【ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○】最終話「名も無き声を救え!涙と最後の署名記事」感想ネタバレを詳しく(主演:黒木華)

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主演:黒木華
フジテレビ (木曜日22時00分~) 

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【内容・ネタバレ含む】
【#11】
雨が降っている。朝日川町公民館の入口には、『故瀬古咲恵葬儀会場』の立て札が掲げられている。弔問客の女性らは「まさか偽名使ってたとはね…田中さん」「なんでも娘が事件起こしたとかで…」と噂する。瀬古凛々子(黒木華)は、傘もささずに遺骨を抱えて歩く。紙袋が破けて、お香典が落ちた。そこへ仁和正樹(安藤政信)が現れて、凛々子に傘をさした。
仁和は「高校時代、瀬古先生には世話になった」と話す。事件のせいで、住所や名前を変えて生きなければならなかった凛々子達を思い、仁和は「大変だったね」と声をかける。しかし、仁和に届いた葬儀を知らせる手紙の差出人名は、偽名ではなく瀬古凛々子とある。凛々子は「最期に母に言われた。あなたの名前は瀬古凛々子、これからは偽らないで生きて欲しいと」話す。仁和が「先生はきっと君に、凛々しく堂々と生きてほしいんだね」と言うと凛々子は「…凛々しく…堂々と…」と呟いた。「母が亡くなり、次に自分が何をするべきか分からない」と言う凛々子に、仁和は「瀬古凛々子、君が凛々しく生きる様を先生の代わりに俺が見届ける」と言った。

『クスノキ出版』がIT企業『インターネオ』に吸収合併され、合同新会社となることが発表された。その合併を有利に進めるために『カンフルNEWS』が利用されたと気づいた凛々子は、仁和の元に真相を確かめに行く。しかし役員室に仁和の姿はなく、秘書から「しばらくは多忙で会えない」という伝言を告げられる。
ー数日後ー
一本真琴(石井杏奈)は、カフェ黄実子を貸し切りにする。そこには、就活生詐欺事件を調べている時に出会った女子大生とその友人・向井未央(生田絵梨花)の姿があった。真琴は、未央に「就職活動中にウチの山之内って社員から性的被害に遭ったで間違いないかな」と彼女に配慮しながら真相を確認する。「一本さんは信用出来る人だから大丈夫だよ」友人の言葉に後押しされ、未央が口を開く。
3ヶ月前、未央は山之内から「出版業界から内定をもらうコツを教えるから」と言って食事に誘われた。未央は食事の際、出されたシャンパンに口をつけた。あまり飲んでいないのに酷く酔いが回り、変だなとは感じた。しかし次に未央が気づくとそこはホテルの部屋だった。自分の服が床に散らばっている事に驚きと恐怖を感じた未央は、男がシャワーを浴びている間に部屋から逃げ出した。
「後からこんなメッセージが届いて…」と未央はスマホを見せる。そこには『なんで先に帰っちゃったの?』『言っとくけど、全部合意の上だったよ』とあった。「合意なんて絶対にしません」未央は訴えかけるように言うが証拠はない。どこのホテルかさえ覚えていないという未央に真琴は「せめて何か覚えていない」と聞く。すると未央は「…招き猫?」と呟く。「レストランからタクシーに乗せられたような気がする。その時、招き猫みたいな何かが見えた気がする」と未央は言う。
真琴もここへ来る前に調査を開始していた。しかし有力な情報は得られなかった。それを話すと未央は「やっぱりもういいです!話しても無駄だった」と怒って帰ってしまった。

編集部に戻った真琴(石井杏奈)は、この件について資料をまとめると凛々子(黒木華)や根津道春(溝端淳平)達に「山之内文哉、今年の2月に転職して今は海外在住。本人から話を聞くのは難しそうだ」と説明する。「合意していないという証拠を見つけてあげられれば彼女ももう一度話してくれると思う」と真琴が言うと、下馬蹴人(野村周平)が「調べてあげても良いのでは?」と援護する。
その時、総務部の社員が引っ越し業者を連れて来た。そして凛々子達に何の断りもなく、編集部内の荷物を運び出すように指示し始めた。状況が分からない凛々子達に総務部の社員は「え!?カンフルNEWSは今週いっぱいで閉鎖になるんですよね?」と聞く。真琴がカンフルNEWSのサイトを開くと、トップに『カンフルNEWSウェブサイト閉鎖のお知らせ』とあった。
凛々子は、すぐさま仁和の元へと向かう。仁和は「俺は反対したが、部署の統廃合は避けられなかった。会社が決定した事だ」「俺とお前はもっと良い景色が見られる」「カンフルNEWSの仲間を思うなら、会社の決定には素直に従っておいた方が良い」と言う。「それは、従わなければクビという事ですか?」と凛々子が聞くと仁和は「ああ」と答える。凛々子は「分かりました」と言って立ち去った。
編集部に戻った凛々子は「新しい記事をアップする必要はない。全員自宅待機」と指示を出す。納得出来ずに本社へ抗議に行こうとする椛谷静司(野間口徹)達に凛々子は敢えて厳しい口調で「必要ない、もうあなた達は必要ない」と告げた。

