【密告はうたう~警視庁監察ファイル~】第4話 感想ネタバレ(主演:松岡昌宏)

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主演:松岡昌宏
WOWOW (日曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#04】
佐良(松岡昌宏)は、駅で未解決事件のチラシを配布している。その時、佐良は宇田(三浦誠己)や皆口(泉里香)の異変に気づいた。宇田の視線の先にこの未解決事件の犯人と酷似した男発見した佐良は、足早に立ち去る男を追いかけて声をかける。男は振り向きざまにナイフを佐良に向け、佐良は階段から転落してしまう。そこへ皆口がやって来て、真っ先に男を追う。その場に呆然と立ちすくむ宇田は、「早く追え!!」と言う新穂(ブラザートム)の声でようやく我に返ると男を追って走り出す。
男は廃ビルに逃げ込み、皆口は男を見失ってしまう。後からやって来た宇田は「応援要請する」と言うと皆口達から離れた。すると宇田の前に男が姿を現す。宇田は男に「もう少しここに隠れてろ」と指示すると、「居たぞ」と皆口達に呼びかける。そして周囲にあった一斗缶やズタ袋を撒き散らすとその場に倒れ込み、「あっちに逃げた」と演技した。

夜になり、周辺に捜査網が敷かれたが男は捕まっていないようだ。新穂、佐良、宇田、皆口は池袋署内の新穂の部屋へと戻った。宇田は「マスクもしていたし本当にこの男だったのか」と佐良に問う。佐良は「目元が似ていた」と答え、皆口は「はっきりと顔は見えなかった」と話す。「宇田さんはどうですか」と言う佐良の問いに宇田は「全く見ていなかった」と答える。佐良と皆口は、何か言いたげな表情を浮かべた。「ナイフを持っていたなら警戒するべきだ」皆口が言うと新穂は「最近ナイフの事件があったなぁ」と話す。佐良が「蒲田の事件ですね、情報屋の」と言う。殺害された佐々木(アキラ100%)が情報屋だったという事は一部の人間しか知らない情報だったようで、佐良は「斎藤(戸塚祥太)が抱えていた」「そうだよな、皆口」と話を振る。皆口は「情報屋だったとは知りませんけど」と答えた。

皆口のマンション近くで佐良は、須賀(池田鉄洋)と合流する。宇田も皆口も池袋署から直帰した。痛めた首筋を気にする佐良に須賀は「災難だったな」と声をかける。須賀も皆口の行動確認のために現場に居たのだ。「この男に似ていましたよね」佐良が言うと「自分の目で確かめろ」と須賀は携帯で撮影した動画を見せる。そこには、男からの着信に動揺する皆口の姿があった。

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人事課に戻った佐良と須賀は、この事を能馬(仲村トオル)に報告する。さらに現場には石黒(木村祐一)の姿もあったと須賀が付け加える。石黒は組長から金を受け取り、組に便宜を図っていた。この時の警察署長は梶原(甲本雅裕)。佐良の中で何かが引っかかった。デスクに戻った佐良は、梶原と石黒のデータを見比べて考え込む。その時、隣の席の班長・中西(木下ほうか)が持っている資料に梶原の写真がある事に気づく。中西は署長監察の対象者だと教える。署長になるには最低1年、監察係による行動確認(通称・魔の1年)が必要なのだ。「身辺整理をするなら今のうちだろう」中西は言う。「しかし梶原署長はすでに署長…」佐良が言うと中西は、「さらに行動確認が必要という事は出世がかかっているという事だ。もしここで少しでも綻びが出ればすぐに出世レースから脱落する」と説明した。佐良は嫌な予感がした。そしてそれは的中し、署長監察の対象者には梶原のライバル、堤(鶴見辰吾)も含まれていた。中西は「この二人のどちらかが、さらに大きな署の署長を任されるのだろう」と言った。
中西は佐良を会議室に誘うと、須賀の事を話す。須賀には『長袖の須賀』という呼び名があると言う。言葉通りいついかなる時も長袖を着ているからなのだが、かつて中西が須賀と海水浴場に行動確認で行った時でさえ、須賀はスーツ姿だったようだ。「ここからはおとぎ話だと思って聞いてくれ」中西はそう前置きをすると、10年位前の話を始める。
それは須賀が人事一課に来る前。須賀が公安のエースと呼ばれていた頃、ある宗教団体への潜入捜査をしていた同僚がいた。ある日突然、同僚との連絡が断たれた。そして須賀が宗教団体に潜入し、ある施設で酷い拷問を受けている事を突き止めた。しかし、施設の警備は厳重で助け出す事が出来ない。それでも須賀は諦めなかった。最終的に施設へと火を放って騒ぎを起こし、同僚を救出した。
しかし、めでたしめでたしとはならなかった。この時、須賀は全身に火傷を負ってしまった。公安にとって、人の印象に残りやすい特徴は命取り。須賀は内勤を命じられて実質飼い殺しの状態だった。それを見かねて能馬は須賀を人事一課に連れて来たのだという。

