【ソロモンの偽証】第7話 感想ネタバレ(主演:上白石萌歌)

2021秋のドラマ一覧

主演:上白石萌歌
WOWOW (日曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#07】
ー学校内裁判四日目ー
検事側の証人として井口が証言台に立つ。井口は「柏木の葬式の後、大出が言った」「『やった』って、柏木を殺したって」と証言する。弁護人・神原和彦(宮沢氷魚)は「これまで黙っていたのは仲間だからですか?」と尋ねると井口は「そうだ」と答える。すると神原は「でも被告人に日頃から暴力を受けていましたよね」と言いながら、大出俊次(坂東龍汰)の肩にそっと手を置く。俊次が井口を睨みつけると井口は萎縮したように目線を下げる。神原が「いつも子分扱いされ、殴られ、本当はムカついてたんじゃないですか」「その仕返しに証人は嘘の証言をした」と言うと井口は「あぁムカついてたよ、だから今こうして本当の事を話しているんだ」と反論する。「お前いかれてるよ、もううんざりなんだ」井口は威勢よく俊次に言うが、俊次が無言で目線を合わせるとバツが悪そうに井口は退出する。三宅樹理(山本舞香)だけが笑いを堪えきれずにニヤついていた。
教室で藤野涼子(上白石萌歌)は、「三宅さんは井口と橋田も居たと証言したのに、なぜ井口は大出一人がやったような証言をしたのだろう」と樹理に問う。樹理は「仲間割れだろう」「大出がやった事さえ証明出来れば、井口や橋田なんてどうでもいい」と言う。

神原は、涼子の父・剛(髙嶋政宏)に電話をかけて「大出のアリバイの件どうなりましたか」と尋ねる。俊次の父・勝(田中哲司)の取引先の人間に引き合わせてほしいと依頼していたのだ。しかし、剛は「まだ駄目なんだ、何かあったら連絡するよ」と適当な理由を言って電話を切ってしまった。
剛は勝の取り調べをする。剛が「学校内裁判でご子息が有罪になりそうだ」と言っても勝は無関心だ。すると剛が「ご子息に関心がないのに、なぜ学校内裁判を妨害しようとしたんですか」と矛盾点を指摘する。「(勝が)12月24日の俊次のアリバイを証明すると、24日夜の事を詮索されてしまう。その日、勝は議員秘書と秘密裏に会っていたため詮索される事を避けたかったのでは」剛は追及するが、勝は黙秘を貫く。
その頃、校長室の津崎正男(小林薫)の元に「大出勝の会社の顧問弁護士だ」と風見隼人(酒向芳)がやって来た。風見は先日、勝が津崎に預けた物を返してもらいに来たと言う。「保険金詐欺だけでなく、他の犯罪にも関わっていますね」「私が預かったのは犯罪の証拠になるような物なんじゃないですか」「お話出来ないなら返せません。警察に渡します」と津崎は言う。すると風見は笑い「あなたも共犯でしょう」と言う。24日の夜、大出家には知られてはならない客が訪れていた。それを隠すために学校内裁判を妨害しようとした。「それにあなたも手を貸したことになる」風見の言葉に津崎は「知らなかった」と反論する。津崎は「無実の生徒を見殺しにしろという事ですか」「法的効力がなくても本人達にとってはお遊びではない」と声を荒げる。「ではあなたの立場と引き換えにしますか」と脅す風見を津崎は「お帰りください」と突っぱねた。「賢明なご判断を」風見はそう言って立ち去ったが、その後には握りつぶされた津崎の名刺が残されていた。
涼子は「怖くなってきた」と母・邦子(坂井真紀)に本音をもらす。一方、繁華街を歩く俊次はサラリーマンと肩がぶつかって転んでしまう。俊次はサラリーマンを睨みつけたが、以前のように手を出すことはせず無言で立ち去った。

