【邪神の天秤】第2話 感想ネタバレを詳しく(主演:青木崇高)

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主演:青木崇高
WOWOW (日曜日22時00分~) 

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【内容・ネタバレ含む】
【#02】
大物政治家・真藤は、飲食店爆破の混乱に紛れて誘拐され、そして殺害された。この爆破に使用された爆弾の種類から、警視庁公安部公安第五課は解放軍の元メンバー・郡司が関与していると睨む。鷹野(青木崇高)らは、何日も郡司の監視や尾行を続け、ようやく郡司と接触する男を特定する。それは真藤の秘書・森川(斉藤祥太)だった。鷹野と氷室(松雪泰子)は、森川を追い詰める。「お前は何者だ」鷹野が問うと、森川はニヤリと笑って郡司から受け取った爆弾のスイッチを押した。

郡司は逮捕され、能見(徳重聡)らが取り調べを行うが、黙秘をして何も話そうとしない。一方、自称・森川(斉藤祥太)は、何らかの方法で本物の森川の戸籍等を入手し、1年半前から森川聡を名乗っていた事がわかった。そして鷹野は、森川の成りすましに薄々感づいていた。森川は群馬県の出身なのに、自称森川は榛名湖を知らなかったからだ。偽森川が自爆までした事から公安五課は、組織的な犯行だと推測する。そうして、本物の森川と偽物の森川について捜査し、その背後にある組織を割り出す事にした。その時、鷹野(青木崇高)が口を開く。鷹野は「組織が森川の成りすましなどは用意周到なのに、真藤殺害現場の天秤が釣り合っている(=真藤は無実だ)としている点に違和感を感じる」と指摘する。すると能見(徳重聡)は「お前が重要参考人を自爆させたせいで、組織は警戒して尻尾を出さないかもしれない」「公安に求められるのは意見じゃない、上の指示を忠実に実行する力だ。お前に公安は向いてない」と苦言を呈す。佐久間(筒井道隆)は、この件から抜けるか否かの判断を鷹野自身に任せた。

鷹野は、もう一度真藤殺害現場にやって来た。すると建物の入口に捜査一課係長・早瀬(渡辺いっけい)の姿があった。現場の写真を撮る鷹野に早瀬は「お前も現場の異様さが気になるか」と言う。早瀬は鷹野の勘を支持しつつも「でもそれは刑事のやり方だ」と注意する。そして早瀬は、粉薬を服用すると苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。早瀬は「公安も個々は優秀だが、刑事部のようなチームプレーはしない。だからお前は異質に見えるのだろう。かつて刑事部に配属されたばかりの時の如月もそうだった」と言う。それを聞いて鷹野は「異質なものとの出会いは確信をもたらします」「何かスッキリしました」と答えて立ち去った。

翌朝、鷹野は佐久間に「やはり私は公安に合っていないと思う」「だからここに残り、公安部の手法を学びたいと思います」と言った。佐久間は、少しだけ鉄仮面を崩して頷く。そして佐久間は捜査方針を伝える。能見(徳重聡)と国枝(小市慢太郎)には郡司の取り調べと真藤の周辺議員への聞き込みを、溝口(福山翔大)には偽森川の1年半の動きを、氷室(松雪泰子)と鷹野には本物の森川と偽物の森川双方の周辺人物への聞き込みを命じる。「捜一は聞き込みも得意だろう」佐久間は鷹野に期待をかける。
鷹野らは、偽森川(斉藤祥太)と交流のあった塾講師の男性に話を聞く。森川とは、映画の試写会チケットを交換して知り合ったという。映画の趣味が合った二人は、時々飲みに行く仲だった。男性は「森川は上司と合わないと愚痴っていた程度で特に何も聞いていない」と答える。「ノルマに達していないとかで電話口で怒鳴っていた事が一度だけあった」と思い出した。
偽森川の近所の住人男性は「子供が転んで怪我した時に救急箱を持って飛び出してきた」と証言する。その際「バイキンが体に入ると腐っちゃうから」と森川が言っていた事を覚えていた。「いい人なんだけど変わってるっていうか」と男性は続ける。それは、森川が毎朝、太陽に向かって深呼吸のようなお祈りをしていたからだ。「何かの儀式みたいで気持ち悪い」と男性は笑った。
「特に収穫がなかった」と氷室が言うと鷹野は「そんな事はない」と言う。「男性の一人暮らしで近所付き合いが良いのは珍しい。元々の性格か何かをカモフラージュするためか」「『体が腐る』という表現は独特だ。そこから出身地などが割り出せるかも」「『儀式のようなもの』も信仰するものがあるのか、何かの健康法か」「一方で上司の愚痴を言う仲なのに、議員秘書である事を隠していたのはなぜか」「『ノルマ』も秘書の仕事のことか、あるいは所属する別の組織でのことか」「それらの事から新たな人間関係に発展できるかもしれない」と言って氷室を関心させる。

