【俺の話は長い】第7話「①お掃除ロボはふるさとだ②W失恋涙のドライブ」感想ネタバレ(主演:生田斗真)

主人公は過去に珈琲専門店を営んでいた 【ドラマ】俺の話は長い 一覧
主人公は過去に珈琲専門店を営んでいた

主演:生田斗真
日テレ系  (土曜日22時~) 

【内容・ネタバレ含む】
其の十三「ジンライムと商店街」
春海(清原果耶)が学校から帰宅する。そして墨汁が必要だという。房枝(原田美枝子)は20年以上前に綾子(小池栄子)が使っていた習字道具を探す。すると見慣れない缶を発見し、開けると中には綾子と満(生田斗真)の名前が書かれたお年玉袋が入っていた。房枝が姉弟から預かったまま郵便局に入金し忘れたものだった。

明日香(倉科カナ)の部屋では満が家事をこなしていた。明日香に今日一日何をしていたか聞かれ、満は料理の下ごしらえと犬のコウちゃんの散歩、文房具店でノートを買ったと答える。買ったノートには、自分にとって嫌じゃないことが何なのかを考えるために思ったことを書き留めるつもりのようだ。「珈琲屋は嫌じゃないことに入らないの?」と聞かれた満は、自分でも未練があるのではないかと思っていたが、完全にないことがはっきり分かったという。明日香は珈琲も料理も上手だから飲食が向いていると思うとアドバイスするが、満にその気はなさそうだ。しかし満の「ちゃんと向き合っていこうと思っている」の言葉を聞き、明日香は安心したような表情を浮かべる。

一方岸辺家では、満のお年玉でおいしいものを食べに行こう!と話し合っていた。房枝は、一応本人の許可をとった方がいいというが、綾子らはお金持ちの家に居候している今の満にとって4万3000円は大したお金でないはずだと引かない。結局光司(安田顕)が許可取りの電話をすることになる。満に「自分のお金が姉ちゃん達の胃袋を満たすと思うとしゃくだから明日取りに帰る」と言われてしまう。スピーカーで話の終始を聞いていた綾子は「大事な話もあるから絶対来なさい」と満に強くいう。
房枝の喫茶店・ポラリスではいつものように常連達が集まっている。房枝は常連達に、お店がいつまであるか分からないともらす。

満が実家へやってくると、満が草野球の審判をしているチームの不動産屋がいた。満はなぜいるのか尋ねる。不動産屋は家の査定を頼まれたと答える。不動産屋が帰った後、綾子は満に自分の荷物を明日香の家に運ぶよう伝える。「なんで家を売る必要があるんだよ」と納得できない満に、房枝は「満も家を出ていってしまったし一人で住むには広すぎる」と答える。そしてリフォーム中の秋葉家には後々のことも考えて房枝の部屋が用意されているという。綾子は「この家があることは房枝にも満にもよくない」「房枝は独り身の寂しさで満を甘やかしてしまうし、満は帰る場所がある安心感で人生に本気になれない」という。満は自分に一刻も早く仕事をしてほしいなら実家がなくてはダメだとお得意の屁理屈で反論する。「ルンバはどんなに遠くにいっても安心して戻れる基地(充電器)がある。だからあんなにも頑張れる。人間も同様に充電する実家が必要だ。」と。しかし綾子に「満は6年間もフル充電したのに一度も掃除しなかったルンバだ。実家があるから動けなくなっている」と一蹴されてしまう。満は作戦を変更して「ポラリスを手放したら常連達の気持ちはどうするんだ」と房枝に問う。「どうせ私の代で終わるのだから辞めるときくらいわがまま言わせて」と房枝と言い合いになってしまう。すると光司が「僕がポラリスを継ぎます」と言い出す。
光司は上司から早期退職の話を持ちかけられて3日前に会社を辞めてしまっていた。なぜ今まで黙っていたのか聞く綾子に満が姉ちゃんが相談しづらい態度だからだと口をはさみ、綾子に処分しろと言われたベースをBar・クラッチに預けていることも明かす。何もかも秘密にされていた綾子はたまらず「春海を迎えに行く」と家を出ていってしまう。
車の中で光司のことを聞いた春海は「お母さんの稼ぎがあれば何とかなるし、無理して今の仕事を続けるよりはいいかな」と素直な気持ちを口にする。綾子は辞めたことより事前に相談してくれなかったことが相当ショックだったようだ。

