【黒鳥の湖】第2話 感想ネタバレ(主演:藤木直人)

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主演:藤木直人
WOWOW (土曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#02】
ー18年前ー
事件の被害者を利用し、叔父を殺害するよう仕向けた。叔父の事業と遺産を受け継ぎ、家族を手にする代わりに俺は真犯人を野放しにした。【漆黒の切り裂き魔】【ワンピースの切れ端】似すぎている、あの時の事件に…。もし美華が事件に巻き込まれたのなら、俺の責任だ。

「美華に何かあったら私のせい…。あの時、ちゃんと話し合っていれば」「あんな反抗的な態度取ったの、始めてだったのに」夜遅くなっても家に戻らない美華(服部樹咲)を心配し、由布子(吉瀬美智子)は後悔を口にする。「そんな事ない、まだ何かあったと決まったわけではない」彰太(藤木直人)は、妻をなだめる。18年前の事は決して明かす事は出来ない。
警察では、歌舞伎町女性誘拐事件の捜査が行われている。被害者は、板倉未祐(24)。
5月12日、勤務先のクラブ『Nautilus』からの帰宅時に誘拐されたと推測される。
5月14日、ワンピースの切れ端が入った封筒が届く。差出人は『漆黒の切り裂き魔』。
5月16日、同様の封筒が届く。中には切り刻まれた下着が入っていた。
5月18日、同様の封筒が届く。中には剥ぎ取られた爪が入っていた。
5月20日、瀬田東公園近くの人気がない場所に、被害者の遺体が遺棄されているのを発見。死因は頸部圧迫による窒息死。その他、複数の打撲や切り傷の痕があった。

しばらくして美華が帰宅する。彰太が「こんな時間まで何をしていたんだ」と問うが美華は「うるさい」と答えるだけ。派手なメイクの美華に彰太は驚く。由布子も心配して美華に駆け寄るが「触らないで!」と美華は拒絶し、部屋に入っていった。
翌朝、テレビのニュースでは歌舞伎町誘拐事件を取り上げている。犯人の手がかりはないようだ。専門家は、第2、第3の被害が出る可能性を示唆する。その時、美華が部屋から出てきて玄関の方へ歩いていく。彰太達が呼びかけても見向きもしない美華に彰太は「これだけは約束してくれ。夜になったら一人で出歩かないで」と言う。しかし美華は振り返りもせず、ダルそうに家を出て行った。
会社でも彰太は思い悩んでいる様子だ。彰太は「ちょっと考えたい事がある」とこれまで積極的に関わってきた買収計画を田部井(板尾創路)に任せることにした。社長室で彰太は、歌舞伎町誘拐事件について検索する。未だ犯人の手がかりはない。『警察は18年前の事件を把握していないのか』不安に思いながら彰太は、18年前の被害者『谷岡奈苗』を検索するが、事件に関する結果は表示されなかった。あの時、谷岡(酒向芳)が言っていたのと同じ『漆黒の切り裂き魔』という犯人の名前から彰太は『やはりあの時の真犯人が再び動き出したのだ』と彰太は確信する。『当時40歳前後という事は現在は60歳前後、警察に伝えるべきか』『いや、下手に動けば叔父殺害を仕向けた俺が罪に問われる』彰太の脳裏に、岸本刑事(飯田基祐)が浮かぶ。岸本は18年前に彰太を取り調べした刑事で、先日も「まだ諦めてませんから」と突然彰太の前に姿を現した。
彰太は、谷岡の家へ向かう。中を伺っていると庭から「何か?」と女性が現れた。彰太が「以前、総一郎さんにお世話になった」と答えると女性は総一郎が随分前に他界していると明かす。彰太は女性に「娘さんですか?」と尋ねると女性は、長男の妻だと答えた。そこで彰太は「娘の奈苗さんはお元気ですか?」と続ける。女性は一瞬驚いた表情を浮かべ、「谷岡に娘は居ません」と答え、彰太を驚愕させる。そこへ女性の夫がやって来て「谷岡の子供は私だけです」と言い、彰太を不審がった。彰太は「他にも話したい事がある」と慌てて自分の連絡先を女性に手渡した。『奈苗は存在しない…じゃああの依頼は何だったんだ!?』彰太は戸惑う。

