【ダブル】第2話 感想ネタバレを詳しく(主演:千葉雄大・永山絢斗)

2022春のドラマ一覧

主演:千葉雄大・永山絢斗
WOWOW (土曜日22時30分~) 

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【内容・ネタバレ含む】
【#02】
純真無垢な宝田多家良(千葉雄大)の才能にいち早く気づき、役者のいろはを教える鴨島友仁(永山絢斗)。多家良のために裏方に徹するも鴨島は『世界一の俳優になりたい』という気持ちを捨ててはいなかった。そこへ芸能事務所「フラット」マネージャー・冷田一恵(桜庭ななみ)がやって来て、名刺を鴨島に差し出す。「宝田多家良さんをスカウトしに参りました」「多家良さんのマネージャーでは?」という冷田に鴨島は「は!?」と驚いた。
結局、鴨島(永山絢斗)は多家良(千葉雄大)に付き添って、芸能事務所を訪ねる。ところが、多家良は「苦手な事は全部友仁さんがやってくれている」「今の生活を変えたくない」と事務所への所属を拒む。それを聞いた冷田(桜庭ななみ)は「鴨島さんがしている事は本来対価が発生する事です」「一方的な負担は健全な関係を破綻させます」と冷静に指摘する。鴨島が「俺はただ多家良に世界一の役者になってもらいたいだけだ」と言うと冷田は「私も同感です」と答えた。

劇団の団長は「何で一番に俺に言わないんだよ」と言いつつも、すぐに事務所と契約するよう言う。まだ乗り気でない多家良(千葉雄大)が「皆と仲良くやれていればそれでいい」と言うと、鴨島(永山絢斗)は「もっとやれたかもしれないのにスカウト蹴った奴と仲良くやれだと!?」と声を荒げる。突き放された多家良はしゅんとするが、鴨島があえて厳しい態度を取っている事に他の団員達は気づいていた。
帰り道、多家良(千葉雄大)は他愛もない話を鴨島(永山絢斗)にするが、鴨島の態度は冷たい。「これからは冷田さんに起こしてもらえよ」鴨島の言葉に多家良は「嫌だ!その言い方は嫌だ」と抗議する。しかし鴨島は、スタスタと一人先に歩いて行ってしまった。

翌日、多家良(千葉雄大)は冷田(桜庭ななみ)からの電話で目を覚ます。ドラマへの出演が決まったのだ。引き受けるかどうかを鴨島(永山絢斗)に相談したいと多家良は言うが、「守秘義務があるのでダメだ」と冷田は答える。多家良はそっと鴨島の部屋の扉を開ける。鴨島と目が合った多家良は「分かりました。やってみます」と冷田に告げた。
多家良(千葉雄大)は冷田(桜庭ななみ)に連れられて、撮影現場にやって来た。多家良はすれ違う人、皆に挨拶をする。「お前は人の顔を覚えられないから全員に挨拶しとけって友仁さんが」と多家良は冷田に説明した。現場に入ると多家良は主演俳優・轟九十九(堀井新太)から突然演技を振られるという洗礼を受ける。多家良はそつなくこなしたので、すんなりと受け入れられた。
冷田(桜庭ななみ)が多家良の役どころについて話すと多家良(千葉雄大)は「それは違う」と否定する。多家良は鴨島(永山絢斗)と役の背景や感情までしっかりと作り込んで撮影に臨んでいたのだ。そこへ台本の修正が入る。多家良のセリフに変更はなく冷田は一安心するが、多家良は混乱した表情を浮かべる。
本番が始まったが多家良(千葉雄大)は明らかに混乱している。周りの俳優達が、アドリブで多家良をフォローするが固まったままの多家良に監督は堪らずカットをかけた。「この流れでは笑えない」という多家良は、監督に人物像の背景などを話す。しかし監督は「そこまで深く考えなくていいよ」と適当に流してしまう。「納得しようと思うな、それも俳優の仕事だ」轟九十九(堀井新太)は多家良にアドバイスした。

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しかし多家良(千葉雄大)は演技をする事が出来ず、何度も何度もやり直しとなった。「これじゃ、今日中に終わらねえ」スタッフが暴言を吐く中、冷田(桜庭ななみ)は自分のケアの至らなさを多家良に謝罪する。多家良は撮影現場から逃走してしまう。多家良を引き止めた冷田は「何でも言ってください。今、一番何が必要ですか」と聞く。
多家良(千葉雄大)は鴨島(永山絢斗)に電話をかける。「セリフは変わってないけど、全部変わってしまった」「自分だけ変わってなくて皆変わってしまった」と多家良は説明する。鴨島は冷田(桜庭ななみ)から変更箇所を説明されて、多家良の状況を理解した。そして「重力だ。重力が軽ければ動きも大きくなる」「環境がコミュニケーションを作る。言語よりも表情、肉体」「生まれ直すんだ」鴨島が的確に説明して新しい人物像を共有すると、多家良も瞬時に役に入り込んだ。
再び現場に戻った多家良(千葉雄大)はまとっているオーラからして先程までとは別人のようだった。そして多家良は、監督も息をのむ程の演技をしてみせた。
撮影が終わると冷田(桜庭ななみ)は「鴨島さんの電話一本であれほどまで」と感心する。多家良(千葉雄大)が「役は友仁さんがやった方が良かったって事だ」と言うと冷田は「違います。多家良さんには多家良さんの魅力があります」と力強く否定した。そこへ多家良の事を気に入った主演俳優がやって来て、飲みに誘う。ところが多家良は「友仁さんがきっとカレーを作って待っている」と言って走り出してしまった。
『脆く美しく儚い彼にとって、鴨島友仁とは唯一無二のもの。無理やり引き離せば、俳優・宝田多家良の死を招く凶行となるかもしれない』と冷田は思った。
「やっぱりカレーだ」多家良(千葉雄大)は嬉しそうに部屋の扉を開けた。直後「多家良君お客さんだよ」と隣人・川上(前野朋哉)が声をかけた。部屋にやって来たのは、轟九十九(堀井新太)。轟は「宝田多家良!話がある」と笑った。

【感想】
30代・女性
二人で一人を作り上げる多家良と鴨島。どちらかが欠けても成立しない二人の「どこで道を間違ってしまったのだろうか」という言葉がとても気になる。

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