【邪神の天秤】第8話 感想ネタバレを詳しく(主演:青木崇高)

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主演:青木崇高
WOWOW (日曜日22時00分~) 

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【内容・ネタバレ含む】
【#08】
殺害された真藤と笠原には『虎紋会』という共通点があった。メンバー4人の内、2人が殺害されている。残る2人のひとり、里村は学生時代にエジプト考古学を研究していた。公安部は、里村が『葬儀屋』で残るひとり堤(山路和弘)も共犯者だと睨む。堤が向かった廃墟に里村が潜伏していると考えた鷹野(青木崇高)と氷室(松雪泰子)達は、クローゼットの中からした物音を聞き逃さなかった。物音の正体はネズミだった。鷹野が少し気を緩めた瞬間、クローゼットから白骨化した遺体が転がり落ちた。

溝口(福山翔大)、能見(徳重聡)、国枝(小市慢太郎)は、廃墟から走り去る堤(山路和弘)の車を追跡する。一方、骸骨が発見された廃墟は、バブル以降放置されたままになっている事、所有者は『虎紋会』や堤とは関係がない事が判明する。そして鑑識は、頭部が陥没している事に着目して、5年以上前に頭部を殴打して殺害された後この場所に放置されたと推測する。廃墟の周りに野次馬が集まり始めていた。鷹野(青木崇高)は、顔を見られないようまるで犯人が連行される時のように、ジャケットを頭から被り、両脇を警察官に抱えられながら警察車両に乗り込んだ。
その頃、堤(山路和弘)はファミレスで食事を摂る。溝口や能見が、客に変装をして監視している。堤は、席を立った際にテーブルにスマホを置き放しにした。すかさず溝口(福山翔大)が席を立ち、堤のスマホの横にもう一台のスマホを置く。もう一台のスマホ画面に『Loading』と表示される。何らかの電波を使って、堤のスマホと連携しているようだ。接続が不安定で中々思うように進まない。その時、堤が自分のテーブル横に立っている溝口に気づいた。急いでテーブルに戻ろうとする堤だが、ドリンクバーに居た老人に飲み物をかけられてしまう。それは老人に扮した国枝(小市慢太郎)。国枝の時間稼ぎのおかげで、溝口は無事に任務を遂行して離脱する事に成功した。

堤は帰宅した後、特に不審な動きは見られず、溝口がインストールしたスパイアプリでも里村と連絡を取るような動きは見られない。さらに堤は、真藤が殺害された日は泊りがけで鹿児島へゴルフに、笠原が殺害された日は銀座のクラブで飲んでいた事が判明する。佐久間(筒井道隆)は、引き続き堤を泳がせて状況を見る判断を下す。
その時、スパイアプリが堤の通話をキャッチした。相手は『アオヤマ』という男性のようだ。久しぶりの会話を懐かしむような当たり障りのない会話を交わした後、堤(山路和弘)は「里村は戻って来ましたか?」と聞き、男性は「ずっと来てないよ」と答えた。堤の交友関係に『アオヤマ』という人物は居ない。さらに鷹野(青木崇高)達は、アオヤマの話すイントネーションから外国人なのではと推測する。さらにアオヤマの携帯は、他人や架空の名義で契約された所謂飛ばし携帯だと判明する。その基地局からエリアを割り出し、鷹野(青木崇高)と氷室(松雪泰子)はアオヤマを探す事になった。