ー学校内裁判 五日目ー
柏木卓也(野村裕基)の両親も傍聴席にやって来た。神原が「事件当日、被害者(卓也)の家には5件の着信がありました」「それは被害者が家族に別れを告げるためだ。被害者は携帯を持っていなかったから公衆電話を使うしかなかった」と説明する。次に卓也の兄が証言台に立つ。涼子は「スマホを持っていますか」と尋ね、「家族に別れを告げたかったら誰も出ない家電ではなく、家族のスマホに直接電話をすればよい」と指摘する。そして「公衆電話がある場所は、被害者にとって縁があるわけでもなく、死に場所を探すには相応しくない」と話す。卓也の兄は公衆電話について「電話をしたのは被告人(俊次)だと思う。弟を呼び出して危害を加えようとしていた」「弟は自殺するような人間じゃない」と証言する。

wowowのドラマをもっと楽しみたい方はこちら
期間限定

すると神原が「そう言い切れる程、弟の事を分かっていたのですか」「あなたが家を出たのは弟から離れたかったからですよね」と問う。卓也の兄は「行きたい高校が遠かったから」と言うが動揺が見て取れる。神原が「幼い頃から病弱で両親に溺愛されていた弟を憎んでいたのでは?」「昔、弟を殴ってしまった事もあるようですね」と追及すると場内がざわつく。
卓也の兄の脳裏に昔の記憶が甦る。「また来れないの?せっかくレギュラーになったのに」と野球のユニフォーム姿の兄が母に言うと母は「卓也が熱出しちゃったから」「お兄ちゃんだから我慢出来るでしょ、次は行くから」と言う。「いつもそうやって来ない!!」兄が怒りを顕にすると、食卓で新聞を読んでいる父は「弟が苦しんでるんだから我慢しなさい」と言った。別の日、野球の試合を終えた兄が「ただいま」と帰宅すると、両親と卓也だけで卓也の誕生日を祝っているところだった。卓也は意味深な視線を兄に向けた。また別の日、兄は「お前仮病だろ!お前が病気病気うるさいからこっちは迷惑してるんだよ」と卓也に言う。卓也は冷めた視線を兄に向けた。卓也の視線に耐えられなくなった兄は思わず、卓也を殴ってしまった。
「数回会う程度で成長した弟が何を考えているのかわからない。それなのに自殺ではないと言い張るのはどうしてですか」神原が追及する。「自殺なんかで終わったらまた両親が勘違いする」「卓也は人と違って繊細だから自殺したってなるだろ!あいつは特別な人間なんかじゃないのに!」兄は卓也の遺影を指差しながら本音を爆発させる。そして「あいつは自殺なんかする人間じゃない。何があっても自分だけ生き残るような人間だ」「君(神原)が連れてきた美術教師だってまんまと騙されている。自分が死んだら自殺と思って…なんて気を引くための嘘に決まっているのに」「皆、卓也の本性知らないんだよ」卓也の兄はその場でうなだれ、柏木の両親は兄の本音を知って俯く。
外に出た兄の元へ両親がやって来た。母は何かを話しかけて謝っているようだが、兄は母の方を向かなかった。

