【推しの王子様】「社内崩壊のピンチ!!打開の鍵は知る喜び」第3話 感想ネタバレ(主演:比嘉愛未)

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主演:比嘉愛未
フジテレビ (木曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#03】
思わぬ形で水嶋十蔵(船越英一郎)から再プレゼンのチャンスを得た泉美(比嘉愛未)は、光井(ディーン・フジオカ)とともに『ランタン・ホールディングス』を訪れる。ところが応対したのはメディア事業部の小島(竹森千人)だけで、水嶋の姿はない。そして泉美達は水嶋の意向を取り入れた企画のさらなるブラッシュアップを提案される。会社に戻った泉美は、芽衣(徳永えり)や有栖川(瀬戸利樹)らスタッフに企画書を作り直しを指示する。最終プレゼンまでの時間は一週間足らず、しかも先方からの要求は多め…。「制約は多いけれど、これはペガサスインクのゲームだから私達の作りたい物を自信を持ってぶつけましょう」泉美はスタッフを鼓舞する。
そして泉美は、航(渡邊圭祐)の姿がないことに気づいた。「王子様ならまだ会議中です」織野(谷恭輔)が指差した先には、会議中に居眠りを始めてそのまま眠ってしまっている航の姿があった。

自宅に戻ってからも泉美はプレゼンの準備に余念がない。『大丈夫かなぁ』心配な気持ちが過ぎった泉美が、ふと横を向くと真剣に本を読む航の横顔があり、泉美はついケント様が慰めてくれる妄想に浸る。うっとりと航の方を向くと航は居眠りをしていて泉美は我に返って呆れる。航は泉美が勧めた『ゲーム業界の基礎知識』の本を読む事に苦戦していた。そして泉美は社内の会議でも他のスタッフが話している専門用語を理解できない航が、孤独の世界に一人取り残されたような気分になっていたのだと知る。
『彼に教えてあげなきゃ、物事を学ぶ意味や大切さを。その先に見える景色の素晴らしさを』泉美は、航にITの専門用語集や小説、新聞などを渡し、毎日読んで感想を提出するよう命じる。ところが航から返ってきた言葉は「俺、こういうの無理なんですよね。多いじゃないですか、文字」…『出来るかなぁ』泉美は不安でいっぱいになる。

後日、航は泉美が作成したゲーム用語穴埋め問題に取り組み、他のスタッフ達はランタンのアウトドア事業の要素を生かすよう先方の要望を盛り込む工夫を続ける。泉美が藤井(藤原大祐)の出前を差し入れ、スタッフ達は遅くまで制作に取り組む。航の居眠りを日頃から良く思っていない有栖川は、出前のチャーハンを頬張る航に「こういう時だけ起きてるんだな」と嫌味を言う。そして光井が航と雑談をしていると「こいつは光井さんの気遣いが分からない」「光井さんはチームの役に立てないお前が引け目を感じないように話し掛けてくれているんだ」と有栖川が食って掛かる。「皆さんについていけていない事は自分でもわかっている。それでもそんな言い方される筋合いはない」航と有栖川が取っ組み合いの喧嘩になりそうな所を泉美と光井がフォローして場を静めた。
その後、何とか最終プレゼン用の企画書が仕上がった。泉美は光井に「有栖川がああいう態度になるのもわかる」と航の姿勢に苦言を呈すと光井は「難しい顔して固まっている彼を見ていると懐かしい」と言う。会社を立ち上げたばかりの頃の泉美にそっくりだと光井は話す。
一方、航は泉美に渡されたプリントに取り組んでいた。そして昔の自分を思い出す。『いい加減、仕事覚えろよ!』先輩は航を突き飛ばす。すると航は『こんなに沢山覚えるのは無理だ』と言い訳し『教え方が悪い』と先輩に掴みかかった。反省するようにうつむく航。そこへ杏奈(白石聖)が通りかかる。「みんな、俺のこと邪魔だと思っている」「杏奈はみんなについて行けて凄い」航は心の内を打ち明ける。杏奈は「分からない事はみんなに聞けばいい」と励ますが、航は「絶対に馬鹿にされる」と否定的だ。杏奈は「昔の航君は負けず嫌いで諦めない性格だった。だからこの会社でもきっと上手くいく」と励ます。「もし上手くいっても失敗したら意味がない」「社長は出来ない人の気持ちが分からない」消極的な言葉ばかり言う航に杏奈は「そんな事ないと思う」と泉美が出ていたインタビュー動画のURLを教えた。
杏奈が去った後、航は動画を見始める。そこで泉美は『企業当初は経営の事が分からず大変だった』『一から覚えていったらある時、自分の世界が広がった実感があった』と語っていた。
泉美は自宅で仕上がった企画書の最終確認を光井にお願いしていた。光井のお墨付きをもらい一安心した泉美。傍らには真面目な様子でプリントに取り組む航の姿があった。一から学ぶのは大変ではないかと尋ねる航に泉美は「知識が増えると相手の気持ちを慮る事が出来るようになる」「覚える事に無駄なんてない、全部あなたの財産になる」と答える。

