【正体】第2話 感想ネタバレを詳しく(主演:亀梨和也)

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主演:亀梨和也
WOWOW (土曜日22時00分~) 

電話占いヴェルニ

【内容・ネタバレ含む】
【#02】
ー脱獄から117日ー
鏑木慶一(亀梨和也)は、髪を金髪にし、那須隆士として在宅ライターの仕事を始める。WEB編集プロダクション・メディアトレンダーズに原稿料の受け取りにやってきた那須を安藤沙耶香(貫地谷しほり)が対応する。夜、沙耶香が帰り支度をしていると那須(鏑木)から電話がかかってきた。入館証を返却し忘れたため、会社の入口まで来たと言うので沙耶香は急いで入口に向かう。
社交的で人懐っこい沙耶香は、那須(鏑木)を夕飯に誘う。那須(鏑木)が日中会社に来た時から、沙耶香は那須(鏑木)の大きなスーツケースが気になっていた。沙耶香が「あなた家ないの?」と聞くと那須(鏑木)は黙り込んでしまった。沙耶香は慌てて「在宅ライターさんの中にはそういう人も居る。きちんと原稿さえ書いてくれればそれでいい」とフォローする。那須(鏑木)は「実はネットカフェを転々としている」と明かした。
二人が店を出ると雨が降っていた。那須(鏑木)は「その辺のネットカフェを探す」と言って雨の中を走り出す。沙耶香は那須(鏑木)を追いかけて「家に来ない?」と言った。安藤家は立派な豪邸だった。「こんな広い家に一人で?」と驚く那須(鏑木)に沙耶香は「ここは実家で、両親は亡くなった」「部屋は余っているから自由に使って」と言う。那須(鏑木)は2階の一室を使わせてもらう事になった。沙耶香が部屋から出ていくと那須(鏑木)は、カーテンの隙間から周囲を伺った。

ー2週間後ー
沙耶香(貫地谷しほり)は、会社代表・稲本美代子(奥貫薫)から「あなた新しい彼氏出来たでしょ」とからかわれる。沙耶香は冷静を装って「出来てませんよ」と答えた。しかし実際は、仕事が終わると走って帰宅する程、那須(鏑木)が特別な存在になっていた。帰宅すると那須(鏑木)が、沙耶香の好みに合わせて本格的なイタリアンを作っていた。那須(鏑木)は、住まわせてもらう代わりに窓拭きなどの沙耶香では手が行き届かない家事も引き受けていた。「ルームシェアする仲なのだから、もっとくだけた感じで呼んでほしい」と沙耶香が言うので、那須(鏑木)は照れながらも「沙耶香さん」「さーや」と呼ぶ事にした。
那須(鏑木)はコンビニで買い物をしている。手慣れた様子で二人分の飲み物や日用品をカゴに入れる。その時、ふと防犯カメラが気になった那須(鏑木)は伏し目がちに歩く。そして新聞の一面に『鏑木慶一死刑囚未だ逃走中』とある事に気づき、その新聞も買った。那須(鏑木)は、コンビニを出るとすぐに新聞に目を通す。その時、男性(上川隆也)が那須(鏑木)にぶつかった。しかし男性は何も言わずに去ってしまった。
那須(鏑木)が道を歩いていると、先程の男性(上川隆也)が歩道橋の上で立ち尽くしていた。那須(鏑木)は一度普通に通り過ぎるも、男性がまとっている異様な空気が気になって振り返る。その瞬間、歩道橋の下に電車が差し掛かり、男性は飛び降りようとした。那須(鏑木)は、無我夢中で男性を引き止めた。那須(鏑木)はその後、震える男性に飲み物を差し出して公園のベンチに一緒に座る。男性(上川隆也)は「缶コーヒーをこんなに美味いと感じるなんて」と感激する。
男性は気持ちが落ち着くと「渡辺です」と言って名刺を差し出す。弁護士のようだが「今は弁護士の仕事がしたくても出来ない」のだと言う。そして渡辺淳二(上川隆也)は「話、聞いてもらえますか?」と那須(鏑木)に話す。

