【オー!マイ・ボス!恋は別冊で】第3話「鬼上司VS.部下で創刊危機!?恋のハプニングは雪の中で!!」感想ネタバレ(主演:上白石萌音)

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主演:上白石萌音
TBS系  (火曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#03人並みになるまで】
付き合っているフリを解消したはずの潤之介 (玉森裕太) から、「俺のこと好き?」と突然質問されて奈未 (上白石萌音) は戸惑う。『好きというか……』と心の中で言葉を探していると、「じゃあ嫌い?」と潤之介は尋ねる。嫌いじゃないという奈未の答えを聞くと潤之介は「よかったぁ、俺のせいで大変なことに巻き込んだから嫌われたかと思った」と胸をなでおろし、奈未は『そっちの意味かーい』と心の中でツッコミを入れる。そんな奈未に潤之介は自身の写真展の案内状を渡したので、奈未は仕事中も潤之介のことが頭から離れなくなってしまう。
数日後、奈未が出社すると編集部内はバタバタの大慌てだった。何かあったのか心配する奈未だが、この日は校了1週間前、編集部員にとっては当たり前のことだった。そんな中、中沢 (間宮祥太朗)だけは余裕そうにしている。なんでも中沢が担当したモデルで柔道家の瀬尾光希のインタビュー特集はすでに完了しているようで、中沢も「今回のは上手く出来た!世界に羽ばたく『MIYAVI』創刊号に相応しい出来だ」と上機嫌に話す。そこへ編集長・麗子(菜々緒)が現れて、編集会議が始まった。すると麗子は突然、瀬尾光希のインタビュー記事をグローバル経済アナリスト・小早川佐和子(片瀬那奈)に差し替えるよう指示する。納得のいかない中沢が抗議するが、麗子は「瀬尾光希の右肩はまだ治っていない。来月の世界選手権出場は無理。誰もこの前のポージング見て気が付かなかったの?」と言い返して去っていった。小早川佐和子を知らない奈未に、和泉(久保田紗友)は「彼女の一言で株価が変動するほど影響力がある人よ」と説明する。それを聞いた奈未は、これまで麗子のデートの雑用だと思ったことがデザイナーと交渉するためだったり、だた作家先生にけん玉を見せると思ったことがブランドとのコラボに繋がっていたことから、今回も何か裏があるに違いない…と頭をフル回転して考える。すると突然バンっという大きな音が編集部中に響き渡る。見ると、中沢が「小早川佐和子のインタビューなんて絶対にやりません」と副編集長・半田(なだぎ武)に猛抗議していた。怒る中沢を見た他の編集部員達も「私もこの前全ページやり直しさせられた」と不満を口にする。それを麗子が聞いていることに気づいた一同はシーンと固まり、和美(秋山ゆずき)が「今のは…」と繕おうと言葉を濁らせると中沢は「もういいんじゃないですか!?」と言うと、麗子に向かって「編集長が態度を改めない限りついてはいけない。編集長が辞めるか俺達が辞めるかだ」と啖呵を切る。それを聞いた麗子は「面白いわね」と答え、奈未は「あちゃ~」と頭を抱える。
一方、潤之介の個展には取引先の男が来ていた。男は潤之介の写真を分かりもしないのに「いやぁ素晴らしい、これぞ現代社会を表している」と褒めちぎる。そして「お父様は個展には来ないの?お父様によろしく」と言って去っていった。潤之介は「お父様ね…」と呟くのだった。同じ頃、中沢は瀬尾柔道場を訪れる。開け放たれた柔道場でストレッチをする光希の真剣な眼差しに中沢は声を掛ける事ができず、持参した菓子折りと名刺だけを置いて帰っていった。そして麗子は、小早川とランニングをしていた。その後ろには二人分の水分を持ってヘトヘトになりながらついていく奈未の姿もあった。「あなた程の実力があればどこでもやっていけるのになぜ出版業界へ?」という小早川に麗子は「しばらくはMIYAVIに全力を注ぐつもりだ」と答える。すると「お父様への当てつけ?」と小早川は問うが麗子は答えず、奈未はどんな裏があるのかと増々頭を悩ませる。そこへ偶然を装った『ZEAL』編集長・高橋(高橋メアリージュン)が現れて小早川に声を掛ける。しかし小早川は高橋を覚えていないようで動揺していると麗子が「山菜採りの方ですか?」と高橋を小馬鹿にして小早川を連れて行ってしまった。残された高橋に奈未は、麗子の魂胆は何でしょうと相談する。高橋は「ライバル誌にそんな事話して馬鹿ね」と言うも奈未の話を聞いて、企画の横取りはしないと約束してくれた。
