【邪神の天秤】第5話 感想ネタバレを詳しく(主演:青木崇高)

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主演:青木崇高
WOWOW (日曜日22時00分~) 

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【内容・ネタバレ含む】
【#05】
2件の事件現場付近の防犯カメラに映っていたのは、塾講師・小田桐卓也(金井勇太)だった。取り調べを受けてもしらを切る小田桐だったが、石板の画像を見た途端に態度が急変する。小田桐は、取り憑かれたように呪文のようなものを呟きながら口から泡を吐き、倒れてしまった。
溝口(福山翔大)の調べで、2件目の事件である笠原教授殺害前に小田桐が接触したのが、明慶大学4年大友雄一だと判明する。大友は、学内のサークル・政治研究会に在籍し、民族共闘戦線に出入りしていた。民族共闘戦線とは、公安第一課の監視対象の要注意組織。民族共闘戦線は、政治研究会の学生を利用して学内に拠点を設置しようと考えているようだ。そして、予算削減としてサークル自体をなくそうとしていたのが、殺害された笠原教授だった。
「世界新生教と民族共闘戦線に繋がりが見つかれば…」と能見(徳重聡)が話していると、氷室(松雪泰子)は何か言いたげに佐久間(筒井道隆)に目配せした。佐久間は、国枝(小市慢太郎)、能見、溝口に民族共闘戦線の監視強化を指示し、氷室と鷹野(青木崇高)には民族共闘戦線の内部調査をして笠原教授殺害の証拠を探し出すよう指示する。すると鷹野は「違和感がある」「民共(民族共闘戦線)と古代エジプトが関連しているようには思えない」と意見した。佐久間は「鷹野、お前には重要任務がある」と言ってファイルを差し出す。資料写真の男(奥野瑛太)を見て鷹野ははっとする。佐久間は「民共に所属しているこの男を協力者として獲得しろ」と言った。

「小田桐は精密検査の結果、しばらく入院する事になった」と氷室が佐久間に報告する。佐久間は「鷹野から目を離すな」と言う。
佐久間が「エスにしろ」と鷹野に指示した男・赤崎亮治(奥野瑛太)は、鷹野が所轄時代に会った事がある人物だった。11年前、赤崎の父親が自宅で何者かに殺害された。鷹野は、当時大学生だった赤崎から事情を聞いた。母親が病気がちだったため、警察との対応を全て赤崎が担っていた。何人かの容疑者が割り出されると、赤崎は「だから、警察は間違ってるんだって」と声を荒げた。しかし捜査一課は、その声に耳を貸すことなく第一容疑者を逮捕する。ところが結果は冤罪。後日、別件で逮捕された人物が赤崎の父親殺しの犯人だと判明した。赤崎は「だから最初からそう言っただろ!」と鷹野を責めた。

鷹野(青木崇高)と氷室(松雪泰子)は、赤崎(奥野瑛太)の行動確認を始める。赤崎は質素な生活をしているようで、仕事後はほぼ決まった時間に帰宅していた。数日後、鷹野は赤崎に接触する事にした。赤崎が通っている将棋サロンに入り「お手合わせ願えますか」と赤崎に声をかけた。そしてスパイカメラを掛けた溝口(福山翔大)も将棋サロンに潜入し、二人の様子を撮影する。
鷹野が「参りました」と言った時、赤崎が「もしかして鷹野さんじゃないですか?」と聞く。「負けた私がご馳走する」と言って鷹野は赤崎を食事に誘う。鷹野が連れてきた中華料理店には、すでに客として国枝(小市慢太郎)と能見(徳重聡)が紛れ込んでいた。鷹野が近況を聞くと赤崎は「父親が殺されて苦労しなかった訳がない」「あの時から日本の警察は信用していない」と話す。そして何かを察しているようで「鷹野さん、本当の目的は何ですか?」「さっきの対局も私と話すきっかけを作るためにわざと負けたのでしょう」と聞く。これ以上、小細工は不要だと考えた鷹野は単刀直入に「民族共闘戦線に所属していますよね」「警察の協力者になって頂きたい。内部調査をして頂けませんか」と聞き、謝礼の封筒を机上に置く。これを見ていた能見達は「タイミングが悪い、焦っている」と苦言を呈す。
「私に仲間を売って警察のスパイになれと?国家権力による不当な弾圧だ」と赤崎は声を荒げる。鷹野が「組織的な殺人をしている可能性がある」と小声で言うと赤崎は驚いて態度を変える。「自分達は世の中を良くしたいだけだ」「このままでは格差はなくならない」組織の理念について赤崎が言う言葉に鷹野が一字一句違わずに言葉を被せる。「彼らの常套句ですね」「危険な依頼であることは承知している。有力な情報には謝礼を上乗せする」と鷹野が言うと赤崎は「金で人を動かす警察のやり方は正当なんですか」と怒りの籠もった声で言う。そして赤崎は席を立ってしまった。ファーストコンタクトは失敗。氷室(松雪泰子)は心配そうな表情を浮かべた。

