいことは何も訊けなかったのだった。
見せかけだった由貴子のセレブ風SNS。その費用と思われる借金の返済に追われる圭太。圭太は会社に内緒で、建築確認検査の順番を早めてマージンを得てしまう。
一方、圭太に協力している石川菜七子(仲里依紗)の職場である保育園に、瞳の友人・真衣(河村花)がやってくる。真衣はいまだに瞳が戻らないことを心配しており、瞳はジャズバーのピアニスト・伊達翼(松村北斗)と一緒ではないかと助言する。菜七子の実家である蕎麦屋いしかわで話をする圭太と菜七子。そこで菜七子は、以前夜に一人でいた瞳と六本木で会ったことがあったと話す。その時は特に気に留めなかったが、今思うと翼と会っていたのではないかと推測する。
蕎麦もほどほどに圭太は一人で翼を探しに出かける。六本木、ジャズバー、瞳のSNSにあった翼の画像だけを頼りに片っ端からお店で聞き込みをする圭太。すると何件目かで瞳のことを見たと話す店員に出会った。なんと瞳は18歳と偽ってバイトの募集をしていないかと聞いていたらしい。そして翼と瞳の画像の後ろに小さく写り込んだ男性に気がついた店員は、その男がオーナーを務めるバーを教えてくれた。圭太がその店に入るとそこには翼がいてピアノを弾いていた。店から出てきた翼を待ち伏せして接触を図ると圭太の顔を見るや否や逃げ出してしまう。後を追いかける圭太はなんとか追いついて瞳の居場所を吐かせようとするが、翼は何も知らないの一点張りでラチがあかない。圭太を納得させるために翼は自分の部屋に招き入れて瞳が居ないことを証明する。そこで翼は瞳と約束はしていたが当日来なかったと話す。その後、翼は瞳にメッセージを送るも返事がないと携帯の画面を見せる。
そして翼は瞳が圭太のことを重く考えていて二人で暮らすのが苦しいという相談までしていたことを明かす。瞳は父娘を捨てた母親を見返す為、奮闘するシングルファーザーの父を悲しませたくない一心で頑張っていたらしい。バイオリンや塾をやめ、翼に悩み事の相談をし…。娘の事は何でも知っていると思っていた圭太には、大きなショックだった。
瞳がそんなことを思っていたのかとショックを受けた圭太は家に帰り菜七子にその事を話す。そこで圭太は瞳の気持ちを全くわかっていなかったことを痛感してぼやくが、菜七子は親子ってそんなもんなんじゃないと励ます。
そこへ由貴子から電話が入り、瞳が無事であることがわかる。そして由貴子はあるデータを圭太に探して欲しいと頼む。そのデータが瞳を救う切り札になると話すので事情を聞くと、帝東建設の社員で自殺をした矢吹幸雄という人物が重要なデータが入ったUSBを持っていて、その人物が死ぬ直前に由貴子が一緒にいたことから連中は由貴子がそのUSBを持っていると思っているらしい。由貴子は矢吹が転落したとき持っていたUSBを探したものの見つけられなかった。そのため矢吹の自宅にあるパソコンからデータをコピーしてほしいという。重要なデータとは、品川区の大型マンションの欠陥を帝東建設が隠している証拠の図面と画像のようだった。躊躇する圭太だが、由貴子に「図面が読めるあなたにしか頼めない」「瞳を救うためだ」と言われて仕方なく圭太は引き受ける。
菜七子は「悪事はふたりの方が成功率があがる」といって協力を申し出て、圭太と一緒に矢吹のマンションに向かう。菜七子が見張り役をして、圭太が部屋に入ることに。圭太はパソコンを起動するがパスワードがわからない。誕生日などを入力するもロックを解除できずに苛立つ。ふと部屋に飾られていた鉄道写真の型番の番号を入力すると解除できて数あるファイルの中から証拠を探す。そのとき矢吹の弟から部屋の鍵を借りたという宇都宮たちがやってくる。菜七子が圭太に「人が来た、逃げて」とメッセージを送るが圭太は気が付かない。玄関の外で菜七子が宇都宮たちに話しかけて時間稼ぎを試みる。「ネットで知り合った恋人だ」とか「彼は仕事で悩んでいた」と思いつく限りの嘘で宇都宮たちを引き止めるが、たどたどしい様子で反対に何者だと疑われてしまう。そして宇都宮たちが部屋に入ってしまう。部屋に圭太の姿はなかったが起動したままのパソコンと少しだけ開いたままのベランダの窓を不審に思った宇都宮は菜七子たちを探すよう磐城に指示する。