疲れた~と奈未が帰っていると、あのベンチに潤之介を発見した。奈未は『これは拾ってはいけない子犬だ』と誓い、潤之介に見つからないように足早に立ち去る。その時、潤之介は「あっドS先輩」と通りかかった中沢に声を掛ける。そして中沢から奈未はもう帰ったと聞くと「これ渡しておいてください」と自分が個展会場にいる時間を書いたメモを中沢に託し、中沢も「覚えてたらな」と言いながらもメモを丁寧にバッグにしまって去っていく。翌朝、筋肉痛バキバキの体で奈未が出社すると、半田と和泉しか居なかった。そこへ麗子が颯爽と現れて「雑用係に手配をさせておいた新しい編集者はどこかしら」と言う。奈未は「中沢さんに謝ってください。そうしたら皆戻ってきてくれますから」と麗子に言うと麗子は「私の土下座はいくらだったかしら?」「5000万」と言って立ち去った。その後ろ姿に奈未は「悪魔っ」と小声で悪態をついた。奈未は和美に電話をして「編集長に謝って戻ってきてください」とお願いするも編集長が謝るまで戻らないと電話を切られてしまった。とにかく出来ることをしよう!和泉の指示で仕事に取り掛かろうとするが、印刷会社からポスター校了の連絡がないと電話がかかってきた事をきっかけに、とても3人ではこなせない量の差し替えがあると気づいた和泉はその場で気絶してしまった。「もうだめです~」と泣きつく奈未に和美は「今晩ここに来て」と呼び出した。
奈未と和泉がレストランに到着するとそこには他の編集部員もいた。ふたりはなぜだか10人掛けテーブルに和美達と横並びになるように座らされた。「まさかこの席位置」と和泉が何かを察するとその予想通り、男性5人が現れた。そしてそこには潤之介の姿があり、奈未は『あぁ、会わないようにしてたのに』と落ち込む。「こういう食事会慣れてなくて」と可愛くいう和美だが、饒舌に話し遂には潤之介に「鬼を見たことはありますか?」「ウチの編集長なんですけど…」と言い出した。話の流れで潤之介は「今、個展やってて」とみんなに個展の案内状を配る。それを受け取り『私だけが特別なわけないか…』とがっかりする。店を出ると潤之介に酔ったフリをしてからむ和美を見ていられなくて、奈未は足早に帰る。その途中、奈未は酔っぱらいカップルに絡まれてしまいペットボトルのお茶をかけられそうになる。奈未は覚悟して目を閉じるが、寸でのところで潤之介が助けに入ってくれた。潤之介が「あっUFOだ」と言ってカップルの注意をそらすと、ふたりは手をつないで走り出す。そして偽彼女としてではなく、ひとりの友人として改めて連絡先を教えてほしいという潤之介を奈未は拒否してしまった。
翌日、奈未が出社すると半田が新しい編集部員を紹介する。小笠原という男性は、物腰が柔らかくとても良い人そうではあったが、おじいちゃんで即戦力になるとは思えなかった。いつものように麗子の雑用で外に出た奈未は、カフェ前に停めてある一台の自転車に気がついた。店内には予想通り中沢がいた。奈未は「編集部に戻ってきてください。自分の仕事に責任持ってください」と説得する。中沢は「本の一冊も作ったことがないお前になにがわかる」と怒りを顕にする。瀬尾光希の企画は中沢が編集者になってからずっと取材を続けて温めてきた、中沢にとって思い入れのある企画だった。「土下座されても戻らない」捨て台詞を残して中沢はいってしまった。その頃、麗子は潤之介の個展に来ていた。会場に飾られた祝い花の数々を潤之介は「親父へのおべっか」と皮肉る。麗子は「宝来グループ時期社長へのおべっかじゃない」とからかうと潤之介は真面目なトーンで「姉ちゃんが継いだ方がいい」と答えた。麗子の脳裏に幼き頃の父とのやり取りが思い出される。全国模試で1位を取った麗子は父からご褒美にゲームを買ってもらった。それを羨みながらも「俺は勉強嫌いだもん」と天真爛漫に話す潤之介。そして父は「潤之介はあれでいいんだ。父さんの望みはお前だ」と麗子に期待を込めて話した。もう何年も実家に帰っていない麗子。麗子は「それで鈴木に彼女のふりをさせて、親を説得させるという名目で会わせようとしたんでしょう」と潤之介の魂胆を見抜く。「いいのよ、宝来家はあなたが継ぐんだから」呟く麗子の表情には様々な感情が渦巻いているようだった。
