【だから殺せなかった】第4話 感想ネタバレを詳しく(主演:玉木宏)

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主演:玉木宏
WOWOW (日曜日22時00分~) 

電話占いヴェルニ

【内容・ネタバレ含む】
【#04】
連続殺人犯・Vaccineは太陽新聞社の一本木透(玉木宏)と紙面での対話を要求する。一本木は新たな犠牲者を出さないため、この要求に応じていた。そんな中、千葉県の公園で男性の刺殺体が発見される。連続殺人事件とは無関係であってほしい、という一本木との願いは裏切られ、太陽新聞社にはVaccineからの手紙が届く。

『お待ちかねの四人目の犠牲者だ』『早朝五時。周囲には誰もいなかった。俺はベンチに座って獲物を待った』
手紙にはその後、ランニング中だった男性の腹部や胸部を何度も刺した事が鮮明に書かれている。
『一本木殿、どんな気分だ?自らの言葉が殺人を引き起こすのは?』『じっくりお前の言葉で聞かせてくれ。楽しみにしている』

この手紙の内容は公になり、ネット上は一本木や太陽新聞の対応を非難する声で溢れ、テレビのニュースでも「犯行の助長に繋がったのでは」と伝えている。多くのマスコミが太陽新聞社に詰めかけて、外出しようとしていた一本木を囲むと次々に質問を浴びせる。テレビでは特集が組まれて、コメンテーター達が「一本木記者の刺激によって」「対応の仕方に対する責任は逃れられない」などとコメントしている。
江原陽一郎(松田元太)がこの番組を見ていると父・茂(萩原聖人)が帰宅した。陽一郎は「一本木さんが悪いみたいな言い方酷いよ」と茂に訴える。茂が「元々、一本木はそういう人なのだろう」と言うと陽一郎は「違うよ、いい人だよ」と反論した。茂はテーブルに置かれた『ヒューズの行動心理学』という本を見つけると「これは!?」と陽一郎に尋ねる。陽一郎は、心理学に興味を持ったため母の部屋を探したのだと言う。「入ったのか、部屋に」と茂は慌てた後、「いや、入ってもいいんだ」「そうか」と不自然に取り繕った。

一本木は、取締役・吉村隆一(渡部篤郎)に呼ばれた。取締役室に行くと捜査一課・望月公平(高橋努)と望月の上司が来ていた。上司は、今後の記事を掲載前に見せてほしいと吉村に話す。上司はやんわりと言葉を選んで話しているが、つまりは検閲をさせろという事だった。一本木と望月は熱くなって口論になってしまう。吉村は場を取りなすと「これまで通り、協力はするし手紙もすぐに見せる。でも一本木の原稿まで見せるのは筋違いだ」と冷静な態度できっぱりと断った。
その後、社内では重役達が集まる。その席で役員の一人は、一本木宛てに多く届いた非難の投書を一本木の前に投げつけると「記事を見せる必要はないが、やり過ぎたな」と言う。「社長が気にしているから筆を緩めろ」「世間を敵に回しては本末転倒だ」と役員が言うと吉村は無言で席を立つ。一本木はイラッとした口調で「吉村さんも同じ意見ですか?」と問う。吉村は「筆を緩める必要はない。しかしこの現状(非難の投書)も頭に入れておくべきだな」と言うと部屋を後にした。

一本木は、名峰学院大学の小川万里子(高岡早紀)を訪ねて「(非難の声は)さすがに堪える」と本音をもらす。小川は「世間ではなく、あなたがどの道を選ぶかだ」とアドバイスする。そこへ陽一郎(松田元太)がやって来た。驚く一本木に小川は「江原君(陽一郎)が話したい事があるって言うから呼んだの」と言う。
陽一郎は「この事件は本当に無差別事件なのでしょうか?無差別を装っているように感じる」と話す。陽一郎は「被害者は30~40代の男性ばかり、そこに共通点がある気がして」と話しながらノートを広げる。そこには記事の切り抜きと陽一郎なりの考察が書き込まれていて、一本木は食い入るようにそのノートを読む。
小川は「一本木君に刺激を受けたんだって。人の不幸を覗き見するのではなくて前向きな力に変えられないかって」と嬉しそうに教える。「一本木さんは間違ってないと思います。真正面から犯人に向き合っていると思います」陽一郎の真剣な言葉に一本木は少し照れる。小川は「一本木君みたいな新聞記者になりたいんだって。こんなに影響与えちゃったんだからコネで太陽新聞に入れてあげてよ」と茶化す。一本木が「それ(コネ入社)は無理だけど相談には乗る」と言うと陽一郎は嬉しそうに「ありがとうございます」と頭を下げた。
相談室を後にした陽一郎は、相談室のテラスから見送る一本木と小川に向かって丁寧にお辞儀をして去って行った。小川は「どことなく一本木君に似てるんだよな、学生の時あんな感じだったよ」と言う。「そうかな」意外な事を言われて首をかしげる一本木。それを離れた木の陰から見ている者が居た。黒い手袋をした手が意味深に木の幹を掴む。