夜、凛々子が帰った編集部では他のメンバーが飲みながら話していた。下馬(野村周平)は「編集長(凛々子)だけでなく、ある意味、俺らも仁和さんに利用された被害者だ」と憤る。根津(溝端淳平)は笹目虎太郎(寛一郎)に「瀬古と海外行くんだろ?」と聞く。しかし笹目は「断られた。それは私のやるべき事ではないって」と明かす。そして「誰も仁和さんの代わりにはなれない」と笹目は力なく言う。
一方、凛々子はぼーっとしながら一人夜道を歩いている。考え事をしているのか、凛々子は赤信号の横断歩道に歩を進める。その瞬間「危ないよ!ちゃんと前見なきゃ」と警備員の男性が凛々子を引き止めた。男性を見た凛々子は「編集長」と驚く。警備員の男性は、前編集長・山田礼二(生瀬勝久)だった。
退職後、様々な趣味に興じていた山田。しかし『何かが足りない』と感じ、再び働き出したのだという。そして山田は「真実を知りたいという瀬古ちゃんだったからこそ、カンフルNEWSを編集部の皆を変えられたんだよ」と感謝する。山田に「これから何するの?知りたい事はもうないの?」と聞かれた凛々子は考え込む。

編集部は机が片付けられてガランとしている。編集部を寝床にしていた根津(溝端淳平)は、カフェ黄実子に来ていた。「カンフルNEWSは事実上の解散です」と根津は黄実子(りょう)に話す。同じ頃、真琴(石井杏奈)は漫画編集者に向けての啓発本を読んでいるがあまり集中出来ないようだ。手帳を開いた時に『話しても無駄』という未央(生田絵梨花)の言葉を書き留めたメモがふと視界に入る。下馬は実家で、真琴が作った未央についての企画書を見ている。その時、認知症の祖母に呼ばれ、思いを振り切るように企画書をゴミ箱に捨てた。椛谷(野間口徹)は、息子の制服を買いに出掛けている。その時、就活生らしき女子大生二人組とすれ違う。一人は「それ大丈夫なの?」と心配するが、もう一人は「内定に繋がるかもしれないし」と話している。その会話が気になった椛谷はその場に立ち止まる。
根津は「瀬古に止められたから何も出来ない」「心開いてないって言うか薄情って言うか」と話す。すると黄実子は「私はそうは思わない」と言う。最初は黄実子も「この子は誰にも心を開かない子だ」と思っていた。しかし毎日来る凛々子の感情を読んで料理を出す獏(高橋侃)のメニューが毎回異なる事から、黄実子は「この子の中には色んな感情が渦巻いているのだ」と気づいた。「きっとその感情を上手く言葉に出来ないだけ」「あの子が理由もなく、根津君達を拒絶するとは考えられない」と黄実子は言った。
椛谷はもうすぐ中3になる息子に「ちゃんと将来を考えてるのか」と聞く。息子は「ちゃんと考えるのは親父の方だろ」と言って先に歩き出す。その時、椛谷のスマホが鳴った。息子からだったので、椛谷は「言いたい事があるなら直接言え」と言う。すると息子は「俺は俺でちゃんと考える。だから親父も自分の好きにしたらいい」と言った。息子から送信されたネット記事のURLを開いて椛谷は「え!?」と驚いた。
同じ頃、真琴(石井杏奈)も同じネット記事を見つけていた。それは『カンフルNEWS閉鎖の真実!?編集長の危険な過去とスタッフへのパワハラ疑惑』という東西オンラインの記事だった。根津もこの記事を発見する。コメント欄には凛々子を誹謗中傷する言葉が溢れており、黄実子(りょう)は「酷い…」と言葉を失う。根津は「いつかこうやって過去をほじくり返されるから止めておけと言ったのに、本名を署名して記事をアップする事に瀬古が拘った」と話す。