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由布子は『瞑想の会』のチラシを手に考え込んでいる。一方、彰太は喫茶店で谷岡の息子の妻・比佐子(中島ひろ子)に会っていた。彰太は、20年程前、谷岡から「娘が誘拐されて酷い目にあった。犯人を探してほしい」と依頼されたのだと比佐子に明かす。比佐子に心当たりはないようで「まるで今、世間を騒がせている事件みたい」と気味悪がる。それでも彰太は当時の谷岡の様子が嘘だとは思えず話を続ける。すると比佐子は、当時一人暮らしをしていた谷岡は家政婦を雇っていて、どうやら家政婦と特別な中だったらしいと明かす。家政婦の名前は【清水皐月】、もしその人の娘だったとしたら谷岡が自分の娘のように激昂していても不思議はないと言う。そして、比佐子は彰太に協力すると約束した。その時、彰太の携帯に警察署から電話が入り「すぐに警察署へ来てもらいたい」と言った。
彰太は警察署へやって来た。「家ではなくお父様に連絡してほしいとのことで」「歌舞伎町のJKリフレ店をガサ入れした際に面接を受けていた」と警察官が話しながら彰太を案内すると、そこには美華が座っていた。同じ頃、由布子は友人と瞑想の会に参加しようと流雲寺を訪れる。周りの参加者達は、住職の体調が悪く、若院(三宅健)が代わりを務めていること、大黒(財前直見)が一人で住職の面倒を見ていることを「立派よねぇ」と尊敬を込めて噂している。そこへ若院がやって来た。「足を崩しても寝転がっても構いません。そういう瞑想方法もあるんですよ」和やかに会が始まり、由布子も緊張が解れて笑顔になる。そして真剣に瞑想に取り組み始める。
警察署からの帰り道、彰太は「もうああいう街は出歩かないと約束してほしい」「悩みがあれば何でも言ってほしい、家族なんだから」と美華に言う。美華は「家族!?」と言って立ち止まり、「パパは私の本当の父親じゃない」と鋭い視線を彰太に向ける。彰太と美華に血の繋がりがない事を彰太も分かっていたようで「少し話そう」と彰太は言った。
由布子は瞑想しながら18年前彰太に妊娠を告げた時の事を思い出す。由布子が「この子はあなたの子じゃない」と言うのを制止するように彰太は「関係ない、俺の子だ」「俺が幸せにする、由布子もこの子も」と言って愛おしそうに由布子のお腹に目線を送った。由布子は嬉し涙を流す。
瞑想する手にぐっと力がこもる。その時「どうですか?心が軽くなりましたか?」若院の声で由布子は目を開ける。「心の中の淀みが浮き出て、気分が落ち込んだ方も居るかもしれません」「でも心の奥底に向き合うことはとても大切な事です」若院の言葉に由布子は深く聞き入る。
彰太は美華が勝手にDNA鑑定した事を聞く。美華は昔から色んな人に『パパに似ていない』と言われる事を気にしていたのだ。彰太は努めて上から目線にならないような口調で「美華の本当の父親は、パパよりもしっかりとした立場の人だ」「縁がなくて結婚には至らなかったようだけど、パパは美華がお腹に居ると知って嬉しかった」「パパは子供が出来にくい体質なんだ、これは縁だと思った」「由布子とこの子を絶対に幸せにする、そう決めたんだ」と話す。そしてこれまで隠していた事を謝り「血の繋がりがなんだ、これからも美華はパパの宝物だ」と伝える。
その時、彰太の元へ比佐子から電話が入る。谷岡に家政婦を紹介した久慈という知人がいると判明したのだ。比佐子が電話を切ると近くに夫が立っていた。誰に電話していたのかと問う夫に比佐子は適当に嘘をついて立ち去った。そして彰太は由布子に電話をする。最近の美華の態度はDNA鑑定の結果が関係していたと明かし「今夜3人で話そう」と言って電話を切った。「そんな…」と気落ちする由布子に大黒が後ろから声を掛けた。「子育てって大変よね」と言う大黒の言葉に、心が見透かされているようで由布子は驚く。大黒が「昔は若院も寺を継がずにミュージシャンや小説家になると言って大変だった」「子育ては色んな苦難を運んでくる。それでも乗り越える度に絆が深まる」と言うと由布子は大黒の話に耳を傾ける。大黒に「お茶でもしましょう、ゆっくり話を聞かせて」と誘われ、由布子が躊躇っていると若院がやって来て「人の弱った所が見えるようで、もし宜しければ付き合ってあげてください」と話す。
同じ頃、美華は湖を見ながら「小さい時、白鳥の中に一匹だけ居た黒鳥を覚えてる?」と話し始める。『黒鳥は渡りをしない。あれは誰かが連れて来たからどこにも行けないんだ』と彰太が話した事を持ち出し、「私も黒鳥なんだと思っていた」と明かす。「美華はパパとママと同じ白鳥だ。ずっと一緒だ」と言う彰太の言葉で美華に笑みが戻る。その後、自宅で由布子は黙っていた事を美華に謝った。美華は「まだ気持ちの整理はつかないけど、隠し事がなくなったなら良かった」と話した。食事が終わり、彰太は「美華はずっと大人だ。いつか言わなければならない事だったから結果的に良かった」と由布子を励ます。由布子は本当の父親の事が引っかかっているようだが、彰太が「美華の父親は俺だ」と強く否定したのでそれ以上何も言うことは出来なかった。

