【MIU404】第4話「拳銃発砲事件!逃げる一億の女を探せ!」感想ネタバレ(主演:綾野剛・星野源)

2020春のドラマ一覧

主演:綾野剛・星野源
TBS系  (金曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#04ミリオンダラー・ガール】第4機捜の志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)は、陣馬(橋本じゅん)と居酒屋に来ていた。陣馬はこの店は第3の我が家、1つ目は機捜車、2つ目は分駐所だと話す。店には警察関係者の名前が書かれたボトルがいくつもキープされている。陣馬の話を遮るように「ねぇ、ねぇさっきの話しよう」と伊吹はいう。隊長・桔梗(麻生久美子)の家族について興味津々なようだ。「隊長の旦那は?部署は?階級は?」と前のめりな伊吹に「相手は飲食店経営者」としぶしぶ志摩が口を開く。「どんな店?行きたい!」という伊吹に陣馬が「店はもうない」「ご主人事故で亡くなったんだ」「亡くなってから妊娠に気づいて、桔梗はひとりで産んでひとりで育てた」と話す。しんみりしながらも伊吹は子供の面倒を誰がみているのか気になる。志摩によると『妹みたいな人』がみているようだ。
桔梗の自宅では夕飯の支度ができたようだ。息子のゆたか(番家天嵩)は水族館で買ってもらったと思われるいるかのぬいぐるみを抱きしめて「外でお魚みながらご飯食べたかった」と駄々をこねている。「スパゲティにはお魚入ってないよ」と麦(黒川智花)が優しく言い、和やかな空気が流れていた。
404号車でパトロール中の車内、伊吹が「俺パパに立候補しようかな、隊長の。大変でしょ」という。志摩は「お前がいる方が大変だ。そもそも隊長は父親探ししてない。お前は呼ばれてない」とツッコむ。「じゃあ志摩も呼ばれてないってことか」と返す伊吹。そして「子供かわいいな」というと♪メロン メ~ロン…♪と機捜車に装備されているメロンパン販売の曲を流しながら目の前の横断歩道を渡る子供たちにノリノリで手をふるのだった。そして「タイガーマスク現象ってあったでしょ」と切り出す。匿名で施設にランドセルを寄付する行為に感銘を受けた伊吹は数年前、ランドセルを3つ買って近所の施設に『タイガー刑事より』と寄付したようだ。しかし、テレビ取材を受けた施設長は「もうランドセルはいりません。ランドセルばかり届いて困ります」と憤っておりそれをテレビで見た伊吹はショックを受けていた。志摩は「世の中にはこんなにも良いことをしようとする人がいるんだなと思った」「その割に世界はよくならない」と話す。そして「良いことをするには心と金銭的な余裕が必要だ。でも金持ちは金儲けのために悪いことをする」「この世に金がある限り事件は起こる」と続けた。
とある薬局、慌てた様子でスーツケースの中から札束を取り出す女性。スーツケースの中には数え切れない程の大金が入っている。女性は血のついた手で札束を薬局のカウンターに置くと「おつりはいらない。だから手伝って」と話す。薬剤師が戸惑うと「お願い!急いでるの!」と強くカウンターをたたく。床には血が滴り落ちている。
その頃、警察には拳銃使用による殺人未遂事件についての110番通報が入電する。404号車は本部からの指示でこの事件に関連していると思われる薬局からの通報現場に向かう。通報した薬剤師は「撃たれて弾がかすったって、この辺り」と左脇腹辺りを指しながら状況を説明している。応急処置を行うと、女性はラックに掛けてあった薬剤師の上着を取ると「売ってくれ」といって羽織ったという。床には女性が脱ぎ捨てた血のついた上着が残されていた。病院に言った方が…と助言する薬剤師に女性は「賭けてみます。今まで勝ったことないけど」と自虐的に笑うと立ち去ったのだった。薬局の防犯カメラを確認する志摩たち。伊吹は、防犯カメラに気づき堂々とカメラを見つめる女性の姿に何かを感じたのだった。
