【ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○】第8話「人生を握る親ガチャ 裏口入学の黒幕は誰」感想ネタバレを詳しく(主演:黒木華)

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主演:黒木華
フジテレビ (木曜日22時00分~) 

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【内容・ネタバレ含む】
【#08】
根津道春(溝端淳平)は、大手新聞社に勤務している元カノ・阿久津舞衣(小林涼子)から、「私たち、やり直さない?」と告白される。突然のことに戸惑う根津に、舞衣は「急がないから少し考えてみて」と言う。そして舞衣は、カバンから封筒を取り出して根津に渡す。それは、新聞社にタレコミがあったという、シェアサイクルベンチャー『レンチャリ』の社長・城島久志(森岡豊)と若い女性の密会写真だった。「不倫なんて新聞で扱う内容じゃない」「WEBサイトでもゴシップより志の高いサイトはいくらでもある」舞衣はそう言って、知人編集者の名刺を紹介する。「社会の裏側を暴く記者になりたいという夢はゴシップサイトにいて叶えられるの?」舞衣の鋭い指摘に、根津は答える言葉が見つからなかった。

カンフルNEWS編集部では、ネタ会議が行われる。「根津君は?何かないの?」瀬古凛々子(黒木華)に言われた根津は「あるっちゃ、あるけど」と舞衣から受け取った写真を見せる。今話題の人物・城島のネタである上に、ネタ元が根津の元カノである事から下馬蹴人(野村周平)や一本真琴(石井杏奈)達は盛り上がる。凛々子が深く調べるように言うと根津は「不倫ネタを扱う意味はあるのか、社会ネタとか追った方が良いのでは」と疑問を投げかける。すると凛々子は「社会ネタよりPVが稼げる。根津君がやらないのなら私がやる」と言って、笹目虎太郎(寛一郎)にこの写真よりもはっきり不倫だとわかる写真を撮るよう依頼する。
雪が降る中、傘もささずに屋上で考え事をしている根津の元に、椛谷静司(野間口徹)がやって来た。「昔、お前が新人のくせに『俺は政治や社会の記事しか書きたくないです』って言っていた頃のような事を言いだしたから」と椛谷は根津に何かあったのではと心配する。「まぁ、その後実際に暴いちゃったから凄いんだけどさ」「その頃の気持ち、思い出したとか?」と言う椛谷に根津は「…実は」と言う。

程なくして、笹目は城島が若い女性とキスをしている写真を押さえる。凛々子と笹目が「カンフルNEWSの瀬古凛々子です」と城島を直撃すると、なぜか城島は「息子のことなら私は一切関係ない!」と慌てて立ち去ってしまった。不思議に思った凛々子達が調べると、城島には高校3年生の息子・恭平(新原泰佑)がいる事がわかった。恭平は、立東大学法学部に合格したようで、城島本人がSNSでその事を報告していた。凛々子は『城島恭平くん、親ガチャ成功おめでとう』というその投稿へのコメントに目をつける。恭平が裏口入学だと推測すれば、先日の城島の態度やコメントとも辻褄が合う。凛々子は「ざわざわする」と呟く。
「さっそく学校に問い合わせよう」と大学HPを検索した真琴(石井杏奈)は、学長の名前・根津道真(飯田基祐)が根津と一文字違いな事に気づき「うける、親子だったりして」と言う。「そのまさかだよ」やり取りを遠巻きに見ていた根津が明かすと皆驚く。取材しづらいという空気が流れる中、凛々子だけが「なぜ?取材の糸口が見つけられたのに」と状況を理解出来ない。椛谷に説明されて納得した凛々子は「嫌なら別の方法を考える」と配慮する。すると根津は「いや、俺が取材する」と宣言した。

凛々子と根津は、薬膳カフェ・黄実子にやって来た。「父親がたぶん会ってくれるって」と母親経由で連絡を取った根津が言うと凛々子は「なぜ直接やり取りしないのか」と不思議がる。その時、店員・獏(高橋侃)が二人に食事を提供する。「親子にも色々あるからね」と言いながら黄実子は、提供された食事に不満そうな根津を見て笑いが止まらなくなる。凛々子に提供されたのは鮭といくらの親子丼、根津に提供されたのはブロッコリーとブロッコリースプラウトの親子丼だったからだ。
そこへ舞衣(小林涼子)がやって来た。舞衣と凛々子は名刺交換をする。舞衣が根津に「この前言ってた面倒くさい上司って」と耳打ちすると凛々子はそれを聞き逃さなかった。「面倒くさいとは…」辞書を引こうとする凛々子に根津が「そういう所」と言うと、「そういう所とは?」と押し問答が始まる。黄実子が「もう、仲が良いんだか悪いんだか」とチャチャを入れる様子を舞衣は寂しそうに見ていた。