能見らは、郡司の取り調べを行っている。郡司は依然として仏頂面で黙秘を続けている。「郡司さんの交友関係です。ご確認を」と能見はファイルを渡す。ファイルを開いた途端、郡司が驚きの表情を浮かべる。「あなたが小学生の時ですね、あなたと児童館で良く遊んでいた彼(浅田健一)森川を名乗っていた男に似ている」「だが全くの別人だった。浅田健一は結婚して家業を継いでいる」「かつてあなたと結婚間近だった恋人(清水澄江)です。彼女のもう一人の恋人が森川を名乗る男ではないかと…。彼女に二股をかけられていた事は…ご存知なかった」「あなたの銀行口座の明細です」「ご両親の、お兄さんの…」ページをめくる度に郡司のプライバシーが暴かれていく。「あなたが知っている事を全て話すまで、我々はどんな手を使ってでもとことん調べますよ」能見が追い詰める。

鷹野らは、本物の森川の父を訪ねる。「10年程前に出ていってしまった」「現在の住所は分からない。たまに電話もあるし、年齢的なこともあり警察には相談していない」と父は話した。家を後にすると氷室(松雪泰子)は「違和感だらけね」と言う。鷹野も同感なようで二人は車内から森川の両親を観察する。少しすると森川の両親は外出して行った。「尾行しましょう」という鷹野に氷室は「それよりも家の中を調べる」と言い、家の中に入っていく。
預金通帳を発見した氷室は驚いた表情を浮かべて写真を撮る。そこには『世界新生教』の文字がいくつもあった。そして鷹野は、先程父親が伏せた写真立てを見る。そこには、宗教の衣装を着た人物の写真が入れられている。さらに二人は隠し扉を発見する。そこは2階への階段を塞いだようになっていた。階段を上ると奥に異様な雰囲気を放つ部屋があった。扉を空けると壁一面に御札が貼り付けられ、カセットテープでお経のようなものが流れている。いくつもの蝋燭が灯された前には布団に何かが横たわっている。鷹野が意を決して布をどかすとそこにはミイラ化した森川の遺体があった。
そこへ両親が戻って来た。両親は焦ってミイラの体を懸命にさすり始める。「こちら聡さんの遺体ですね」鷹野が問うと父親は「違う。蘇るんだ」と答えてお経のようなものを唱えた。
両親が落ち着きを取り戻すと、父親は「25年程前に信者になりました」とゆっくり話し始める。小学生だった聡もちょっとしたドライブ気分で喜んで施設へと通っていた。ところが成長するにつれて、聡はお祈りもしなくなり、冒涜するような発言をするようになった。悩んだ両親は、寝ている聡の首にタオルを巻きつけると二人でタオルを締め上げた。「それが教祖様の教えでした」母親は涙ながらに言う。「教祖様は時が来れば復活するとご助言くださいました。教祖様もお祈りを捧げてくださったのに聡はまだ復活しないんです」「まだ徳が足りないんだ。だからもう少しそっとしておいてくれ」父親は言った。お経を唱え続ける父親に母親は「もう止めて」と泣いて訴える。父親は泣き崩れた。
氷室が母親に「教祖様のお祈りとは」と尋ねる。母親は「生前身につけていた物をお焚き上げしてくださる」「時計や洋服を渡しても念が足りないと言われて、1年程前に戸籍や身分証をお焚き上げしてくださいました」と答えた。氷室らは両親に、偽森川の写真を見せる。しかし二人とも「知りません」と答えた。