発砲現場から採取された指紋から、女性は青池透子(美村里江)と分かった。青池は2年前の裏カジノ事件で逮捕されており、賭博開帳図利罪・幇助罪で前科一犯だった。そのことを桔梗に報告する志摩。桔梗は青池と直接話していないものの、事件には携わっていたようだ。暴力団住之江組の内部抗争だと判断した警察は、事件を暴力団関連部署に引き継いだ。機捜による初動捜査は早々に終了となり、隊長室から退出しようとする志摩たちを桔梗は呼び止めた。そして志摩たちに2年前の事件について話す。桔梗によると、青池は逮捕されたが被害者でもあったという。銀座のクラブでホステスをしていた青池は同伴した客の誘いで裏カジノ店に足を踏み入れた。始めに勝たせるのは約束で客の男とディーラーの男は目配せをしている。徐々に金銭感覚が狂い始める青池。気づいた頃には多額の借金を背負っていた。他の女性も同様で、とてつもない金額の借金を背負わされた女達は風俗で働かされるのだった。青池は少しでも早く返済するためにカジノ店でも雑用係として働いていた。そこに警察の摘発が入り逮捕されたのだ。桔梗は、この時逮捕された経営者はダミーで本当のオーナーはエトリという男だという。しかしエトリは正体不明で顔写真も似顔絵があるのみだった。今回の発砲事件にエトリが関わっているかはわからないが、誰が撃ったかもわからないのに住之江組の内部抗争と決めるのは時期尚早だと話す桔梗。これを聞いた伊吹は「俺は青池透子と話がしたい」という。防犯カメラの映像をみて「何か言いたいこと山程あるって表情している」という伊吹は、「もし青池を捕まえたら俺が事情聴取していい?」と桔梗に尋ねる。桔梗は「捕まえたらね」と許可し、先行き不安そうな志摩に「よろしく」というのだった。
銀座の路地裏、弾がかすめて出血する脇腹部分を押さえて苦しい表情をしながらも逃げる青池と必死の形相で追うふたりの男。
志摩と伊吹は、法律事務所で話を聞いていた。この女性弁護士は青池について「青池さん、もう二度と暴力団と関わりたくないといっていた」「簿記を持っていても前科があると仕事がみつからない。しかし一般企業への就職が決まったと喜んでいた」と証言した。この証言を元に、青池の就職先である『パソコンショップ』を訪ねる。中に入ると女性店員が状況を知らない男性店員に「札束…スーツケースに…」としどろもどろに説明しているところだった。志摩が「警察ですが、青池透子さんについて」というと女性店員達は「待ってた~」と安堵の表情を浮かべて志摩たちを歓迎した。この日の朝、店を開けて10分程経ったとき、強面の男がふたり、「青池透子はどこだ」と入ってきた。男達はどすどすと事務所の方なども探したが、棚の隙間に隠れた青池を見つけることは出来ず、苛立った様子で店を後にした。男達が去ったのを確認した青池は、急いで店から事務所に行くと自身の机の引き出しにあった札束をスーツケースに詰め込み始めた。女性店員が「何のお金?」と尋ねると青池は「汚いお金」と答え、逃げていったと女性店員達は証言した。志摩が女性店員に、青池が暴力団と関わりがあったかどうか聞くと、彼女たちは「そんなことはあり得ない。地味だし、お弁当は手作りで休み時間には手芸をするような人間だ」といって、青池が作った編み人形を指差した。そして社長の口止めによって通報しなかったと答えた。
機捜の隊長室で桔梗は、警視監・我孫子(生瀬勝久)に「初動捜査を続ける」と電話をする。「私の関係ないところでやってもらいたい」という我孫子に、桔梗は「無関係ではない」と強くいう。2年前の裏カジノ事件で、捜査指揮をとっていたのは我孫子だった。我孫子はエトリを必ず逮捕するという条件で、情報提供を受けたもののエトリを捕まえることは出来なかったのだ。そのことを指摘された我孫子は「10億の女神…羽野麦か…」という。「エトリの逮捕なくして彼女の自由はありません」と桔梗はいう。