翌日、凛々子と根津は立東大学を訪ねる。「言っとくけど、息子がいるからって本当の事話すとは限らないからな」と根津は念を押す。凛々子は掲示板が気になった。『中央図書館大規模リニューアル決定!㈱レンチャリが特別提供』というポスターが貼ってあった。「城島から寄付金がある事は確実か…」「正直、親父ならやりかねないと思ってる」根津は少し寂しそうに呟く。根津の父・道真は元は民間企業の社長だった。利益追求のためなら何でもする、人の気持ちなど関係ない、そういった姿勢を買われて学長に就任した経緯があったのだ。
「俺は無駄が嫌いだ」と言う道真に凛々子は「城島恭平さんを裏口入学させましたか」と単刀直入に聞く。「ネットに裏口を臭わせる投稿がある」「城島から多額の寄付金が入っている」凛々子達は理由を並べる。しかし道真は「寄付は大学時代の構想が形になった恩返しだそうだ」「どれも証拠にはならない」と突っぱね、「お前が目指した記者とやらはこんな甘い世界だったんだな」と吐き捨てる。「そんなだとお前のせいで、また人が」と言いかけた道真を根津は「黙れ!」と遮った。
編集部に戻ると凛々子が根津にお茶を差し出す。「気遣ってるの!?」と驚く根津に凛々子は「喉が乾いているかなと思って」と気持ちではなく状況で判断した事を明かす。それでも「すげー進歩だ」と根津はしみじみする。
根津は「記者になりたいって言った時も、道真に「その仕事は世の中を便利にするのか?」「事実を暴いた所で世の中がよくなる訳じゃない、無駄だ」と言われた」「俺はそんな親父が大嫌いだった」「だから記者になってそんな事ないって証明しようと思っていた」と明かす。「向こうから言わせれば、子供ガチャ失敗ってとこだな」と言う根津に凛々子は「この件から下りてもいい、辛そうに見える」と告げる。「本当の事を記事にしよう。それで親父がどうなろうと俺には関係ない」根津は決心する。

翌日、下馬はネットのコメント主にコンタクトを取ろうとするが、そのアカウントはこのコメントをする為だけに作られた捨てアカのようだった。さらに恭平には護衛がついており、接触するのは困難を極める。「それならば、不倫ネタを出した方がPVが稼げるのでは」という空気が流れる。その時、「カンフルNEWSはこちらでしょうか」と一人の女性がやって来た。それは立東大学職員の女性だった。
女性は封筒を差し出す。中には、受験生の試験結果一覧が入っていた。そして城島恭平の備考欄には『学長案件。+20点』と書かれている。さらに女性は「学長と城島氏が面会した際の音声です」と音声データを渡す。学内では、前々から裏口入学の噂があったのだと女性は明かす。そして証拠を掴んだもののどうしたらよいか怖くなってしまった女性は「先日凛々子達が学長を問い詰めているのを見て勇気が出た」と言う。「黙ってちゃいけないって思って。お願いします。この事、記事にしてください」女性は真剣な眼差しでそう話した。
とんでもない証拠を掴んでしまった、本当に記事にしてよいのだろうか、編集部にはそんな空気が流れる。「記事にしよう」「親父の事なんて関係ない」と根津は言うが、真琴達は「最悪の場合、逮捕とか…」と根津を心配する。凛々子は「学長の証言と食い違うし、コメント主もまだ見つかっていない」とまだ記事には出来ないと主張する。すると根津は「お前ビビってんのか、たかがゴシップサイトには手に負えないネタだから」と食って掛かる。凛々子は冷静に「三流サイトと言われる事を一番気にしているのは根津君自身では?」と言い返す。根津は「わかった、もういい」と言うと証拠が入った封筒を持って編集部から出て行ってしまった。

夜、真琴(石井杏奈)は「根津さんってお父さんとどういう関係なんだろう」と心配する。すると下馬(野村周平)は「俺は編集長(凛々子)もどうかと思う」「家族の事は本人達にしかわからない」と意見した。同じ頃、凛々子は椛谷(野間口徹)とカフェ・黄実子に来ていた。そこで椛谷は「根津が前のめりになるのは、父親を見返したいだけではない」と昔根津が暴いた政治家の不正ネタを凛々子に教える。それは新聞社が後追いする程の大ネタだった。しかし政治家は、秘書がやった事だとしらを切り通した。結局は、秘書が自殺未遂して事件は終わった。「『不正を暴いても世の中がよくなる訳ではない』と言う父親の言葉を証明してしまった」と当時の根津は言っていたらしい。そしてそこから根津は何事にも「やっても無駄」と言うようになったのだった。
椛谷は「編集長がうちに来てから根津が変わった」「編集長のお陰で、世の中は変えられなくても誰かを救う事は出来るって思えるようになったんじゃないかな」と言う。そして、根津が他社から引き抜きのオファーを受けている事を明かす。あの雪の日、根津は「瀬古が居るならカンフルは変われるのではないかと思う」「だからただのゴシップサイトだと馬鹿にされる事が我慢ならない」と語っていた。「あいつが前のめりなのは、編集長や俺達のためだ」椛谷の言葉を凛々子は黙って聞いていた。
根津は舞衣に、裏口入学の情報をリークする。「もうどうでもいいんだよ」切ない表情を浮かべる根津を舞衣は「何か泣きそうな顔してるから」と抱きしめた。