春海を家に送ると綾子はひとり出かけてしまったようだ。綾子はクラッチに来ていた。駒野(杉野遥亮)がジンライムを出す。3年前に飲んでいたのを覚えていたのだ。家出中だと知った駒野は店に泊まって大丈夫だといい、場を和ませる。

光司は綾子を心配して近所を探す。そして光司のベースを背負った綾子を見つける。綾子は昔、自ら望んで光司のベース持ちをしていたこと、光司のバンド・ズタボロのライブがあるたびに行きつけの飲み屋にポスターとちらしを配っていたことを健気だったと懐かしむ。そしてベースを捨てろといったことを謝る。光司は綾子が自分の性格を分かった上での言動だから全面的に信頼していると答える。そしてもし本気でポラリスを継ぐ気があるのなら、まずは毎朝みんなに珈琲を淹れることからはじめてみたらという綾子のアドバイスを聞き入れる。



其の十四「カレーライスと実家」
満は駒野の家で、ポラリス常連の薗田(本多力)と薗田の後輩・渡利(間宮祥太朗)とゲームをしていた。以前満がしたライオンの話を覚えていた渡利が満のことを「動物園の気高いライオンに会うとかっこいい」と褒める。すると満は「動物園のライオンは卒業する」「飼い主が疲れているときは癒やしの存在に、飼い主が外出するときは身を挺して危険から守る第三のライオンになる」という。

ポラリスでは光司が手伝いをしていた。珈琲を運ぶ手が震えてカタカタ激しい音を立てている。カップを割ったり、お客のテーブルに珈琲をこぼしたり散々な様子だ。

満は明日香とご飯を食べている。満の作る料理すべてが自分好みでびっくりすると嬉しそうな明日香。すると満は「自分がやるべきことは明日香のサポートだという結論に至った」と話す。「それがやりたいこと?」と困惑する明日香に「もっと喜んでもらえるかと思った」と満。「不器用だけど真剣に生きようとしている姿が信用できると思った」という明日香と「真剣に生きてきた人間が出した答えを信用してくれないのか」という満、ふたりの考えは平行線をたどる一方。ついには明日香に一緒にいないほうがいいと言われ、満は荷物をまとめて明日香の家を去っていく。

ポラリスはお客さんが誰も来なくなってしまった。「こんなに暇なのは何年ぶりか」と光司をひとり店に残して房枝は洗濯物を取り込みに行く。すると満と鉢合わせる。亀のボルトが元気がなくて仕方なく戻ってきたと苦しい言い訳をする満。
春海は満を見つけると海まで車を出してと頼む。春海は思い切って陸(水沢林太郎)に告白するもフラレてしまったらしい。満は陸が春海の将来を思って断ったのでは?と慰める。ふたり傷心を海に癒してもらって帰宅すると、夕飯のカレーが用意されていた。昨日もカレーだったと憎まれ口をたたく満だが食卓は賑やかだ。そして房枝は査定額が低くて家を売ることはやめたと、光司はポラリスを継ぐことは断念したと報告する。

満と光司は例のお年玉で焼き肉にいこうとする。上機嫌な満に光司は「お義母さんのカレーで充電したから絶好調だんだね」といったのだった。


【感想】
自分だけが何も知らなかった綾子のショックは相当なものだったろうと察しますが、それと同時に気の弱い光司が綾子に言い出せない気持ちもわかってしまい複雑な気持ちでした。しかし、最後はお互い本音を言えて歩み寄る姿は正直羨ましかったです。いつも忙しく心の余裕がなくなってしまってつい攻撃的になってしまう綾子。でもあの日の優しい綾子も本当の姿で光司はそんな綾子のことが好きなのだろうと感じました。
明日香に言い放った屁理屈の数々…ドン引きです。明日香が幻滅するのもごもっともといったところでしょうか。ですが光司に才能がないとわかった今、やはり満がポラリスを継いでこのままの平凡な日常が続いていくのかなと思いました。

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