帰宅した那須(鏑木)は、渡辺の事を沙耶香(貫地谷しほり)に話す。渡辺は、痴漢の冤罪被害に遭っていた。ネット上には、「触ったでしょ!」と責める女子高生の手を振り払って「私はやっていない」と逃げる渡辺。そしてその後、居合わせた乗客達によって取り押さえられる渡辺の姿がアップされていた。那須(鏑木)は「取材して記事に取り上げてほしい」と沙耶香に依頼する。那須(鏑木)の「渡辺さんの気持ちがよく分かる。やってないのにやった事にされて、仕事も失い、追い詰められて」と言う言葉にただならぬ思いを感じ取った沙耶香は、渡辺を取材する事にした。
渡辺(上川隆也)は事件について、「あの動画の後きちんと経緯を説明した所、非がない事が証明された。女子高生も「この人じゃないかも」と言い、解放された」と説明する。しかしあの動画が拡散されて独り歩きを続ける。「法的には無罪でも世間的には有罪となってしまう」「やってもいないのに」と渡辺は悔しさを滲ませる。渡辺はこの冤罪のせいで、所属していた法律事務所を辞めざるを得ない状況になった。さらに娘は縁談が決まっていたのだが、この件で破談してしまっていた。「ネットで失った信用をネットで回復出来るよう尽力します」沙耶香は力強く話した。そして渡辺は那須(鏑木)に感謝する。
沙耶香は夜遅くまで、渡辺の記事を推敲した。稲本美代子(奥貫薫)や同僚達からGOサインが出され、記事は投稿された。記事の反響は大きく、「週刊誌から取材申し込みが来た」「これが社会復帰のきっかけになれば良いのですが」と渡辺は那須(鏑木)に話す。そして感謝してもしきれない気持ちを那須(鏑木)に伝え、「これからは冤罪に苦しんでいる人を助ける活動をして行きたい」と続ける。「…冤罪…」那須(鏑木)は表情を強張らせる。これまでと違う那須(鏑木)の様子に渡辺は「私に何か伝えたい事でも」と心配するが、那須(鏑木)は「いえ」と否定した。

沙耶香(貫地谷しほり)が帰宅して鍵を開けると男が馴れ馴れしく沙耶香に声をかける。沙耶香が身につけているイヤリングは、この男が贈ったものらしい。「自分の荷物を取りに来た」と言う男に、沙耶香は「後で送ります」「私が取ってくる」と拒否する。しかし沙耶香が玄関を開けた隙に、男はズカズカと部屋に上がってしまう。「変わってないな」男は懐かしそうにソファに座り込む。那須(鏑木)は家に居ないようだ。男は「話がある」「嫁と子供を捨ててでも自分の気持ちに正直にならなければと思った。やり直してくれ」と言う。沙耶香は即断る。沙耶香が「あなたに未練はない」と何度断っても男は「嫁とは別れた。堂々と一緒に暮らせるんだぞ」と続ける。「早く出て行って!二度と私の前に現れないで!!」沙耶香が声を荒げると男は「いつから俺にそんな態度取るようになったんだ」と態度を豹変させ、沙耶香を押し倒す。そして嫌がる沙耶香の服を無理矢理に脱がそうとした。その時、那須(鏑木)が沙耶香から男を引き剥がす。男は「この女は疫病神だ」とネチネチ言う。男の暴言を遮断するように那須(鏑木)は「黙れ!」と声を上げる。男は黙って出ていった。号泣する沙耶香を那須(鏑木)は優しく抱きしめた。

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翌日、仕事中の沙耶香(貫地谷しほり)の元へ昨夜の元カレが電話をかけてきた。昨夜の事を謝罪する男に沙耶香は「被害届を出さない代わりに二度と現れるな」と告げる。男が「あの男似てないか?脱獄した死刑囚に」と言うので沙耶香は「変な事言わないで」と怒って電話を切った。沙耶香はふと気になって『鏑木慶一』とネット検索する。そして表示された鏑木の写真を見た沙耶香ははっと息をのむ。
夜、沙耶香は自宅玄関前でふぅっと深呼吸してから扉を開ける。中ではいつものように那須(鏑木)が夕食を作っている。沙耶香は努めて明るく普段通りに振る舞う。しかしどうしても那須(鏑木)の顔が気になってじっと見つめてしまう。脳裏では、死刑囚・鏑木の顔と完全一致している。
食後、那須(鏑木)がお風呂に入ると沙耶香はそっと那須(鏑木)の部屋に行き、那須(鏑木)のスーツケースを開ける。中には『認知症と向き合う』など認知症に関する本が数冊入っており、若年性アルツハイマー型認知症の箇所に付箋がついていた。