やって来たのは、狭い路地にゴミが散乱しているような貧困層が生活するエリア。スーツ姿の鷹野達は明らかに浮いている。それでも二人は、「アオヤマさんを知っていますか」と聞いてまわる。鷹野は、客引きをしている2人の外国人女性に話しを聞く。一人が「オショクジ、オサケ、あります」と片言の日本語で鷹野に言う。するともう一人が母国語で「この人入れて大丈夫?中は危険な連中がいっぱい」と心配する。一人は母国語で「私の知ったことじゃない」と言う。鷹野は二人の母国語で「ありがとう。気をつけます」と言って、路地の奥へと進む。
鷹野(青木崇高)は、奥に居る人達に「アオヤマさん知っていますか」と聞くが、皆日本語が分からないのか分からないフリをしているのか、話が通じない。鷹野が警察手帳を見せると、一人の男が外国語で「こいつ警察だ!」と叫び、人々が逃げ出す。それと同時に鷹野は周囲を屈強な男達に囲まれた。
氷室(松雪泰子)も合流し、「邪魔をするなら公務執行妨害で逮捕する」と牽制する。氷室は「不法滞在の事を見逃す代わりにいくつか質問に答えてほしい」と言う。男が啖呵を切ると、氷室は「あなたではない」と言って歩き出す。向かったのは、弱々しく貧相な女性の元。氷室は一瞬でその女性がボスだと見破ったのだ。そして氷室は、お金が入った封筒を女性に差し出した。
同じ頃、一人の外国人の男が落ち着かない様子でそわそわしていた。そこへ先程、氷室に啖呵を切った男がやって来て「あんた暫く身を隠した方がいい」と男を連れ出す。向かった先には、鷹野(青木崇高)が居た。そして背後から氷室(松雪泰子)が姿を現すと男にお金が入った封筒を渡す。男は意気揚々と立ち去り、アオヤマを名乗る外国人の男だけが取り残された。
アオヤマは、里村が1990年頃暮らしていたという部屋に鷹野達を案内する。玄関付近にゴミ袋や新聞の束がいくつもあるが、室内は小綺麗にしてあった。壁のカレンダーは2011年12月のままだった。鷹野(青木崇高)は、壁にエジプト神話・死者の書が貼ってある事に気づく。さらに室内には、子供用の食器や絵本が残されている。アオヤマは、10歳より少し上位の男の子と一緒に住んでいたと証言する。
里村が突然姿を消したのが9年前、そして葬儀屋の犯行が途絶えたのも9年前。その時、氷室(松雪泰子)の元へ鑑定の結果、白骨遺体が里村であるという報告が入る。

鷹野(青木崇高)は、これまでの情報をまとめる。学生時代、同じ思想を持った4人が『虎紋会』を結成する。その後、4人は政治家(真藤)、大学教授(笠原)、個人投資家(堤)、警備員(里村)になった。『葬儀屋』の活動時期が一致する事やエジプト考古学に精通している事から里村が実行犯・葬儀屋であると考えられる。そして里村からテロ情報を得た堤は株取引で莫大な利益を上げていた。現に里村死亡後の堤は、堅実な株取引しか行っていないようだ。ここで得た利益は、里村の活動資金だけでなく、真藤の政治資金や笠原の研究費にもなっていた。この事から鷹野は、『虎紋会』こそが『葬儀屋』であると断定する。それは、テロの標的が私利私欲に溺れる権力者達ばかりであった事からも読み取る事ができ、彼らは本気で革命を起こそうとしていた結果であると考えられる。
ではなぜ里村は殺されたのか…。鷹野達は、「里村以外の3人が葬儀屋を辞めたがっていたとしたら」と仮定する。地位、名誉、財産を手に入れた真藤達が、革命から気持ちが離れてしまっても不思議はないと考えられる。そうすれば、3人にとって里村は危険な存在であり、3人が共謀して里村を殺害した事も納得がいく。
そして真藤達を殺害した新葬儀屋は誰なのか…。堤が最も怪しいのだが、堤は『次は自分が殺されるのでは』と怯える素振りを見せていた事からその可能性は薄い。となると、それは里村の意思を継ぐ者。9年の時を経て、虎紋会の思想に背いた者達(真藤や笠原)を粛清しているのだと考えられる。里村が育てていた少年なのでは。その時、佐久間(筒井道隆)が「危険思想の伝染は最も恐れていた事態だ」と口を開く。

