【邪神の天秤】最終話 感想ネタバレを詳しく(主演:青木崇高)

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主演:青木崇高
WOWOW (日曜日22時00分~) 

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【内容・ネタバレ含む】
【#10】
里村と一緒に暮らしていた少女は新しい『葬儀屋』となり、『宮内仁美』に成りすました。葬儀屋(瀧本久美)は「今日の正午、アポピスウィルスが世界に向けて流出する」と供述する。さらに鷹野(青木崇高)に「あなたの相棒・相羽隼人を殺したのは、氷室沙也香」と明かした。

二人の会話を知らない氷室(松雪泰子)は、「自分も葬儀屋(瀧本久美)の取り調べに入る」と言う。鷹野(青木崇高)が「今は出来る事を分担しましょう」と提案すると、氷室は取調室を後にする。鷹野は、氷室の後ろ姿に向かって「何か嫌な予感がします。気をつけて」と言った。
公安部では、能見(徳重聡)や国枝(小市慢太郎)、溝口(福山翔大)が中心となり、アポピスウィルスの隠し場所を特定するための人員が集められた。葬儀屋(瀧本久美)の携帯から72時間以内に立ち寄ったとされる288箇所が特定される。この情報は、取調室の鷹野(青木崇高)にも連携されたが、鷹野は「これらのどこに隠したか、あなたが教えてくれるとは思えません」と葬儀屋に話す。鷹野は葬儀屋に「なぜ氷室沙耶香の名前を知っていたのですか、なぜ氷室沙耶香を襲ったのですか」と聞く。しかし葬儀屋は「その質問はもう意味がありません」と答える。取調室の外には、応援の警察官が集まっている。鷹野に残された時間は少ないようだ。
佐久間(筒井道隆)は主要部署とオンライン会議を開き、ウィルス対策への迅速な対応を提案するが、どの部署も「持ち帰り検討する」などまるで事の重要性を理解していないような返答をする。政府案件にはならないと判断した佐久間は、公安内で対応する事に決めた。
鷹野(青木崇高)は取調室のブラインドを下げ、別室モニターや音声の電源を切る。そして葬儀屋(瀧本久美)が相羽隼人殺害を知るには年齢的にあり得ない事から、鷹野は「情報源は里村。里村と氷室沙耶香にどんな関係が」と話す。しかし葬儀屋は「もう関係ない」と言うだけで、鷹野の話をシャットアウトするかのように目を閉じる。
一方、能見(徳重聡)達は品川だけ葬儀屋の滞在時間が長い事に気づく。すると能見は「ずっと違和感があった」と言って、国枝(小市慢太郎)と溝口(福山翔大)を呼び出す。「葬儀屋が288箇所も広範囲で立ち寄ったのは、捜査を撹乱するため。しかし品川だけ滞在時間が長ければ、ウィルスの隠し場所を自ら言っているようなものだ」「品川に立ち寄ったのは、もっと他の理由があるはずだ」と能見は言う。その時、国枝が「反対に品川には長く留まっていなかった。例えば、携帯を放置していたとか」と言う。品川から1時間程度で往復でき、テロのターゲットになりやすい場所…それは羽田空港だった。

