【MIU404】第10話「見えない敵との戦い 4機捜存続の危機!」感想ネタバレ(主演:綾野剛・星野源)

2020春のドラマ一覧

主演:綾野剛・星野源
TBS系  (金曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#10 Not Found】 伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)が追っていたエトリが、護送中にエトリに仕込まれたGPSを追跡してきたドローンに仕掛けられた爆弾で死んでしまった。氏名不明とニュースで報道されるとインターネット上は『怪しい』という書き込みで溢れた。ナウチューバー・REC(渡邊圭祐)がTVで報道を見ていると、逮捕された成川の代わりだという「浜田」という人物からドローン爆発事件に関する極秘ファイルが送られてきた。RECは嬉しそうに【取扱注意】.txtという添付ファイルを開く。
隊長・桔梗(麻生久美子)と4機捜のメンバー、1機捜スパイダー班の糸巻(金井勇太)は、ドローン爆発事件について情報共有を行っている。司法解剖の結果、エトリの正体は5年前に起きた殺人事件の容疑者・鴻上悟であることが判明した。鴻上は橋から飛び降りて死亡したと思われていたのだが、実際は生き延びて顔を整形してエトリとなったのだ。糸巻の調べで、鴻上が姿を消す直前知人に『面白い若者に出会った』と話していたことがわかった。その若者は、仮想通貨の知識が豊富で以前は大手のシステム開発会社に在籍していた。そして自分が開発に関わったシステムにバックドア(システムの裏口)を仕掛けたと話していたようだ。開発時にバックドアが仕掛けられてしまうと後から見つけることはほぼ不可能で、情報も引き出し放題なのだと糸巻は説明する。そしてエトリはいつも、システム開発に詳しい若い男の指示を受け行動していたことがわかった。志摩はその若い男こそ、久住(菅田将暉)ではないかとつぶやく。しかし、久住は顔も居場所もわからない。捜査の主体は組対で、4機捜には応援要請も来ておらず勝手に動くこともできない。すると志摩が「切り札がある」と言う。久住と面識がある高校生の成川(鈴鹿央士)だ。成川は留置場におり、取り調べを4機捜が任されていたのだ。桔梗は、成川から久住について聞き出すよう世人(岡田健史)と陣馬(橋本じゅん)に指示をする。そして、伊吹と志摩にはその裏付け捜査をするよう指示し、4機捜が一丸となって爆弾犯の行方を追う。
成川は久住について素直に供述する。成川は、虚偽通報事件で逃げているときに陸上部の先輩にメールをした。そしてその先輩の代わりに現れたのが久住で、住むところや新しいスマホを提供してくれたという。
成川がいつも久住に会うときに使用していたという池袋のシェアオフィスに志摩と伊吹がやってきた。受付の男は、久住は昨日レンタルロッカーの荷物を引き上げて、当分来ないと告げたと話す。志摩がオフィス内を確認しようとしたとき、伊吹が受付の男に向かって「お前やってんな」と言う。男が「何も」と答えたときの一瞬の視線を見逃さなかった志摩が、その視線の先にある扉を開くと中にはドーナツEPがあった。そして伊吹が男の腕を確認すると覚醒剤の注射痕が見つかった。伊吹はオフィスに居る全員に向かって「ドーナツEPを持ってるやつは今すぐ出せ」「出頭して病院に行くんだ」「お前らが気軽にやってるドラッグは安くて売っても儲からない。それでも売るのは覚醒剤への入り口だからだ」「裏には必ず暴力団がいる。金も人生も全部しゃぶり尽くされるんだぞ」と魂の説得をする。そんな中、ひとりの男がこっそりとその場を抜け出してどこかへ電話を掛けようとする。それを志摩が見逃すはずもなく、男の携帯を取り上げるとそこには久住の連絡先が表示されていた。志摩は久住に電話を掛けるが、現在使われておりませんというアナウンスが流れた。男は「昨日から繋がらなくて…」と正直に話した。他の者にも確認すると皆、昨日から久住と連絡が取れなくなっていることがわかった。
その頃、久住は貸し金庫を開けていた。中には複数のパスポートや印鑑、通帳などが入っている。そしてその中には大量のSIMカードも入っており、久住はそのひとつを取り出すとスマホに装着した。
成川は、久住は大阪の天王寺出身だと話す。そして母親とふたり暮らしだった久住の生活は貧しく、母親はゴミのように死んでいったと聞いたと証言した。同じ頃、池袋のシェアオフィスでは受付の男が、久住は父子家庭で母親の顔も知らないと話したと証言する。また他の男は、自分と同じでパソコンだけが友達だったと久住は言ったと証言する。そして浪人生の男に久住は気分転換に使えとドーナツEPを渡していた。
