【推しの王子様】「残念男子が学ぶのはマナー?頑張る彼女を救う予想外の一言!!」第2話 感想ネタバレ(主演:比嘉愛未)

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主演:比嘉愛未
フジテレビ (木曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#02】
彼を上等な男に育てよう。外見も中身も、最高の王子様に――

乙女ゲームを手がけるベンチャー企業『ペガサス・インク』の社長を務める泉美(比嘉愛未)は、自身の理想通りに作った推しキャラ、『ラブ・マイ・ペガサス』の主人公・ケント様にそっくりな航(渡邊圭祐)に出会った。しかし航がケント様に似ているのは外見だけ…がさつで無神経で無気力、金なし、教養なしの残念男子だった。そんな航にかつての自分を重ねた泉美は、航を『ペガサス・インク』で雇うことに決めた。
泉美から航を紹介された芽衣(徳永えり)や有栖川(瀬戸利樹)、マリ(佐野ひなこ)ら『ペガサス・インク』の社員達は、ケント様にそっくりなその姿に驚きを隠せない。航は、とりあえずプランナー・有栖川の下につき、雑用から始めて仕事を覚えることになった。航を雇うと決めたものの一抹の不安を隠せない泉美とは対照的に副社長の光井(ディーン・フジオカ)は楽観的で、週末に予定されている白石社長との会食に航を連れて行こうと提案する。白石社長の娘が、ラブ・マイ・ペガサスの大ファンであるため、主人公・ケント様にそっくりな航を連れて行けば面白いことになりそうだと光井は言う。改めて航を雇った理由を聞かれた泉美は「昔の自分に似ている。彼にもきっかけさえあれば何か変われる」と答え「そして何より許せない!ケント様にそっくりなのに中身が全然イケてない!!!」と本音を打ち明ける。今はまだ何者でもない航がケント様になれるかどうかを光井と賭けた泉美は、「絶対、ちゃんと育ててみせる」と宣言する。

一方、航は数行の社内メールを送信するのに四苦八苦している。ようやく送信したかと思えば、漢字の誤りさえ分からない。電話が鳴れば「はいはい、もしも~し」と対応し、会社の規則を「気に止めておくように」と紙を渡されると【木】にとめようとする。社会人の常識どころか、漢字や敬語、一般常識すらろくに知らない航に困り果てた有栖川たちは、「このままでは大きな問題を起こしかねない」「きちんと面倒を見てほしい」と泉美に訴える。その後、泉美が屋上で一休みしようとすると、どこからかズズズズーと音がする。音のする方へ向かうと、そこにはほぼ中身のない飲み物をストローで吸い続けたり、落としたトマトを食べようとする航の姿があった。泉美が注意しても「あぁ」と頬杖をついたり礼儀のない航の態度に『NGラッシュに注意が追いつかない…』泉美は早くも三次元男子育成の難しさを痛感する。
早速、泉美は言葉遣いについて航に教え始める。それを部屋の外から見ている社員達は「あれは前途多難だ…見た目がケント様なだけに余計にアラが目立つ」と嘆く。ところが「みんなだって最初はそうだったでしょ」「彼が何者かになれるか見守ろう」と光井はフォローする。

いつもに増して疲れた様子で会社を後にした泉美は、公園で野宿しようとする航を発見し「もうウチの社員なんだから一般常識をわきまえて!」と注意する。こんな怒っている状況に限って、航の横顔はケント様にそっくり…。「もう!!!」と泉美は期間限定で自宅のロフトを航に使わせることにした。泉美の小言を航は「あぁもう面倒くさい」と煙たがり、そんな航に泉美は「居場所がないって言うなら、居場所を作って人生変えたいって思わない!?」と諭す。「育てたいって言ったのはそっちだろ」航がロフトに行こうとした時、泉美が大切にディスプレイしているケント様グッズに航の荷物が当たってしまう。慌ててグッズに駆け寄ろうとして体勢を崩した泉美を航は咄嗟に王子様のように抱きとめた。残念な中に時折垣間見える紳士のような航の態度に泉美の心は乱される。