ー警視庁地下駐車場ー
AM08:31。鑑識が葬儀屋の車内に残された荷物を一つずつ並べている。そこへ氷室(松雪泰子)がやって来た。
羽田空港へ向かう電車の防犯カメラに葬儀屋(瀧本久美)の姿が映っていた。能見(徳重聡)が、この事を佐久間(筒井道隆)達のオンライン会議で報告するが、上層部は「現場は慎重に」「すり合わせの必要がある」と言う始末。その時、羽田第2ターミナル連絡通路に、葬儀屋(瀧本久美)が持っていたものとよく似たスーツケースを発見したと報告が入る。
ー羽田空港ー
AM09:27。警察は一般利用客を避難させ、スーツケースの回収作業に着手する。
取り調べ室の鷹野(青木崇高)は、黙ったままの葬儀屋(瀧本久美)と根比べの状態になっている。鷹野はタブレットの地図上で、捜査された箇所が塗りつぶされるのを確認しながら時計を気にしている。すると葬儀屋が「見つかるわけがない」「あなた方には見えていない」と呟く。
スーツケースの中が空だったという報告は、鷹野にも連携される。鷹野は筋読みを始める。「これまで用意周到だったあなたが氷室沙耶香を殺し損ねた。あそこで捕まるのは予想外だったのでは」「いや、そこまで見越しての事。つまりあの車が押収されるのも想定していた!つまり…」。
同じ頃、氷室(松雪泰子)は警視庁地下駐車場で、押収された葬儀屋(瀧本久美)の車のすぐ横に立っていた。
鷹野(青木崇高)は「葬儀屋の狙いは警視庁である」と佐久間(筒井道隆)に報告する。佐久間は「自分への報告は後で構わないから時間を優先して出来る事をしろ」と指示する。その一方で、上層部へは「逐一報告を入れるよう厳しく言った」と嘘の報告をする。
鷹野(青木崇高)の報告は、能見(徳重聡)や氷室(松雪泰子)達にもすぐに連携された。防護服を着た氷室の指示の元、車の解体作業が始まる。氷室は、油絵の具などの小物をチェックする。そして油絵の人物画のに不自然な凸凹を発見する。不自然な箇所を削るとそこにはSDカードが隠されていた。このSDカードは、真藤が殺害される直前に飲み込んだものと考えられ、中身を解析すればアポピスウィルスに関する何かが分かるかもしれないと氷室は鷹野に報告した。
鷹野(青木崇高)は、葬儀屋(瀧本久美)の表情を伺うようにゆっくりと話しかける。SDカードが見つかった事、葬儀屋に戸籍がないためにあの街でひっそりと暮らさなければならなかった事を話す。
ー愛宕分室ー
AM10:22。能見(徳重聡)達の元へ氷室(松雪泰子)が合流する。溝口(福山翔大)は、SDカードにウィルスの製造方法など有力なデータはなかった事、もっと専門的な解析には時間を要する事を報告する。その時、溝口は真藤殺害の翌日、葬儀屋のパソコンからWEBを介して何かを送信している形跡があった事を思い出す。「アポピスウィルスを誰かに作らせた可能性がある」と氷室は言う。
取調室では、鷹野(青木崇高)が葬儀屋(瀧本久美)の生い立ちから里村に育てられるようになるまでを淡々と話している。すると葬儀屋は「それがあなたの言う筋読みですか!?」と苛立った感情を見せた。鷹野は、葬儀屋が自分の生い立ちに関する時だけ僅かに表情を変える事に気づいていた。そして鷹野は「先程あなたは「あなた方には見えていない」と言った」「それはつまり私達が守ろうとしていない場所、あなたですね」と言う。黙っている葬儀屋に鷹野は話続ける。「生まれた時から誰からも守られなかったあなた」「里村と暮らした街も誰からも守られない場所。だからあなたはそこからリセットしたかった。それは里村への餞にもなる」鷹野の言葉に葬儀屋はすっと涙を流した。

AM10:55。複数台の警察車両が、葬儀屋の育った貧困エリアにやって来た。そして鷹野(青木崇高)も駆けつける。そして鷹野は氷室(松雪泰子)の姿を見つけた。捜査員達は、住民に警察だと悟られないよう変装して街に入っていく。ある建物の屋上で鷹野は怪しいクーラーボックスを見つける。鷹野から目配せを受けた氷室が「ある容疑者を探している」と警察手帳を見せると住民達は一斉に散っていく。こうしてクーラーボックス周辺から人を遠ざけると鷹野はクーラーボックスを開ける。ところがクーラーボックスの中には、子犬がいるだけだった。その時、鷹野はある事に気づいた。

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車両の中では、溝口(福山翔大)が「もしここになかったら」と焦りの表情を浮かべ、能見(徳重聡)が「俺達が最後の砦なんだ」と叱咤する。そこへ鷹野(青木崇高)から「F4(エリア)で営業(捜索)したい」と無線が入る。予定と異なる動きだが、能見は鷹野を信じて「くれぐれも無理はするな」とこれを許可する。
鷹野は、里村の部屋こそが葬儀屋(瀧本久美)が最もリセットさせたい場所だと考えたのだ。鷹野と氷室(松雪泰子)は里村の部屋をくまなく確認する。その時、部屋の外で物音がした。身を潜めた鷹野が、思い切り扉を開けるとそこには宅配業者の男性が居た。驚いた配達員は「お荷物です。里村さん」と言う。鷹野が荷物の伝票を見ると確かに『里村悠紀夫』宛になっている。品物は割れ物、クール便にも関わらず『不在時には玄関前に置いて良い』と但書がされている。
氷室(松雪泰子)は配達員に「お話を聞きたい」と言ってさり気なくその場から避難させ、それを確認した鷹野(青木崇高)は慎重にダンボールを開封する。中にはクーラーボックスが入っている。蓋を開けると中にはウィルスと思しき薬品が入っており、さらには残り時間2分程度の爆弾も設置されていた。
捜査員達は住民を避難させる。一方、鷹野(青木崇高)は爆弾の部分を取り外す。外に投げようとした時、爆弾処理班が投げようとした方向から現れて、鷹野は投げる事を止める。そして反対方向からは氷室がやって来た。鷹野は「来るな!!」と大声で言うと近くにあったドラム缶の中に爆弾を入れた。それと同時に爆弾が爆発した。
鷹野(青木崇高)は怪我をして動けない。しかしクーラーボックスの中の薬瓶は割れていない。駆け寄ろうとした氷室(松雪泰子)に向かって、鷹野は「来るな!!」と叫ぶ。爆破の影響で屋根が崩れ落ちた。