佐良は新穂の元へ行き、宇田の印象について尋ねる。新穂は「昔の方が熱心だったというか、昔のあいつなら真っ先に犯人を追いかけただろう」「なのに」と答える。間髪入れずに佐良が「わざと追いかけなかった」と言うと「そこまでは」と言葉を濁す。佐良が「皆口は?印象が変わったと思いませんか」と聞くと新穂は「外見はな」と言う。「中身は変わりませんか?」佐良に問われ、新穂は「どこまで話していいものか…」と困り果てる。「我々人事一課は口が堅い」佐良の熱意に「もうすっかり人事一課の人間だな」と新穂は笑い、引き出しから一通の手紙を取り出す。2週間前に届いたというその手紙の1枚目には『目白駅の殺人事件の捜査 どうなりましたか?』とあった。新穂に促されて2枚目を見ると、それは宇田の名刺のコピーだった。新穂は「見ようによっては宇田の捜査に落ち度があると指摘しているようにも読める」「この手の怪文書はよくあるし、宇田の名誉に関わると思って表には出さなかった」と言う。しかしこの手紙が到着したその日に突然皆口がやって来た。「どうしても気になる」と過去の資料を丹念に調べ出した皆口は、いつもと少し様子が違ったと新穂は言う。皆口が調べていたのは、初動捜査での目撃者証言。「もしその宇田の名刺が、聞き込み中に配ったものだとしたら…」新穂の言葉に、佐良は「宇田さんが初動で集めた証言の中に重要な情報が隠れている」と答える。「そう、皆口もそう考えてここへ探しに来た」新穂は仮定するが、同じ資料を見返した新穂もそれらしき証言は見つけられなかったと言う。
資料の中に重要情報を見つけられなかった皆口は、その後宇田に直接資料提供を依頼したのだった。宇田と皆口、二人が同じ資料を元に動いている事がほぼ確実となった。ただ、皆口がこの怪文書を知るきっかけがわからない。新穂は「皆口にも同じ物が届いたか、あるいはどこからか情報を仕入れたか」と予想する。

