【推しの王子様】「8か月後…封印した想いを涙の告白!遂にあの男が動き出す!!」第8話 感想ネタバレ(主演:比嘉愛未)

2021夏のドラマ一覧

主演:比嘉愛未
フジテレビ (木曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#08】
「泉美さんの事が好きです」航(渡邊圭祐)は、泉美(比嘉愛未)に気持ちを伝える。しかし泉美は、「尊敬の気持ちを誤解しているだけだ」と返し、「航君の人生は航君自身が作るものなのだから別々の道を歩こう」と突き放す。「今まで、ありがとう」そう言い残して寝室に入ってしまう泉美。翌朝、航は、泉美と顔を合わせることもなく、静かに彼女の家を出て行った。そして泉美は、テーブルに残されたデッサンを抱きしめて号泣する。

ー8ヶ月後 5月ー
『ペガサス・インク』が発表した新作乙女ゲーム『恋する森の中へ』は、史上最速で300万ダウンロードを記録する大ヒットとなった。航はそのプランナー兼デザイナーとしてテレビの取材を受けるなど、乙女ゲーム界のプリンスとして注目を集めている。今では、声優への演技指示や芽衣(徳永えり)やマリ(佐野ひなこ)を仕切る立場へと急成長していた。「本当に王子様になっちゃったかぁ」「短期間で良く成長した」と有栖川(瀬戸利樹)や光井(ディーン・フジオカ)も感心する。
航は、高級レストランに花束を持って現れる。「(誕生日)おめでとう」そう言って花束を渡した相手は杏奈(白石聖)。二人はクリスマスイヴからつき合い始めていた。一方、泉美は休息日にはラブペガに興じるという変わらぬ生活スタイルを貫いていた。『今日も一日幸せだ』『最近、良い事が続いている。新作ゲームはヒットし、こうして育てた新人は今や会社になくてはならない存在となった』『だから良い一日だ』泉美は、航のインタビューを見ながらそう思った。

翌日、航のインタビューは最高視聴率を更新する等、大好評。それに比例するようにゲームのダウンロード数も跳ね上がっているようだ。そして杏奈は無事に、ペガサスインクから内定をもらったと言う。そんな中、有栖川が「航君が社長に渡したい物があるんですって」と勝手に資料を泉美に渡してしまう。それは航が多忙な業務の間を縫って、密かに準備していた新作ゲームの企画書だった。
皆が航と楽しそうに談笑する中、引き出しから資料を取り出した光井はその下に入れてあった他社の事業計画書に視線を落とす。光井はゲーム会社を立ち上げた大学時代の友人から、一緒にやろうとヘッドハンティングを受けていた。「一生、日高泉美のお手伝いで終わっていいのか!?」「日高泉美の作りたいゲームじゃない、お前の作りたいゲームを作るんだよ」と説得する友人。「何のためにペガサス・インクにいるんだよ」友人の問いかけに光井は返す言葉が見つからなかった。

会社では、航を中心に新イベント企画のミーティングが行われている。そして遂に航が作成したキャラクター・月の声入れが目前となっていた。どんどん成長していく航を泉美は嬉しさと寂しさが入り混じった表情で見つめている。芽衣がキャラクターの表情についての決断を泉美に依頼する。いつもは即決の泉美が珍しく悩み始める。堪らず光井が「どっちも良いなぁ、迷うね」と助け舟を出す。
その後、杏奈が差し入れをもってやって来た。少しだけ話をして杏奈は去って行く。すると当然のように航が杏奈を下まで送って行った。二人の後ろ姿をいつまでも見ている泉美に光井は気づいた。
社長室に光井がやって来た。光井は何かを言い出そうとするが、言葉を飲み込む。すると泉美が「ラブペガの事?」と尋ねる。ラブペガは売上が下がっており、今月始めて赤字に転じてしまっていた。「新作の方に注力して、ラブペガが疎かになっていたかもしれない」光井は反省する。「この規模だとどの道手が回らない。事業を拡大してもっと沢山のゲームを出せるようにならないと」泉美の言葉が光井の心に刺さる。光井の表情の変化に気づかない泉美は、航の企画書を光井に見せながら「アイデアもマーケティングも完璧。でも今はこのゲームを成立させるだけの予算が組めない。今の私じゃ、彼の企画を実現させてあげる事が出来ない」と落ち込む。光井は自分の気持ちを押し殺して泉美を気遣った。そして手に持っていたヘッドハンティングの資料をそっと机の引き出しにしまい込む。