桔梗の家に身を寄せている羽野麦(黒川智花)は、当時ピアノバーでアルバイトをしており、そこでエトリと顔見知りになった。裏カジノが摘発されたとき、店の近くに停めた警察車両の中に桔梗と羽野がいた。「ご協力感謝します」という桔梗に羽野は「女の子たちが酷い目に合わされているのを許せなかっただけだ」と答えた。摘発後、保育園で働く羽野の携帯に非通知で『裏切ったのはお前か』『許さない』『お仕置きが必要だ』とメッセージが届いた。そして保育園の前に停まる黒塗りの車…。怖くなった羽野は保育園から裸足で逃げ出した。建物の隙間で怯える羽野。羽野から電話を受けて助けに駆けつけた桔梗に「エトリ捕まってないんですか、警察は私を騙したの?」と羽野は震えて泣いた。
と志摩たちが話しているところに桔梗がやってくる。志摩が書類を桔梗に手渡すと、桔梗はこのパソコンショップに聞き覚えがあるようだった。桔梗自らソタイ(組織犯罪対策課)へ確認に行こうとする桔梗を止めた陣馬は、世人(岡田健史)と一緒に桔梗の代わりにソタイへ確認に向かう。エトリの事に執着しているように見える桔梗に、志摩はこの件はエトリとの関係は薄いと思うと提言する。桔梗は「ハム(羽野麦)のためだけじゃない」と2年前の我孫子の言葉を思い出していた。桔梗が我孫子に、羽野が危険に晒されていることについて意見するも、我孫子は少数ではなく多い方を助けるのが警察だと答えた。そして「多い方を助けたはずの青池が再び道を外したのなら知る義務がある」という桔梗は強い眼差しを一点に向けていた。
ふらふらになりながら歩く青池は、道にしゃがみこんでしまう。ふと視線を上げるとそこには、外国人少女の強い眼差しが向けられた看板があった。それを見た青池は何か閃いたような表情で再び立ち上がる。
住之江組のたまり場にやってきた陣馬ら。尻込みする世人を他所に、強面の男達に向かって「どうもどうも」と近づく陣馬。世人は心配するが、陣馬は「ソタイの刑事だ」とこっそり耳打ちする。犯罪で使われた携帯を調べたところ、青池の働いていたショップで契約されているものが多く、会社ごと乗っ取られている可能性があるとわかった。この会社では定期的に不自然な入出金が行われており、会社の口座を資金洗浄に使っていたと考えられる。そしてその一部を青池透子が自身の口座に振り込んでいた。
青池が働いていたパソコンショップの前で張り込む志摩ら。そこへ社長が店に入ると、伊吹はたまらず店に入って話を聞こうと車をおりた。志摩が慌てて静止しようとすると店から社長が出てくる。社長が携帯で「本当に青池ですか?行き先は?」と話しているのが聞こえた志摩は、店の前にいることを不審がる社長にバレないよう咄嗟にメロンパンの話をして誤魔化す。そして急いで車で走り出す社長の車を追尾し始める。同じ頃、桔梗の元に青池が羽田から19時発のタイ行きチケットを予約したと連絡が入る。傷口を押さえながらもリムジンバスに乗った青池。そして時を同じくして住之江組の暴力団員たちも一斉に動きだし、陣馬らはこれを追尾する。
そのとき青池が乗ったリムジンバスが特定された。次の出口で高速を降りるよう運転手に依頼しようとしたとき、同じバスに青池を撃った男も乗車していることがわかる。男が拳銃を持っているため、ルートを変えて下手に刺激したら危険だと判断する桔梗に対して、「空港で住之江組も交えてドンパチされるよりもバスの中でドンパチされたほうがマシだ」という我孫子。また数の理論かと憤る桔梗だが、我孫子に従うしかないと諦めかけたとき、404号車の伊吹から無線が入る。404号車がリムジンバスに追いついたのだ。桔梗は伊吹たちに「銃を持った男に気づかれる前に確保して」と無茶な指示を出した。「やるしかない」という志摩と「そういうの大好き~」とテンションが上がる伊吹。バスは指示どおり高速を降りた。「何高速降りてんだ!」という男に運転手は「エンジントラブルがありまして」と説明し、人気のない寂れた駐車場にバスを停車させた。男が席を立ったとき、伊吹が「すいませ~ん、修理にきました」とバスに入ってきた。