【ウチの娘は、彼氏が出来ない!!】第7話「あなたのお母さんは、かつての私の恋敵」感想ネタバレ(主演:菅野美穂・浜辺美波)

2021冬のドラマ一覧

主演:菅野美穂・浜辺美波
日テレ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#07本当の母】
「かーちゃん、誰?」空(浜辺美波)は自身が受けた血液検査の結果を差し出すと「O型からAB型は生まれない」と、碧(菅野美穂)を問い詰める。もう隠しきれない、そう感じた碧は落ち着いた口調で真実を話し始めた。碧が23、4歳の頃心から愛した男性がいたこと、そしてその人に裏切られたこと。「デビュー作以降、プレッシャーから書くことさえも出来ず、自分の全てだと思っていた男も失くし、生きている意味が感じられなかった」と碧は話す。そして死を決意して訪れた樹海で置き去りにされている小さな空に出会い、一緒に生きようと思ったと…。「樹海に足を踏み入れたとき、何も怖くなかった」「このまま奥に進めば死ねる、そう思った」「でも小さな君は温かくて、必死に生きようと大声で泣いていた」碧は涙を流して説明する。
碧の話を聞き、空は今まで以上に母娘の特別な“絆”を感じる。翌日、学校で空は全てを光(岡田健史)に明かす。光は「そんな運命的なこと…」と涙する。空も「血のつながりは関係ない。母ちゃんの命を救えたのなら樹海に捨てられていてよかった」とさえ考えるようになっていた。それでも二人の間に、それまでとは違うぎこちない空気が漂うようになったことに戸惑う空に、光は「血の繋がった家族でも距離感の変化はある。寄り添っていればくっつくよ」と励ました。
水無瀬家には漱石(川上洋平)がやってきていた。新作小説に取りかかっていた碧だが、再びスランプに悩まされて一文字も書けていない。碧に何かあったのでは…と察した漱石が尋ねると「ウチの娘は本当の娘じゃない、本当の母親じゃない」と碧は明かした。さらに編集長・小西(有田哲平)達もその事実を知っていると聞かされた漱石は、碧のオープンなところに呆気にとられた。その頃、空も沙織(福原遥)にこの真実を明かしていた。沙織は驚いて言葉を失うも、樹海に捨てられていたと言う空に「捨てられたんじゃない」「空ちゃんはかぐや姫みたいに空から降りてきて、ラッキーガールの母ちゃんが見つけたんだよ」と独特の表現をした。沙織の言葉は、『捨てられた子』という部分がひっかかっていた空の心を穏やかにした。ハグするふたり、沙織は「かぐや姫、月に帰らないでずっとここに居てくれ」と強く空を抱きしめた。同じ頃、光は碧の小説『アンビリカルコード』を読んで何かに気づく。
その夜、空は部屋で漫画を描きながら『描くことは私を救う。血は繋がっていなくてもやっぱり親子だな』と感じていた。そして碧の母子手帳に、自分の血液検査の結果、沙織が描いたかぐや姫・空のイラスト、『空&碧 親子』というメモを挟み込んだ。その時、空は引き出しの奥に“臍の緒”が隠してあるのを見つけた。「私が樹海に捨てられた子ならなぜ臍の緒があるんだろう」空は疑問を光にぶつける。すると光は『アンビリカルコード』を取り出して「この部分が樹海で碧と空が出会ったというエピソードそのままだ」と話す。「母ちゃんはネタに困ると何でも書く人だ」と空は違和感を感じない。それでも「もしひっかかる所があるとすれば…水無瀬碧は自ら死のうとなんてしないはずだ」と話した。そして空と光はおだやへ行き、本当のことを知るであろう俊一郎(中村雅俊)とゴンちゃん(沢村一樹)を問いただすが、二人はお茶を濁す。「碧もなんでまた…」というゴンちゃんの嘆きで、碧がなおも自分に嘘をついていたことを知り憤る空。落ち着きを取り戻した空は、今度こそ本当のことを聞き出すために光と沙織ゴンちゃんと俊一郎を連れて、碧の元へ向かう。そして打ち合わせに訪れていた漱石も巻き込み、碧が空に話したくなかった衝撃の真実に迫る。「これ、臍の緒だよね!」「嘘をつかずに本当のことを言ってくれ」いつになく強い口調で空は碧を問いただす。
