【推しの王子様】「好きを知って気づく本当の気持ち…秘密がバレて関係崩壊!?」第5話 感想ネタバレ(主演:比嘉愛未)

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主演:比嘉愛未
フジテレビ (木曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#05】
「久しぶりに絵を描いたら楽しかった」まだ夢中になれるものは見つからないけれど、前向きな感情が芽生えた航(渡邊圭祐)。航の喜ばしい第一歩に泉美(比嘉愛未)も目を細める。そんな中、航は、幼馴染の杏奈(白石聖)に誘われて食事に行く。泉美は、杏奈の航に対する思いを知って応援すると杏奈に約束したものの、航の帰りが遅いことが気になってしまい、どこか落ち着かない。その頃、「ずっと好きだった」杏奈からの突然の告白に、航は動揺する。
日付が変わった頃、ようやく航が帰宅する。泉美は気になる気持ちを抑えて「おかえり」と声をかけるが、航はいつもとは違ったぎこちない様子ですぐに自室に行ってしまった。

『ペガサス・インク』では、新作乙女ゲーム『恋する森の中へ』のプロトタイプ版のチェックが行われる。光井(ディーン・フジオカ)は、その出来栄えに納得し、これでアルファ版の制作に入れると判断する。しかし泉美は、言葉では的確に表すことが出来ないがどこか引っかかるものがあると話す。
杏奈は告白した時「私が言いたかっただけだから気にしないで」「答えがほしい訳じゃない」と言ったもののこの日以降、航は杏奈の事を妙に気にしてしまう。泉美もまた二人の様子が気になるようで、自動販売機で飲み物を買う杏奈を偶然目撃した泉美は杏奈に声をかけようとする。しかし、杏奈は休憩スペースで仕事に取り組んでいたために泉美は話しかける事を諦める。
同じ頃、ゲームの登場人物であるイケメン男子の「気づいたんだ……この気持ちを、『好き』って言うんだって」というセリフを見つめていた航が、ふと「『好き』って何なんでしょうね……」と呟く。航が、いままで人を好きになった経験がないと知って、有栖川(瀬戸利樹)と織野(谷恭輔)は驚く。そして、泉美をこっそりと呼び出した有栖川と織野は航が人を好きになった事がないことについて「社長!この事態、どのようにお考えですか?」「乙女ゲームを制作しているのに『キュン』の部分を知らないなんて」と問題提起する。「航君に誰かを『好き』になる気持ちを教えてあげる事は出来ないのでしょうか」大真面目に訴える有栖川の圧に押されて、泉美は「…う、うん…、そう思う」と答えた。しかし本音は『いやぁ、これは私も自信ないやつ…』とトホホな気分になった。

『やっぱり昨日杏奈ちゃんと何かあったのかな…』社長室の泉美は、ゲームの問題点を考えながらも航の事が気になってしまう。その頃、芽衣(徳永えり)とマリ(佐野ひなこ)は会議室に集まってミーティングをしている男性陣に気づいて不審に思う。会議室では、織野が「君達は『編む』と『織る』の違いが分かるかい?」「編むは一本の糸で出来るが織るは縦糸と横糸が必要だ」と力説している。航への『好き』講座はマリも巻き込んで続く。そんな中、「好きとは、気遣い」という有栖川の言葉や「側に居たいって感覚が大事」というマリの言葉を航は熱心にノートにメモする。
その夜、泉美は光井といつものBarで呑んでいた。泉美は光井に向かって突然「好き」と言い、光井ははっとする。ところが次の瞬間泉美は「ってさぁ、どういう事だと思う?」と続けた。すぐに航の事だと察した光井は「教える事が段々難しくなってきてる」と悩む泉美に「それは彼が成長してきた証だ」と励ます。泉美も「この前まで、礼儀も教養もなかったのに今では皆と一緒に働けている」と嬉しそうに答える。そして「ミッチーは好きな人居るの?」「ここに航君が居たら何て答える?」と質問する泉美。光井は泉美の目をじっと見つめて「夜には君を守る鷹に、朝には君の頬を撫でる風になる」と映画『ある夜の出来事』のセリフを言った。光井の告白が含まれているような言葉だが、泉美にはただのアドバイスとしか届かないようだ。帰り道、光井は意を決した表情で「泉美ちゃん!」と呼び止めると泉美を橋の柱に壁ドンする。ところが泉美は「顎の角度が違う。手の位置はこう。これがケント様!」と言って光井の壁ドンを修正する。光井が「すみません、社長」とふざけると「ヨシ!!」と泉美は上機嫌で歩き出す。

