【オー!マイ・ボス!恋は別冊で】第7話「一発逆転!世界で一番君が好き」感想ネタバレ(主演:上白石萌音)

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主演:上白石萌音
TBS系  (火曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#07自分の気持ち】
奈未 (上白石萌音) は、先日鬼上司・麗子 (菜々緒) から初めて「ありがとう」と言われ、仕事に恋に順調にキャリアを積んでいる…はずだった。ある日彼氏・潤之介 (玉森裕太)が理緒 (倉科カナ) と抱き合っているのを見てしまい、ショックを受けていると中沢 (間宮祥太朗)から「お前が好きだ、つきあってくれ」「俺ならお前を泣かさない」とまさかの告白。『私が振り回されているのは、子犬系男子[潤之介]だったはず。こちら[中沢]はどちらかというとワイルド系狼男子!?』『なんで中沢さんが私に??』『あれは夢だったのだろうか?』奈未は混乱する。その時、麗子は、副社長・宇賀神(ユースケサンタマリア)から、次号の売上次第でMIYAVI存続の可否を判断すると告げられる。「力不足で…」と肩を落とす麗子に宇賀神は「吸収合併は既定路線だったのだから、残りの号は麗子さんの創りたい雑誌を創ってほしい」と優しく言った。そして麗子は奈未と共にスポンサー探しに奔走する。奈未は半分本気半分冗談で「宝来製紙に広告出してもらえばいいのでは?」と提案する。麗子は「高級ブランドバッグの隣にティッシュの広告なんて出せるわけない」と一蹴するが、「なら1万円のティッシュを出せば」と奈未が反論すると少し考えて「あなた面白いこと言うわね」と答えた。
音羽堂出版の玄関前で、潤之介は奈未を待っている。奈未に電話をかけるも奈未は応答しない。そこへ中沢が通りかかり、「こそこそするのも嫌だから」と奈未に告白したことを潤之介に明かす。「お前には負けないから」と言って立ち去ろうとする中沢に潤之介は少しイラッとした様子で「恋って勝ち負けなのかな?」と言い返した。その頃、とあるBarでライバル誌『ZEAL』編集長・高橋(高橋メアリージュン)が新谷 (細田善彦) と会っていた。「思わぬ棚ぼた広告までもらっちゃって、麗子には足を向けて寝られないわ」と嫌味たっぷりに話す高橋。新谷に「余程麗子の事が嫌いなのですね」と言われるも高橋は「私は欲しいものをちゃんと欲しいと言えるだけ」と答えた。その表情は野心に溢れていた。
その頃、奈未の部屋には奈未の家族が上京してきていた。久しぶりの再会にきゃっきゃする女性陣をよそに、父・義郎 (橋爪淳)は2つ並んだ歯ブラシやベッドの下にあった男性物の下着を気にする。そっと母・ 真未 (宮崎美子) にそのことを報告して心配するも真未は「健ちゃん(犬飼貴丈)と上手くいったのよ」と気に留めない。すると玄関のチャイムが鳴る。玄関の外では、笑顔で手土産をふりふりする潤之介の姿があった。表の道路に出た奈未に潤之介は「電話かけても出ないから来ちゃった」と無邪気に話す。そんな潤之介に奈未は「帰ってください。心当たりないんですか!?」と怒って、理緒を抱きしめているところを目撃したと明かす。すると潤之介は「あれは理緒が落ち込んでたから」とあっけらかんとしている。奈未はたまらず「落ち込んでたら誰のことでも抱きしめるんですか!?」と怒りをぶつけると「私、潤之介さんのことがわかりません」と言い放って部屋に戻ってしまった。潤之介が奈未を追いかけようとすると、行く手に箒を持った真未が立ちはだかった。そして潤之介のことを娘をたぶらかそうとしている悪い男と勘違いした真未は、潤之介を追い返してしまった。
