【私の夫は冷凍庫に眠っている】「夫へ復讐」第2話 感想ネタバレ(主演:本仮屋ユイカ)

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主演:本仮屋ユイカ
テレ東 (土曜日23時25分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#02生贄】
ーゾンビを倒すには首を切るってホラー映画を観て知っている…私を苦しめる悪魔を倒すにはどんな手段を講じればいいのだろうか…私が殺した亮を生き返った亮に食べさせてやる!!ー
夏奈(本仮屋ユイカ)は、マスクにレインコート姿、キッチンのすべてを黒いビニールで覆い、ハンバーグを焼いている。

朝、夏奈(本仮屋ユイカ)がソファで目を覚ますと洗濯物を干し終えた亮(白洲迅)が部屋に入ってくる。亮はお昼を食べずに出かけると言う。優しい口調で「職探しに行ってくる」「このところ怠けてたって反省しているんだ」「ホント、ごめんな」と亮はウェディングのパンフレットを差し出した。…それは亮を殺したあの日、夏奈がゴミ箱に捨てたはずのもの…「俺、いい夫になるからさ」亮は微笑むが、夏奈は『騙されない…すぐに暴力的な亮が現れるはず』と表情を強張らせる。
出掛ける亮に夏奈は手作りのお弁当を渡す。そこには殺した亮の肉で作ったハンバーグが入っている。「わ~い」と喜ぶ亮はふと「変な臭いがする?」と言うが、夏奈はとっさに「キッチンの生ゴミ溜まっちゃったからかな」と誤魔化した。亮が出掛けた後、夏奈は死んだ亮を調理したことを思い出し、吐き気をもよおす。
チャイムが鳴り、向かいに住む孔雀(斉藤由貴)が訪ねてきた。息抜きに付き合ってほしいとケーキの箱を見せる。孔雀は夏奈の顔を覗き込むと「あなたっていつも私を見ると、初めて会ったみたいな顔をする」と言った。その後、テラスでお茶の用意をしていると孔雀が「何か変な音がする」と言う。孔雀が指差す先は、殺した亮を入れた冷凍庫がある物置小屋だった。夏奈は「家の冷蔵庫に入り切らない食材を入れている冷凍庫があるから」と誤魔化す。そして孔雀が持ってきた洋菓子店の箱を見た夏奈は固まる。【シマダ洋菓子店】

ー半年前ー
夏奈は洋菓子店に入る。中には幸せそうにケーキを選ぶ母娘がいて、気後れした夏奈は後ずさりをする。すると誰かとぶつかってしまった。落ちたケーキの箱を開けて「ぐちゃぐちゃだ」「僕もう1個買うのでよかったら一緒に食べてくれませんか」そう声をかけてきたのだ亮だった。「ナンパですか?」警戒する夏奈に亮は人懐っこい笑顔で「今日僕の誕生日で」と話す。「私も今日誕生日…」夏奈は運命のようなものを感じてそう答えた。

亮との出会いを聞いた孔雀は「それで結婚までね」とつぶやいてケーキを口にする。生き返った亮は殺した亮の記憶を引き継いでいる…『殺すだけじゃ足りなくてミンチにまでしたのに』夏奈は考え込む。
その頃、亮はあるレストランに面接に来ていた。店長から提示された時給が低くて納得いかないようだ。「最初はそんなもんだよ。他をあたってくれ」と言われた亮は「働くのって大変なんですね」「はい」とあっさり諦めた。そして「(履歴書は)捨てておいてくださ~い」と軽く言って店をあとにする。その様子をこっそりと写真に撮る男がいた。
公園にやって来た亮はお弁当の蓋を開ける。中には美味しそうなハンバーグが入っており、亮は微笑む。するとおもむろに立ち上がり、怒りの表情を浮かべてお弁当の中身をゴミ箱に投げ捨てた。
部屋の中に場所を移した孔雀と夏奈。孔雀は2つ目のケーキに手を伸ばしながら「何か言いにくい事あるんじゃない!?」と尋ねるが夏奈は「いいえ」と即答する。「他人に頼れない人って自分で頑張りすぎていつかポキっといってしまう、だからあなたが心配」と言う孔雀の言葉に、夏奈は「もうひとりいるんです」と打ち明ける。孔雀は夏奈の中にもうひとりの夏奈がいるという告白かと勘違いして「それは自分が生み出した幻覚。ドッペルゲンガーは霊界への入口だから気をつけて」と忠告する。夏奈が「もうひとりいるのは私じゃなくて…」と言いかけたとき、知らない男が窓をノックした。留守のようだったから勝手に入ってきたという男は、夏奈ではなく孔雀に「不動産取引の仲介を扱っている唐沢(青柳翔)です」と名刺を差し出す。「私も彼女もここを出ていく気はありません」と孔雀が釣れない態度を取ると、唐沢は「おふたりに営業する余地はないってことですね」とすんなり諦める。去り際唐沢は「先日訪ねたときは男性が対応してくれたけど、ふたりでお住まいなんですか?」と夏奈に尋ねる。夏奈が不審がる表情をすると唐沢は「デリカシーがなくってすみません」と営業スマイルで去って行った。

その後、夏奈は『ただのひき肉ではない、3割は違う肉が入っている』ソーセージをボイルしている。すると、亮が帰ってきた。亮は「美味しかった~」と空のお弁当箱を夏奈に渡す。そして夏奈は殺した亮のミンチが入ったソーセージを食卓に並べる。亮がそれを口にしようとしたとき、玄関のチャイムが鳴った。亮が扉を開けるとそこには夏奈の母・木芽(浅田美代子)が立っていた。探偵・阿久津(おかやまはじめ)を使って亮が無職であると調べた木芽は、そんな亮と娘・夏奈の結婚を心配したのだった。木芽が外に出ると孔雀に声をかけられる。「あなたが怖い、いつも監視されているようで」木芽は冷たく言う。それでも娘を思う気持ちから「あの子に何かあったら…」と孔雀に言う。孔雀は木芽の言いかけた言葉を遮ると「大丈夫、私がきちんと監視してるから」とおどけてみせた。
『生き返った亮はミカエル亮なのか!?』そんなことを考えながら夏奈はソファで眠る。夏奈の寝顔を優しく見つめていた亮は、おもむろに立ち上がって歩き出す。亮が向かったのは殺された亮を入れた冷凍庫がある物置小屋。物置小屋には鍵がかかっていた。それにも関わらず亮は力任せに小屋の扉を開けようとする。ガタガタガタという大きな物音で夏奈は目を覚ました…。

【みんなの感想】
30代・男性
現実は小説よりも奇なり…小説家の孔雀が夏奈に幻覚をみせているのでは??

30代・女性
登場人物全員が怪しい。不動産屋の唐沢はなんで孔雀が夏奈の家にいると知っていたのか?なぜ庭から入ってきたのか、すごく怪しい。そして生き返った亮が殺された亮の記憶を引き継いでいたのも不思議。お弁当のハンバーグを投げ捨てたシーンは鳥肌モノ。あんなに子犬のようで可愛い笑顔なのにやっぱり亮は危険な人なのか??

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