相手によって自分の境遇を変えて話す久住を、志摩は「甘い言葉で人間の魂を奪う悪魔・メフィストフェレスかもな」と言う。聞き取れない伊吹は「むじいよ、何語?メケメケフェレット」と適当に言う。そして今回のドローン爆弾、エトリの殺人、1機捜隊員の殺人未遂以外にも見えていない薬物による被害者がもっともっといると伊吹たちは久住に憤る。
久住は、シェアオフィスUFOに「ど~も~」と慣れた様子で現れた。そこで久住は『五味君』と呼ばれていた。
スパイダー班・糸巻は桔梗が話しかけてもパソコン画面に集中していた。それはナウチューバーRECの動画だった。そこにはエトリの乗る機捜車が爆破される様子が流れており、被疑者(エトリ)が氏名不詳と警察が公表している裏には、警察官部の身内・女詐欺師Mが関わっていると羽野麦の画像が使用されている。そして爆破に使用された爆弾は、警察が暴力団事務所から押収したものだといい、爆発死亡事故の真相は!?警察による自作自演だと煽るように話すREC。そしてRECは404機捜車や伊吹のことを証拠隠滅に暗躍する秘密部隊だと話した。
視聴数が伸びて喜ぶRECの元に志摩と伊吹が訪ねてきた。RECは「真実に基づいて動画を作った」と話す。そして羽野麦を探すSNS投稿についても「もう削除しました」と全く反省する様子はない。RECが削除してもスクショが拡散していると怒りを露わにする伊吹。そして伊吹が「浜田は存在しない」と言い、志摩が「ドラッグの売人で暴力団とも関係がある久住が爆破の犯人だと思っている」と冷静に話すが、RECは「まさか」と本気にしない。しかし伊吹は「お前、俺より馬鹿」と言い、志摩が「あなたは点と点を強引に結びつけた。あなたが騙されていると考えたことは?」「相手は信用に値する人間か?」と冷静に問い詰めるとRECは表情を変えて考え込んでしまう。そこへ警察署へ戻るよう無線が入る。「404は機捜の臨時部隊だ」と明かして志摩はRECに名刺を渡した。
戻った志摩たちの仕事は、RECの動画で晒されてしまった麦と桔梗の息子・ゆたか(番家天嵩)をマスコミに見つからないように家へ送ることだった。桔梗はネット上で女詐欺師Mの身内は桔梗だというデマが拡散されてしまったことによる本庁への釈明対応に追われているのだという。伊吹は、陣場(橋本じゅん)の側に世人がいないことに気づく。陣場は「九重(世人)は機捜じゃなくなった」と話す。
同じ頃、本庁の駐車場で世人は桔梗を待ち伏せしていた。世人は、桔梗になぜ警察庁に自分を戻すのか尋ねる。「キャリアに傷がつくことを心配した上の指示だ」と桔梗は正直に打ち明ける。そこへマスコミが大勢やってきた。桔梗は世人に「ここから出なさい、早く」と促すと世人からマスコミを遠ざけるように反対方向へ歩いていった。
家では、ゆたかが「行かない」と駄々をこねていた。ゆたかは「お母さんが帰ってきたらひとりになってしまう」「ひとり嫌だ」と泣く。すると伊吹がなにか名案を思いついたようだ。
マスコミ対応をする桔梗。当該女性は詐欺師ではないし、親戚でもないと気丈に話す様子はネットでLIVE配信されている。4機捜は臨時部隊であること、サーバーがダウンして『404Not found』が表示されただけだと説明するが、「アクセスが集中したときは404ではなく503が表示されるはずだ」と突っ込まれた桔梗は返答に困ってしまう。別室でこの配信を見ていた糸巻は、アクセスが集中した際に転送されるはずのページが上がっておらず404エラーとなったことを端折って桔梗に説明してしまったことを悔やむ。桔梗が「いずれにしても偶然エラーになったもので、何でも陰謀にしないでほしい」と発言すると、コメント欄が『嘘決定』『ごまかし』『クロだ』と炎上する。RECの動画には『REC最高』『警察の闇を暴け』と賛辞のコメントが溢れ、SNSには桔梗の画像に『育児放棄してそう』『幹部と寝て隊長になり、その時できたのがゆたか』などという嘘が出回った。
麦とゆたかは伊吹によって無事に移動することができた。桔梗が帰宅すると、キッチンで志摩がうどんを茹でていた。桔梗は志摩とうどんを食べながら「あることないこと…笑っちゃうよね」「伊吹でさえ分かるのに、馬鹿なの」と呆れる。そして寝て出世しただの、ゆたかの父親が幹部だという投稿に話が及ぶと「こっちは働いてんだよ、古臭い男社会でめげすにきっちりやってきた努力を…」「ゆたかの父親まで勝手に変えんな」「悔しい」と涙で言葉が震える。