乗客を着席させるとこっそり「OKです」と志摩に合図を出す。それを受けて志摩はスピーカーのスイッチを入れる。♪メロン メーロン♪とこの場に不釣り合いな音楽が流れ始める。そして乗客たちの意識が窓の外に向いたとき、伊吹が男に近づき、拳銃を取り上げるとそのまま取り押さえた。志摩も伊吹に合流しようと機捜車から降りたとき、志摩は後方の座席にもうひとり銃を持った男がいることに気づき伊吹に伝える。伊吹は志摩の叫び声に反応し、間一髪この男も殴って取り押さえることができた。男の前を志摩が、後ろを伊吹が担いでバスを降りる。すると志摩の頭に拳銃が突きつけられた。パソコンショップの社長だ。「死にたいのか、手あげろ」と脅す社長。すると志摩はゆっくり男のほうに向くと素手で拳銃を握り、指で銃口を塞いだ。志摩の対応に伊吹は驚く。興奮状態で小さく震える社長の拳銃を自らの額に押し付けて志摩は「いいよ、俺は」といってじっと社長を見つめる。社長の指が銃の引き金に掛かるとき、伊吹が拳銃を蹴って社長を取り押さえる。そこへ陣馬らも駆けつけて男達は連行されていく。伊吹は志摩の胸ぐらに掴みかかると、さっきの対応についてどういうつもりだと怒り詰め寄る。伊吹の真剣な怒りに返す言葉がない志摩だが、少しの間をおいて「青池に話きくんだろ?」というとバスに入っていった。志摩が声を掛けるも青池はぐったりして反応しない。心停止していた。慌てて伊吹が青池をバスから降ろして心臓マッサージを試みる。「話したいこと山程あるんだよ」「青池、話そうぜ」優しくいう伊吹は涙ぐみながらも懸命に心臓マッサージをおこなうも青池は亡くなってしまった。バスの中の志摩は、青池のスーツケースを開ける。スーツケースの中はパスポートが入っているだけで一億円が消えていた。
機捜の会議室。今回青池を撃ったのは住之江組の者でエトリは関係なかったと世人が桔梗に報告する。桔梗は「今回の件は住之江組の内部抗争ではなく、青池の横領が原因だった。みんなのお手柄」と機捜のメンバーを称えるもメンバーの表情は優れない。一億円の行方を追うことになったメンバーは青池の足取りを整理すると、薬局で応急処置をしてからバスに乗るまでに空白の4時間があることがわかった。
スパイダー班・糸巻(金井勇太)が青池のSNSのつぶやきを解析してきた。『笑ってしまう。私はまた暴力団の下で働いていたのか。ようやく普通の生活を手に入れたと思ったのに』部屋でひとり悔しさに涙する青池。『他の店員は普通の店だと思っているし、社長は自分を馬鹿だと思って入出金の指示を出してくる。汚いお金がAからB、BからCへロンダリング』『警察は次の仕事を用意してくれるわけじゃない。もう戻りたくない』悲痛なつぶやきが続く。『全然バレない、楽しくなってきた』『私はまたすっかり汚れてしまった』『汚いお金だ、汚い私が使って何が悪い』『引き出しいっぱいになったらどこへ行こう』『どこならきれいに生きられるだろう』…。
屋上にいる桔梗の元へ志摩がやってきた。「2年前に羽野麦を犠牲にして助けた。それなのにハムちゃん(羽野)はまだ籠の鳥で青池は誰にも助けを求めることができず死んだ」と桔梗はいう。『最後にひとつだけ』『私が助ける』『自由になれる、そんなの嘘だ。逃げられない何もできない。弱くてちっぽけな小さな女の子。誰が決めたの』『つまらない人生、もう死ぬみたい』青池の最期のつぶやきを読んで「彼女が最期にみた景色は絶望だった」「私達はいっつも間に合わない」といって桔梗は少しだけ涙を浮かべる。