翌日、航が社長室へ行くと泉美は「ラブ・マイペガサスをやって、ケント様から学びなさい!」と指示する。その後の会議で泉美は、先日感じた違和感の原因が分岐点の選択肢にあると話す。選択肢はどちらも同じ魅力があってこそ『もし違う方を選んでいたら』という想像を掻き立てると力説する泉美。泉美が話している途中で航を気にした瞬間を光井は見逃さなかった。そして光井は、泉美が魅力的ではないと言う選択肢について「待っている方も一生懸命行動しているのだから愛情が芽生えて来ていれば迷うはずだ」と反論する。「長い間、彼女(プレイヤー)と行動を共にしていたのだから」「でもそれはドキドキとは違うと思う」、「彼だって必死にアピールしてきたんだから」「そこに安心感があるから手に入らないもどかしさを感じられない」「それじゃ、長年彼女と一緒に居た彼が報われないじゃないか」光井と泉美の意見はどこまでも平行線を辿る。そこへ芽衣が「長年じゃないですよね!?」とツッコミを入れて、光井は我に返る。
意見を求められた杏奈は「彼がプレイヤーと長い間一緒に居すぎだと思う」「今まで会えていた人と突然会えなくなると、当たり前だと思っていた時間が本当はかけがえのない時間だったと気づくものなので」と答える。航と泉美だけは、杏奈が航との実体験を話していると気づいた。会議後、光井は修正を余儀なくされた有栖川を気遣う。そして「土曜までに仕上げよう、日曜くらいゆっくりしたいからな」と鼓舞された有栖川は、「光井さん…日曜」言いかけた言葉をそっと胸の内にしまい込む。
一方、泉美は杏奈をランチに誘う。「早く社員として働きたい」学業と平行しているにも関わらず意欲的な杏奈の言葉を泉美は喜ぶ。そして杏奈は、泉美に相談に乗ってもらったお陰で航に気持ちを伝える事が出来たと感謝する。その瞬間、泉美は胸がギュッとして、冷静を装いながらも膝に置いた手に力がこもる。「航君は私の原点」「ずっと伝える事が出来なかったから、またこうして出会えた事を無駄にしたくない」真っ直ぐな杏奈の気持ちを再認識した泉美は「杏奈ちゃんの気持ちは航君に伝わる」と後押しした。
ラブ・マイ・ペガサスをやる気なさそうにプレイしている航に有栖川は「好きっていう事が少しは分かった?」と尋ねる。航は「分かったような…もっと分からなくなったような」と答える。そして航が有栖川の元気がない様子に気づくと有栖川は「日曜日に好きな人を八景島シーパラダイスに誘おうと思ってチケットを買ったけど、勇気が出なくて誘えなかった」と明かす。航は「誘えばいい」と後押しするが、有栖川の気持ちは落ち込んだまま。すると有栖川は「チケットが無駄になるよりはマシ。これは研修だ」と強引に航を誘った。

その夜、航の元へ有栖川から当日の仮想デートプランが送信される。分刻みに細かく決められた行程に「細かっ」と航は驚く。ちょうど同じタイミングで泉美の元へ杏奈からメッセージが届く。『お話出来てよかった』という杏奈に泉美は『大丈夫』と返信する。しかし内心は、杏奈を応援したい気持ちと航を意識し始めている気持ちとが交錯していた。
その後、泉美が夜風に当たっていると航が気まずそうな表情を浮かべてやって来た。泉美に「杏奈ちゃんから聞いたよ」と言われた航は、心を見透かされたようではっとする。「まずは自分の思った通りにやってみたらいい」と話す泉美に航は「好きな人いるの?」と尋ねる。泉美は少し考えてから「いるよ」と答えた。「(好きな人は)ケント様」と続ける泉美の表情には少し戸惑いが混じっているようだった。「自分の気持ちに正直に」泉美からのアドバイスを受けて、航は部屋の中へと戻る。途中、航は何かを伝えようとして泉美の方を振り返るが、言葉を飲み込むようにして自室へと階段を上る。そして泉美もまた、航が歩いて行った方向を切ない表情で見つめるのだった。

日曜日の朝、航の元へ有栖川から水漏れで行くことが出来ないと連絡が入る。「うわぁぁぁ」という叫び声と共に一方的に電話は切れてしまった。するとそこへ眠気眼の泉美が「アリスがどうしたの?」と起きてくる。航は「一緒に遊園地行かない!?」と泉美を誘った。
「これは杏奈ちゃんとの想定デートって事にしよう」入口で泉美はそう提案する。航は「想定できない。杏奈じゃないじゃん」と相手にせず、「ジェットコースターに乗りたい」とずんずん進んでいく。「こういうのは話し合って決めるんだよ」と反論する泉美を「足元気をつけて」と航は強引に泉美の手を引く。初めてジェットコースターに乗ったと明かした泉美は恐怖から航の手を握ったが、終わってみれば二人とも「楽しかった」と満面の笑みを浮かべる。その後も二人は有栖川のプランに沿ってデートを楽しむ。
売店の前で泉美は、飼っていた犬にそっくりなぬいぐるみを見つけてテンションが上がる。すると航が他のお客とぶつかってしまい、その弾みで泉美を壁ドンする。泉美は『キュン』とした気持ちを誤魔化すように「ラブペガやってるお陰で手の位置とか完璧だったよ」と航を褒めた。その後、泉美は「辛い事、悲しい事があった時もケント様の顔が浮かんだ」「だからその人の笑顔が見たいって思う事が好きって事なんだよ」と話す。「今日も浮かんだの?ケント様」と航に聞かれた泉美は「…うん、浮かんだ。さっきのもケント様ならなぁとか」と誤魔化す。駅に着くと泉美は寄る所があると、航に先に帰るよう促す。「杏奈ちゃん、航君の事真剣に考えてるよ。だから航君もちゃんと向き合ってあげて」と言う泉美に航は「わかった」と答えた。
泉美は歩き出し、航も駅の改札へと歩を進める。ところが改札の前で航は、『気遣いたくなる』『側に居たいと思う』という先日の有栖川やマリの言葉に、今日のデートが重なって動けなくなる。そして航は走り出す。走りながら思い出すのは泉美の屈託のない笑顔。走る航は遊園地に到着する。
一方、ひとり帰宅した泉美は『本当は今日一日、一度もケント様を思い浮かべることはなかった』と考える。