佐良は、鑑識・北澤(眞島秀和)を訪ねる。佐良は佐々木の事件について、担当ではないという北澤に無理を承知で鑑識が掴んだ情報を探ってほしいと依頼する。佐々木は斎藤の抱えていた情報屋、もしかしたら裏で全てが繋がっているかもしれない。北澤はそれを知ると「お前のためじゃない。皆口を助けるためだ」と言った。
職場で皆口の携帯が鳴る。着信画面に表示されたのは『佐々木』の文字。皆口は動揺する。電話をかけている目白駅事件犯人の男は、皆口が電話に出ずに留守番電話の案内メッセージが流れると舌打ちをして電話を切った。その頃、高井戸南署を後にする宇田の後ろを石黒が尾行している。飲み屋街にやって来た宇田は周囲を警戒するように、幾つかの店に入っては出るを繰り返しある天麩羅屋に入ると出入り口近くのカウンター席に座った。落ち着いた雰囲気のその店に石黒は入る事が出来ず、表をウロウロしていると佐良が声をかけた。「少し話しませんか」佐良は、嫌がる石黒を説得して場所を移動させる。
宇田を尾行する理由を尋ねる佐良に「清廉潔白な顔してても中身は公安と一緒!クソやな」石黒が吐き捨てて立ち去ろうとすると、須賀が現れた。須賀は「(暴力団とのやり取りの)証拠は保存してある。今からでも立件出来る」と脅すような言葉を言って、石黒に宇田を追う理由を明かさせた。石黒は「宇田が人事一課に行動確認されていないか確認しろと梶原さんから頼まれた」と白状した。
高井戸南署から梶原が車に乗り込むと、石黒から電話が入る。「お役に立てなくてすみません」と言う石黒に梶原は「いや、十分だ」と言って電話を切った。その言葉とは裏腹に梶原は車のシートに怒りをぶつける。すると今度は宇田から電話が入る。梶原は電話に出る事なく「予定変更だ。官舎に向かってくれ」と運転手に告げる。同じ頃、天麩羅屋の宇田は落ち着かない様子で携帯を見ている。そして梶原に「店におります。ご連絡下さい」とメッセージを残す。直後、宇田の携帯が鳴り、宇田は「宇田です」と即電話に出る。「はっはっは、はえ~な」電話の相手は目白駅事件の犯人だった。男は明日お金を都合するように依頼する。宇田はがっくりと肩を落とすと「もう無理だ」と言う。しかし男は「俺達は仲間だ。地獄に堕ちる時も一緒だ」と言うと宇田は「…わかった」と答えた。そして男は皆口を呼び出すように命令する。男は皆口を海に沈めると話すのだが、これに対しても宇田は「わかった」と答えるしかなかった。