奈未が編集部に戻ると、留守番をしていた小笠原が「この原稿面白いですね」と話す。奈未がボツになったと答えると「良いインタビューなのにもったいない」と小笠原は残念がる。これを見た奈未は「差し替えは納得できない」と麗子に直談判しに行く。麗子は「あなた達が納得する意味はない」としながらも「瀬尾光希は掲載中止に納得している。思い入れが強すぎると自分が思い描くストーリー通りにしたくなる、だから一歩引く。いつの間にか省いた情報がないかって」と話した。編集部に戻った奈未は中沢の取材ノートを読み返す。その丁寧で膨大な取材量に感心しながらも、麗子の言ういつの間にか省いた情報を探す。そして何かに気づいた奈未は「裏があったのは小早川佐和子じゃなかった」と言い残して編集部を飛び出していく。そして中沢を発見した奈未は「一緒に来てください。瀬尾光希のところです」と告げる。インタビューの件を謝罪する中沢に光希は「謝らないといけないのは私の方だ」と口を開いた。まだ肩は試合が出来る状態ではないのに、復帰をアピールしたくて中沢のインタビューを受けたという。その理由は奈未が気づいた通り、世界選手権7連覇が掛かっていたからだった。光希の父は世界選手権7連覇を成し遂げていた。幼い頃から父は「光希は俺の夢だ。俺を超えろ」と言い続け、光希はそんな父を尊敬してきた。そして「7連覇を遂げて父に恩返ししたかった」と光希は話す。そんな光希の気持ちを麗子は見抜いていたのだ。ある日、道場を訪ねてきた麗子は「あの記事が出れば、お父様も世間も7連覇に期待してしまう。そしてあなたの性格上、無理をする。それは選手生命を終わらせてしまうかもしれない」と話した。「宝来さんのお陰で気づけました。すごい人ですね」と話す光希は晴れ晴れとした表情をしていた。奈未は持参したゲラを床に並べて「雑誌の状態で読んでほしい。この話している所に写真があってとか編集部の人はすごく考えて作っている」と説明する。奈未の真摯な思いを受け止めてゲラに目を通す光希は「素敵ですね」と呟くと「きちんと直して戻ってきます」「7連覇は成し遂げられなくても私の柔道は終わらないから」と決意を中沢に向けた。
道場を後にした中沢と奈未。奈未は「光希さんの柔道やモデルに対する真剣な思い、そしてそれを記事にしたいという中沢さんの思いが伝わってきた」と中沢の記事の感想を述べると、中沢は「客観性に欠けてたけど、鈴木のお陰で気づけた」と感謝する。仕事に戻るという奈未に中沢は、先日潤之介から預かったメモを渡そうとして一瞬躊躇う。それでも責任感からか中沢はきちんとメモを奈未に渡した。帰宅した奈未はそのメモを見て、再び悩むのだった。
翌日、編集部では「初めてのインタビューが小早川佐和子だなんて私には荷が重すぎる」と逃げ出そうとする和泉を引き止める奈未や半田、小笠原の姿があった。そこへ中沢がやって来て「小早川佐和子のインタビュー行ってきます」と颯爽と出掛けていった。その姿に奈未は『うんうん』と嬉しそうだ。編集部では奈未がパソコンの前で中沢からのメールを待ち構えていた。メールが届き、ファイルを開こうとするもパスワードがわからずに奈未は慌てふためく。すると後ろから「そんなのパパっとやっちゃいなさいよ」と声がして和美がファイルを開いた。続々と編集部員達が戻ってきた。みんな「中沢さんから連絡もらって、鈴木さんのファインプレーだって」「やるじゃん鈴木」と口々に言う。