【ウチの娘は、彼氏が出来ない!!】第6話「君をなくしてしまうなら私はどんなに泣くだろう」感想ネタバレ(主演:菅野美穂・浜辺美波)

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主演:菅野美穂・浜辺美波
日テレ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#06君をなくす】
沙織(福原遥)から突然の別れを告げられ車を飛ばした漱石(川上洋平)は、熱にうなされる中、あわや衝突事故を起こしそうになる。咄嗟にハンドルをきって事故を免れた漱石は、碧(菅野美穂)からの着信に出た。何も知らない碧は、新作小説『真夏の空は、夢』の企画を通してくれたことを感謝する。ところが電話口の漱石の様子がおかしい。「君、今どこ!?」異変に気づいた碧は小西(有田哲平)に連絡を取り、漱石を病院まで連れて行かせると自分も急いで病院へ駆けつけた。「君がいなくなると困る」碧は漱石にキスをしようとする。ところが漱石に全力で拒まれてしまい碧は「この先一生の傷になる…」とショックを受ける。そんな碧に、漱石が「その場で拾った子犬にキスをするようなノリでは困る、後戻り出来なくなる」「本当に僕のこと好きなんですか?」と言うと碧は考え込んでしまう。漱石はいったんお互いの気持ちに蓋をして、碧に新作の執筆に専念するよう提案する。ところが「そうだね、恋愛なんてしている場合じゃない」と納得した碧の言葉を聞いてどこか寂しさを募らせるのだった。
いつの間にか沙織は俊一郎(中村雅俊)を慕って、おだやで働くようになっていた。沙織と一緒に仕込みをする空(浜辺美波)はうっかり漱石のことを話してしまう。漱石を心配する沙織の様子に空は、沙織の気持ちが漱石に戻っていかないか心配するが沙織の気持ちは固く、二股も元サヤもないと沙織は宣言する。一方、仕事復帰した漱石は碧のマンション前で待ちぼうけをしている。そこへ帰ってきた空に、打ち合わせの約束にも来ず、電話も繋がらないと漱石が話すと、空は執筆が乗っているといつもそうだと話して漱石を家へあげた。その頃、近所のカフェにはパソコンに向かう碧の姿があった。「今なら空も飛べそうだ!!」と絶好調で書き進めているとふと何かあったような…と碧は気になる。しかし、予定を確認しようとしたが携帯が見つからず、終いには「まぁいっか」と気にすることを止めてしまった。リビングで空と話す漱石。空は、先日碧が漱石が大変だ!と家を飛び出して行った時から漱石と碧はそういう関係なのだと思っていたと明かす。関係が進展していないと知って空は「私の代わりに母ちゃんの老後の面倒を見てくれるのではないのか!?」と問う。空の口から出てくる奔放な碧のエピソードの数々に漱石は『自分で大丈夫かな…』と不安が増していく。そんな中、空は沙織と俊一郎のことをうっかり口を滑らせてしまった。「俊一郎は最近飼い始めた犬だよ」と誤魔化すも、お茶請けに出されたたい焼きを食べようとして漱石は俊一郎を思い出し「サリーのタイプど真ん中だ…」と納得する。そんな漱石に鍵を渡すと空は「デートですよ!」と出掛けて行った。
その頃、碧はおだやのこたつで熱燗を呑んでいた。今度の恋は白でも黒でもなくグレー、赤でも白でもなくピンク…と俊一郎と盛り上がっていると、今日が漱石との約束の水曜日だとやっと気づいた。慌てて帰宅するも『お待ちしておりましたが帰ります 漱石』という書き置きを発見して碧はその場に崩れ落ちた。碧はベッドに横たわるも悲しみで呆然としている。そこへデートから帰宅した空がお土産のスイーツを持ってやってきた。ふたりでベッドに横たわり、空は渉(東啓介)とのデートが100%最高だったと頬を赤らめる。そんな空を微笑ましく思いながら、碧は将来空が親離れすることにセンチメンタルな気持ちを抱く。そんな碧に空は「私はずっと母ちゃんを忘れたりしない」と強く言った。
「そう言わないと母ちゃんがどこかへ行ってしまいそうだった」と空は翌日、光(岡田健史)に打ち明けた。空の話をどこか上の空な様子で聞く光、気になるのは空と渉のデートの方だった。空は目をキラキラと輝かせて渉と手をつないだと話す。もっと深い関係になったら「さすがに母ちゃんにも相談できないからよろしく」空に言われた光は動揺から珈琲を吹き出してしまうが何とか冷静を装った。そんな中、空は合作の漫画をジャンプ編集部に持ち込みしようと提案する。活力みなぎる空は「水無瀬碧の娘だし、結構イケるかも」と自信をのぞかせる。そんな空を見つめる光は、碧と空の血液型が親子ではありえない組み合わせであることが気にかかっていた。空とわかれた光は探りを入れようとおだやを訪れる。光からふたりの血液型を尋ねられたゴンちゃん(沢村一樹)は「血液型占い、流行ってるの!?」と話すが、何かを察した俊一郎は「ちょっといいかい」と光の席に座って酒を交わすことになった。酒が入ったことで光は「好きで好きで好きで好きなんです」とそれまで隠していた恋心が爆発する。その頃、空は自宅で漫画を描いていた。主人公家族の血液型設定のために、何気なく血液型の組み合わせを検索した空は驚愕する。O型の母からAB型の子が生まれることはありえなかったのだ。たまらず空は光に電話をして、この事を打ち明ける。空の血液型は、碧から聞いたのではなく献血をした時に知ったのだという空に光は「記憶違いではないか」と話す。「そもそも母ちゃんのO型が思い込みかも」ふたりは碧ならありえると言って電話を切った。その後、空は家の中を血液型がわかる物がないか探し始めた。すると碧が産まれた時の母子手帳を発見し、中を確認する。そこにはO型と記されていた。