なんとかデータをコピーしてベランダから逃げた圭太だった。その後二人はなんとか宇都宮たちに見つかることなくその場から立ち去ることに成功するが、矢吹の部屋に残してきてしまった圭太の革靴をみた宇都宮は、矢吹の靴とはサイズが違うことに気づく。
データを手に入れたとの電話を受けてよかったと安心する由貴子だった。…が、
「このときまだ俺は気づいていなかった、彼女の本当の秘密に」という圭太のナレーションを象徴するように、圭太との電話を切ったあと僅かにニヤリと笑う由貴子だった。
【みんなの感想】
30代・男性
圭太が無事矢吹の自宅からデータをコピーしてきたのでそのデータを今度は由貴子に渡すために奮闘すると思います。それもなんだか大変そうです。きっと由貴子は宇都宮からマークされているような気がしますので電話で圭太と連絡を取り合ってある場所で落ち合う約束をして渡すと思います。でも、きっとそこにも宇都宮と部下が車でやってきそうですが、なんとか圭太が由貴子を逃すと思います。その後、由貴子はそのデータを持って瞳をさらった相手とコンタクトを取って渡しに行くのですが、そこでもなんだかトラブルが起きそうです。人気のないところで待ち合わせをした由貴子は車でそこに行き瞳の無事を確かめて誘拐犯から瞳を引き渡してもらいデータを渡しますがその瞬間に瞳を誘拐した人物に刺されてしまうと思います。その姿を見た瞳は自分のせいで母親が刺されたと思い気が動転して気絶してしまう気がします。それから今度は由貴子と瞳が拘束されてしまいそうです。その事実を誘拐犯はまた圭太に連絡して話すと思います。それを聞いて圭太は混乱してしまい、菜七子に相談してどうするかを話し合いますが、どうしたらいいかわかりません。菜七子はまた素直に警察に行って相談しようと持ちかけますが二人の安否が気になる圭太は躊躇ってしまうような気がします。
40代・男性
誘拐された娘を助ける為、法的に危険な橋を渡る白河圭太。そして、協力者の幼友達・石川菜七子。なにしろ相手は、「今度警察に言ったら、娘を殺す」と言っています。それでも、警察に1回連絡したから、一部分のプレッシャーだけ、気が楽でしょうか。いや、そんなことを言ってられないのが親の心情。無関係の視聴者も、現実逃避で観ているだけです。 しかし、ようやく、視聴者が知りたいことを話してくれる。まずもって、白河圭太氏が信用できるのかがわかりませんでした。次回予告編によると、10年前の秘密を白河さんがちゃんと話してくれるそうです。仙台由貴子さんもそのことと瞳ちゃん(中2)が誘拐されたことは関係があると涙目で話していたようなのです。10年前の住宅火災。このことが秘密に関係する出来事のようですが。火に包まれた住宅の前に立つ少女の姿が。瞳さんは、その秘密について、何か不審に思っていることはないんでしょうか。そのことが彼女の成長の過程に悪い影響を与えていなかったか。事は親権の問題にまでとなりかねない問題です。帝東建設のマンションの欠陥問題の前に、そのことを教えてもらわないと、視聴者としては、乗り切れないドラマ。向井理、仲間由紀恵、仲里依紗、山田杏奈、人気俳優陣を擁する「10の秘密」。このドラマを応援したいので、次回は注目のターニングポイント回となりますね。
30代・女性
圭太がデータを探しているとき、ファイルごとコピーして後でゆっくり探せばいいのにとハラハラしました。そして翼はわざと瞳に近づいたように感じました。圭太達が隠している火事に翼が関係しているように思います。 そしてもしかしたら宇都宮は本当に味方なのかもしれないと感じました。社長が会見している時や宇都宮が進捗状況を報告して社長室の扉を閉めたあとの表情から、宇都宮は社長の不正に嫌気がさしているような気がします。 最後、由貴子の表情にはドキッとしました。本当は圭太、宇都宮VS由貴子なのか??と全てが信じられなくなってしまいました。
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