翌日、奈未は熊本名物・辛子蓮根を編集部のみんなに配っている。副編集長・半田(なだぎ武)にも渡そうとすると半田は「今の俺の喉はゼリーしか通さない」と元気がない。あの日、麗子と宇賀神がしていた吸収合併の話を盗み聞きしてしまったのだ。その時、中沢は「明日空いてる?」と奈未に尋ねる。奈未はプライベートの予定かと勘違いしてどぎまぎするが、すぐにコテージでの取材だとわかった。それでも『ふたりきりは困る』と考えた奈未は、麗子の雑用があると断ってしまう。そして奈未は麗子と共にグローバル経済アナリスト・小早川佐和子(片瀬那奈)の元を訪れる。三人でヨガをしながら麗子はスポンサー企業に中小企業を選んだと話す。小早川は合点が行かない様子だが、麗子は通称・悪魔の微笑みを浮かべる。『これはお金が動く』奈未はそう感じるのだった。同じ頃、潤之介の撮影現場に理緒がやってきた。理緒は「この前、泣いたりしてごめん」と謝る。理緒は手の不調を誰にも明かさずひとりで抱え込んでいた。検査結果が出るのは明後日。恐怖で仕方ない理緒は、検査結果を一緒に聞いてほしいと潤之介にお願いした。潤之介は快諾するが、理緒は「やっぱりいいや」と断った。「潤ちゃん、優しいからつい頼っちゃうけど」理緒は言葉を選ぶ。「みんなに優しいってことは誰にも優しくないってことなんだよ」「私、まだ潤ちゃんのことが好き、でも奈未ちゃんを応援したいから潤ちゃんに優しくされると辛い」理緒は心の内を吐露する。潤之介は考え込み、何も答えることが出来なかった。
その夜、義郎、真未、妹・多未(山之内すず)は健ちゃんのマンションへやって来ていた。タワーマンションを見上げて「未来のお婿さん、すごいわね」と話していると、女性を連れた健也がやって来た。健也は義郎達を見ると慌てふためく。連れていた女性が「もしかして婚約者の家族!?ウケる」と笑い出すと健也は「見なかったことにしてください。会社にバレたらやばい」と土下座をする。健也は「奈未にはバレてもいいけど会社には」と繰り返した。その後、奈未の部屋で四人で食卓を囲むが、義郎達の様子がおかしい。多未に「もう話したほうがいい」と言われて真未が「彼氏にご挨拶しようと思ってマンションに行ってきた」と重い口を開く。多未が「あいつショートヘアの女連れてた」と続けると、奈未の脳裏には理緒の笑顔が浮かんだ。「…やっぱりそういうことだったんだ」呟く奈未。結局、家族との誤解は解けないままだった。
翌日、約束の場所で麗子を待つ奈未は、潤之介からもらったブレスレットに触れながら落ち込んでいた。すると、聞き覚えのある愉快な声が聞こえてくる。半田達編集部メンバーのコテージへ取材も近くだったのだ。その後、麗子から電話を受けた奈未は先に行っているよう告げられて途方に暮れる。仕方なく奈未はひとりで化粧品会社の磯辺社長 (近藤芳正) の元へやって来た。バスに乗り遅れたのなら社用車で迎えに行くという磯辺を止めて、奈未は急いで麗子へ電話をかける。すると麗子はまだ銀座に居るという。麗子は「あなたにやってもらいたいこと、私が行くまで社長を繋いでおいて」とだけ言って電話を切ってしまった。その頃、潤之介が誤解を解こうと奈未のアパートを訪れると、自販機の下に小銭を落としてしまって困っている義郎と遭遇した。義郎達に彼氏だと話すと、真未は先日の無礼を謝って歓迎ムードでお茶を出した。そして潤之介に案内してもらって家族は東京観光へやってきた。迷子になった真未を優しくエスコートしたり、多未の頭をポンポンしたりして潤之介は鈴木家の女性陣を虜にしていく。一方、奈未は熊本の民話を話して場をつなごうと奮闘していた。ところが、しびれを切らした社長に「日を改めて」と言われてしまい、仕方なく奈未は会社を後にする。とぼとぼと道を歩いていると遠くからハイヒールの音を響かせて麗子が颯爽と現れた。ふたり揃って再び磯辺の元へやってきたが、磯辺は「ウチには広告を出せるような資金はないし、隣に並ぶのがハイブランドでは埋もれてしまう」と否定的だ。そんな磯辺に麗子は「それならば、ブランディングをしてはどうか」と提案する。先日の奈未の『1万円ティッシュ』の例を引用しながら麗子は説明を続ける。ところが磯辺は麗子が遅刻したことを非常識だと考えており「きちんと時間を守って話したかった」と拒否する。そんな磯辺に麗子は「最高の手土産を用意したかった」と話すが、磯辺は手土産だなんて話にならないと言った態度をとる。麗子が用意した手土産とはCOACHとのコラボ契約だった。「磯辺さんのモノ作りへの理念が一緒だと」と麗子は付け加えると「もしお気に召して頂けたならご連絡ください」と言ってあっさりと去っていった。奈未は麗子の分も深く頭を下げて麗子を追いかけた。麗子の言動に磯辺が考えていると、磯辺の妻がお茶を持ってやってきた。そして妻は麗子があのヒールで駅からここまで歩いてきたことを話すと、磯辺は窓から外を颯爽と歩く麗子の姿を見つめるのだった。