場の空気を読んでひっそりと佇んでいた伊吹を見つけた桔梗は「声かけなさいよ」と怒る。「おっと」とわざとらしく伊吹は一枚の紙を差し出す。青池の携帯を解析した糸巻が、マップのデータから1軒の宝石店を探しだしたのだ。さっそくその宝石店を訪れると、宝石店の店員は青池が何度も店に来ており、同じような大きさのルビーを2個購入したと証言した。そして青池は購入した宝石をうさぎのぬいぐるみの目にはめ込んでいたと話す。そのぬいぐるみは、薬局の防犯カメラでは確かに青池のスーツケースの中にあった。「ぬいぐるみで誤魔化して国外に持ち出す算段だったか」と桔梗はいうが、つぶやきをじっとみていた世人が「青池は一体誰を助けたのでしょう」という。桔梗は「助けてくれなかった警察への恨みの揶揄よ」というが、世人は納得できない。すると今度は志摩が何かを発見して立ち上がる。「読む順番が逆だ」という志摩。青池の本当のつぶやきは『つまらない人生、誰が決めたの。弱くてちっぽけな小さな女の子、逃げられない何もできない、そんなの嘘だ。自由になれる、私が助ける、最後にひとつだけ』だった。では一体誰を助けたのか…。すると伊吹が「それ見た」といって捜査資料のページををめくる。それは銀座駅裏路地の看板だった。看板には『逃げられない、何もできない、少女たちに。』と差別や貧困に苦しむ少女へ支援を求める言葉があった。負傷して逃げる途中、青池はこの看板を見て表情が明るくなった。涙を浮かべて何かを決心するとこの看板の前から立ち去った。志摩たちがこの財団法人に問い合せると、読みどおり青池はこの財団のイギリス本部の住所を教えてほしいと問い合わせていた。その足で国際郵便を取り扱う運送会社を訪れると対応した男性社員が青池のことを覚えていた。青池は嬉しそうで興奮した様子だった。男性社員が「かわいいですね」とぬいぐるみを褒めると、青池は「私が作ったんです。すごく価値があるんです」「価値に気が付かないと困るからそのことも書きます」と嬉しそうに話した。「私今まで全然余裕がなくて募金とかしたことなかったんです。だから最後にひとつだけ」笑顔で涙を拭うと手紙を男性社員に梱包するよう手渡した。そしてこの荷物が19時のフライトに乗ることを確認すると「19時まで逃げればいい」とつぶやいた青池は「よろしくお願いします」と笑顔で頭を下げた。バスの中で息も絶え絶え、SNS投稿する青池。青池が視線を窓の外に向けると国際郵便のトラックが横を走っていった。「最後にひとつだけ」笑顔でトラックを見送った青池は力尽きて息を引き取った。
荷物を乗せた飛行機が上空を飛んでいくのを見て「警察もB(暴力団)もきれいにやられたな」という伊吹。「彼女の人生は何だったろうな」という志摩。帰宅した桔梗は「遅くなってごめん」と息子を寝かしつけてくれた羽野に声をかける。「家のことくらいしかやることないし」と笑う羽野に「必ずあなたを自由にする!必ず」と力強く桔梗はいった。
「相手の本性を知るには生死のかかった瞬間をみるのがいい」「お前の本性が死にたい奴だったとはな」という伊吹。「はったりかましただけ」という志摩に「あんな真似二度とするんじゃねえぞ」とドスの聞いた声で真面目にいう伊吹だった。志摩は少し笑い「合点承知の助」と答えた。「全然響いてないー」と悔しがる伊吹をよそに志摩は意味有りげな眼差しで前を見ていた。

【みんなの感想】
30代・女性
自分の意思とは関係なく、暴力団と関わってしまった青池。彼女は贅沢を望んだわけではない、ただ普通に生きたかった。それなのに巻き込まれてついてしまった前科のせいでそんな些細な願いも叶わなかった。せめて少女達には自分のようになって欲しくない。少女達に自分のささやかな願いを託し、命がけでそれを守った。悲しく苦しい結末でしたが、青池が最期に微笑んだのがせめてもの救いかも。桔梗の「私達はいっつも間に合わない」という言葉も何か起こらないと動けない警察という組織のもどかしさを一言に詰め込んだとても重い台詞でした。最初に伊吹が「合点承知の助」と言ったとき、志摩が「それ承知してないときのやつ」とツッコんだにも関わらず、最後に伊吹に死ぬようなことするなと言われたときに「合点承知の助」と答えたことが意味するものは…。命の大切さをわかっているはずの志摩の真意とは…気になります。

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