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鷹野(青木崇高)と氷室(松雪泰子)は、里村が育てていた少年の情報を得るために堤(山路和弘)の家を訪ねる。氷室は、15年前の離婚の原因が堤の浮気である事、浮気相手の情報、多額の慰謝料を支払った財源を証明する預金通帳のデータを淡々と突きつける。腹を立てた堤はうっかりと「公安のやる事は」と口走ってしまう。「警察ではなく公安だと言うには、それなりの理由があるはずだ」と、氷室はつけこむ。
「里村が邪魔になったあなた達が殺したのでは」と氷室が追求すると、堤は「弁護士を立てる」と怒鳴る。鷹野達は「遅かれ早かれ我々は真実を明らかにする。今、話せばあなたの身の安全は保障される」「我々も新しい遺体があがる事は本望ではない」と言葉巧みに堤を追い詰める。「戸締まりだけは気をつけて」と言って氷室達が立ち去ろうとした時、堤は「娘にだけは迷惑かけられないんだ」と泣きつく。氷室は「逮捕状が出るまでの間監視をつける事で身の安全は保障される」と告げた。
「全てを話す」と約束した堤に、鷹野は「里村が一緒に暮らしていた少年が新たな葬儀屋になった可能性がある」と明かす。しかし堤は、里村が少年と暮らしていた事を知らなかった。少しして堤は、婚姻状態にない里村の相手が妊娠した事、子供の名前を『寿志』にしようと思うと里村が話していた事を思い出した。

東祥大学のエジプト考古学准教授・塚本寿志(村井良大)。それは鷹野達が、真藤・笠原殺害現場に遺されたヒエログラフの翻訳を依頼していた人物…。
鷹野(青木崇高)達は、塚本の行動確認を行うと同時に、塚本宅へ監視カメラの設置を行うために侵入する。塚本宅に侵入した国枝(小市慢太郎)達は、隠すように置かれていた血のついたナイフを発見する。そしてネット上を捜索していた溝口(福山翔大)は「ある動画を見つけました」と鷹野へ報告する。それは塚本が配信していた動画。そこで塚本は「この世界の秩序を取り戻すためには全て壊さなければならない」「新世界秩序。私は葬儀屋の意思を継ぎ、悪魔を滅ぼす!奴らの首を締めろ!手足を引きちぎれ!心臓を握りつぶせ!悪魔の息の根を止めるのだ!!」と語っていた。
その時、「塚本宅から押収した刃物に、真藤・笠原のDNAが付着していた。塚本を確保」と佐久間(筒井道隆)からの指示が入る。

取調室で、自分の配信動画や凶器のナイフを見せられた塚本は「こんな動画撮った覚えはありません」「知りません」と困惑する。氷室(松雪泰子)が「(捜査に協力したエジプトの)その知識、教えてくれたのは里村。あなたの父親です」と言うと塚本は抵抗を止めて呆然とする。そして若き日の里村の写真を眺めながら「私は父親の事は何も知らなかった。そういう事だったのですね」「昔、家にエジプト関連の書籍があって、私がそれを読んでいると母は嬉しそうだった。父が残した物だったからですね」と話す。
同じ頃、佐久間(筒井道隆)の元へ国枝(小市慢太郎)から驚くべき情報が報告される。それは、『塚本寿志の母、八寿子は1992年に興信所へ里村悠紀夫捜索を依頼しているが、1996年までに発見に至らず、調査は打ち切られている模様』『里村悠紀夫が塚本寿志と同居していた事実はないと結論づける』というものだった。
「父はこんな人だったのですね」と言う塚本の言葉に嘘はないように見えた。佐久間は、取り調べの中断を指示する。取調室から退席した氷室(松雪泰子)と鷹野(青木崇高)に、佐久間はこの事実を告げる。その時、動画を確認していた溝口(福山翔大)から連絡が入る。溝口に言われた箇所で動画をスロー再生する。すると一瞬だけ、塚本とは別人の顔が映し出される。これは塚本の顔を使用したフェイク動画だったのだ。

塚本寿志は嵌められた、誰に…、何のために…。それは公安の目を塚本に向けるため。本当の目的は、堤だったのだ。その頃、ワゴン車の男が堤宅を外から監視し、走り去った。その直後、堤宅のインターフォンが鳴り、堤は玄関の方へと歩いて行く。
同じ頃、鷹野は所轄へ「堤宅の警備を強化するように」と電話をかける。しかし、所轄の刑事は「先程、犯人逮捕のため警備解除の指示が出た」「架電元は公安五課・氷室警部補」と答える。鷹野は助手席に乗り込んできた氷室に疑いの目を向ける。
時を同じくして、堤が倒れている。そして堤の心臓が天秤に乗せられた…。

【感想】
30代・女性
塚本のフェイク動画の時はゾッとした。次回予告の「あなたが葬儀屋だったのですね」という鷹野の言葉も気になる。里村と暮らしていた少年は、警察関係者なのか。これまでになく、続きが気になる。

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