凛々子は一人で立東大学へ行き、「採点結果を見せてほしい」と依頼する。「そんな事出来るわけないでしょ!!」職員に締め出される様子を目撃した職員の女性は凛々子に「あんなに目立つように動かれては困る、私が漏らした事がバレたら…」と言う。「情報を漏らした事がバレたらどうなるんですか?」凛々子に聞かれた女性は少し考えると「…どうにもならないんでした」と開き直る。女性はもうすぐ派遣契約が切れるのだと明かす。女性は手作りのお弁当を広げる。とても小さなお弁当箱には質素なおかずが入っている。持ち運びの振動でおかずが動いたのか、白米の上に梅干と昆布で顔を作ったようになっていた。女性は「顔みたい」と微笑み、写真を撮り始める。凛々子は「足りるのですか?それだけで」と聞く。女性は「まさか、でも給料も安いし」と答える。その時、近くを歩いていた学生達が女性にぶつかり、女性は携帯電話を落とした。しかし話に夢中の学生達は謝る事もせずに行ってしまった。その後ろ姿を見ながら女性は「馬鹿ですよね、自分達がどんなに恵まれているかも考えずに」と吐露した。
根津はいつものサウナにやって来た。更衣室で根津は、携帯を忘れて立ち去ろうとした若者に声をかける。それは城島恭平だった。根津は「…君」と驚く。
一方、凛々子が編集部に戻るとコメント主を調査していた下馬が「間違えたのか一瞬だけ写真をアップして、弁当の写真」と報告する。凛々子が「顔みたいだった?」と言ったので下馬は「そうそう」と言いながら驚く。その時、ちょうど根津が戻ってきた。「裏口の件、本当かどうか怪しい」と言う根津は、恭平が自己採点した93点の答案用紙の画像を見せる。凛々子は「見つけた」と呟いた。

翌日、凛々子と根津は職員の女性を呼び出す。そして凛々子は「全部嘘ですよね、データは捏造されたものでした」と言う。凛々子達は、試験結果データのフォントが恭平の点数と備考欄だけ微妙に違う点や音声データの波形が不自然に編集されている点を指摘する。女性は「私は何も知らない」と言うが凛々子は「『親ガチャおめでとう』と書き込んだのもあなたですよね」と追求する。「あんな貧相なお弁当でバレるなんて…最悪ですね」女性はそういうと「分かりませんか?悔しかったからです!」と声を荒げる。
女性の家は貧乏で、女性は大学進学したくても親の理解を得られなかった。そのため、女性は自分で働きながら奨学金を受けて大卒資格を取った。しかし新卒でもない彼女が就ける仕事は派遣しかなかった。そんな時、裏口入学の噂を聞いて女性は『許せない』と感じる。そして学長と城島の会話を録音し始めた。すると城島は本当に裏口入学を依頼した。しかし学長はこれを断った。女性はそれで諦めようと考えた矢先、突然派遣契約を切られてしまった。
派遣契約終了の通知を見て落ち込む女性に、「入学手続きはこちらですか?」と尋ねたのが恭平だった。恭平は去り際「さっき自販機でおまけが出て、これ幸せのおすそ分けです」と笑顔で缶コーヒーを女性に渡した。女性はこの時「馬鹿にされてる」「親に愛されて来た人だけが幸せになれるんだ」と感じた。

女性が城島のSNSにコメントを残すと凛々子達が取材に来た。女性はそれを「親ガチャに失敗した私に神様がくれた復讐のチャンスだ」と感じたと明かす。
「親を選べないのは恭平君も同じでは?」凛々子の言葉に女性ははっとする。恭平は根津に「何をしても『親のお陰だ』と言われるのがすごく嫌だ。だから誰にも何も言われないように必死に勉強した」と話していた。その事を話し、凛々子は「あなたが復讐するのは本当に彼だったのですか?」「生まれた家で人生が決まってしまう社会の構造なのでは」と指摘する。女性は「そんな事はわかっている。だったら私はどうしたらよかったのでしょうか、一生このままなのですか?」と涙する。凛々子は「記事にする事は出来る」「記事で何かが変わるわけではない。でもあなたの苦しみをなかった事にはしません」と答えた。