鷹野(青木崇高)は病院のベッドで目を覚ます。ベッドの横には佐久間(筒井道隆)の姿があり「爆破から22時間36分経過した。ウィルス検査の結果は陰性」「ウィルスも無事回収された。市民に罹患した者はいない」と言う。鷹野は氷室(松雪泰子)の安否が気になった。佐久間は、鷹野を車いすに乗せる。向かった先は、防護服の医師が居る隔離病室。隔離されたベッドに横たわる氷室の顔や手が赤くなっていた。
屋根崩落直後、氷室(松雪泰子)は鷹野(青木崇高)の元へ駆け寄ろうとする。その時、足元のクーラーボックスに気づいた。中の薬瓶が1本割れている。氷室は素早くクーラーボックスの蓋を閉じ、着ていたジャケットでそれを覆った。
SDカードの復元に時間がかかっており、有効なワクチンも不明なのだと佐久間は話す。そして「氷室がお前をここに呼んでほしいと言った」佐久間はそう言うと立ち去る。少しして氷室が、鷹野に気づいた。謝る鷹野に「謝るのは私の方」と氷室は言う。「9年前、葬儀屋を追っていた私は水沼というエスのお陰で事件を未然に防ぐ事が出来た。それが里村が実行犯だった最後の事件」と氷室は続ける。水沼とは、鷹野(青木崇高)の相棒・相羽隼人を殺した人物。爆破を未然に防いだ事で水沼は組織から疑われ始めた。氷室の当時の上司は引き続き水沼を利用するよう指示をした。しかし氷室(松雪泰子)は「お金を回収したら誰にも会わずに逃げろ」と水沼に言う。誰にも会わない約束を破って自宅に戻った水沼は、そこで鷹野と相羽に鉢合わせしたのだった。
「でも相羽を刺したのは水沼じゃない」「恐らく葬儀屋」と氷室(松雪泰子)は言う。当時、氷室は水沼の自宅アパート前に車を停めて様子を見ていた。葬儀屋・里村は、水沼を殺そうとして、水沼ともみ合っていた。そこへ相羽がやって来た。相羽に顔を見られた里村は、持っていたナイフで相羽を刺したのだった。「水沼は逃げ切れず、組織に拉致・暴行されて死んだ」「非情になれなかった私の判断ミスが全ての歯車を狂わせてしまった」氷室の目から涙がこぼれる。

一方、取調室ではある男が取り調べを受けている。国枝(小市慢太郎)は「治療薬が開発されればもうテロには使えませんね」と言う。ウィルスを製造した男を逮捕したようだ。溝口(福山翔大)が「もっと早くあの男を見つけていれば」と悔しがると能見(徳重聡)は「まだ遅いとは決まっていない」と否定する。しかし「もっと長く氷室・鷹野のコンビを見ていたかった」と諦めムードが漂う。
氷室(松雪泰子)は相羽の事件後、仕事を辞めようとした。でも佐久間(筒井道隆)が氷室を引き止めた。それから氷室は一切の感情を捨てて任務を全うする道を選んだ。氷室は「ずっとあなたを信頼するたびに押し殺していた罪悪感が押し寄せて来た」「あなたの相棒には死んでも償いきれない」と吐露する。鷹野(青木崇高)は「不思議とあなたを恨む気持ちにはなれない」「それはきっとあなたが私の相棒だからです」と答える。「私はもう相棒を失いたくありません。だから生きてください」鷹野の言葉が氷室に届くと氷室はその場に倒れてしまった。防護服の医師達によって鷹野は強引に病室から出された。

裁判の前、取り調べを終えた葬儀屋(瀧本久美)に鷹野(青木崇高)は「裁判の前にあなたに戸籍が作られます。あなたの本当の名前を教えてください」と言う。葬儀屋は「あなたが産まれた日もこんな風に雪が降っていてね、美しく育ってほしいと思ったのよ。美雪」という母の言葉を思い出す。しかし葬儀屋は「名前は何でも構いません」と言って立ち去った。
佐久間(筒井道隆)は上層部に「葬儀屋は壊滅しました。しかし真藤議員が国家公安委員長の立場を利用して公安内部の情報を漏洩していた疑いは解明出来ていない」「そしてウィルスに感染した捜査員ですが…」と報告する。
同じ頃、鷹野(青木崇高)は相羽の姉・町子(菊地凛子)の元へ来ていた。鷹野が去る時、町子は「気をつけて。思いは伝染します。また現れますよ」と励ますように言って笑った。
佐久間班は、表彰された。佐久間(筒井道隆)が賞状を読んでいる。能見(徳重聡)と鷹野(青木崇高)の間が空いている。二人が空間に視線を落とすと、車いすに乗っていた氷室(松雪泰子)が立ち上がる。賞状はすぐにシュレッダーされ、佐久間から「事案終了」が告げられた。

【感想】
30代・女性
公安の中の人がみんな良い人でよかった。

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