その頃、疎遠になっている空からフラれることを怖れる渉(東啓介)は、ダイビングに訪れた海で、流木を集める謎の男・風雅(豊川悦司)に出会った。恋のことで悩んでいるという渉に風雅は「自分にも愛した人がいた」と話した。
「私は雷に打たれたような恋に落ちました…」碧は話し始める。碧は相手のことを今でも想っているかもしれない、何度恋をしても超えられないと明かす。「一ノ瀬風雅(豊川悦司)って言います」と碧は若かりし風雅の写真を取り出す。空はそれを見て「何これ!?すっごいイケメン」と目を丸くする。風雅は下北沢の小さな劇場で俳優をしていて、碧は劇場に何度も足を運んだ。「何だ…今日の客は3人か…やめやめ」と終わらせようとする風雅に「やめないで!私見ています」と碧が話したのがふたりの出逢いだった。恋に落ちて一週間、風雅は突然碧の前から姿を消した。碧は劇団に行き彼の居場所を聞き出すと、あるアパートを訪ねる。玄関が開き、出てきた女性・鈴(矢田亜希子)は「一ノ瀬なら半年前からここにはいない、ごめんなさいね」と告げた。それが空の本当のお母さんだと碧は話す。顔色も体調も悪い鈴を碧は救急車で病院に運んだ。そこで鈴は元々心臓が悪く、それでも無理をして出産をしようとしていた。そんな鈴を碧は毎日看病した。打ち解けた鈴は「あんなクズでも好きな人の子供を産みたいという気持ちだけだったけど、残されるこの子のことを何も考えていなかった…」と吐露する。すると碧は「私に任せて!同じクズに酷い目に合わされた運命共同体!!」と申し出た。「この子、幸せになるためにこの世に産まれてくるんだよ」という碧の言葉は鈴にとって心強いものだった。ある晴れた日、鈴は空を出産し、しばらくして亡くなった。すると黙って聞いていた空は「勝手な女だな。後先考えずに勝手に子供産んで、赤の他人である母ちゃんに子供押し付けて。頭おかしいよその女、恋に狂ってる」と怒り出した。「そんな事なら樹海に捨てられてたほうがよかったよ」という空に「命かけて産んでもらっておいて何てこと言う!!!」と碧は空をビンタする。「産んで欲しいなんて頼んでない!!!」「なんでこんな事で初めて母ちゃんに叩かれないといけないんだよ」空は気持ちを制御出来なくなっていた。
ゴンちゃん達が空を一旦おだやに連れていき、碧とふたりになった漱石は「なぜ樹海だなんて嘘を…」と尋ねる。「きっとどこかであの子の父親は生きている。本当のことを話したら空を取られてしまうかもしれない」と明かす。碧を思い、漱石は碧の側に居るのは自分ではなくゴンちゃんだと家を後にする。「ごめん」と言う碧に漱石は「そのごめんは何のごめんでしょうか、側に居てほしいのが君じゃなくてごめんのごめんですか」と切ない言葉を残して去っていった。おだやの座敷では空に沙織が寄り添っていた。余計なことを言わず「おいしい」とおしるこを食べる沙織の姿に、空もおしるこを口にすると「おいしい」と微笑んだ。店の椅子に座った光は「空が壊れそうで心配だ」と涙する。そんな光にゴンちゃんは「男同士の秘密だ、今のうちに泣いておけ。空の前では絶対に泣くなよ」と優しさで包んだ。落ち着いた空に沙織は「空ちゃんを産んだ鈴さん、すごいと思う」と語りかける。実は沙織は津軽から男を追いかけて上京してきたとき、その男の子供を妊娠していた。しかし、男は親になる気も責任取る気もなかった。そして沙織にもひとりで産んで育てる勇気はなく堕ろしたのだった。そんな沙織の「勇気ある、愛されてる」という言葉はどんなことよりも説得力があった。空は「母ちゃんが好きだから!母ちゃんの娘がよかったーーー!!!」と叫ぶ。そんな貴重な本音を沙織はボイスレコーダーに録音していた。そして沙織から空のおたけびを送信された碧は嬉し涙を流す。そして思い出すのは空が産まれた日のこと。「名前考えないと…」という鈴。碧が病室のカーテンを開けると窓の外には雲ひとつない青空が広がっている。「…そら…」鈴と碧は同時につぶやいた。
