主演:松本まりか
WOWOW (金曜日23時00分~)
【内容・ネタバレ含む】
【#05残酷な女】
ー拘置所ー
律子(松本まりか)は看守が持ってきた数冊の本の中から『星ふる街』という本を選ぶ。それは律子が子供の頃、秘密基地で読んだあの本だった。
ー昭和37年 青森県弘前市ー
子供達だけの秘密基地で律子(伊礼姫奈)は「これが儀式なの。私が大人になるための」と『星ふる街』の一節を読む。
ー東京地検中央支部ー
律子(松本まりか)はタバコを吸いながら津田口(柿澤勇人)の質問に淡々と答えていく。村上姫昌(加治将樹)と別れた後、律子は2年間ホステスとして働く。そこで律子は周囲から『男好きの淫売女』と呼ばれていた。それは律子が幼い頃、酔った父(塚原大助)が律子にいつも吐き捨てていた言葉だった。律子(伊礼姫奈)は父の暴力から母を守ろうとする。ところが母は「お前なんか産まなければよかった」と泣いて律子を叩き続ける。「生まれた時から淫売って言われてたら、そうなんだって信じちゃうよね」律子(松本まりか)は当時を振り返る。
律子は姫昌との同棲を解消した後、働く店に客としてやって来た山之内一平(渋川清彦)と再婚する。律子は一平との再婚について「寂しい男だったから」と説明する。そして津田口は一平に会うため、室木組を訪ねる。
「おめぇは奴隷の息子じゃねぇか」この日も酔った律子(松本まりか)は公平(松下洸平)に暴力、暴言を振るっている。そこへ一平がやって来た。一平は「悪いこと言わないから早くこの女と別れろ」と忠告する。一平はかつてプロ野球選手だったが、律子と出会い、怪我をして球団を追い出された。そして暴力団員となっていた。「この女は男の生き血を吸って生きてる。この淫売」そう言って一平は立ち去る。
「自分の感情ってものが全くない」「一緒に居る男の夢があいつの夢になり、男の欲が自分の欲…どんどん男と同化していく」一平は律子についてこう証言する。
ー昭和52年 東京ー
律子は一平に多額のお金を差し出す。「ギャンブルに使っていい」と言う律子に一平は「止めてくれよ、諌めてくれよ」と苛立つ。「毎日不安なんだ、責めてくれよ」懇願するような一平は「俺はお前が怖いよ、どんな生き方してきたらお前みたいなバケモンが出来るんだよ」と言葉を絞り出す。すると律子は一平の手を取り「一平ちゃんは悪くない」と慰める。一平は「もう俺の前から消えてくれ」と律子の首を締める。その時ですら律子は「あたし…死ねるの」と喜ぶ。その後、一平は律子に有り金を全部出させるとそれを持って「全部お前が悪いんだからな」と言って去っていった。
「律子って女は残酷な女だ」一平は最後に津田口にそう話した。
ー昭和37年 青森県弘前市ー
律子(伊礼姫奈)は「二度と帰って来るな!淫売」と父に家から追い出される。そこへいじめっ子達がやって来て「お前は淫売の娘だからパンツ見せろ」と言う。律子は抵抗することなくスカートを上へ上げる。その時、公平(南出凌嘉)と姫昌(田村継)がやって来ていじめっ子を追い払う。公平は膝を怪我した律子を家へ連れて行く。公平の父・隼吾(浜谷康幸)は「またお父さんにやられたのか」と心配するが律子は「違う」と否定した。隼吾が座って律子の怪我を手当しようとした時、公平は隼吾と律子の首に同じアザがあることに気づいた。隼吾は一瞬表情を変えたが下を向いていたために子供達からは分からなかった。そこへ律子の母がやって来た。隼吾は「せめて傷の手当だけでも」と申し出てその様子を律子の母は愛おしそうに見つめる。律子の母は公平の視線に気づき、不自然に目線をそらした。
【みんなの感想】
30代・女性
まさか隼吾が律子の父だったとは。そして次回以降、それを律子達の父達は知っているような描写があるので気になる。公平がずっと律子を見放さなかったのは兄妹だったからなのか、そして律子はなぜ火を放ったのか。
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