半田に報告するよう言われていた奈未は、コテージの半田達に合流する。奈未は自然の流れで中沢が隣に座っただけでも変に身構えてしまう。そんな様子を見ていた和泉(久保田紗友)は、奈未を人気のないところへと誘った。和泉は、あの日中沢が奈未に告白したところを見てしまったと明かし、「中沢さんを避けているのか私に気を遣っているのかわからないけど、中沢さんを避けるような態度はしないでほしい」と話す。「中沢さんをいいと思っているならそうすればいい」「誰と一緒にいたいのか自分の気持ちはっきりさせなよ」という和泉の言葉を奈未は黙って受け入れた。みんなが撤収しようとしたとき、奈未はブレスレットを失くしていることに気づいた。一度は諦めてみんなと帰ろうとするも奈未は思い直してひとりブレスレットを探すことにした。ブレスレットも見つからず、石に足を取られて尻もちをついた奈未は自分の愚かさに落ち込む。するとそこへ中沢がやってきて一緒にブレスレットを探してくれることに。日が暮れてもブレスレットは見つからない。奈未は「もういいです。ありがとうございました」と頭を下げた。その時、バスの時間が迫っていることに気づいたふたりはバス停へ走るもバスを逃してしまった。次のバスでは電車に間に合わず、中沢は「泊まるところ探すか」と呟く。予想外の展開に「えっ!?」と奈未は躊躇するも他に選択肢はないようだ。ふたりは宿を見つけたが、一部屋しか空いていないと言う。中沢は荷物を奈未に預けるとひとり他の宿を探すと話す。中沢に迷惑をかけないよう「お布団離せば大丈夫」「それか朝までトランプとかします!?」と言う奈未に中沢は「もしお前が俺の彼女だったら、お前が他の男と泊まるのは嫌だ」と優しく諭した。部屋を後にしようとする中沢に奈未は「こないだの返事…」と言いかけると中沢は「明日の朝にしてくれ」と言い残して部屋を出ていった。
その頃、義郎達と潤之介は中華料理のお店に来ていた。潤之介は料理を勧めるなどして真未達から「優しい」と褒められる。潤之介は「みんなに優しいって結局誰かを傷つける」と俯く。真未は「それがこないだの喧嘩の原因ね」と察して優しく受け止めた。店を出て上機嫌に歩く義郎と多未の後ろで、真未は潤之介に「確かにみんなに優しいと誰かを傷つけるかもしれない」と話す。それでも潤之介の優しさのお陰で私達は今日最高の思い出を作ることが出来たと感謝し、「誰にでも別け隔てなく優しくすることは簡単じゃない、奈未もわかっている」と続けた。そんな潤之介に義郎は「奈未をよろしく」と握手した。義郎達と別れた潤之介は、音羽堂出版の前で奈未を待っていた。するとそこへ仕事をするために和美(秋山ゆずき)がやってきた。和美は、奈未と中沢が終電を逃したと話す。すると和美の話も聞かずに潤之介は急いでバイクを走らせた。その頃、麗子もひとり編集長室へと戻ってきていた。顔を歪めてハイヒールを脱ぐと足首が靴擦れで血だらけになっていた。麗子が編集部で絆創膏を探していると宇賀神がやってきて「ヒールは暫く控えたほうがいいですね」「僕が治療しましょうか?一応、医師の資格持っているので」と話す。麗子が驚くと「嘘ですよ、でも無理はしないでください」と宇賀神は明かす。絆創膏を手に編集長室へ戻ろうとした麗子は立ち止まると「やっぱりお願いしてもいいですか」と宇賀神の方を振り返った。治療を受けながら麗子は「何の役にも立てなくて」と謝る。そんな麗子に宇賀神は「結果はどうであれ、あなたは素敵な女性です」と答えた。