「捜査一課長が原稿を見せろと言って来ました。牛島さんも絡んでるんですか」一本木は、警察庁・牛島正之(甲本雅裕)に尋ねる。牛島は「捜査一課も焦っているのだろう」と自身の関与を否定した。そして4件目の被害者宅にも脅迫電話が掛かってきていた事を教える。「これ以上、俺の女に手を出すな」という内容も一致する。しかし発信源は飛ばしの携帯で発信元の特定は難しいと牛島は話す。
するとそこへ毛賀沢達也(酒向芳)が現れた。「よく会いますね」と毛賀沢が言うので、「面識があるのですか」と一本木が尋ねる。牛島は「こういう店(クラブ)でよく会う」と白状した。毛賀沢は「あの事件についての情報交換でしょ?私も混ぜてくださいよ」と言い「犯人の目星はついているんでしょ」と牛島に迫った。

翌日、Vaccineから手紙が届いた。『どうした?反論がないぞ。一字一句の恐ろしさが身に染みて、書けなくなったのか?ならばここらで趣向を変えよう』『親愛なる読者の皆様に「殺人予告状」のプレゼントだ』『「殺人予告状」には太陽新聞に送り続けてきたものと同じ、ワインカラーの封蝋にVの刻印がある』『封書の中には「因果応報」という文字だけがある。郵送ではない。俺が直接、無作為に各家庭の郵便受けに放り込んだ』『地域は首都圏全域だ。そのうちの誰かを殺すことにしよう』『さあ、読者諸君、郵便受けを確認してくれたまえ。あなたが五人目の犠牲者だ』
「ここで怯んでいては犯人の思うつぼです」一本木は吉村に訴える。この手紙はすぐに捜査本部に共有された。望月(高橋努)は「犯人は暴走しています。これ以上、太陽新聞に記事を載せるのは危険です」と部長に提言し、部長は電話をかける。吉村は、社長に呼ばれた。「このまま一面に掲載し、注意喚起をするつもりです」という吉村に、社長は「警察から直々に電話があった。これ以上は警察に任せろと言ってきた」と言う。「検閲は断った」という吉村に社長は「警察とは持ちつ持たれつだ。今後の関係に悪影響だ」と苦言を呈す。吉村は「全ての責任は私が取ります」と言って、現場の人間を信じてほしいと言った。
締め切り時間が迫る中、一本木は一文字も書けずにいた。デスク・黛真司(長谷川朝晴)に促されて、『我々は、卑劣な脅しには屈しない』と一本木は言葉を打ち込み始める。吉村はこの原稿にOKを出す。
翌朝、捜査本部は苛立っていた。太陽新聞の一面には『犯人からの殺人予告状』と題して脅迫文の内容が掲載されていたからだ。望月は「やりたい放題やりあがって」と苛立ちをあらわにする。陽一郎も自宅でこの新聞を読んでいた。すると茂が「陽一郎、ちょっと見てくれ」とやって来た。手にはVの刻印がされた白い封筒を持っている。中を開くとそこには『因果応報 Vaccine』とあった。
一本木は社内のお客様センターを覗く。センターの社員達は取っても取っても鳴り止まない電話の対応に追われていた。そこへ若山綾子(結城モエ)がやって来た。「対応が追いつかなくて、本来の仕事が出来ないみたいで。私も応援要請されちゃいました」と言う。しかし若山は一本木を責めている訳ではなかった。「犯人に負けないで記事書き続けてください。私達が後方支援しますから」若山はそう言って立ち去った。

