【恋はDeepに】「彼女の過去が明らかに!?加速する運命の恋にツンデレ炸裂!新たな恋のライバル登場」第3話 感想ネタバレ(主演:綾野剛・石原さとみ)

2021春のドラマ一覧

主演:綾野剛・石原さとみ
日本テレビ (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#03】
ー9ヶ月前ー
岩場で倒れていた海音(石原さとみ)を鴨居(橋本じゅん)は助けるために自宅へ連れ帰った。鴨居から受け取ったコップの水を一口飲んで海音は「薄い」と悲しむ。

海音が蓮田トラストへやって来ると社内が慌ただしい。山内(筧美和子)は状況を把握しきれていないながらも「ホテルの誘致は決定したのに手に入っていない土地がまだあるらしい」と海音に説明する。あの夜、デイヴィッド(小手伸也)の開発を止めてほしいという海音の願いに「わかった」と倫太郎(綾野剛)は頷いたはずなのに…。土地の所有者のところへ交渉に行ったらしい倫太郎を追って、海音も走って出掛けていく。その頃、倫太郎は重役会議に出席する。兄・光太郎(大谷亮平)は「ホテルの誘致もまとめきれず、今度は建てるべき土地にトラブルを抱え。お前は一体何をしにロンドンから帰ってきたんだ!?そろそろ俺も庇いきれない」と出席者達の前で倫太郎を責める。
藍花(今田美桜)は榮太郎(渡邊圭祐)とSNSでやり取りをしながら研究室へ出勤していた。研究室の扉を開けると中にはバイトの面接に来たという榮太郎が居た。ノリノリな雰囲気で採用が決まり、藍花は複雑な気持ちを感じる。同じ頃、海音は土地の所有者である雪乃(堀田真由)の家へやって来た。ちょうどそこへ倫太郎もやって来て、計画通り開発を進める倫太郎と反対する海音は隣同士に部屋へ通された。倫太郎は「生前、お父様とは土地をお譲りいただく話をしていました」と切り出すが、雪乃は祖父が言った「この山は神様がいるから誰にも渡してはいけない」という教えのとおり譲る気はないと話す。「誰にも売るつもりなはい」という雪乃に、交渉を続けようと頭を下げる倫太郎とは反対に海音は満足そうだった。
雪乃の家を後にした帰り道、意見が対立するふたり。倫太郎がふと捨てられたペットボトルを拾う姿を見て、海音は「海が好きなのか嫌いなのか、綺麗にしたいのか汚したいのか、分からない人ですね」とつぶやく。そこへ浜辺でサッカーをしていた少年達のボールが転がってくる。拾ってあげようと走る海音と倫太郎が幼い頃の母の姿がダブリ、咄嗟に倫太郎は海音の腕を引き止めた。

別の日、倫太郎が雪乃の家を訪ねるとすでに海音と藍花が居た。海音は雪乃が所有する山を流れる川の水質調査をすることを勝手に決めたのだった。海と山が密接に関係しているという常識を知らない倫太郎に数値で示そうという計画なようだ。一方、倫太郎は光太郎に「山を切り崩す以上は真壁(雪乃)さんに了承を得なくては」と意見するが光太郎は「そんなの金だよ。こっちが提示する金額だ大事だ」と聞く耳をもたない。その後、「これ以上邪魔をするようなら(海音を)切る」という倫太郎に、親友・鶴川(藤森慎吾)は「それは無理だな」と茶化した。
海音は夜遅くまで研究室に残り、資料作りに取り組んでいた。海音のことを怪しんでいる椎木(水澤紳吾)はふいに海音に、ここに来る前は何をしていたのか尋ねる。海音は「ダナン大学で」と答えた。その後、椎木に気づかれないようにそっと携帯を閉じる。そこには「経歴メモ」というタイトルで学歴のメモがされていた。その頃、真壁家では雪乃の叔父が「こんな借金背負ってどうするの!?」と説得していた。雪乃の手元には父が作った借金の督促状が届いていた。
蓮田トラストの海音は、山内から会社で飼育している亀の元気がないと聞き、水槽の掃除をしていた。その時、鶴川が通りかかったため、海音は倫太郎がどこに居るかを尋ねる。そして海音は鶴川から、「倫太郎はホテルの誘致を考え直そうとしていたのに光太郎が勝手に決めてしまった」という意外な事実を聞く。ちょうどそこへ倫太郎が戻ってきた。倫太郎に山と海の関係を数値化したデータを説明しようとした海音だが、亀が失踪していることに気づく。そして汚れることも厭わず床に手をついて亀を探す倫太郎に海音は好意をおぼえる。ふと立ち上がった倫太郎は海音の姿が見えず、幼い頃のトラウマとリンクして「海音!!」と大声で海音に呼びかける。その後、亀も見つかり海音は満面の笑顔を浮かべる。
その頃、鴨居は地下駐車場にひっそりと停まる一台の車に乗り込む。「2年前の星が浜水質調査の件ですが…お金はお返ししますから」と鴨居は口を開く。ところが隣に座る光太郎は「開発はすでに始まっているんです」と拒否する。そして海音を使って排除したい人間がいるだけだと冷たく言い放つ。「あなたに姪っ子はいませんよね!?」光太郎の問いに鴨居は固まって答えることも出来なかった。同じ頃、研究室で榮太郎は椎木と開発関連の資料を見ていた。そこへ忘れ物を取りに藍花が戻ってくる。榮太郎は「閉じて」とこっそり椎木に指示する。ふたりのコソコソした様子を怪しんだ藍花が「何見てるんですか?」とパソコンを覗き込むと若い女性のグラビア写真に変わっていた。
倫太郎に水質調査の結果をプレゼンする海音。倫太郎は「どこに時間かけてるんだよ」と厳しい口調で言うもののその表情は穏やかで「ちゃんと読んで、考える」と真剣に海音に約束する。「仕事している時が生きてる気がする」と寂しそうな表情をする倫太郎だった。会社を出ると海音の帰りが遅いことを心配した鴨居が居た。海音は「きっとわかってくれる」と期待を口にする。それを聞いた鴨居は「大切な海、守らないとね」と頷いた。