翌朝、一緒に住んでいることは絶対に言ってはならないと厳しく言われた航は泉美よりも先に出社する。航は来訪者にお茶を出すが、「うっす」「お茶が…(泉美に習ったことを思い出す)…おります」とめちゃくちゃな対応をしてしまい、有栖川から「外部の人との接触禁止!!」と注意される。一方、社内では再び大手アウトドア・メーカー「ランタン・ホールディングス」にアプローチしようと有栖川が、森の中でのスローライフをテーマにした乙女ゲームを提案する。「ソロキャンプとか流行ってるし、いいんじゃない」光井が賛同し、泉美が「それぞれ個性が違う三兄弟はどうかな」とトントン拍子で話が進む。そんな中、光井が会食相手に「ケント様似の社員がいる」と言ってしまい、航は会食に同行せざるを得ない状況になってしまった。
泉美はいくつかの挨拶言葉を印刷して航に覚えるよう指示する。会食にやってくる社長の娘対応として、ゲーム内のセリフも覚えさせ、「あとはケント様っぽく佇んでフレンチ食べてくれればOK!」泉美は言った瞬間、「そうだ…フレンチ…」大問題に気づく。泉美の依頼を受けて泉美の家へやって来た藤井(藤原大祐)は「ウチ、中華屋だからね」と言いながらも手際よくフレンチを食卓に並べる。早速、練習が始めるのだがやる事なす事注意される航は「そんなのただの格好つけじゃん」とやる気をなくしてしまう。すると泉美は「格好つけなんかじゃないよ。マナーやエチケットは周りの人を不快にしないための気配りで色んな立場の人達が人間関係を上手くやっていくために必要な事なの」と力説したが、「好きにすればいいのに」航には理解出来なかった。

会食まであと2日と迫る中、泉美は航を育てる自信をすっかりなくしていた。そんな中、有栖川達はゲームについて的確なコメントをするフォロワーを発見し「絶対分かってる人だよね」と感心する。そこへ光井に連れられて、インターンの大学3年生・古河杏奈(白石聖)がやって来た。自己紹介する杏奈は、泉美への憧れやケント様への愛が溢れ出し自分のSNSのアカウント名を口走る。そのアカウントこそ、有栖川達が感心していたフォロワーで「これは優秀だ!」と歓迎する。ケント様大好きな杏奈が等身大パネルをうっとりと見つめていると「杏奈」と声がする。杏奈が振り返るとそこには幼馴染の航の姿があった。
杏奈は、高校を中退して以来音信不通となった航を心配していたのだ。そして航は杏奈から泉美に対する憧れの気持ちを聞かされた。航が帰宅すると泉美が仕事をしていた。航は「どうしてそんなに頑張るの?」「もう社長なんだし、もう頑張らなくてもいいじゃん」と素直な疑問を泉美にぶつける。「一度、船を漕ぎ出したら漕ぎ続けないといけないんだよ」泉美は笑った。「航君は頑張ってきたことある?」泉美の質問に航の脳裏にある出来事がよぎる。学生服を来た航を振り切るように一人の女性が家を出て行く。母親らしきその女性はいくつもの鞄を持っていた。その後ろ姿を見つめる航は、手にしていた賞状を握り潰した。その光景を振り切るように「別に」と航は答えて席を立つ。
その後も泉美は仕事を続け、時刻は午前2時になろうとしていた。泉美は『何でそんなに頑張るの?』という航の問いを思い出す。SNSでラブ・マイ・ペガサスを検索する泉美。『ケント様最高』『日高氏はさぞ努力したんだろう』『ケント様フレーズ神』称賛の嬉しいコメント、そして中には『マンネリ化』『人気の理由が分からん。つまらん』『日高泉美勘違いしてない?』という心無いものもある。そして泉美は思う『漕ぎ続けなければ溺れてしまう』と。

翌日、会社では光井と芽衣がイラストについて真剣に微修正している。その傍らで航は大あくびをした。「そういう態度くらい改めろよ!」有栖川が注意する。しかし航は悪びれた様子もなく2枚のイラストを見比べて「どこが違うか分からないならやらなくてもいいじゃん」と発言する。有栖川はもう我慢ならないといった様子で「1ミリに皆真剣に取り組んでるんだよ!!!」と大声を上げた。「経験を詰めば違いが分かるようになる」光井や泉美がフォローするが「やる気の問題ですよ」「やる気がないならもう来るな、迷惑だ」有栖川の怒りは収まらない。さすがの航もバツが悪そうな表情を浮かべた。
その夜、航は自宅のベランダで有栖川の言葉を思い出して落ち込んでいた。そんな航に泉美は「会社で働くの大変だったら無理しなくていいよ」と声を掛ける。泉美は自分が半ば強引に育てると言って引き込んだ事を気にしていた。「明日の会食だけ終わったら、後は好きにしていいから」泉美に言われて航は「うん」と答えた。
翌日、航は会社で2枚のイラストを見つめている。そこへ光井が「昨日との違いわかるか?」と声を掛け、黙っている航を休憩スペースへ連れ出す。光井は突然知らない世界に連れて来られた航を心配すると共に、泉美もゼロから努力して今の日高泉美という存在になった事を明かす。そしてそんな泉美が航を会社に入れたのは「君が何者かになれる可能性を感じたからだ」と話す。「俺も諦めるのはまだ早いと思うけどね」「君の人生、どうするかは君が決めろ」光井は優しく言って立ち去る。