同じ頃、警察御用達居酒屋には、珍しく酔った世人の姿があった。「勝手に機捜に入れて、今度は勝手に戻す」と憤る世人に陣馬は「おやじさんの気持ちもわかる」と優しく諭す。「警察庁で昇って行くには俺たちとは違うんだ」「その分お前は俺らとは違うことができる、それがいずれ俺たちを助ける」真剣な陣馬の言葉は世人に届いたようだ。
ゆたかの部屋では、ゆたかが「悪いやつなんてぶっ殺しちゃえばいいんだ」「悪いやつはルールを守らないのに」と伊吹に言う。伊吹は「ルールを守らないと正義が不正義になる」「正義は弱いから大切にしてみんなで応援しなくちゃ」と優しくも真剣に伝える。
世人が酔いつぶれているとき、陣馬はドーナツEPの工場が国内にあるのではと気づく。「大田区の65に久住の会社だか工場だかがある」という成川の証言とも繋がる。
翌朝、休みの日だが志摩は自宅に戻る気になれず分駐所方面に歩いていた。すると同じく機捜車を戻そうとやって来ていた伊吹に会った。伊吹は「隊長とキャッキャうふふあったの?」と楽しそうに尋ねるが、志摩は「キャッキャもうふふもねーよ」とぶっきらぼうに答える。夜中に酔った桔梗は、亡くなった旦那の写真に向かって泣きながら話しかけ、志摩にも写真に話しかけるよう強要する。そしてその後は寝てしまい、気づいたら朝だったという志摩を伊吹はからかう。志摩は「死んだやつには勝てねーよ」と小さくつぶやくと伊吹は何も言わずに車のエンジンをかけるのだった。
陣馬は地図に印をつけ、警察署内でこっそりと情報収集を始めた。そしてパトロールのついでになにかを頼んでいる。そして陣馬自身も一軒一軒工場を訪ねて歩いている。
その頃、工場の従業員から久住に連絡が入る。「警察が急に中を見せてほしいとやってきた」と従業員は言う。陣馬が頼んでいたのは、工場で何を作っているのか確認することだった。本当はドーナツEPを作っているのだが、ひとりの女性従業員は警察官に美容サプリメントのサンプルを見せた。久住は「その工場、今晩中に畳みましょう」と指示した。
「待機が一番嫌いだ」という伊吹は、捜査に出たくてじっとしていられない。そこへ志摩の携帯がなる。「のっぴきならない事態だ」とふたりは喜んで出ていった。連絡してきたRECは「警察と浜田、どっちが嘘をついているか分からないから浜田を呼び出す」という。RECは『30分後に警察が来ることになった。その前に至急で相談させてください』と浜田(久住)にメッセージを送る。相手に知識があれば乗ってくるというREC。久住は「しゃあないの~」とパソコンを起動した。ビデオ会議機能を使ってRECが「爆弾が警察の押収物だという情報の担保がほしい」「もし嘘の情報ならネットにあげた自分が罪に問われてしまう」と言うと、浜田(久住)は「今頃気づいたんですか」「有力筋からの情報で出どころは言えません」と答える。志摩は浜田に存在がバレないようにメモでRECに質問の指示を出す。「C4爆弾ではなく実際はゼリグナイトだ」とカマをかけるが、浜田は「C4爆弾で間違いない」と断言した。その時、久住の携帯がなる。ドーナツEP工場からで、工場の近くで検問をしていると焦っている。「ついてへんな~」という久住は、保留にしているRECとの通話画面に目線を送る。通話を切ろうとする浜田(久住)に、時間稼ぎで通話を引き延ばそうとRECが話しかける。すると浜田は「底辺ナウチューバーが!」「わんわん煩いとまた爆弾落とすで」と脅してきた。浜田は「あんたのせいやで」と追い詰める。そして「あんたとあんたらのせいやで」という画面の先には志摩と伊吹が映っていた。前日RECの家を訪ねてきたことも全て盗撮されていた。どうなっているのか分からず混乱するREC。ようやく【取扱注意】添付ファイルでパソコンが乗っ取られたことに気づいた。
志摩は、久住に自首を求める。「何も証拠がない」と余裕な久住に「人間がやったことには必ず証拠が残る」と志摩は言う。しかし久住は「それやったら俺は人間やないんかな~」「人間がどうなろうとどうでもええねん」とおちょくるような態度だ。「人間の形をしている以上は人間のルールで裁かれる」という志摩に「俺の顔も名前も居場所もわからんやん」と余裕の久住。すると伊吹が「俺はお前の正体知ってるぞ」と言い出す。久住が「お前らに付き合ってる暇はない」と言って通話を切ろうとしたとき、伊吹が志摩を連れて画面から消える。伊吹は携帯になにかを入力すると志摩に見せる。その携帯画面を久住が拡大すると、『出前太郎が来てる』『カレーうどんの汁こぼして、女の子に太郎があやまった』とあった。久住が後ろを振り返ると本当に出前太郎が居て、久住は「嘘やん」と聞こえるか聞こえないかの僅かな音を聞いた伊吹に驚く。