翌日、海音が蓮田トラストへ行くとみんなが歓喜の声をあげていた。雪乃が土地を売ったと知り、海音は雪乃の家へ急ぐ。対応に出てきた雪乃の叔父は、「若い雪乃に借金を背負わせるわけにはいかない」「最初はアルデバランリゾートという違う会社が買ってくれる予定だったが、そこを蓮田トラストの熱意に押されて蓮田トラストに売ることにした」と話す。雪乃がやって来て「蓮田トラストさんには良くしていただきました」と頭を下げた。
肩を落とした海音が浜辺を歩いていると、座って海を眺める倫太郎に出会う。「結局お金なんですね」海音は失望して話すと「あぁそうだよ」と倫太郎はぶっきらぼうに答える。前の日の晩、倫太郎の元に雪乃から電話がかかってきていた。雪乃は叔父がアルデバランリゾートに売却することを決めたと告げた。そこで倫太郎は雪乃に蓮田トラストが買うと提案したのだった。「ウチが買わないといずれ誰かがあの山を破壊していた」「あんな説得力のある資料読んだら、山を活かす方法を考えるしかないだろ」「俺にとっても星が浜の海は大切なんだ」倫太郎の言葉に、海音は自分が勘違いしていたことを謝った。
車の迎えを呼ぶ倫太郎に、海音は「バスが好きだから」と同乗を断った。バス停のベンチに座り海を眺めていると後ろから帰ったはずの倫太郎が上着をかけた。手にはアツアツの焼き芋を持って戻ってきたのだ。一本の焼き芋を分け合うふたり。すると倫太郎は突然、海音の手に触れて「何でこんなに冷たいの」と尋ねる。同じ頃、鴨居は過去に光太郎に渡した水質調査の報告書を読み返している。鴨居が海音に出会ったのも同じ頃だった。そして光太郎は、誰かとの電話を終えると怒りの限りに万年筆を投げつける。万年筆の先は、幼い頃の家族写真の倫太郎に突き刺さる。
会社の前で倫太郎とわかれた海音。すると「倫太郎」と親しげに呼ぶ女性の声が聞こえて海音は振り返る。倫太郎に駆け寄る女性(泉里香)はそのまま倫太郎に抱きつく。他人には見せない笑顔を女性に向ける倫太郎を、海音は複雑な気持ちで見つめていた。

【みんなの感想】
30代・女性
これって全5話なのかな??倫太郎がいい奴なことは早々にわかるし、次回海音は人間じゃないと倫太郎に明かすよう。倫太郎に抱きついた女性とその息子も光太郎の妻子でしょ?とわかるし、思わせぶりな演出が匂わせになってないという残念…。鴨居さんも一度はお金のために光太郎に加担したが、その後海音と出会い環境を守る大切さを再認識して後悔しているもよう。鴨居、倫太郎を味方につけて命がけで海を守る海音というハッピーエンド!?最後までどうやって引っ張るつもりなのだろう??

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