【ダブル】第7話 感想ネタバレを詳しく(主演:千葉雄大・永山絢斗)

2022春のドラマ一覧

主演:千葉雄大・永山絢斗
WOWOW (土曜日22時30分~) 

電話占いヴェルニ

【内容・ネタバレ含む】
【#07】
ー役者という生き物は一人では生きて行かれない、一緒に生きて行くことも出来ないー

鴨島友仁(永山絢斗)は、劇団を解散して実家に戻る永田信也(水間ロン)の見送りに来ていた。「劇団の荷物は捨ててきた」という永田の荷物は、小さなキャリーケースひとつだった。「何かあったら工場で雇ってやる」「お前の下で働くのは嫌だな」と軽口を叩き合い、鴨島は永田のバスを見送った。一方、ドラマの撮影中である宝田多家良(千葉雄大)は、マネージャー・冷田(桜庭ななみ)が録音した台本を聞いていた。多家良は、冷田の本読みが役者をやっていた人の発声だと気づき、冷田に「役者を辞めるってどんな気持ちですか」と聞く。冷田が役者をしていたのは高校の三年間。「そこで自分が本当にやりたいのは役者を支える裏方だと気づいた」のだと話す。「また役者をやりたいとは思わない?」と多家良が聞くと冷田は「今が一番幸せなので」ときっぱりと答えた。そこへ「台本が変わった」とスタッフがやって来た。多家良は「冷田さん、読んでくれますか」と頼る。そこにはかつて全てを鴨島に頼っていた多家良の面影はなかった。
多家良(千葉雄大)の変化が気になった冷田(桜庭ななみ)は、それを事務所の社長(橋本じゅん)に電話で報告する。ところが社長は「撮影の現場に慣れてきたって事だよ」とあまり深刻には捉えなかった。冷田が電話を切ると、顔見知りの演出家・岐華江(神野三鈴)が「これ読んでほしいの」と封筒を冷田に渡す。一瞬だけ華江の顔から笑顔が消えたことに冷田は気づかなかった。

翌日、冷田(桜庭ななみ)は「多家良さんを主役にと、舞台の出演依頼が来ています」と多家良に華江(神野三鈴)から受け取った企画書を見せる。多家良(千葉雄大)は「はい」と感情のない人形のように答える。ところが冷田が「これなら多家良さんの芝居を思う存分ぶつけられます」と言うと多家良の表情が一瞬緩んだ。
多家良は舞台の打ち合わせに行く。多家良を中心に並んだ3人を見て、華江は「思った通り、良い眺めね」と確信する。この3人芝居に抜擢されたのは、多家良、轟九十九(堀井新太)、今切愛姫(工藤遥)だった。「役者の幅を広げると思って頑張って」と華江は話す。
多家良たちは控室に戻る。轟が「炎上商法だ」と茶化す。多家良との密会を盗撮された愛姫は、SNSで誹謗中傷を受け「もうすぐ事務所クビになるかも」「男性と共演するたびに炎上するの何なの」と話す。しかし愛姫は表情を一変させ「二人の事好きだし、二人の芝居好きだからどうしてもこの舞台はやりたかった」と真剣に言った。愛姫が立ち去ると轟は多家良を飲みに誘う。「なんなら友仁も一緒に」と轟が言うと多家良は「??なんで友仁さん?」と答える。二人の溝に気づいた轟は驚くが、その事について何か言うことはしなかった。
同じ頃、鴨島(永山絢斗)は変わらずにアパートの小さなコンロでカレーを作っていた。

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翌日から舞台の稽古が始まる。休憩になると轟(堀井新太)が「台詞の量エグっ」ともらす。すると演出家・華江(神野三鈴)が「昔はダブルキャストだったのよ」と話す。華江の夫が演出していた頃は、多家良(千葉雄大)と轟の役はそれぞれ二人ずつ居た。そして二人が入れ替わり立ち替わり一人の人間を演じていたのだ。「相手を思い、相手になる」華江は亡き夫の言葉を口にする。この言葉の意味を尋ねられた多家良が言葉をまとめていると、そこへ鴨島(永山絢斗)が現れた。驚く多家良に轟は「仕事だから代役を頼んだ」と言って立ち去る。去り際、轟は「あとは任せた友仁」と鴨島の肩を叩いた。
休憩中、鴨島は多家良に「今日だけの代役だけど、俺はすごく楽しみで来た」と言う。休憩が終わり、稽古が始まる。多家良と鴨島の掛け合いを見た華江は目を見張る。稽古後、鴨島が「一緒に帰ろう」と言うと多家良は「冷田さんにタクシーに乗れって言われている」と答える。その後も鴨島は、多家良との環境の違いを思い知らされる。鴨島がタクシーを止めると多家良は「自分で出来るのに…」と冷たく言う。多家良はすぐに態度を改めたが、鴨島は見えない壁を感じていた。
多家良は「うるさいなー友仁さんは」「でもまあ今日だけだから、明日からはまた元通り。俺一人で」と呟いた。
翌日、轟(堀井新太)との稽古が行われた。役者やほとんどのスタッフも帰った稽古場で、華江(神野三鈴)は「友仁君が来た時の映像を見たい」と一人のスタッフに話す。華江は映像を食い入るように見つめていた。

夜、鴨島のアルバイト先の中華料理店に「ラーメン1つください」と華江が現れた。食べ終えた華江に鴨島は「何かあったのですか?」と聞く。すると華江は「あなた、九十九君の代わりに舞台に出ない?」と言う。思いもよらない話に鴨島は言葉を失う。
翌朝10時過ぎ、多家良(千葉雄大)は轟(堀井新太)からの着信で目を覚ます。「友仁、家に居るかな」と轟が聞くので多家良は「居ると思うよ」と答える。普段と違う轟の様子に「何かあった?」と多家良が聞くと、轟は「舞台を降ろされた」と悔しさを滲ませる。「だから俺はあいつと話さないといけないんだ」轟はそう言うと鴨島の家の扉をノックした。

【感想】
30代・女性
遂に鴨島の才能が見出されるのか楽しみ。多家良の「友仁さんを混ぜたくない」と言う真意は何なのだろうか。
轟の演技よりも鴨島の演技の方が、素人目にも明らかに良かった。そう見せる役者さん達の演技が素晴らしい。

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