翌日、学校で空は光に碧がO型で間違いなかったこと、そして今から自分の血液型を確かめに行くことを告げる。同じ頃、母子手帳の位置が変わっていると碧はパニックになりながらゴンちゃんに話していた。碧の家には心配した俊一郎までやって来た。行くと決めたものの中々、病院へ行く勇気が出ない空に光は「どこでもつき合うよ」と優しく寄り添った。少しして空は光と病院へやってきた。空が受付をしていると光の携帯に知らない番号から電話がかかってきた。それは俊一郎から番号を聞いた碧だった。「今すぐやめさせて!!」と碧はお願いするが、光は「いずれ検査すると思う」「子供が何言ってるって感じかもしれないけど、僕が付いています」と冷静に答える。そんな光に碧は「お願い、空をお願いね」と何度もお願いをした。「どうしよう…空がどっか行っちゃう」「もう終わりだ、みんな終わりだ」過呼吸ぎみになる碧をゴンちゃんは優しくそして力強く抱きしめた。検査を終えた空は「ABだった」と光に淡々と報告する。
ショックから家に帰る気になれない空に光は付き添う。「あの人、他人…」という空に光は「どんな事情があれ、俺ならまず礼を言うな」「水無瀬碧は水無瀬空を愛している、俺にはそう見える」と優しく答える。「血液型なんて調べなければよかった」子供のように号泣する空に光は「俺がいる、ひとりじゃない」「何があっても俺がいること忘れるな」と受け止めた。そして「何かあったら電話しろ、3コール以内に必ず出る」と光は言った。その直後、空は試すように光に電話をする。1コールで出た光は「今度は半コールで出るように努力いたします」と執事のような態度をして空を笑顔にした。
同じ頃、ゴンちゃんは碧のために特製スープを振る舞う。ゴンちゃんがあまりにも美味しそうに食べるので碧もスープに口をつけて少し元気を取り戻す。するとゴンちゃんは「何があっても俺はお前達親子を守る、あの時もそうプロポーズしただろう」と碧を励ました。赤ちゃん空のお世話に四苦八苦していた碧は、ゴンちゃんが「一緒に育ててもいいぞ」と言ったプロポーズを「また明日も手伝いに来るからな」位の軽い申し出だと思っており、プロポーズされていたことに驚く。「丁重にお断りする」、「今はしてないからな、あの時だよ」と碧とゴンちゃんはいつもの言い合いになってしまった。その頃、空は約束だからと渉とデートに来ていた。落ち込んだ表情のままの空を渉は気遣うが、真実を明かすことが出来ない空は微熱があると嘘をついて帰ることにした。マンションの前まで来た空。その時、光の携帯が鳴る。光はお風呂から飛び出てちゃんと3コール以内に電話に出た。家に帰りづらいという空は光の家に行くと言い出した。慌てて部屋を片付けると空を残して光は駅前の漫画喫茶に居ると言って部屋を後にする。漫画喫茶で光が過ごしているとそこへ空がやってきた。「ひとりで居たくなかった」という空は、「(光と)ふたりで漫画を作ったということは心が通じたということだと思う」「入野と居ると心が自由になれる」「心の中に抜け道が出来て、その先にはヒカリが見える」と吐露する。安心したのか光の肩に頭を乗せて空は寝てしまった。光は空をそっと横たえて眼鏡を外してあげた。「母ちゃん」と呟いた空の目からは一筋の涙が流れた。光はその涙を指でそっと拭い、眠たいのを我慢して朝を迎えた。光と空は地下鉄の入り口まで歩いていく。その時、光がガチャガチャを発見した。中にはあのガラス玉も入っている。「空が好きなやつ」光の口から自然と[空]と名前が出た。そして思いを込めてガチャを回すとガラス玉が出た。空はそれを「お守りにする」と言って光とわかれた。帰宅すると眠れずに朝を迎えた碧が珈琲を淹れているところだった。いつも通り振る舞う碧に空は「母ちゃん、私母ちゃんの娘じゃないの!?」と尋ねた。

【みんなの感想】
30代・女性
光とゴンちゃんが終始いい男すぎて、早くそれぞれ素直になればいいのになと思いました。次週、ついに空に真実が明かされるよう。「他人に子供押し付けて最低(な実母)」という空と「(実母に)謝れ!」という碧。産みの母以上に愛が勝った証拠のビンタは感動なしには観ることが出来ないでしょう。碧の小説『アンビリカルコード』に隠されているであろう空の秘密を楽しみにしたいです。

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