翌日、沙耶香は会社でぼーっとしている。稲本美代子(奥貫薫)が依頼していた仕事も忘れている程で「最近おかしい」と同僚も心配する。夜、沙耶香が帰宅すると玄関前で警視庁の又貫征吾(音尾琢真)が沙耶香を呼び止めた。又貫は沙耶香に「同居している人は居るか」「なぜ部屋に灯がついているのか」「今お付き合いしている人はいるのか」などを質問する。突然の事に沙耶香が不信がると「この家に出入りしている男が我々が追っている男に似ていると通報があった」と明かす。「誰がそんなデタラメを」と沙耶香は憤るが、又貫は「ほんの数分上がらせてもらうだけでいい。そうでないと一晩中張り込みをする事になる」と言った。
沙耶香はこれを了承する。しかし「下着類が部屋に干してあるから数分待ってほしい」と言って部屋に入った。沙耶香は那須(鏑木)へ手短に状況を説明すると「3分で帰すからクローゼットに隠れていて」と指示した。「気づいて…」と驚く那須(鏑木)に沙耶香は「私にとっては那須隆士。過去は関係ない」と話す。那須(鏑木)は沙耶香を抱きしめると「信じて。僕はやってない」と言った。
那須(鏑木)は荷物と共にクローゼットに隠れ、沙耶香は準備していた二人分の料理を捨てたり、食器を片付ける。そして靴を下駄箱の奥に隠すと玄関を開けた。又貫は二人で訪問していたが、家に上がるのは又貫だけだった。又貫は2階の窓から外を覗く。玄関の外では、もうひとりの刑事が灯がついていたこの部屋を監視するように見上げていた。又貫はすぐに床に落ちていた金髪に気づく。沙耶香が「たまに泊まりに来る後輩の髪だ」と言っても「我々が追っている犯人も金髪だ」と言って又貫は金髪をハンカチに包んだ。又貫の視線が、クローゼットに向けられる。沙耶香は「他の部屋もご覧になりますか?」「そもそも令状はお持ちですか?」と言って又貫が帰るよう促した。
沙耶香が施錠をして、刑事が帰った事を那須(鏑木)に知らせに行くとドンドンドンと玄関をノックする音がした。沙耶香が応対に出ると又貫が「車の鍵を落としたから探させてほしい」と言う。沙耶香は「私が探してくる」と言ったが、又貫は強引に家に上がる。「何なんですか!?」と又貫を制止する沙耶香に、又貫は「公務執行妨害で逮捕しますよ」と脅すように言って例の部屋のクローゼットを強引に開けた。
沙耶香は又貫を抑えながら那須(鏑木)に「逃げて!!」と叫ぶ。那須(鏑木)は一瞬沙耶香の方を振り返り、2階の窓から逃走した。

翌日、鏑木を取り逃がしたという新聞記事を渡辺(上川隆也)が読んでいる。そして記事にある鏑木の顔と自分を助けてくれた那須(鏑木)の顔が重なる。一方、沙耶香(貫地谷しほり)は憔悴した様子でワインを飲んでいる。キッチンに目をやると笑顔で料理をお皿に盛り付ける那須(鏑木)の姿が鮮明に思い出された。

ー脱獄から365日ー
山形県鶴岡市、大久保信代(藤吉久美子)が運転する車にパート仲間の笹原浩子(若村麻由美)、近野節枝(高畑淳子)が乗っている。車内には、鏑木が逃走して1年経ったというニュースが流れている。信代や節枝が「怖いね」と話す中、浩子はなぜかニュースを音楽に変えたいと言った。
信代は、宗教団体「救心会」の講演会に二人を連れてきた。「救心会」山形支部・教祖代理の尾根(野間口徹)が登壇すると拍手が起こる。尾根は「教祖様からのお告げを受けた時、財産を「救心会」に寄付しました。生活は貧しくなりましたが、心は豊かになりました」「煩悩を捨てなさい」と説法し、参加者達はみんな熱心に耳を傾けた。講演後、信代達は直接尾根と話すために列に並ぶ。浩子は「お念珠買おうかな、入会考えようかな」と呟く。
信代は尾根に「先生から入会の後押しを」と言う。しかし尾根は「私は勧誘はしませんよ」と謙虚な姿勢でいるので浩子達の尾根に対する好感度が上がる。浩子が「お念珠を先に買いたい」と言ってお金を用意していると、「僕も買いたい」と男性が尾根に声をかけた。男性(亀梨和也)は久間と名乗り、「今日初めて先生のお話を伺った」「病気がちの母の代わりにやって来た」と話す。夜、節枝は「救心会」の事を夫に話す。「浩子さんも若い男の子もその場で入会を決めて…」と節枝が言うと夫は「絶対に許さない!」と声を荒げた。その時、ふすまの向こうから声がした。夫に「ほら、呼んでるぞ」と言われて節枝が部屋に行くと義父がベッドに横たわっている。節枝が優しく説明しても義父は「俺は何も食べてない、腹が減っている」と大声を上げた。

翌日、パート先のパン工場で節枝は浩子に「義父の認知症が酷くなって手に負えない」「夫は何もしないくせに義父を施設に入れるのはかわいそうだと言い張る」と愚痴っている。浩子の表情が暗くなったので節枝が「愚痴を言い過ぎた」と謝ると浩子は「分かる。姉が認知症なの…まだ50代よ」と言葉少なに語った。
パート終わり、浩子は「ずっと黙ってた事がある」と節枝に言う。そして、姉の息子夫婦が脱獄犯・鏑木に殺された被害者なのだと明かした。「唯一の目撃者である姉は、夜中にうなされるらしい」と涙ながらに話す。二人がしんみりとしている所へ信代が男性(亀梨和也)を連れてやって来た。男性の顔を見て節枝は驚く。先日の講演会で入会した久間だったのだ。信代は「アルバイトを探していたからここを紹介したの」と得意げに話し、鏑木は「久間道慧です」と挨拶した。久間こと鏑木は、整形をしたのか目元が腫れぼったくなっていた。

【感想】
30代・女性
過去を知っても受け入れようとしてくれた沙耶香の元を離れるのは、鏑木にとっても辛かっただろう。渡辺が冤罪をはらすために動くのだろうけど、どうして最初に逃げてしまったのかが謎。

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