その時、獏(高橋侃)が珍しく慌てた様子でスマホを根津に見せる。動画配信者・真島ジャスティスが「激ヤバ女!瀬古凛々子を直撃!生配信」として凛々子に付きまとっている。その光景に周囲には野次馬が集まってきて、スマホを向け始める。凛々子は毅然とした態度で「自分が目立ちたいだけの浅はかな人に話す事はなにもない」と言う。凛々子の言葉に苛立った真島は凛々子の胸ぐらを掴む。その時「はい、それ暴行罪」と声がする。そこには根津がスマホを向けて立っていた。真島が「それ消せ!」と根津に言うと、根津は「消してほしければお前が消えろ」と言う。分が悪くなった真島は「どけ!」と野次馬に暴言を吐きながら逃げ去った。
「あんな記事、気にしない」と言う凛々子に根津は「俺が気にする。もうお前を一人にはしない」と言った。根津は、凛々子が一人で未央の件を調べている事に気づく。凛々子が降車したタクシーには、招き猫が置いてあったのだ。「だから、いつも真正面から行き過ぎなんだって、瀬古は」と根津は不敵な笑みを浮かべる。
真琴は力なく道を歩いていると、「ねぇこれ見た?招き猫タクシー」「見つかるといいよね」と言う会話を偶然耳にする。真琴が検索すると『3ヶ月前、産気づいた私を無償で病院まで送ってくれたタクシーの運転手さん。あなたのおかげで元気な男の子が生まれました。お礼がしたいけど、覚えているのは車内に招き猫があったことだけ』という投稿を発見する。その頃、「おーどんどん拡散されてる」と満足そうな根津に凛々子が「それは嘘では?根津君は新米ママではない」と指摘している。これを投稿した新米ママは根津だった。根津は「こういう時くらいネットの良心に助けてもらおう。もうカンフルNEWSには俺達しか居ないんだから」と言う。その時「なんか俺達死んだ事にされてる?」と椛谷の声がした。そこには「息子にダサい所見せられない」という椛谷と「このタイミングで招き猫タクシーがバズるとか怪しいと思った」という真琴が居た。凛々子が「帰って!あなた達は必要ないと言ったはず」と言うと真琴は「それでもいいんです。私がやりたいからやるんです」と反論した。「この記事に関わるという事は、新会社に行けなくなるって事」「ちゃんと分かってます。だから止めても無駄ですよ」椛谷と真琴は、編集部のホワイトボードに自分達の名前を貼り付けた。
ーカンフルNEWS閉鎖まであと3日ー
根津の投稿に『どこどこで乗車した』という返事が集まる。その一つ一つについて、凛々子達は運転手に未央を乗せたかどうかを確認してまわる。そこへ「協力させてください」と笹目(寛一郎)が加わる。皆で手分けしたが、有力情報は得られないまま時間が過ぎて行く。「人も時間も足りない…」真琴は、下馬の名札に目をやった。
実家で祖母の世話をする下馬(野村周平)。一度は捨てた企画書を拾い上げ、考えながら目を落としている。その時、認知症で下馬の事を忘れてしまっているはずの祖母が「蹴人」と呼んだ。
凛々子(黒木華)と真琴(石井杏奈)が招き猫タクシーを止めようと駆け寄るが、運転手は二人に気づかず走り出してしまう。その時、二人の横を走り去る人影が。その後ろ姿は下馬だった。祖母は「蹴ちゃん、もう試合の時間でしょ?でも蹴ちゃんなら走ればまだ間に合うのかね?おばあちゃん応援してるわね」と言ったのだ。下馬はあっという間にタクシーとの距離を詰めた。「このまま何もしなかったら一生後悔すると思うし」と言う下馬。こうして編集部の全員が揃った。

ーカンフルNEWS閉鎖まであと1日ー
寄せられた目撃情報は全て調べつくしてしまった。最後に残ったのは、運転手の名前が『猫塚』という情報。望みは薄いが凛々子と根津(溝端淳平)は運転手に話を聞きに行く。車内を調べるが、招き猫はない。すると運転手が「俺も前はここにぶら下げてたんだよ」と話し始める。「酔った客に汚されちゃって…女の子はかなり酔ってるし、男は無理矢理ホテルで降ろそうとするし…」と運転手は言った。