翌日、官舎を出る梶原の前に佐良が現れる。佐良は「本庁にご足労願います」と言って梶原を能馬の元へと連れて行く。佐良は録音ボタンを押し、能馬と佐良によって梶原の聴取が行われるという記録を残す。物々しい雰囲気の中、梶原の聴取が始まる。能馬は「なぜ我々の邪魔をするのですか」と問う。梶原は、宇田から監察されている気がすると相談を受けたと話す。「宇田に限って人事一課が動くなんてあり得ない。疑いを晴らしてやりたかった」と梶原は言う。2週間前、宇田の元へ皆口から連絡があったと聞いたからだと言う梶原に、能馬は「それでなぜ監察対象になるのでしょう?」「私には理解できません」と追求する。「あなたのような賢明な方が、汚職に手を染めた者まで使ってなぜ?私のような者にも理解出来るよう説明願います」能馬は言葉とは違って鋭い視線を梶原に向ける。
梶原は「メモを失くした」と白状する。「それは犯人逮捕に結びつくような重要な目撃証言だ」と明かす。その目撃者は事件前にも電車内で何度か犯人を見かけていた。その証言により、時間・場所・車両内の位置を詳しく検証すれば犯人に辿り着くと宇田は考えたようだ。宇田はまず自分で裏を取ろうと、情報を共有しなかった。そして名前や連絡先まで書いたそのメモを宇田は失くしてしまった。その後、捜査は一向に進展しない。
「普通であれば、そのメモがあった所で犯人逮捕に至らなかったかもしれないと割り切るだろうが、宇田がどういう人間が知っていれば分かるだろう」梶原の視線が佐良に向けられる。梶原は3年前、宇田からメモ紛失を打ち明けられた。梶原は「彼は優秀な警察官だ。こんな事で彼の経歴に傷をつけてはいけない」と宇田の辞表をその場で破棄したと言う。「本当ですか?」能馬が問う。「あなたは辞職者が出れば自分の出世に響く。だから事実をもみ消したのでは?」と言う能馬に梶原は「違う!」と激怒する。能馬は動じる事なく「あなたは部下の告白をもみ消した時点で管理職失格です。宇田警部補の事実が確認出来次第、あなたにも責任が波及するものと思ってください」「聴取は他言無用、以上です」と告げた。
退室する際、梶原は「実際、宇田は監察対象だったんだろう」と佐良に尋ねる。佐良が答えられないと言うと梶原は「どうして俺ばかり足を引っ張られるんだ」と吐き捨てて立ち去った。宇田を見捨てて自分の心配ばかりする梶原の態度に佐良が閉口すると「部下など所詮物に過ぎない」と能馬が言い、佐良はさらに驚く。「明日は宇田の聴取を行う」能馬はそう言って席を立つ。去り際、能馬は振り返り「皆口巡査部長に関する密告は二人の警察官の不正を明らかにしましたね」と佐良に言った。
一人会議室に残った佐良は、皆口や宇田、その周辺人物の写真をホワイトボードに貼るとその関係性を整理する。その中で佐良は、皆口の上司であった堤が気になった。佐良は吉祥寺署長の堤を訪ねる。「人事の人間が長居するのはよくない」と佐良が遠慮すると堤は「歓迎しないと出世に関わるからね」と冗談を言う。「間抜けが上に立つ組織程悲惨なものはない。警察に与えられた力を正しく使うためにも常に優れた者が上に立つべきだ」と堤は持論を展開する。そして佐良の去り際、堤は「これからも皆口を頼む」と言った。佐良が立ち去ると、堤は皆口に電話をかける。堤は「人事一課が動いている。宇田の捜査ミスの件、噂だけではなさそうだ」と告げた。
皆口のマンション近くで佐良と須賀は合流する。須賀は皆口が電話口で「佐良さんですか」と言ったと明かす。佐良は「皆口の不審な行動に堤署長が関わっているなら、何か反応があるのではと思った」と話す。「捜査畑の人間が考えそうなやり口ではありますが」佐良が自虐するが、須賀はこれを咎めなかった。
皆口の部屋では、携帯に宇田から電話がかかって来ていた。「似顔絵に似た男を見つけた。新穂さんに報告する前に二人で確かめたい」宇田は皆口を誘い出す。宇田の隣では男がニヤニヤと気持ち悪い笑顔を浮かべている。電話を切った皆口は、斎藤の写真に向かって「いってきます」と言うと外出して行く。皆口はレンタカーを借りて品川埠頭へと向かう。品川埠頭に到着すると皆口は宇田に電話を掛ける。その時、佐良に北澤から連絡が入る。佐々木殺害犯の靴底には特殊な塗料の反応があったという。「例えば、フェリーのコンテナのような」北澤の言葉に佐良は言葉を失う。
北澤が電話を切ると皆口の車に、一人の警備員が近づく。車から降りた皆口は警備員に殴られ、そのまま海に投げ飛ばされてしまう。佐良が慌てて駆け寄ろうとすると、一台の車が猛スピードで走り去った。佐良は着の身着のまま海に飛び込み、間一髪斎藤が皆口に贈ったストールを掴むと皆口を救出する。佐良は、動けない皆口を安全な場所に移すために車を取りに行く。次の瞬間、佐良は車の陰から現れた宇田に殴られて気絶してしまった。

【感想】
30代・女性
宇田の行動の理由が分からない。家族を守るため?梶原の出世欲のために道を踏み外したのならば本当に可愛そうだ。皆口は純粋に未解決事件を解決してその先にある斎藤の事件の真相を掴みたいのだと思う。その中で掴んだ宇田の不正を堤に利用されたのなら…最後に佐良が全ての不正を正してくれる事を願う。

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