翌日、鷹野は再び将棋サロンを訪れる。鷹野の姿を見ると赤崎は避けるように席を立った。鷹野は、赤崎の前に立ち塞がり「私が負ければ二度と赤崎さんの前には現れません。対局願えますか」と言った。張り詰めた空気の中、二人の対局が始まる。結果は、赤崎の負け。二人は喫茶店に場所を移す。鷹野がエスの件を切り出すと、赤崎は「鷹野さんとは将棋の話以外するつもりはない」と言う。近くの席で見守っていた氷室が、佐久間(筒井道隆)に「今回も失敗しました」と報告する。すると佐久間は「どんな手を使っても良い。必ず結果を出せ」と言った。
氷室(松雪泰子)は鷹野に一つの資料を渡す。それは、1年程前に赤崎が同僚を怪我された時の110番受理簿だった。氷室は「同僚が被害届を出さなかったから警察沙汰にはなっていないが、今から被害届を出させる事は可能だ」と言う。「これを使って赤崎を脅せと!?」と鷹野は驚くが、氷室は「これが失敗したら私が引き継ぐ」と言って立ち去った。氷室は佐久間(筒井道隆)に「鷹野が非情になれば(成功するはずだ)」と報告する。佐久間は「必ず次で落とせ」と氷室に指示した。
氷室から受け取った資料を熟読した鷹野は、再び将棋サロンで赤崎と対局する。二人の勝負は、周りの客達が注目する程だった。「真剣勝負で鷹野さんに勝ったのは本当に嬉しいな」赤崎は笑顔を見せる。赤崎は「将棋は死んだ父の唯一の趣味で、子供の頃は一緒にさした」「将棋は頭の中をリセットしてくれる。嫌な事があってもすぅっと忘れさせてくれる」と話す。「また真剣勝負お願いします」赤崎が言うと鷹野は「私はこれから将棋以外の事を話します。どうか聞いて下さい」と言いにくそうに切り出す。
鷹野は赤崎に110番受理簿を手渡す。「今からでも立件出来る」「マスコミに知れれば、テロを企む組織の一員だと言われる」と畳み掛ける。赤崎は「私をがっかりさせないで下さい」「どんなに言われても国家権力には屈しない」と怒って立ち去ろうとする。すると鷹野が「これは破り捨てます」と言ったので赤崎は意表を突かれる。意図が分からず混乱する赤崎に鷹野は「上司の命令は絶対なのでこれを見せた」「私はあなたの将棋が好きだ。誠実で堅実な差し手が」と将棋の話をする。
二人の会話を聞いていた能見(徳重聡)は「将棋の話はもういい、このままでは逃げられる。自分が行く」としびれを切らす。すると氷室(松雪泰子)が能見を止める。
鷹野は「あなたは仲間がリンチに遭っている事をこの被害者に抗議したのでは?」と聞く。民共では、活動が消極的だったり組織を抜けようとする人物をリンチする風習があり、この被害者が組織の上層立場に居る事を鷹野は調べたのだった。「あなたは組織のやり方に抵抗を感じているのでは?」「真面目で倫理観の強いあなたにあのような組織の水が合うとは思えません」鷹野の言葉に赤崎は「民共が人を殺しているのは本当ですか」と聞く。そして「理想を持って民共に参加したが、時間の経過と共に自分の理想とはかけ離れていった」と明かす。そして「11年前、警察の中で唯一鷹野さんだけが誠実に向き合ってくれた。だからずっと覚えていたのだ」「あなたは変わっていなかった」と言い、「全力で鷹野さんに協力します」と赤崎は頭を下げた。

