【恋はDeepに】「恋はもっとDeepに~運命の再会 空白の3年を描く特別ストーリー 運命の恋のすべて!」 感想ネタバレ(主演:綾野剛・石原さとみ)

2021春のドラマ一覧

主演:綾野剛・石原さとみ
日本テレビ (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#10】
ー3年前ー
海音(石原さとみ)が海へと帰った日、倫太郎(綾野剛)は悲しみを押し殺しながら車を走らせる。その頃、蓮田家では倫太郎が勝手に病院から居なくなったため、光太郎(大谷亮平)と榮太郎(渡邊圭祐)は心配しながら朝を向かえていた。そこへ「みんな早起きだね~」呑気に倫太郎が帰宅する。体調を心配してすぐに病院へ戻ろうと言う光太郎を何かを察した榮太郎が制止する。倫太郎の目からみるみる内に涙が溢れ出し、倫太郎は感情を抑えきれず、静かに泣き崩れる。同じ頃、鴨居(橋本じゅん)も海音のお弁当の風呂敷を握りしめながら「海音ちゃん、無事に帰れたかな」とウツボに話しかける。

ー1週間後ー
倫太郎は無事に蓮田トラストへ復帰すると、正式に海中展望タワーの中止を宣言する。そして、魚達が自由に行き来できる今までにない水族館を造りたいと新たな提案をする。それは海音の意思でもあった。「みんなの力を貸してください」素直に頭を下げる倫太郎。そこにはかつてのトゲトゲした倫太郎はいなかった。
研究室では、鴨居が送別会の写真を見ながら寂しそうにしていた。そこへMr.エニシ(福山翔大)がやって来る。エニシは、海音が皆に向けて残したという動画を持って来たのだった。鴨居は研究室に倫太郎や藍花(今田美桜)たち仲間を集め、海音の動画を一緒に観ることにした。「ここ(研究室)は私にとって故郷みたいな場所です、かけがえのない場所です」動画の中で海音は仲間たち一人一人と過ごしたかけがえのない時間と感謝の気持ちを語っている。染谷はいつもみんなを盛り上げてくれるムードーメーカー、椎木(水澤紳吾)は自分のことを理解し、研究者だと認めてくれた、藍花は何でも相談できる大好きな人、鴨居は身を挺して守ってくれた命の恩人、楽しそうに思い出を話す海音の姿に染谷(高橋努)達は涙を流しながら聞き入る。「人間は海を破壊する敵だと思っていたけど、子供達含めここで出会った人達と過ごす間に海を守ってくれるのもまた人間なのだと考えが変わった」と海音は言う。動画の中でエニシから今後どこへ行くのか尋ねられた海音は「海へ帰る」と答えた。そして最後に海音は倫太郎について話し始める。倫太郎は動画を一時停止すると「……一人で見ていいですか?」と断り、画面の海音と二人きりの時間を過ごす。出会い、衝突、楽しかった出来事、迷惑をかけたのに守ってくれたこと…「私も倫太郎さんが大好きです。幸せになってほしい、夢を叶えてほしい」「ありがとう、倫太郎さん」笑顔で画面に微笑む海音に「ありがとう、海音」と倫太郎も答えた。
蓮田家に戻った倫太郎は光太郎と榮太郎に、星が浜へ拠点を移すことを伝える。会社は光太郎に任せ、自分は水族館建設に集中すると言う。その後、倫太郎の元へ榮太郎がやって来た。榮太郎は近々会社を辞めようと思うと話す。「もう自分を後回しにするのは止めようと思う」榮太郎の思いを倫太郎は「そうか」と優しく受け入れた。

ー1年後ー
ペンションMARINE SOUNDを始めた倫太郎は、みらい水族館の構想を練っていた。傍らには海音のスケッチブックがあった。そこへ榮太郎や研究室のみんながやって来た。藍花は珍しい巻き貝を見つけて「倫太郎さんが集めてるのかな?」と尋ねるが榮太郎は「倫ちゃんにそんな趣味あったかな??」と首をかしげる。この日はスーパームーン、大きな月を眺めながら倫太郎は海音との最後の会話を思い出す。「強く想っていればまた必ず逢える」その言葉を信じて浜辺で待つが、そのまま朝を向かえてしまった。

ー2年後ー
浜辺には【星が浜リゾートみらい水族館 建設予定地】の看板が立てられた。倫太郎はダイビングの準備をしながら、あの日海音が打ち上げられた岩に巻き貝があるのを見つける。倫太郎はそれを愛おしそうに持ち帰った。ペンションには星が浜の夢を描いた子供達がその絵を倫太郎に見せに来る。倫太郎は「思っていれば必ず叶う」と言って、巻き貝と一緒に子供の絵を壁に飾った。そこへ再び榮太郎と研究室のみんながやって来た。藍花は去年よりも貝殻を増えていることに気づく。「そこの岩場に1つ、別日にまた1つ…貝殻が置かれていることに気づいて、かわいいなと思って拾っている」と倫太郎は説明する。この日もスーパームーン、それぞれが思いを抱えながら月と海を見守る。

ー3年後ー
太郎(鹿賀丈史)は社長職を退き、明日から世界一周リゾート視察の旅に出るという。そして光太郎は社長に、風間(松熊つる松)は社長秘書として忙しくしていて、海音の後任となった藍花は蓮田トラストの仕事をこなしながらも改めて海音の凄さを実感していた。染谷は海外の研究者達と定例会を開くようになっており、椎木は教授へとなった。この日もスーパームーン、みんなが星が浜へ集合するために榮太郎は藍花を迎えに来た。会社を始めて2年経った榮太郎は「行き先がわからない船を操縦するみたいで楽しい」と充実しているようだ。
星が浜では海音と倫太郎が考えたみらい水族館が完成し、光太郎がお祝いに駆けつける。倫太郎は岩場に行くが、「今日はないか」と貝殻がないことを寂しそうに思う。そして夕方、浜辺の椅子を片付けている倫太郎の背後から「倫太郎さん」懐かしい声がする。信じられないといった様子で倫太郎が振り返るとそこには笑顔の海音が立っていた。「何、勝手に帰って来てるんだよ」倫太郎は目に涙を浮かべながらわざと悪ぶってみる。「おいで」広げた倫太郎の腕に海音は飛び込むと倫太郎は「おかえり」と優しく言った。ちょうど到着した藍花達は驚きながらも海音に駆け寄る。

【みんなの感想】
30代・女性
1話にするには内容が足りなくて3年間をさらっと紹介したって感じかな。今回もあれっと引っかかるポイントが多かった…。海音帰るならウツボ連れて行ってあげなよと思ったし、なんで皆がスーパームーンに集まるようになったんだろう?海音が人魚でスーパームーンが関係しているのは鴨居と倫太郎しか知らなかったはず。海音も明言はしていないし、みんなの共通認識になった過程を丁寧に描いた方が良かったのでは?そして海音はこの先ずっと陸に居られるの?定期的に海と陸を行き来するの?疑問だらけで登場人物の背景が読み取れないから話に集中できなかった…残念。


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