プレゼンまで3日。泉美は仕上げた企画書をランタンの小島に提出する。小島は企画書を絶賛したが、この日同席していた部長の野島が難癖をつけ出した。泉美達は小島らの要望でキャンプに寄り添った題材でゲームを制作したにも関わらず、野島は「せっかくエンタメに参入したのにキャンプに頼りすぎなのは」と言い、小島までもが部長の意見に賛同する始末だった。会社に戻った泉美は事の顛末をスタッフ達に説明する。落胆するスタッフ達だが「仕方ない、もう一回頑張ろう」という光井の言葉でやる気を奮い立たせる。

プレゼンまで2日に迫ったこの日、泉美の元へ小島が電話をしてきた。そして「マストではないが、水嶋がキャラクターをもう一人増やすのはどうかと言っていた…」と曖昧な情報を伝える。すると今度は野島が「予算をカットしてほしい」というメールを送信してきた。電話口で泉美が、野島のメールの内容を小島に言うと小島はそれを把握していないようだ。泉美は堪らず「お二人と会ってお話させてください!!」と強く言った。

プレゼン前日。ランタンの会議室で泉美は驚きを隠せないでいた。「先日は小島がお世話になりました」と現れたのは中島、木島、島という新しい担当者達。泉美は会社に戻ると、キャラクターの追加と変更を申し訳無さそうにスタッフに伝える。芽衣(徳永えり)は「そんなの今からじゃ出来ません!」「ストーリーはキャラクターが生きているからこそ魅力的なんだって言いましたよね。泉美さんはキャラクターを誰よりも愛している人だと思ったからついて来たのに」「社長からそんな言葉聞きたくなかったです」と抗議する。「予算カットでキャラクター増やすのはキツイ」「しんどい」皆が口々に不満を漏らす。それを聞いていた航は「それって泉美さんが悪いって事なんですか」と意見する。すると有栖川が「役に立ってないんだから黙ってろ」と非難した。航は我慢出来ず、部屋から出ていってしまった。泉美は「辛いのはわかる。でもランタンを納得させられないと企画は動き出さない」と頭を下げた。
芽衣は作業が捗らず、有栖川も予算カットとゲームのクオリティを保つ事の板挟みに苦悩している。社内には重苦しい空気が漂っている。追い打ちを掛けるように泉美の留守番電話には、プレゼンの時間が午前に早まったという小島からの連絡が入っていた。一方、外に飛び出した航は「役に立ってない」という有栖川の言葉、「本は著者の考えに触れる事が出来る」という泉美の言葉を思い出していた。その時、夕方の時間を知らせる曲が流れ、ランタン型の街頭に光が灯る。その瞬間、航にある考えが浮かび、航は書店へ行く。
社内ではスタッフ達が制作に取り組むが、みんな疲労困憊でぐったりとした空気が漂う。そんな中、落雷によって社内が停電になってしまった。驚いた泉美は足首をくじいてしまって床に座り込む。そして『会社を立ち上げてからずっと勇者にならなくてはと思ってきた。困った時に大切な仲間を守る勇者に。お姫様のようにただ王子様を待っている余裕なんてない。もし王子様が現れたなら…』そう考えていた時、社長室の扉が開いて航が入ってきた。そして泉美に優しく近寄る航に泉美は『あれっケント様!?』と錯覚する。その時、停電が直って泉美は我に返る。
航は「この人にプレゼンするんでしょ」「マーカーは俺が大事だと思った所だから的外れかもしれないけど」と水嶋の本を泉美に渡す。泉美は早速その本を読み始める。そして泉美は思いつく。そしてスタッフ達の元へ行き、「ごめん、私がブレてた」「もうランタンからの要望は一旦忘れて、今の企画書から面白いと思えるものを作りましょう」と頭を下げる。「責任は私が取る!」泉美は力強く言った。