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会話を聞いている国枝(小市慢太郎)達も一安心する。この展開は氷室(松雪泰子)でさえ、予想外の事だった。ただ脅す目的で提供した氷室の情報を鷹野は逆手に取り、本来であれば長い時間をかけて構築する信頼関係を短時間で築き上げてしまったのだ。
佐久間(筒井道隆)は、赤崎(奥野瑛太)が二重スパイである可能性を示唆して行動確認の継続を指示する。約束場所の手前で鷹野は赤崎に声を掛け、氷室達が予め入店している焼肉店に入店する。そこで鷹野は、殺害された笠原の写真を見せて「証拠が必要だ」と話す。証拠となるのは、民共が政治研究会を利用していると分かるメールや証言、笠原教授を消すという内容のメモなどだと聞くと、赤崎は目を瞑って頷く。鷹野は、赤崎の薬指の指輪を心配する。赤崎は「婚約者には仕事が忙しくなると言った」「別に悪い事をしている訳ではないから心配いらない」と答えた。最後に鷹野は「赤崎さんの安否確認が最優先だ」と連絡方法の取り決めについて説明した。

ー民族共闘戦線 潜入1日目ー
『メールがなければ危機的状況に陥っている』という取り決めに則り、赤崎(奥野瑛太)は『本日よりマルセン(民共)とマルデン(職場)の往復を開始』と鷹野にメールした。
ー潜入3日目ー
赤崎は事務所の掃除をしながら情報を集める。『幹部による定例会。K(笠原)情報なし』とメールした。
ー潜入5日目ー
赤崎は食事中も周囲の会話に聞き耳を立てる。そして食後の片付けをしている時、幹部がスマホを置き忘れている事に気づいた赤崎は重要な情報を写真に撮る事に成功した。
ー潜入6日目ー
赤崎は『情報あり』の目印を橋の欄干に付けた。それを確認した鷹野は予め決めておいた場所に情報を取りに行く。その夜、赤崎はUSBを置いた場所に置かれていた謝礼を受け取った。
その後も「エジプト神話に出てくるこれらの物を発見した時は写真を撮ってほしい」と言う鷹野に応えるべく、赤崎は事務所内の詮索を行う。