後日、彰太は比佐子と共に久慈の家を訪ねる。知人からの紹介で久慈家で家政婦をしていた清水は、何事にも気の利く女性であると同時に厳しい相手にはとことん厳しい性格でもあったと久慈は話す。久慈から清水の写真や手がかりを探しておくと約束を取り付け、二人は久慈家を後にする。そこへ八木(杉本哲太)から電話が入り、彰太は八木のオフィスへ向かう。
八木は彰太が進めていた買収計画に出資すると話す。買収計画は社運を掛けた一大プロジェクトであるにも関わらず、田部井に全てを任せている点や秘書の権田(大澄賢也)でさえ彰太の行動を把握していない点から八木は彰太のプライベートに何か問題があるのではと尋ねる。彰太は「美華に血縁関係がない事が知られた」と明かし、「解決済みだから問題ない」と答えた。しかし八木は「家族のケアは大切だ。優先順位を間違えるな」と忠告する。
彰太が帰宅すると由布子が疲れ切った様子でソファに横たわっていた。「美華が…」と由布子が言うので彰太は慌てて美華の部屋へ向かう。部屋の扉を開けると美華の姿はなく、ガラリとした部屋の中を見て彰太は「もう二度と笑顔を見ることはない」と直感した。翌日、出社してからも彰太は心ここにあらずな状態で常に考え込んでいる。会議中も部下の話を聞いておらず、田部井がフォローする始末。怪訝な目を向ける役員も出てきてしまった。この役員は会議が終わると彰太に「本当にこのままで良いと思っているのか」と厳しい視線を投げかけて去って行く。
その時、由布子から「美華が学校に行っていない」「学校の友達は何も知らないようだ」と電話が入り、彰太は美華のバレエ教室へ行く。彰太は、以前美華の家に来た友達の一人に話を聞くが、彼女に心当たりはないようだ。「両親との関係で悩んでいたけど、もう解決したと言っていた」「本当に家出なんでしょうか」彼女は美華を心配する。彰太が感謝を述べて立ち去ろうとした時、「手がかりじゃないけど変な事を言っていた」と気まずそうに口を開く。『私はサイレントレンジャーかもしれない』と言っていたと聞いた彰太はその場で検索するが、一致する結果は見つからなかった。彰太は最後に「なぜ美華は黒鳥の役だったのかな、嫌だったのかな」と尋ねる。友人はそんな事ないと否定して「黒鳥は一番難しい役だから指名されて光栄に思っていたと思う」「ただ感情表現に悩んでいました、悪魔の娘だし」と答えた。【悪魔の娘】彰太は嫌な予感がした。
新宿西警察署に出向いた彰太と由布子は「今の段階では事件とは断定できない」と言う警察官に「もう2日も帰らないんです」「例の誘拐犯に拐われたとか」と食い下がる。しかし「だったら何か送られて来るんじゃないんですか」警察官は軽くあしらった。そこへ偶然岸本が通りかかり、彰太は事情を話す。岸本は「誘拐事件の捜査にも関わっているので何かあったら連絡してください」と言い、「無論、叔父さんの件も調べていますので」と意味深な視線を彰太に向ける。