糸巻によって、出前先のシェアオフィスが分かり志摩たちは急行する。伊吹たちは「ここからだと10分、ついてる!」と言って発進する。同じとき、久住は「10分、ちょうどええか」と逃げる様子もなくパソコンを操作し始めた。久住は「俺を騙した報いだ、逮捕されろ」というRECの言葉も軽く受け流す。するとRECのパソコンが勝手に動き出して『C4爆弾を都内12か所に落とす』というメールを作成し始めた。「お前は有名テロリストや」と言って久住はRECのパソコンを遠隔操作して警察庁などに犯行予告メールを送信した。
メールに添付された犯行予告動画には、10台以上のドローンが次々に飛び回って、繁華街を爆破していく様子があった。そして予告時刻の23時。一斉に各所から爆発があったと110番通報が入る。SNS上は、爆発した画像がどんどん拡散されていく。そしてテレビのニュース速報も爆発事故のテロップが流れる。乗っ取られたRECのナウチューブチャンネルも爆発の瞬間を捉えた映像が配信される。そのとき、糸巻がなにかに気づいた。
各警察署が慌ただしくなる。そして404機捜車にも近くの病院が爆発したと無線が入り、志摩は車を止める。「右に行けば久住、左に行けば病院」「どうする」と迷うふたり。伊吹が「生きてりゃ、何回でも勝つチャンスがある」というと志摩は「OK、相棒」と左折した。
慌ただしく走るパトカーを見ながら久住は「正義の味方は辛いの~」と言うとゆっくりと歩いて去った。
RECのパソコンは暴走が止まらない。SNSに『テロの実行犯はメロンパンの車に偽装』と404機捜車の画像が拡散される。
病院へ到着した志摩たち。病院は爆発しておらず、騙されたことに気づく。そして糸巻は、ニュース速報がフェイクだと見破り、通報も何もかもが嘘だと助言する。
「テロは存在しない」志摩に言われた伊吹はようやく状況を理解して「ふざけるな」と憤る。同じ頃、久住は「検問解除されたって」と工場に電話をする。久住逮捕に向けて走る404機捜車を多くの通行人が写真に撮る。その異様な数に戸惑う志摩たち。久住は「便利やな、親切さんがおるで」とみんながSNSに投稿した404機捜車の通行ルートを確認すると「あかん、こっちは危ない。あっちやな」とスマホを操作しながら余裕の表情で街に消えていった。
一方、久住からの連絡を受けてドーナツEPを載せたトラックが工場から出ていく。その工場前には陣馬が居た。陣馬は「おい!警察だ」とトラックの前に立ちはだかる。トラックはクラクションを鳴らすがスピードを落とす様子はない。『ドン』という不吉な音が響く…。


【みんなの感想】
30代・女性
また息をする間もない展開でした。次回最終回なんて信じられません。今回は私達の身近にあるネットが題材でした。良く知りもしない浜田を簡単に信じてしまい、結果RECは利用されてしまう。そして優秀なRECでさえ志摩に言われるまで、浜田に騙されていると疑いもしなかった。桔梗のプライバシーが面白おかしく捻じ曲げられて、さも真実のように拡散されるネットの世界。警察という立場上、間違いを訂正することも反論することも許されず、人知れず悔し涙を流す桔梗。桔梗が404エラーについて言葉を詰まらせたとき、桔梗は間違ってないと知っているから「なんて馬鹿なコメントだ」と思えたけれど、同じようなことが現実で起こったらやっぱりコメントのように「怪しい」と思ってしまうかもと感じました。 乗っ取られてRECの意思とは関係なく配信される情報に、賛辞のコメントがあふれる矛盾。自分は大丈夫と思ってはいけない、正しいか自分で確かめて責任を持って発進しろって言っていたはずの菅田将暉(ドラマでだけど)が、ネットを悪用している悔しさ。ドラマと現実の境があいまいになる位引き込まれました。
来週最終回になってしまいます。陣馬さんは大丈夫だと信じています。そして、機捜とは違う立場から世人が助けを出すのでは…、久住を絶対捕まえて!志摩と伊吹!!と期待しています。現実は上手くいかなくても、ドラマだけでいいから久住は蝶のように姿を消すのではなく、ちゃんと捕まってほしい!!

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