宿の奈未は、ようやく切れてしまった携帯の充電が完了して、携帯を確認する。するとそこには潤之介からのたくさんの着信とメッセージが届いていた。さらに和美からの『中沢と鈴木が泊まると言ってしまった、ごめん』というメッセージを読んで奈未は事態を把握する。しかし、やましい事はなにもないと考えると潤之介のことを放って置くことに決めて携帯を置いた。その時、奈未の携帯が鳴る。潤之介からだと勘違いした奈未は「何度かけてきても無駄ですから!」と電話に出ると、相手は真未だった。そこで真未達が健也が彼氏だと勘違いしていたと明かされて、奈未はほっとする。そして潤之介が毎日奈未の部屋を訪ねて来ていると話す真未は、潤之介のことをべた褒めする。そして自分が昔、正直な気持ちを義郎にぶつけたお陰で今の幸せがあると話してそっと奈未の背中を押した。電話を切って奈未は『自分の気持ち…』と自問自答する。思い出すのはいつも気持ちを伝えてくれた潤之介の姿ばかりで、自分からは気持ちを伝えていないと奈未は気づいた。『振り回されてたのは、気持ちを伝えていなかったからだ』思い直した奈未は、潤之介からのメッセージを確認する。そこには『ちゃんと話させて。今夜9時に会社前で待ってる』とあった。現在10時39分、奈未は慌てて潤之介に電話をかけた。その頃、潤之介はバイクを運転していて電話に気づかない。その時、道路に一匹の子犬がうずくまっていて潤之介は急ブレーキをかける。
その頃、中沢は昼間の川辺で奈未のブレスレットを探し続けていた。夜が明けて諦めかけたその時、中沢の目線の先にブレスレットが…。中沢はほっと安堵の表情を浮かべる。奈未は、荷物を持って宿の前で中沢を待っている。冴えない表情の奈未はブレスレットのない手首を無意識にさわり、中沢の荷物に目線を送る。その時、少年が「こたろう」と呼びながら走っていく。何気なく声の方向に目をやった奈未は、信じられないというような表情で一歩一歩進む。その先には、少年に子犬を渡す潤之介がいた。「潤之介さん…なんで」奈未の声に潤之介が気づくと「こたろう、お前はそれを教えてくれたんだな。偉いぞ、こたろう」と子犬をなでた。潤之介の顎の傷に気づいた奈未は、心配して手を伸ばす。潤之介はその手をそっと握って、バイクで走っている間ずっと奈未のことを考えていたと話す。「奈未ちゃんのことを考えるとドキドキする。奈未ちゃんが笑うと嬉しいし、奈未ちゃんが泣くと悲しい」「そんな風に思えるのは、世界中で奈未ちゃんだけなんだ」潤之介の真っ直ぐな言葉に奈未も「独り占めしたい、私の事だけ見ていてほしい」と初めて気持ちを言葉にすることが出来た。抱きしめ合うふたりの周りには穏やかな空気が流れていた。その様子を目撃した中沢は、見つけたブレスレットをそっと奈未の荷物の隣に置くと、ふたりとは反対方向へと歩き出す。
一方、編集長室では麗子の携帯が鳴る。相手は磯辺だった。磯辺は麗子の提案を受け入れることにしたと話した。それを聞き、麗子は微笑む。その微笑みは、悪魔の微笑みのようであり、穏やかな聖母の微笑みのようでもあった。同じ頃、理緒はひとりで病院に向かうのだった。

【みんなの感想】
30代・女性
ハラハラヒリヒリした1時間。潤之介が優し過ぎるとみんなを傷つけてしまうと気づき、奈未との心が通じ合えたことはすごくよかったけれど、その分中沢の奈未を思う気持ちが報われず苦しくなりました。[潤之介の彼女]である奈未を大切に考えて、同室になることを遠慮したり、恋敵から贈られたブレスレットを寒い中探し続けたり…潤之介が優柔不断男のままだったら断然、中沢を推すのにと複雑な気持ちにさせられました。これ以上中沢を傷つけないよう、最後まで奈未と潤之介には平和に過ごしてもらいたいです。


30代・男性
ドS上司がまさか一番さわやかな恋愛をするとは…人は見かけによらないものです。中沢と潤之介にあそこまでさせなくてもいいのに、女性はキュンとするのかもしれないけれど個人的には見ていてむず痒い。

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