【向こうの果て】第2話 感想ネタバレ(主演:松本まりか)

2021春のドラマ一覧

主演:松本まりか
WOWOW (金曜日23時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#02娼婦のような女】
ー東京地検中央支部ー
池松律子(松本まりか)の担当検事・津田口(柿澤勇人)は、支部長・木田(辰巳琢郎)から律子の進捗状況を尋ねられ、「23年前、律子の父親が投身自殺をしている点について調べている」と答える。そしてもう一つ「律子がなぜ君塚公平(松下洸平)に日常的に暴力を振るっていたのか律子の心情を…」と言うと、木田は「被疑者の心の中など関係ない。事件だけをみつめる」と津田口のやり方をやんわりと否定する。

ー昭和37年 青森県弘前市ー
両親を火事で亡くした律子(12歳・伊礼姫奈)は、唯一の身内である叔父・行島道夫(宇野祥平)に預けられた。東京へ行く時、村上松夫(泉知束)らは「ここに居た方がいい」と律子を引き止めたが行島は「自分が居るから」と律子を連れて行く。車に乗ることを躊躇した律子に行島は深呼吸を勧め「元気がない時もこれさえすれば大丈夫」と諭すように言った。そして車は動き出し、律子は公平(南出凌嘉)・村上姫昌(田村継)と無言のまま別れた。

津田口と南川澄子(山野海)は、行島の工場を訪ねる。行島は従業員らと深呼吸をしているところだった。津田口らは行島に話を聞くが、行島は緊張しているのかとても小さな声でボソボソと話す。当時、行島は28歳という若さだったものの身内は自分しか居なかったため仕方ないと律子を引き取った理由を答えた。

ー昭和38年 東京ー
律子は万引未遂を起こした。「どうして黙ってるんだよ!」黙ったままの律子を行島は問いただす。律子がお腹を痛そうにするので「トイレに行ってからゆっくり話そう」と行島が言うとなぜか律子はお風呂場へ駆け込む。律子が座っていた椅子には血がついていて、それを見た行島は「怪我でもしているのか?」と見当違いな心配をする。風呂場に立てこもった律子は「生理が来たの」と明かすが、行島は「せいりって何だよ!?」と混乱する。律子が「生理が来たけど生理用品を買うお金がなくて万引しようとした」と明かすとようやく状況を把握した行島は「警察や薬局に自分が悪かったと言ってくる」と話して深呼吸をした。その様子を磨りガラス越しに見ていた律子は、ふと肩の力が抜けて微笑みを浮かべたのだった。

行島は勾留中の律子を気にかけている。ところが津田口が「この工場は律子が家を出た翌年に独立されてますよね」と問うと行島は突然席を立ち、深呼吸を始めた。「それは脅しですか?」行島の声が大きくなる。そして行島は律子に言われて、独立資金を律子の両親の保険金から出したと明かすとタバコを吸い出す。15歳の少女がそんな考えを持つのだろうか…津田口が疑いを持つと行島は「手切れ金のつもりだったんでしょう、律子は娼婦のような女でしたから」と証言した。
東京地検中央支部の津田口の元へ青森から刑事がやって来た。南川が青森の警察へ資料を郵送してほしいと依頼したのだが、村上と名乗る刑事(加治将樹)はわざわざアポ無しで資料を持ってきたのだ。津田口は名刺を差し出して丁寧に対応するが村上の対応はひねくれた事ばかり言って非常に感じが悪い。去り際、村上は「ワイの中身は妬みと嫉妬で出来てるんで」と吐き捨てて行った。
その後、津田口らは律子の取り調べを行う。行島が自分のことを【娼婦のような女】と証言したと聞いて律子は笑い出す。そして14歳の夏に律子が堕胎している事について尋ねると律子は「あれは叔父さんとの儀式」と話す。

ー昭和40年 東京ー
悪夢にうなされている律子を心配して行島は律子を起こす。「三味線の音がずっと耳から離れない」と震える律子に行島は深呼吸を勧める。律子が落ち着くと行島は「今度お見合いをする。母が出来れば律子は何も心配することはない」と話した。ところが律子は叔父さんと奥さんの間に子供が出来たら自分の居場所がなくなってしまうと考え、「叔父さん、儀式って知ってる?」「私が生きていくための方法」と艶めかしい表情を向け、人差し指で行島の唇に色っぽく触れた。

ー昭和37年 青森県弘前市ー
子供達が隠れ家にしていた廃墟で、村上姫昌(田村継)は小説を開きながら公平(南出凌嘉)に「この女が儀式って言ってエッチなことするんだよ」と興奮気味に説明する。そして姫昌が挿絵の女性を律子に似てると話しているとそこへ律子(伊礼姫奈)がやって来て、そっと小説を覗き込んだ。

東京地検中央支部で、大量の資料を確認している津田口は「知れば知るほど池松律子が怖い」と漏らす。すると南川は落ち着いた口調で「検事はご自分のお姉さんと律子を重ねているようですが、これは全く別物です」と諭す。律子の青森時代の写真を確認していたふたりは律子に公平ともうひとり幼馴染がいる事を発見した。さらにその少年の名前を見て津田口は驚く。先日、青森からやって来た刑事と同じ名前だったからだ。「少しの間、東京にいる」と渡された宿のマッチを頼りに津田口は村上(加治将樹)を訪ねる。「池松律子と君塚公平の幼馴染で、火事の通報者であることをどうして黙っていたのか」津田口は問うが村上は「聞かれなかったからだ」とニヤリとする。

【みんなの感想】
30代・女性
まだ真実は明かされていないが、律子はきっと自分が主導的に計画して両親を殺したのだろうか。父の暴力から逃れるため、【夜叉のような女】へとなってしまったのだろうか。
そして青森から東京へやってきた律子。自分の居場所を守るため、律子が選ばざるを得なかった道。そこまでしなくても行島は真面目に律子を養育したであろうに、14歳でそんな発想になってしまった律子はやはり【娼婦のような女】なのだろう。
次回「律子だけが幸せになるなんて許せない」「あいつは嘘つきな女だ」村上の妬みは相当なものである事が伺えます。幼馴染三人の約束を律子が破ったのか、姫昌が刑事になったのも律子を追い詰めるためだと思える程感じられる嫉妬心の原因が気になります。

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