翌日、会社では修正された『恋する森の中へ』のプロトタイプ版に泉美から納得のOKが出る。そんな中、有栖川が航を呼び出して遊園地をドタキャンした事を謝る。すると航が何の気無しに「泉美さんと行ったから大丈夫」と答えたので有栖川は更に驚く。そしてその会話を光井が耳にしてしまう。
航と泉美が特別な関係ではないと分かって安心した有栖川は「それで、好きって気持ちについては分かった?」と尋ねる。航は「何となく分かってきた気がする」「些細な変化に気づくとか側に居たいとか、その辺の気持ちは自分の中で繋がりました」「その人の顔が浮かんだんです、笑った顔が」と正直に話す。微笑みながら話す航に有栖川は「そっかぁ、それは好きって事だね」と嬉しそうに言い、航は「はい」と答える。有栖川は「いつか伝えたいよ、あなたが居るお陰で毎日元気にやれてますって」「あなたの事を考えると明日が来るのが楽しみですって」と大切な人への想いを明かし、その言葉は航の心にも響いたようだ。
航は自分の鞄の中をそっと見て微笑む。中には遊園地の袋が入っていた。そして決意の表情を浮かべる。同じ頃、泉美は社長室で光井と企画の流れについて話し合っている。すると光井は突然「彼を育てる事には賛成だよ、むしろ僕が勧めたんだし」と言い出す。「でもそれは仕事の中であって、プライベートの時間を割いてまでする事なのかな!?」と光井は疑問を呈す。泉美がキョトンとしていると「昨日二人で遊園地…」と光井が続ける。その会話が、遊園地の袋を持って社長室へやって来た航に聞こえてしまう。「別につき合ってるわけじゃないんだから」「そもそも俺との賭けだったよね」と言う光井に泉美は「そうだよ…何言ってるの!?賭けだよ」と笑って話しを合わせる。『…賭け!?』航は気持ちを踏みにじられた気がして袋を持っていた手に力が入る。
泉美が部屋の外に出ると、扉の近くに遊園地の袋と昨日泉美が「可愛い」と言っていたぬいぐるみが落ちていた。泉美は今の会話を航に聞かれてしまったと悟る。泉美が帰宅すると、玄関に大量の紙袋が置かれている。部屋の中では、航が荷物をまとめている。「ねぇ、何してるの?」と泉美が話しかけても航は無視をして、泉美の手をきつく振り払った。「賭けって何だよ、そういう扱いだったのかよ」「楽しかった!?何も知らない俺を賭けの道具に使って」「良い暇つぶしにでもなった!?」航の冷たい視線が泉美に注がれる。
それでも引き留めようとする泉美に、「あんた、最低だよ!!」「どうせ大好きなゲームでもやってるつもりだったんだろ」「キャラクターみたいに人の事、何でも自由に出来ると思って」航の怒りが爆発する。泉美は「あなただって自分の人生諦めてたでしょ」「自分の事変えたいって思ったでしょ」と問う。すると航は冷静に「感謝はしている、ただあんたにガッカリしただけだ」と言って出ていってしまった。
航は力なく荷物を道端に放り投げるとベンチに座る。するとそこへ杏奈が通りかかって声をかけた。一方、泉美は『現実の世界はゲームの様に前の分岐に戻ったりリセットしたり出来ない』と扉に寄りかかってしゃがみ込む。手には、航がプレゼントしようと思っていたぬいぐるみが握られている。『やり直せたとしても、それはとても疲れる』『半日、遊園地ではしゃいだだけで疲れてしまう私にそんな事出来るのだろうか』泉美は諦めるようにぬいぐるみを床に置いた。

【感想】
30代・女性
わざとなのか神のイタズラか、光井が航の事は本気じゃないよねと問い詰めるタイミングが悪すぎる。二度も(母親と今回)折れてしまった航の真っ直ぐな気持ちはもう戻すことは出来ないと思う。そこへタイミング良く現れた杏奈に惹かれるのは安易だなと思うものの、現実はそんなものだよなと思ってしまう。

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