一本木の元へ陽一郎が連絡が入る。その後、陽一郎は太陽新聞社を訪れて犯人から届いた手紙を一本木に渡す。「これは俺が受け取ってきた封筒と同じだ」という一本木の言葉を聞くと陽一郎は「やっぱりそうでしたか」と落胆する。二人が立ち話する様子を離れた所から吉村(渡部篤郎)が見ていた。
「犯人は何をしてくるか分からない」という一本木の忠告に陽一郎は「もう大切な人を失いたくない。父は僕が守ります」「子供を捨てた犯人と真逆の父を狙うなんて、理不尽で許せない」と話す。そして陽一郎は『記者の慟哭』にあったスクープの代償に未来の家族を失ったという一文について、「今振り返って、彼女の父の事を報道しないという選択肢はあるのですか?」と尋ねる。一本木は「記者としての選択肢はない。でも人としての選択肢は…わからない、今でもわからない」と正直に答えた。

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一本木はその後、警察署の望月を訪ねる。そして脅迫状を渡して江原家の警護を依頼する。ところが警察署内は、真偽の分からない通報でてんてこ舞いの状態だった。望月は「あんたら太陽新聞のせいでこうなってるんだろうが」と憤る。望月は江原家の住所を書いたメモを乱暴に奪うと「所轄には連絡しておく」と言って立ち去った。
夜、一本木が信号待ちをしていると背後に気配を感じた。一本木が振り返るがそこには何もない。嫌な気配を感じながら一本木は歩き出す。一本木は郵便受けに見覚えのある封筒を見つける。中を開けると『因果応報』と書かれた紙が入っていた。

翌日、一本木が周囲を気にしながら歩いていると目の前に人が現れた。それが後輩・大熊良太(金井勇太)だったので一本木は大きく安堵する。二人は4人目の事件現場へと向かう。歩道橋から周囲を見渡すと下の川では釣りをする人が大勢いた。二人は釣り人に話を聞く。ところが有力な情報は得られない。その時、一本木はふと歩道橋の方を見る。すると帽子もマスクも手袋も全身黒ずくめの男がこちらを見ている事に気づいた。
「すみません」一本木が話しかけると男性は駆け足で逃げてしまう。それでも何とか追いつくと男性は「俺は殺していない。ただ釣りをしに来ていただけなんだ」と一方的に言う。男性は一本木達を刑事と間違えて逃げたようだ。「昔、警察の世話になったから余計な事に関わりたくなくて」という男性に一本木は「ですよね、警察は勝手に犯人に仕立て上げる」と言うと男性は「そうなんだよ」と言って、事件当日の事を話し始める。
男性が釣り場に来た時、他に人は居なかった。男性が陣取った場所は、事件現場からは死角となっていて男性は何も見ていなかった。しかし声を聞いていた。「言い争ってる感じで、タカシがどうのこうのって…」と男性は証言した。

一本木は牛島(甲本雅裕)の車に乗る。300件程の通報があった中、本物だと判明した封書は20通だと牛島は明かす。そして江原家と一本木家に届いたのも本物だと判明した。4件目の被害者宅に『因果応報』の手紙は届いていないものの不倫はしていたようだ。牛島は4件目の事件での言い争う声が、一本木が釣り人に聞いたものと警察で把握しているもので食い違うという。「『は』が抜けてるんだよ」と牛島は言いながら『タカハシ』と書いて見せた。