翌日、困り顔の泉美に有栖川が反論している。予定していた声優のアフレコスケジュールが声優側の都合で変更となったのだった。光井の機転によって、その場は何とか収まったものの、航はテンパった様子の泉美を心配する。その夜「泉美さんが最近変なんだ…元気がないっていうか」「あんな泉美さん見たこと無い」航は杏奈に話をする。「俺を拾って育ててくれた泉美さんには感謝している。今の自分がいるのは泉美さんのお陰」微笑みながら話す航の横顔を杏奈は淋しげな表情で見つめていた。
同じ頃、光井はいつものBarに有栖川を連れて来ていた。急なスケジュール変更に対応した有栖川を労いながらも「泉美ちゃんも大変だろうな」と光井は泉美をフォローする。すると有栖川が「光井さんは泉美さんが好きですよね」と言う。「何だよ、急に」光井は誤魔化す。有栖川が「泉美さんはいつも側に光井さんが居て、一緒に悩んでもらえて幸せ」と言うと光井は「そう思ってくれていれば良いけど」と答える。そして光井は自分が泉美の力になれているのか、自分がこの会社にいる意味は何だろうと時々考えると打ち明ける。有栖川が必死に引き止めるが、光井は遠い目をした。その後、店を出た二人は歩き出す。「新作も始まったばかりだし、頑張ろう」光井が言うと有栖川は「光井さんも公私ともに頑張ってください」と答える。「ちゃんと自分の気持ち言わないと伝わらないですよ」意味深なアドバイスに光井は微笑んだ。
一方、泉美は自宅で仕事を続けている。引き出しから資料を取り出した時、泉美は引き出しの中に目を奪われる。そこには航が描いた泉美のイラストがあった。泉美はイラストを受け取った時の航との楽しい時間を思い出す。しかしすぐに封印するように引き出しを閉じた。

翌日、社内で有栖川が「泉美さんにも確認済みだ」と航に声優の台本を渡す。少し読んだ航は「これって」と何かを指摘しようとしたが、有栖川から待ち合わせの時間に間に合わないと急かされて航は何も言えないまま、有栖川と出掛けて行く。そして泉美と光井はランタンホールディングスの水嶋(船越英一郎)と訪ねる。企画書を読んだ水嶋は、その内容に太鼓判を押す。そして近頃の航の活躍ぶりについて「日高社長は社員の教育にも優れている」と褒め「私の見込んだ通りだ」と呟く。
ランタンを後にした二人は大急ぎでレコーディングスタジオへ向かう。声優が「こんな台本では読めない」とゴネているようだ。二人が到着すると「泉美さ~ん」と有栖川が半泣き状態で駆け寄ってくる。ところが有栖川が二人を連れて来たのはなぜかカフェ。有栖川の視線の先では、パソコンに向かう航の姿があった。
スタジオで声優がゴネている時、有栖川は、声優が機嫌を損なわないよう注意しながら気に入らない点を尋ねたのだが「そういうの一々言わないと駄目なの!?」と声優は不機嫌になってしまった。すると航が「こちらの手違いで決定前の台本を渡してしまいました」と嘘をついて頭を下げた。そして有栖川が止めるのも聞かず「俺がここで台本を直します」と航は作業を始めたのだという。
ちょうど書き終えた航は、泉美にチェックを依頼する。台本を読んで泉美の瞳に力が入る。「これで印刷して」即決の泉美が戻った。航と有栖川は急いでスタジオへ向かう。光井も行こうと泉美の方を見るとそこには放心状態の泉美が居た。航が書いた台本を読んだ声優は「よろしくお願いします」と態度を改めてブースの中へと入って行く。
泉美達も合流して、アテレコが始まる。泉美はそのセリフの一つ一つを噛みしめるように聞き入り、そして切ない表情を浮かべる。アテレコが終わると声優は、失礼な態度を取った事を謝罪した。「この頃、自分の仕事に自信がなくなっていた」「オファーされるのは、自分自身の評価ではなく、自分の名前をアテにしたものだったから」「本気で僕の声を選んでくれる人と仕事がしたかった。日高社長のゲームへの情熱を知っていたから嬉しかった。だから最初の台本はこんなはずじゃないと思ってしまった」「最後に頂いた台本素晴らしかったです。ありがとうございました」声優の真摯な言葉が泉美の心に刺さる。
泉美がひとりスタジオの片付けをしていると航がやって来た。そして航は次回の収録にも泉美に来てほしいと依頼する。しかし、泉美は「あなた達だけで大丈夫」と断った。会社に戻って、残務をこなす光井と有栖川。光井は「今日の事は気にするな」と励ますが有栖川の心は晴れない。帰宅する有栖川と入れ替わるように泉美がやって来た。泉美は思いつめたような表情で「ちょっといい?」と光井に尋ねる。