そして向かえたプレゼン当日。ようやく水嶋が現れた。プレゼンの前、泉美は「この様子を企画・制作に関わったスタッフにも見せたい」と言い、オンラインで繋ぐ許可を水嶋から得た。そして【恋する森の中へ】のプレゼンが始まり、泉美と光井が話を進めていく。登場人物は3人という所で水嶋が小島に視線を向けた。そして小島が「先日、キャラクターを増やしてほしいと…」と言うと泉美は「大切にしたいのはユーザーがどう思うかです」ときっぱりと跳ね除けた。
プレゼン前日、泉美は「徹底的にユーザーの目線に立つこと」とスタッフ達に伝えていた。水嶋の著書から『顧客の気持ちに全ての答えはある』という一文を引用し、「相手が大きな会社だからと変に考え過ぎていた。水嶋社長が顧客を大切に考える人なら私達の信じるやり方で勝負出来る」と泉美は言う。そして航が教えてくれたと感謝した。
プレゼンが終わると水嶋は、企画書をすっと前に放って厳しい表情を浮かべる。そして「日高社長、今日は熱意あるお話が聞けて良かった」と言うと拍手をした。それにつられて部下達も拍手をする。「素晴らしい、ぜひ我社に出資させて下さい」という水嶋の言葉に泉美は涙を浮かべて感謝した。社内のスタッフ達も大喜び。すると有栖川が航にコピーを依頼した。「こないだは言いすぎた。今回はお前に助けられた、ごめん」と航に謝罪する有栖川。「有栖川じゃなくて、アリスで良いよ」と有栖川に言われた航は「コピーしてきます、アリスさん」と大はしゃぎでコピー機に向かった。社内はいつもの和んだ空気に戻る。
ランタン社を後にする泉美と光井。「まさか彼に助けられるとは」と言う泉美に光井は「本当に王子様になっちゃったりして」と茶化す。まんざらでもない様子の泉美に光井は複雑な表情を浮かべた。会社に戻った泉美は航に感謝を述べる。すると航は「その人が何を考えているか知る事が大事だと社長(泉美)が教えてくれたお陰だ」「何となくだけど分かった気がした、学ぶ意味とか知る意味を」と答える。「これまでは仕事で失敗ばかりで、知る努力なんて無駄だと思っていた。でもそうじゃないかもって」航の前向きな言葉に泉美は「失敗だって知るって事だから無駄じゃない」と答えた。
「絶対にあの日のことは言わないで」と念を押す泉美に航は「まだ信じてたんですか」と笑う。「待ってケント様、側に居て」とうっとりする泉美に航は顔を近づけ…良い雰囲気になった時、泉美は爆睡してしまった。そして航はその隣で眠りについただけだった。真相を知って「言ってくれないと分からないじゃん」と抗議する泉美と「どこまで想像してたんですか」と茶化す航。ふたりの仲良さそうな様子を通りすがりの杏奈が複雑な表情で見ていた。一方、ランタンでは水嶋が「出資するには絶対成功してもらわなければ…どんなゲームになるか楽しみだな」と顎に手をやった。

【感想】
30代・女性
航を想う杏奈。泉美は憧れの存在なだけに胸中複雑だろうなと察せるし、分かりやすく意地悪に転じない所がむしろ好感持てる。航と泉美を推す一方、杏奈と光井も互いに幸せになってほしいなと思える存在のままでいてほしい。

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