空が空になってからも青空は続き、空の気持ちに関係なく世の中は動いていく。学校へやってきた空は、ゼミの教室に入ると何気なく光を探してから席に着いた。その一瞬の行動を愛梨(長見玲亜)は見逃さなかった。愛梨は光のことを良いと思っており、空と光が急接近していることが面白くなかったのだ。愛梨は「誰探してるの!?光のこと独り占めして」と言いがかりをつける。愛梨があまりにもしつこいので、空が「うるさいんだよ!」と言い返すとふたりはもみ合いの喧嘩になってしまった。引っかき傷をつくった空を光が手当すると空は「愛梨のところに行かなくていいのか」と気遣う。光は行く必要ないときっぱり。空は「今の彼女は愛梨じゃないのか」と光の気持ちに全く気づかない。光は咄嗟に「今の彼女はモデルみたいなんだ」と嘘をついた。一方、碧は「ご迷惑をおかけしました」とおだやに謝罪に来ていた。俊一郎は「十勝のいい小豆が手に入ったんだ」と特別なぜんざいを振る舞うが、食欲がないと手を付けない碧をゴンちゃん達は心配する。この頃、碧と空は家の中でもすれ違っていて碧は気をもんでいた。その頃、光は空をサイクリングに誘う。フリスビーをしたり他愛もない会話をしたり、空の心は少しずつほぐれていく。すると光は「お前の母ちゃん、23でお前を育てる覚悟を決めたんだよな。あと3年でそんなこと出来るか!?すごいよな」と尊敬の気持ちを口にする。
その夜、ふたりの好物・アイスクリームを買って空は碧の部屋にやってきた。しかし、碧は歯を磨いたから明日食べると断った。空は一度部屋を出ていくも、意を決して再び部屋に戻ると「今までありがとう」と感謝を述べた。突然のことに碧は「結婚!?まさかお子が!?」と慌てる。空は「今まで育ててくれてありがとう」と頭を下げた。自分の気持ちに整理がついたという空に碧は「鈴さんの写真見たい?」と写真を手渡した。「鈴さんが亡くなった後、空は哺乳瓶を嫌がってミルクを全然飲んでくれなかった…この子は死んでしまうんじゃいないかと思って…」と涙が止まらない碧に空は「空は育った。生きてる」と碧に抱きついた。そして「私を産んでくれた鈴さんにもお礼が言いたい」「大きくなった私を見せたい」という空を連れて、碧は鈴のお墓参りへやってきた。「やっと連れてくる事ができた」と一安心する碧の隣で、じっと手を合わせていた空は突然「鈴さんと母ちゃんを置き去りにした一ノ瀬某って奴はどこにいる!?」「私が鉄拳をくらわせる!!」と言い出した。

【みんなの感想】
30代・女性
最初のコメディタッチな物語とは全く別物のストーリー。最初から【本当の母とは!?】みたいなのを前面に出していれば、ただの恋愛ストーリーだと思って離れた人達も楽しめたのでは??普通出会って数日のしかも恋敵の子供を育てるか?など非現実的な部分はあるものの、血の繋がりがないのにこんなにも強い母娘の絆や碧の愛情は涙なくして観ることは出来ません。
次回、風雅の居場所を突き止めた碧と空は風雅の元へ乗り込みます。鉄拳を!!と腹を立てていたはずの空が、風雅と釣りを楽しむような場面もあり、それを心配そうに見つめる碧はきっと『空を取られる』『今まで20年も放っておいたのにこんなに打ち解けて』と複雑な気持ちを抱えてしまうのでしょう。血縁は一緒に過ごした時間を超えるのか、今後のテーマとして描かれるのでしょうが、今までのほっこり母娘が減ってしまうのは残念です。そしてもう一つ、光と渉の空をめぐるバトルが激化する模様。光の圧勝は誰の目からも明らかですが、空が光との居心地のよさを恋と感じていない以上、どうなっていくのか見守りたいと思います。

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