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情報はすぐに佐久間(筒井道隆)に連携され、佐久間は溝口(福山翔大)に『世界新生教』について調べるよう指示する。帰りの車内で氷室は、公安が世界新生教をかなり前からマークしていた事を明かす。以前から、聡のようなミイラ化した遺体が発見されたり、出家した信者が多数行方不明になっていたのだ。
溝口は、世界新生教が「魂の浄化」として暴力行為を行っていた事、過去に拳銃の密輸に失敗していた事を突き止める。さらに真藤の有力な後援者の中に、肉親が世界新生教の被害にあった人物がいる事が判明する。真藤の狙いは、教団の摘発または解体。その狙いを察知した教団が、偽の森川を送り込んだと推測出来た。
取調室の郡司は、世界新生教など知らないと言い張る。しかしついに郡司は、偽森川に爆弾を3個売ったと白状した。しかも最も破壊力が大きいものがまだ使われていないらしい。佐久間は、溝口(福山翔大)と国枝(小市慢太郎)に教団本部を監視するよう指示し、能見(徳重聡)には真藤の周辺に教団関係者がいないか探るよう指示する。そして氷室(松雪泰子)には「エスが教団に居たな」と確認する。氷室の協力者・エスは、教団に入って5年、中堅の立場になっていると言う。佐久間は氷室に、エスを使って情報を得るよう指示し、鷹野(青木崇高)にはそのサポートにつくよう指示した。

ー世界新生教本部 監視1日目ー
水口と国枝は、山中で監視を続ける別班と合流する。
一方、移動する車内で氷室は「いずれ必要になる日が来るであろう」とエス獲得の話を鷹野にする。5年前、教団のエス獲得に動いていた氷室は、暴力団から命を狙われていた教団関係者を助けてエスにした。「エスである事は、家族すら知らない」と氷室は言うと、公園で遊ぶ一組の家族に近づく。氷室は妻や息子とも面識があるようで自然に話す。男は妻子に先に家に帰るよう言うと「北条毅彦と言います」と鷹野に挨拶する。「頼まれていたものです」北条は封筒を氷室に手渡す。中には、教団内の手書き地図が入っていた。北条は「本棚の裏に隠し扉があり、中にジュラルミンケースが幾つかある。その一つが爆弾だ」と話す。氷室は北条を労い、報酬の入った封筒を渡した。

ー世界新生教本部 監視10日目ー
多くの警察車両が教団本部に集まる。その中には、鷹野らの姿もある。佐久間(筒井道隆)は「爆発物の発見が最優先。しかしその狙いを悟られぬよう」「偽森川が信者である証拠とミイラ化した遺体がないかも探すように」と氷室(松雪泰子)に指示する。入口には、警察を拒む信者達が御札を掲げて道を塞いでいる。その中には、エスの姿もある。氷室は、最前線に出ると「死体遺棄容疑で差し押さえを行います」と強引に施設内へと入って行く。
警察は、手早く室内の書類やDVDを押収していく。情報を入手している事を悟られないよう氷室が頃合いを見計らう。そして鷹野(青木崇高)の「動かした痕がある」という耳打ちを受けて、氷室は「誰か手伝って」と信者に言う。リーダー格の信者が知らぬふりをしたので、氷室は一番近くにいたエスに「あなた手伝って」と依頼する。こうして自然な流れで、隠し部屋に侵入する事に成功した。
隠し部屋には、情報通りジュラルミンケースがあった。信者立ち会いの元、鷹野らは一つずつケースの中を確認していく。一方、本堂では教祖の言葉に従って信者達がお祈りを捧げている。祈りの声が、施設中に広がっていく。警察は異様な光景を目の当たりにする。そんな中、氷室は最後のケースを開ける。ところが爆弾はどこにもなかった。

【感想】
30代・女性
警察のさらに上を行く教団。氷室はエスを守りきれるのか。ハラハラする。そして警察側のスパイは誰なのか。信者の中に早瀬が見えたのは気のせいか?

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