【時効警察はじめました】第6話「プロレス試合中の殺人!?女社長㊙必殺技の謎」感想ネタバレ(主演:オダギリジョー)

主演:オダギリジョー
テレビ朝日系  (金曜日23時15分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【試合中に殺人!?】
最近プロレスにハマって道場に通っている真空(吉岡里帆)の話から、25年前に起きた人気プロレスラ-タイトルマッチ事件を振り返る。霧山(オダギリジョー)は興味を持つ。その事件とは「気合プロレス」の試合中に、人気看板選手丸山真剣(佐々木大輔)がチャンピオン・土倉髑髏(男色ディーノ)に挑んでベルトを奪取したものの、トロフィーを渡そうとした時に丸山は仁王立ちしたまま息絶えていることが判明したというものだった。死因は頭部強打の脳挫傷からの脳内出血。右側頭部には不思議な形の傷跡があり、試合前に何者かに殴打されたと推測された。その後ライバル選手だった土倉、気合プロレスCEOの枕木葵(寺島しのぶ)、レフェリーのレッドシュ-ズ猿股(柳葉敏郎)、丸山と師弟関係にあった高原本気(HARASHIMA)、所属レスラ-たちが疑われたが証拠がなく時効を迎える。

真空が通っている気合プロレス道場に霧山と三日月(麻生久美子)が訪れ、丸山事件の時効となった遺留品をCEOの葵に渡して事件のことを聞き出す。霧山は葵の口癖「っていうの」の言葉が引っかかり何か隠していると感じる。
霧山は土倉に話を聞きに行くと、試合前に丸山に対して怒りを表すパフォーマンスをしたが無視されてしまったこと、丸山は周りの選手を一方的に敵視していたことを知る。
葵から丸山は才能の塊で本物の強さを追い求め、いつでも真剣勝負でストリック過ぎで、気合プロレスの方向性からズレて行ったことを明かす。
猿股からは、高原は高校生の頃ワルで、入門した時に丸山に喧嘩を売るが、高原は生まれて初めて人に負け丸山の弟子となり慕っていたと聞かされる。高原は当時のアリバイがあった。

葵の元を霧山と三日月が訪れる。

【事件の真相】
25年前、看板選手だった丸山はいつも真剣勝負にこだわるストイックな選手だった。一方、気合プロレスは試合にショーの要素を取り入れていこうとしていた。
そしてタイトルマッチ当日、葵は丸山にパフォーマンスの指示をするが、真剣勝負しかしない丸山と真っ向から対立となった。自分の信念を侮辱された葵は、丸山ともみ合いになり投げ飛ばされてしまう。そこへ猿股がやってきて、今度は丸山と猿股がもみ合いになってしまった。葵はその場にあったトロフィーで丸山を殴ってしまった。床に倒れて動かない丸山。猿股はこの場は自分に任せるように行って、葵に現場から離れるよういう。
直後、気を失っていた丸山が起き上がる。試合に出ようとする丸山を、命が危ないと必死に止める猿股だが、タイトルマッチに命をかけていた丸山の熱意に負けて猿股は止血をおこなったのだった。
脳内出血を起こしながらも無理を承知で試合に望んだ丸山。仁王立ちのまま息絶えたのは、筋肉が多い人で直前まで激しい運動をしていれば死後直後に全身が硬直することもあり得るという。 かつて葵はアメリカのメジャー団体で活躍した元プロレスラーだった。本場・アメリカで学んだエンタメの大切さを侮辱されたのが動機だった。
丸山の頭部の不思議な形の傷跡は、凶器のトロフィーにあったKWE(気合レスリングエンターテインメント)の「E」の部分だった。そしてその「E」は葵が持っている杖の持ち手部分と一致した。
霧山が最初、本音を隠すために出てしまう口癖だと思っていた「っていうの」は、英語の「you know?」でアメリカに居た頃の名残であることに気づいた霧山であった。

霧山は誰にもいいませんよカ-ドを渡す。

みんなの感想・次回について
50代・女性
霧山たちは人気歌手メガネ殺人事件の時効事件を追う。 犯人は背中に平行四辺形の傷跡が残されていることを、鑑識の又来から聞かされる。人気歌手は死の目前で、鏡に「犯人はメガネ」と謎のダイニングメッセ-ジを残していた。霧山と三日月は、人気歌手の妻に遺留品を渡しに行き、妻から当時を振り返る。殺された人気歌手のスキャンダル、13股の過去を持っていた。妻は被害を装っているが、犯人はこの妻だろう。ダイニングメッセ-ジの謎を霧山が暴く。

30代・男性
葵の口癖「っていうの?」が「you know」だったことはこじつけのような…でもそれがアメリカ時代の経歴を知るきっかけの伏線だから仕方ないかとほんの少しもやもやが残りました。選手もCEOもプロレスを愛するがゆえの悲しい事件、事故のような話、切なかったです。
いつも便利屋のように影でいい仕事をする又来だが、次回も又来が事件解決の鍵を握っているようで楽しみです。

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