凛々子は「謝りたい」「父親を見返すために前のめりになってると言った事、ごめんなさい」と根津に頭を下げる。そして「これは根津君が書くべき」と言って、編集前の音声データを根津に聞かせる。『馬鹿な息子を持つと困る』『そういえば、学長も息子さんが』と城島が言うと、道真は「息子は世間知らずですが、馬鹿ではないですね。自分の力で生きていますから』と答えていた。「こんな事…今更言われたところで」根津は言葉に詰まる。すると凛々子は『見返す』を辞書で引く。『一つは自分を軽んじた人に立派な姿を見せつける事。もう一つは後ろを振り返る事』「だから自分の過去を振り返る事も見返すという事になると思う」「今後、根津君がここに居て過去に書きたかった記事が書けるかはわからない。でもこの記事は根津君が書くべき。自分を見返すためにも」と凛々子は言った。
編集部に戻ってきた笹目(寛一郎)は複雑な思いをする。凛々子と根津が、お互いに主張し認め合いながら一つの記事を仕上げている姿を目撃したからだ。

大手・週刊東西が城島の不倫ネタを掲載した。「最初の時点で掲載してればカンフルの独占だったのに、もったいない」と下馬が嘆く。しかし椛谷は「大きな魚は逃したが、小さな魚を釣る方が漁師のためになるって事もあるからな」とフォローする。根津が書いた『親ガチャに翻弄される人々』という記事は小さいながらも15万PVになっている。そして記事の最後に『根津道春』の署名を見て、椛谷は満足そうに微笑んだ。

役員室に行った凛々子。役員・仁和正樹(安藤政信)は「PV数も悪くないし、カンフルにもこのような記事が書けるという実績が出来た」と褒める。仁和から「誰かの顔色や気持ちを気にしないお前だからこそネットニュースに向いていると思った」「お前はそのままでいい」と言われた凛々子は少し間を置いてから「はい」と答えた。
一方、根津は舞衣に会い、偽の情報だった事を謝る。舞衣は、根津がヘッドハンティングを断った事について「もったいない」と言う。しかし根津は「カンフルでまだ何か出来そうな気がする」「うちにしか書けない事実に救われる人もきっと居るから」と胸を張って答える。舞衣は「悔しいな、私には道春にそんな良い顔させる事が出来なかったから」「やっぱり凄いな瀬古さんって」と遠い目をする。負けず嫌いな舞衣は「ごめん」と謝る根津に「ごめんはこっちの方。最近仕事が上手くいってなくて、恋でもして気を紛らわせようとしただけ」と言う。そして「思ってる事、ちゃんと相手に伝えなよ」と言って立ち去った。
カフェ黄実子にやって来た凛々子と笹目。笹目は「凄いな…何だかんだ最後には凛々子さんの力になる」と根津の事を話す。「記事のためだ」と凛々子が言うと笹目は「記事のためだけじゃないですよ」と言う。そして「凛々子さんは根津さんの事、どう思ってますか」と真剣な表情で聞く。
根津が編集部に戻ると『今度からは直接連絡しろ』と父からメッセージが届く。根津は「誰がするかよ」と微笑みながら呟く。そして凛々子の席に視線を送り、『色々ありがとう。瀬古がいてよかった』と入力する。その時、『ちゃんと伝えなよ』舞衣の言葉を思い出す。根津は入力したメッセージを削除すると、凛々子に電話をかける。
凛々子の着信画面に根津の名前が表示され、笹目は面白くなさそうな表情を浮かべる。凛々子からカフェに居ると聞いた根津は「伝えたい事がある」と言って電話を切った。凛々子がコートを着始めると笹目は「行くんですか?」と聞く。凛々子は「伝えたい事があると言っていた。急いでいるようだったし、記事に関する事かも」と店を後にした。黄実子(りょう)が「何だか感慨深いわ、凛々ちゃんが誰かを迎えに行くなんて」と言う側で、笹目はがっくりと肩を落とす。
道路の反対側を走って来た根津は、凛々子がちょうど店から出てきた所を目撃する。道路を渡った根津が「瀬古」と呼びかけた瞬間、凛々子が後ろに引っ張れれた。凛々子を引き止めたのは笹目。笹目は根津の目の前で「凛々子さんの事が好きです」と凛々子に告白し、凛々子を抱きしめた。

【感想】
30代・女性
第二章に入って、本編が霞んでしまう程の三角関係にドキドキする。

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