今日の台本について「よく読んだら別キャラクターのセリフがベースになっていた」「ライターさんが急いで書き直したからだと思う」「気づけなかった私の責任だ」と泉美は反省する。そして僅かなニュアンスの違いに気づいたのが、役作りを真剣にしていた声優と航だけだった。「どうして気づけなかったんだろう」「今までの私ならこんな事なかったのに」落ち込む泉美に光井は「ずっと思ってたんだけど、今楽しい?楽しんでいるようには見えないけど」と問いかける。「そうかもしれない」「前は自分の思いがクリアになってて自分が拘っている部分がすぐに見つけられるようになっていた」泉美は話し始める。「今は分からないの、急にモヤがかかったみたいで。乙女ゲームの何が好きだったんだろうと考えてしまう」「もうどうしたらいいか分からなくて…苦しい」泉美は思いを吐露すると大粒の涙を流す。
そんな泉美の姿を偶然会社に戻ってきた航は目撃する。話を聞いていた光井は「今まで仕事を楽しめていたのは自分の気持ちに正直で、これが好きだとはっきり言えていたからだ」「でも今は自分の気持ちに嘘をついて蓋をしてしまっている」「だから分からなくなっちゃったんじゃないかな」と優しく指摘する。「ミッチーの言う通りだ」泉美の視線が航の席に向けられる。そして航から告白された時にもっと広い世界で生きてほしいと断った事について「自分の気持ちに嘘をついていたのかもしれない」「私…航君の事が好きなんだと思う」と明かす。泉美が「断った事は後悔していない」「これからも彼にはもっと色々な事を学んでほしい」と言うと、悲しい表情で聞いていた光井が「本当にそれでいいの?」と問う。「うん、私がもっと成長した彼を見たいから」泉美は力強く答える。「やっと自分の気持ちと向き合えた気がする」照れ笑いを浮かべる泉美に、光井は「俺も嘘ついてた。正直にならないとな」「俺は泉美ちゃんが好きなんだ」と告白する。
「今までずっと、そしてこれからも」「俺は一緒に生きていきたいと思ってる」光井の真摯な言葉に泉美は驚きを隠せない。そして光井の様子に敵わないといった表情を浮かべた航はそっと会社を後にする。

後日、水嶋に呼び出された泉美はランタンを訪れる。水嶋は泉美に「我社の傘下に入りませんか」と提案した。その瞬間、泉美の脳裏には航の企画がよぎる。そして「少し考えさせてほしい」と答える。水嶋は、条件として売上が低迷しているラブペガのサービス終了を上げた。

【感想】
30代・女性
切ない…航の泉美への気持ちを杏奈は察していると思うし、光井の気持ちを有栖川は分かっている。泉美と航は両想いなのに泉美は自分が重荷になってはいけないと気持ちを殺している。好きな相手の気持ちが自分以外に向いている時、相手の幸せを願って行動する事が出来るだろうか…考えるだけで苦しい。航の企画を実現するためにランタン傘下に入るのか、皆がどのように行動するのか注目したい。

←7話はこちら     9話はこちら→