凛々子と真琴は、カフェ黄実子に未央(生田絵梨花)を呼ぶ。「客観的な証拠がないと無理だと言ったのはそっちのはず!」と声を荒げる未央に凛々子は「あなたが見た招き猫はこれのはず」と汚される前の招き猫チャームを持つ運転手の写真を見せる。未央の中でぼんやりとしていた招き猫の記憶が、鮮明に思い出される。凛々子は「この運転手はちゃんと覚えていた。あなたが「嫌だ、家に帰りたい」と言っていた事も山之内の事も」「これできちんと記事に出来ます」と言う。未央は驚きつつ「なぜそこまでして記事にしたいのですか?」「PVのため?」と聞く。凛々子は「そうです」と即答する。「PVが伸びるという事はそれだけ多くの人の心が動くという事。あなたの声が届くという事」と続ける。「勿論、心無い中傷もあるかもしれない。それでもあの日、勇気を出して話してくれたのは事件をなかった事にしたくないからですよね。あなた一人では伝えられない事実を私達が伝えます。話しても無駄だったなんて思わせません」凛々子の言葉に未央の目から涙が溢れる。
未央は以前、山之内との事をクスノキ出版に話していた。担当者は「調査をして然るべき対処をする」と言ったが、それきりだった。それが未央を『話しても無駄』という心境に追いやった。「信頼出来そうな人だったのに」と未央は呟く。

夜、椛谷(野間口徹)は週刊東西の記者・林に呼び出された。林は「これを渡すためだ」と言って封筒を渡す。中には『瀬古凛々子の件』というメールのコピーが入っていた。林は「今回はウチの若いもんがガセ記事を書いて迷惑をかけた。そのお詫びだ」と言う。そして林は凛々子宛に「いつかは三流サイトだなんて言って悪かった」と椛谷へ伝言を依頼した。
真琴(石井杏奈)は、編集部に同期・矢部涼介(一ノ瀬颯)を呼び出す。真琴はメールを突きつけて、矢部が週刊東西に記事を書かせた事を責める。矢部は悪びれる事なく、時々編集部に来ては真琴達が掴んだネタを週刊東西に流していた事をあっさりと認める。「ゴシップなんてどこが書いても同じ。だったらカンフルより東西の方が影響力がある」という矢部を真琴は思い切りビンタする。「どこが書いても同じじゃない!!カンフルは事実じゃない事は書いたりしない!」「編集長はその事に一番拘ってた人。こんな記事書かせるなんて酷い!!」真琴の言葉は矢部には届かない。矢部は「今回の件は俺の発案じゃないし」「俺って人脈あるから見込まれちゃって、仁和さんに」と得意げに言う。
以前、「もう少し調べてくれ」と仁和(安藤政信)が依頼していたのは矢部だった。「今回の件も仁和さんに言われた」と言う矢部の言葉に、凛々子は未央の「クスノキ出版の人事部長だって人が訪ねてきた」と言う言葉と共に仁和の顔を思い出す。凛々子は「見つけた」と呟く。

凛々子は仁和に会い、「昨年、人事部長だった時に社員から性的被害に遭ったという女子大生の話を隠蔽した。これは事実ですか?」と問う。仁和は「会社が大事な時だった。全ては会社とお前達社員を守るためだ」と言う。「俺はずっとお前を…」仁和の言葉を遮って凛々子は「仁和さんが一番守りたいのは自分では」と言う。「お前の言う通り、それで俺が危機に陥るとしても記事にするのか?」仁和が聞くと凛々子は「はい」と即答する。「たった3ヶ月ゴシップサイトに関わっただけで随分と変わった」と仁和が言うと凛々子は「ゴシップとはただの噂話に過ぎない。でもその裏側には誰かの真実が隠れている」「その事をカンフルNEWSで学んだ。たかがゴシップサイトとは思っていません」と反論する。しかし、凛々子にはなぜ仁和が週刊東西に凛々子の記事を書かせたのかが分からない。「あんな記事で傷つき身動きが取れなくなると思ったのですか?」「匿名で好き勝手いう言葉や事実無根の記事に負けたりしない、そう思わせてくれたのは仁和さんだったのに」と凛々子は言う。仁和は「本当だ、本当にお前の事を守ろうとしてきたんだ」と釈明する。「あの日、お前は母親の代わりに人生を導く者を必要としていた。ならば俺がそれを引き受けようと思った」「でも気づいた。お前が俺を必要としていたのではない、俺がお前を必要としていたんだ」「だから俺から離れないでくれ、頼む」と仁和が言うと凛々子はそっと仁和を抱きしめた。そして「ありがとうございます。私は決めたんです、あなたと出会った日に。誰が何と言おうと凛々しく堂々と生きる。私は瀬古凛々子なんです」「だから見届けてください。仁和さん」と言った。