和美の指示が飛ぶ中、半田が「君達は自分のページを仕上げて」と言うとみんな「自分のページは在宅で仕上げました」と得意げな顔をした。いつも通りの編集部になり、「何とかなりそうですね」と安堵の声を掛けてきた小笠原に奈未は「小笠原さんのナイスアシストのお陰です」と感謝する。その時、トラブル発生!校閲の手配をしていなかったのだ。緊張が走る中、小笠原が手を上げて「あのぅ、私元校閲部です」と明かすと編集部は「おーー」と歓喜に包まれた。そしてテキパキと仕事を進めていく部員達を編集長室から麗子がこっそりと見ていた。そして出来上がったゲラを「お願いします」と中沢が麗子の元へ持ってきた。一同が緊張の面持ちで見つめる中、麗子が最終チェックを入れていく。無事に責了(印刷会社で微修正をする状態)のハンコが押され、みんなほっと一安心する。中沢はみんなに「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げた。
和気あいあいとした雰囲気の中、編集長室から麗子が出てくると一気にピリリとした空気に変わった。いつものように表情ひとつ変えない麗子だが去り際「お疲れ様」とみんなを労い、みんなを驚かせるのだった。その後、奈未は潤之介の個展の招待状を見ながら行くかどうか悩んでいた。和泉に「まだ間に合うんじゃない」と背中を押されて奈未はかけて行く。その姿を中沢がそっと見ていた。そして奈未の机に置かれた招待状を見ながら、先日奈未に掛けられた言葉を思い出していた。一方、奈未が個展会場に着くとちょうど電気が消えてしまった。がっかりしていると中から潤之介のアシスタント・尾芦(亜生)が出てきた。尾芦は先日の食事会にも来ており、奈未を覚えていたことから特別に中に入れてもらえた。奈未は時に笑い、時に理解できないといった表情をしながらも丁寧に一枚一枚写真を見ていく。そしてある写真の前で足を止めた。それはふたりが出会ったベンチの写真だった。そして隣りにはペンキ塗りたての所に奈未が座ってしまった跡の写真もあって奈未は苦笑いする。同じ頃、麗子は宇賀神(ユースケ・サンタマリア)に連れられて煙がもくもくする庶民的な焼き鳥屋に来ていた。
個展会場に仕事が早く終わったという潤之介がやってきた。尾芦から奈未が少し前に来たことを聞くと潤之介は外へ走り出す。雪が降る中、潤之介は奈未を探して走り回る。奈未が足をとめて雪空の写真を撮っていると潤之介がやってきた。潤之介に奈未は「潤之介さんの写真って変なのばっかり」と素直な感想を言う。おべっかを言わない純粋な奈未の言葉に潤之介は嬉しそうに大笑いをする。そして「どうしよう」と真面目な表情になると、奈未を引き寄せておでこにキスをした。

【みんなの感想】
30代・女性
王道な恋のようなおでこキス…やっぱり潤之介と奈未がカップルに!?そこへ中沢も奈未の純粋さに惹かれている模様で…。次週、男性(中沢?)に引っ張られる奈未の腕を潤之介が制止して「彼氏なんで」というシーンがあり、また王子様な展開が見られるのか楽しみです。 ここで気になるのが、麗子と宇賀神の関係。宇賀神は、麗子の才能を認めて副社長として見守っているようですが、麗子は宇賀神に会うたびにドギマギしています。いつも誰に対しても堂々としている麗子とは別人のようになってしまいます。そして何を考えているかわからない宇賀神の表情…その裏にはどんなエピソードが隠されているのか、今後明かされることを楽しみに待ちたいです。 さらに今回突然登場した小笠原さん。今回だけの登場だったら寂しいです。小笠原さんのほんわかが編集部に良い空気を循環させたような気がして癒やしでした。今回奈未に気づきを与えたキーパーソンにして元校閲という技術もあり、ぜひこの後もドジっ子奈未を支える心の拠り所として登場してもらいたいです。


20代・男性
展開は困難に陥った主人公が周りの助けもあって、最終的には良い方に転がるというよくあるパターン。恋愛物には興味がないが、これは楽しめる。

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