一方、鷹野(青木崇高)は、赤崎(奥野瑛太)から入手した情報を佐久間(筒井道隆)に報告する。そこには『4月26日に笠原をせん滅する』というメッセージと笠原を盗撮した画像があった。「これで民共にガサ入れがかけられる」と言う鷹野に佐久間は「まだ物証が足りない」と言った。
5月22日夜、『本日もアメミトはなし』と赤崎からメールが届いた。その頃、佐久間は氷室(松雪泰子)を呼び出し、明日病院から戻ってくる予定の小田桐(金井勇太)に尋問をするよう指示する。氷室が「それで…鷹野は?」と言うと佐久間は「まだ気づいていない」と答えた。
鷹野は赤崎に「さらに危険なお願いになるのですが」と躊躇い気味に、民共の入出金名簿がほしいと依頼する。赤崎は「アメミトを探している時に幹部が帳簿を見ながらパソコンに打ち込んでいるのを見た」と言い、これを了承する。鷹野は「怖いくらいに順調だ。何か少しでも変だと思ったらミッションは中止してほしい」と念押しした。そして赤崎は「一つお願いしたい」と鷹野にある依頼をする。
翌日、鷹野は赤崎の家へ行く。小さな郵便受けからこぼれ落ちたチラシを鷹野が片付けていると、花屋のエプロンをつけた女性が「…あの」と声をかけた。宮内仁美(瀧内公美)と名乗る女性は「彼と全く連絡が取れない」と明かす。彼女の薬指には、赤崎と同じ指輪がつけられている。赤崎の同僚を装った鷹野は「今は会社にも赤崎さんにも大事な時期だ」と言って伝言の仲介を申し出た。
一方、赤崎は何とか幹部の部屋に侵入してパソコンからデータをコピーする。データのコピー中、幹部が戻って来てしまった。間一髪、赤崎はデータのコピーと脱出に成功し、約束の場所にUSBを置く。USBを受け取った鷹野は、一緒に入れられていた手書きのメモを読んで驚く。その後、鷹野はデータを佐久間に渡す。残念ながら公安がほしかった、組織から小田桐への振り込みデータは確認出来なかった。
その頃、取調室に小田桐(金井勇太)が戻ってきた。氷室(松雪泰子)は、小田桐に向かって「私達は全てを知っています」と話す。
同じ頃、鷹野は「気になる事があります」と佐久間に言う。それは笠原殺害の前日と翌日にそれぞれ300万円同じ『SGY』という所へ支払いを行っている事だった。
ぼーっとしている小田桐に向かって、氷室は「あなたが単独犯でない事も背後に誰が居るかも」と言うと小田桐の瞳が僅かに左右に揺れた。
鷹野(青木崇高)は赤崎からの手書きメモを佐久間(筒井道隆)に見せる。『Kせん滅計画 実行を再度確認』『マルセン 別の組織に依頼』と書かれている。その別組織が『SGY』だと鷹野は指摘する。そして「違和感の正体です」と鷹野は続ける。鷹野は「私のエス獲得は民共の情報入手ですが、佐久間さんの目的はその先にあったのです」と言い、「佐久間さんと氷室さんが気にしていたのは石板に描かれたアメミトの絵ではありませんか?」と問う。「世界新生教が真藤議員を殺害依頼したのもSGY、そして危険を犯してまで赤崎に調べさせたかったのはSGY、お二人だけで小田桐を取り調べたのも小田桐がSGYに関係していると考えたからでは?」と鷹野は追求する。佐久間は観念したのか「80年代、公にされていないテロが相次いだ」と話し始める。
氷室も小田桐に向かって「テロのターゲットは、政治家、官僚、企業の重役」「いずれも現場にアメミトの石板を置いていく事が特徴」と話を続ける。
「公安は総力を上げて捜査するが、一度もテロを阻止する事は出来なかった」と佐久間は明かす。「アメミトを現場に残していく事以外、個人なのか組織なのかさえ分からない。それがSGY」と佐久間は続ける。
同じ頃、赤崎(奥野瑛太)は幹部の手帳を盗み見ていた。そこには『30日14時SGY』とある。出かけようとしていた幹部の元へ電話がかかってくる。ボイスチェンジされた声は「気をつけろ、情報を盗む者がいる」と忠告した。

佐久間(筒井道隆)が公安のチームリーダーに就任したのは、ちょうどそのころだった。これまで犠牲になった仲間のため、佐久間はSGYを捕まえようと躍起になった。しかしSGYはそれを嘲笑うかのように警察の目をかい潜って行く。佐久間が辿り着いたのは『警察内部に内通者がいるのではないか』と言う疑惑。「テロの犠牲者は、民衆を抑圧する権力者。SGYは自らをアメミトだと言いたかったのかもしれない」「しかしあるテロを最後にSGYは突然活動を停止した」「それが9年前。しかし再び活動し始めた」と佐久間は言う。
小田桐(金井勇太)は「お前らは何もわかっていない」と言う。そんな小田桐に氷室は「あなたの後ろに居るのは葬儀屋(SGY)」と言う。小田桐は再び顔を真っ赤にし、今度は吐血して床に倒れた。
その頃、赤崎は手帳の写真を送信し、鍵のかかったキャビネット内を探り始める。幹部の手下が戻ってきている事に気づかなかった赤崎は、頭を殴られて床に倒れた。

【感想】
30代・女性
ハラハラする。非情さが必要だと言うが、鷹野にはこのまま変わらないでほしい。赤崎を見捨てないでほしい。SGYはやはり警察内部に居るのだろう。80年代から警察に居るとなると年配の神谷課長(段田安則)か早瀬係長(渡辺いっけい)か?国枝(小市慢太郎)だったら相当びっくりする。

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