仁和が去った後、屋上の凛々子の元に根津(溝端淳平)がやって来た。「本当にここまで書いていいのか?仁和さんの事」と根津が聞くと凛々子は「問題ない」と答える。しかし凛々子の目からは涙が溢れていた。根津は戸惑いながらも凛々子の背中に優しく手を添えた。
記事を書き終わり、あとはアップするだけとなった。カンフル閉鎖まであと6時間。椛谷は記事の署名欄が『カンフルNEWS編集部』のままになっている事を指摘する。「連名にするとか」と椛谷が言うと凛々子は「これは私が独断でやった事だから私の名前だけでいい」と言う。「それで晴れて新会社だなんて僕らは望んでない」下馬(野村周平)が言うと真琴(石井杏奈)も「そもそも私のネタだし」と言い、笹目も「カメラマンとして写真にはちゃんとクレジットが出てくれないと困ります」と続く。そして椛谷が「連名の署名があれば、パワハラ編集長だっていう東西の記事への抗議にもなる」と提案する。根津も「これは俺達全員が伝えたい事実だ」と言う。皆はそれぞれ自分の名前を入力していく。最後に凛々子が署名を入力して記事をアップした。
翌日、クスノキ出版上層部は謝罪会見を開く。テレビのニュースは『カンフルNEWSが暴露。社内でゴタゴタか?』「それに加えて被害者が警察に被害届を提出した」と伝える。これを街頭の大型ビジョンで見た未央は微笑み、そして力強く一歩を踏み出した。
その一方、「関係者への処分等は明らかにしていません」というニュースの通り、矢部はこれまで通り過ごしており、仁和も役員室に居る。凛々子はダンボール箱を抱えて編集部を後にした。

ー3ヶ月後ー
カフェ黄実子を貸切にして、編集部の皆が笹目(寛一郎)の送別会を開いている。フリーカメラマンのため、その後の皆を知らない笹目は近況を聞く。その時、どこかに電話をしていた真琴(石井杏奈)が「はぁ!?そんなの経費で落ちるわけないじゃないですか!論外」と怒っている。新会社で経理に配属された真琴は「ケルベロス2世」と呼ばれているようだ。電話を終えた真琴は「私はいつか自分の力で漫画編集者になってみせる」と意気込む。そして「それより、この人ですよ。会社辞めるまではいいとして、週5働いている私より給料いいって!?」と下馬に不満をぶつける。下馬は得意げに「暗号資産ってやつ?ちゃちゃっと書いた絵が売れちゃって」と話す。そして椛谷は週刊東西に引き抜かれていた。黄実子(りょう)が「今でも週4で来てくれている」と明かして椛谷と微笑みあったので、真琴と下馬は息ぴったりに「週4!?」と驚く。笹目が「根津さんは?」と聞くと椛谷が遠慮がちに「根津はあれからフリーに…」と説明する。黄実子が「あれからずっと探してるのよね、凛々ちゃんを」と付け加える。
「どうして居なくなっちゃったんだろう」「あの人なりに責任取ったって事なのかな」皆が黙って凛々子に思いを馳せていると、それまでずっと黙っていた獏(高橋侃)が「あの人はまだ知りたがっている」と口を開く。獏の言葉に根津が『知りたがっている』と検索する。すると『カンファーnews』というサイトを発見した。記事をスクロールすると、『瀬古凛々子』と署名があった。
凛々子はワイドショー司会者・竹富喜一郎(大鶴義丹)を直撃して、自身がオーナーを務めるラーメン店口コミの真相について追求する。竹富は凛々子を押しのけると車に乗って走り去ってしまった。押されたはずみで凛々子のリュックが道に落ちた。凛々子が辞書を拾おうと手を伸ばした時、誰かが先に辞書を拾い上げた。顔を上げるとそこに居たのは根津。根津は「なぜここに?だろ。ざわざわした所に居るだろうと思って」と言う。そして「こっちも手伝って」と言ってゴシップネタを教える。凛々子は胸に手を当てて「ざわざわする」と言う。根津は「そういうと思った」と嬉しそうに歩き出す。

【感想】
30代・女性
根津かっこよかった。

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