会食の会場に来ていた泉美に光井から連絡が入る。ゲームに不具合が発生してしまい会食には行けなくなってしまったという。泉美と航は不安を抱えながらも、気持ちを切り替えて会食へと向かう。扉を開けるとキラキラとした世界が広がっているように思え、航は緊張を隠せない。そこへ泉美の前職の同僚・井上が偶然通りかかる。井上はランタン・ホールディングスとのタイアップが大詰めだと意地悪く言い立ち去った。間もなくして、会食相手・白石がやって来た。泉美の挨拶を遮るように相手の視線が航に注がれる。すると航は、きちんとした言葉遣いで挨拶をした。食事が始まると泉美は社長達と仕事の話をする。その横で航がナイフとフォークの使い方に苦戦しながら肉を切ろうとしており、それを社長令嬢が凝視している。すると切れた肉が令嬢の顔に飛んでしまった。着ていた白いドレスも汚れてしまい令嬢は泣き出してしまう。会食は中止となり、泉美と航は頭を下げて見送るしかなかった。航は責任を感じて泉美に謝るが泉美は「元々条件面が合わなかったから断られてた、ラブ・ペガのファンは一人減っちゃっただろうけど」と答える。そして、推しフレーズや挨拶を覚えてくれた事を感謝する。
泉美達が席に戻ろうとすると、「水嶋社長!もう一度チャンスを」と大声で頭を下げる井上の姿があった。水嶋(船越英一郎)は泉美を見つけると「もう一度、場を設けましょう」と言った。「ありがとうございます」嬉しそうに頭を下げる泉美を見て、航も真似て頭を下げた。「水嶋社長に思いが伝わった」泉美と航が話していると井上が「日高、お前勘違いしてるな」と戻って来た。井上は悔しさを八つ当たりするかのように「企画じゃなくてマスコミにちやほやされたからだからな」「制作は全部スタッフ任せで手柄だけ社長が総取りか!?」「女社長として持て囃されてるから声をかけたんだ、いい気になるなよ」と心無い言葉を泉美に浴びせる。次の瞬間、航は水の入ったピッチャーを手にすると井上の頭上から水をかけた。「ふざけるなよ!!何してくれるんだ」井上が航に食って掛かると航は冷静に「人を不快にさせないのがマナーだと教わりました、そっちこそマナー違反でしょ」と言う。泉美はニヤリと笑い「ごめんなさい、私の育て方が悪くて」と井上に皮肉たっぷりに言うと航の手を取って嬉しそうに走り出した。
その後、泉美は「スカッとした。でも井上君の言うことも全部悪くはない」「表ではインタビュー受けたりしてるけど、水面下では足バタバタさせてる」と話す。航は「泉美さんが頑張ってるから他の皆も頑張れる」「俺はすごいと思う。表にも出るし見えない所でも努力してる。みんなそれを知っているから頑張るんだと思う」と言う。そして「知らなかった、何者かになるのも大変だけど、何者かで居続けるのはもっと大変なんだって」と言う航の真っ直ぐな言葉に泉美は大粒の涙をこぼした。

翌朝、【大人の敬語とビジネスマナー】を真剣に読む航の姿があった。そして泉美に「会社の事なんですけど、俺もうちょっと頑張ってみたいです。会社も辞めないし、マナーもちゃんと覚えたいと考えております。だからもっと俺に色々教えて……(カンニングペーパーを確認して)頂戴」と航は頭を下げた。泉美は「はいアウトー、それもタメ口」「はい、やり直し」と言いながら穏やかで優しい表情をしていた。
出社した航は「失礼な事をしてすみませんでした」と社員達に頭を下げる。「ゲームの事、まだ何も分かってないけど、これから頑張ります」「正直違いが分からないけど…」あの2枚のイラストを手に正直な気持ちを話す航に、織野(谷恭輔)が「それ…同じの2枚コピーしただけだからね」と優しくツッコみ、場の空気が和む。そんな様子を見ていた光井は「頭を下げるという礼儀を覚えたね」と泉美に微笑む。その時、泉美の携帯が鳴った。電話を切った泉美は「ランタンから来週来て下さいって」と喜んで皆に報告する。一方、電話を切ったランタン社長・水嶋は不敵な笑みを浮かべていた。

【感想】
30代・女性
航の過去がほんの少しだけ垣間見れた今回。ものすごく努力した航は賞を得たが、母親は航を置いて家を出ていってしまった…褒めてもらいたかったのに、そんな過去が航に努力をしても無駄だという気持ちを植え付けてしまった原因なのかも。これまでの無気力を改心して努力への第一歩を踏み出した航。これからが楽しみ。

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