帰り道、由布子は「私、寄る所があるから」とだけ告げると彰太とは別の方向へ歩いて行ってしまった。由布子が向かったのは流雲寺。彰太はこっそりと由布子の後をつける。由布子は慣れた様子で本堂へ入って行く。本堂では若院が集まった10名程に向かって説法をしていた。「自分の因果に無理に逆らうと巡り巡って苦しみが増幅する。それが報いの正体です」そう言った若院の視線が陰からこっそりと見ていた彰太に向けられて、彰太はドキリとする。別の部屋で「あなたは報いなんて考えなくていい。その考えは間違っています」大黒は由布子の肩にそっと手を置く。そして「警察は何をやっているんでしょう」と憤る大黒を由布子はすっかり信頼しているようだった。説法が終わり、帰っていく人の中で彰太は由布子を探している。すると若院が声をかけた。「財前さんなら母と」「母は昔から世話好きで、その血を継いでいるからか私も妙に気になってしまうんです。悩みを持った方が」「宜しければお聞かせ頂けませんか、あなたの心の中の苦しみについて」若院にそう言われた彰太は、若院の瞳から視線を逸らせなくなる。その時「あなたっ」由布子の声がして彰太は振り返る。由布子の隣りに寄り添う大黒に全てを見透かされたようで彰太は無意識に視線を外した。
美華の失踪は、由布子の両親も知るところとなり、彰太の自宅に由布子の両親がやって来た。彰太が対応をしていると比佐子から電話が入る。久慈が清水の写真を見つけたから会えないかと言っているようだ。さらに比佐子は、谷岡の葬儀の時の芳名帳の中に皐月の署名を見つけていた。「何しろ18年前だから、今は駐車場に…」比佐子の言葉に彰太は息をのむ。比佐子によると谷岡の葬儀は、18年前の1月30日。叔父が殺害された2月1日には既に谷岡は死亡していた。『ならば誰が叔父を…』彰太の中に疑問が渦巻く。
その時、郵便配達員がポストに郵便物を入れたのを見た由布子はポストから手紙を取り出す。それらを確認しながら歩いていた由布子は突然その場に倒れてしまった。
『複雑に入り組む因果が俺を混乱させていた』
駆けつけた彰太は由布子が持っていた手紙の中から一つの封筒を手に取る。差出人は【漆黒の切り裂き魔】。慌てて開封するとそこには美華のワンピースの切れ端が入っていた。

【感想】
30代・女性
美華が真犯人の毒牙に…。歌舞伎町の被害者に擬えると彰太に残された時間は一週間程。岸本に叔父殺害を疑われる中、彰太は自分の罪を明かすことなく美華を救うことが出来るのか!?最初は谷岡の息子が犯人で、総一郎は息子を止めるために事件を公にしようと思ったのかなと考えたけど。予告で彰太が「俺を利用したのか!?」と言っていたので、犯人は出島を憎んでいた人物でもありそう。切り裂き魔は谷岡の息子で、出島の件は権田が犯人と予想。

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