一本木の元に陽一郎の父・茂(萩原聖人)から連絡が入る。茂は「二人だけで会って話がしたい」と言った。陽一郎が外出している時間に一本木は江原家を訪れる。茂は「送り主に心当たりがある」と切り出す。そしてこの話を陽一郎には知らせないという条件で茂は話し始める。
以前から茂宛てに脅迫状が届いていた。その封筒と今回の封筒が同じ事から同一人物なのではないかと茂は話す。以前から茂を脅迫していたのは、陽一郎の実の父親だった。
陽一郎は、群馬県にある石橋産婦人科に捨てられていた。暫くして「子供を捨てた」という女性が石橋産婦人科へとやって来た。ホステスをしている女性は、客との間に出来てしまった陽一郎を育てていく自信がなくて捨てたらしい。しかしその後、子供がどうなったかを気にかけて産婦人科を訪れたのだ。産婦人科医・石橋光男(古田新太)は、女性に執拗に責められて茂夫婦が里親になった事を教えてしまった。
女性からそれを聞いた犯人は、茂夫婦が不正をして実の子供と手続きした事につけ込み『陽一郎を返せ』と脅迫してきていた。まさかこのような大ごとになると思っていなかった茂は、これまでの脅迫状を全て焼却処分してしまっていた。一本木は、脅迫している犯人の名前を尋ねる。しかし茂は「まだ言えない」と答える。警察に言えば陽一郎に直接危害を加えると書かれていたのだ。
茂は、直接犯人に会ってお金で解決しようと思っていると明かす。危険だと止める一本木に茂は「私が思っている人間が犯人ならば危険ではない」と言う。「自分に何かあったら警察や陽一郎に真相を伝えてほしい」「陽一郎はあなたに全幅の信頼を寄せているから。だからVaccineが父親である事だけは絶対に伏せてください」「どうしても陽一郎を守りたい」茂は一本木にお願いした。
会社に戻った一本木は大まかな内容を吉村に報告する。「ネタ元の意見を尊重したい」「警察には通報する。しかし今ではない。自分なりに調べたい」一本木の考えを吉村は受け入れた。そして一本木は群馬県前橋へとやって来た。一本木は、石橋産婦人科を訪ねると陽一郎を捨てた女性を教えてほしいと頼む。石橋(古田新太)は、一本木が口からでまかせを言っていないか試すように黙っている。一本木は、陽一郎や茂から聞いた内容を話し始める。「クラブで働いていた女性が」一本木が言った時、石橋は「クラブ!?」と顔をしかめる。そして一本木に帰るよう強引に迫った。
一本木の元へ大熊(金井勇太)から連絡が入る。4件目の被害者・沢田の息子の名前が隆志だった。そして隆志君は、父親の暴力が酷かったために児童養護施設にいる事もわかった。一本木は『タカシ』と『タカハシ』の真相を確認するため、牛島に電話をかける。牛島は、事件の数日後に匿名の通報があったと言う。それは太陽新聞が『言い争う声を聞いた』と掲載した後だった。「捜査を撹乱するために犯人がわざと「『タカハシ』と聞いた」と通報したのではないか」「犯人は余程『タカシ』と聞かれたくなかったのでは」と一本木は推測する。

一本木が会社に戻ると犯人からの手紙が届いていた。手紙を読んだ一本木は驚き、そして落胆する。「終結宣言です」一本木が言う。手紙の最後には『Vaccine 毛賀沢達也』とあった。
一本木は茂に電話をかける。茂を脅迫していたのは、やはり毛賀沢だった。茂は毛賀沢と会おうとしたものの3日程連絡が取れなくなっていると明かす。
『一本木透殿 ここまで私のシナリオに付き合ってくれて感謝する。読者諸君もさぞ楽しんでくれたことだろう』『私にとってこれは生物学的な大いなる実験であった』『自然界では、オスは自らの縄張りを守るために侵入してきたオスを攻撃する。私はそのルールを人間社会に持ち込んだ』『四人の犠牲者どもは私の女に手を出した男たちだ。私の縄張りを侵したのだ。だから、私は彼らを攻撃した』『本能の赴くままに行動することが、これほど快楽を得られるとは思いもよらなかった』『これで私のシナリオは完結する。最後の仕上げに私自身の始末をつけなければならない』『なぜなら、ワクチンを名乗る私自身も、元を正せば罪深いウイルスだからだ』『そして、死ぬことによって私はレジェンドになる』
突然の終結宣言に名峰学院大学に家宅捜査が入る。毛賀沢の研究室からは、Vaccineが使用していた封蝋と刻印が発見された。捜査本部は、毛賀沢の確保に向けて尽力する。一方、デスク・黛は一本木の行方を探して電話をかける。一本木は「一つピースが合わないから時間がほしい」と言った。一本木が訪ねたのは『くぬぎ園』という児童養護施設だった。記事の締め切りが迫り、戻らない一本木に部長の長谷寺実(八十田勇一)はやきもきしている。その時、山中で毛賀沢の遺体が発見されたとの一報が入った。

【感想】
30代・女性
こんなにあっさり犯人からの終結宣言が?と思ったらやはり真犯人は別にいるとの予告。最終回が楽しみ。

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