ー学校内裁判 六日目ー
再び美術教師・菅野が証言台に立つ。「先生はどういう高校生でしたか」涼子が尋ねる。「大人しくて友達がいない生徒だった」と菅野が答えると涼子は「先生は柏木君に昔の自分を重ねていませんか」と問う。菅野は人生をかけて絵のコンクールに挑んでいた。しかし結果は良くなく、世間は絵の価値をわかっていないと絶望した。そんな気持ちを柏木に重ねたのではないかと涼子は指摘する。「そうかもしれません」「私に才能がないんじゃない、分からない世間がおかしいのだと思おうとしていました」「そんな世界なら生きていても無駄だと私は死のうとしたんです」と菅野は話す。「亡くなった柏木君の口を借りて愚かな世間を批判したかったのかもしれません」と菅野は涙する。「柏木君は自殺だったと思いますか」涼子の問いに菅野は「わかりません」と答えた。涼子の手は震えていた。
校長室では津崎が、預かったSDカードを眺めている。そこへ涼子がやって来た。涼子は「校長先生が裁判に反対したのは、学校のメンツのためですか?大出君が無実だと信じていたからですか?」と質問する。「私は有罪だと思って裁判をすると思っていました、検事だから」「でも怖いんです、今更裁判なんてやって良かったのか…」「証言が本当か見極める力もないのに」「あんな風に人の根底を引きずり出して有罪ってなったとして、本当は無実だったら」涼子は本音を吐露する。津崎はそれを真剣な表情で受け止めていた。
裁判が再開されると、検察側の証人として俊次から暴行を受けた他校の生徒が証言台に立つ。痛々しい車椅子姿に場内がざわつく。「ウチの両親が大出の父親に脅されたから警察に被害届は出していない」と話す。「後遺症が残るかもしれない。僕はあの時殺されると思いました」「こいつが人を殺す事を何とも思わないという事を証言しに来ました」悲惨な暴行の様子に教師達もうなだれる。神原が「あなたは被告人(俊次)を挑発していないのなら、今回の件とは性質が違う」と反論すると証言台の生徒は「だから何なんだよ、こいつが簡単に人を殴れる事には変わりない」と声を荒げる。この生徒は陸上で大学の推薦も決まっていた。しかしこの怪我で足の神経が切れて動くか分からない。「お前のせいだ。謝れよ!!」その場で泣き崩れた。

裁判後、校長や副校長達から涼子と神原が呼び出される。「この辺で裁判を中止してはどうか」「反響が大きすぎる」「あとは学校に任せてほしい」と副校長は言う。神原は「反響なんて最初からわかっていた」と反論するが涼子は「私は中止してもいい。このままでは無実だとしても大出が有罪になってしまう」と言う。神原は「このままでは大出が一生レッテルを背負って生きていかなければならない」「もう少しでアリバイが見つかりそうだから絶対に裁判を中止にしないでほしい」と頭を下げる。それを津崎は複雑な表情で聞いていた。
その夜、俊次は母・佐知子(篠原ゆき子)に「俺やってない、でもやっててもおかしくなかった」と明かす。佐知子は俊次を優しく抱きしめた。一方、涼子の家に津崎がやって来た。

ー学校内裁判 七日目ー
校長・津崎が証言台に立った。「この学校の校長で、大出君も柏木君も私の教え子です」「私はある事情から、大出君のアリバイを証明出来るかもしれない物を入手しました」津崎の言葉に大出始め、場内の視線が注がれる。樹理だけは焦った様子で爪を噛み始める。津崎は、勝から預かったSDカードを警察に提出したのだった。
警察署では、勝にSDカードを見せて取り調べが行われ、剛は議員・進藤の秘書に話を聞きに行く。SDカードには、保険金詐欺と駅前開発に関する不正取引の相談をする会話が入っていた。「帝東興産の社員も認めましたよ」剛の言葉でシラを切っていた議員秘書は警察車両に乗り込む。
「24日の夜、大出宅の来客が大出君を目撃していた」「大出君が柏木君を殺害するのは物理的に不可能です」津崎ははっきりと証言した。すると傍聴席の茂木悦男(橋本じゅん)が「ある事情とは何ですか」と質問する。裁判官は「傍聴人は発言を控えて」と注意するが、津崎は「構わない」制止し「今は警察から話してはいけないと言われている。しかし然るべき時が来たらお話します」「私の犯した罪は、自分の保身のために生徒達を苦しめたという事です」と言う。そして津崎は、「柏木君が亡くなり告発状が届いた時、私はそれをもみ消しました」と話し始める。「私がきちんと対応しなかったせいで、大出君が疑われ何の罪もない浅井松子(富田望生)さんが亡くなってしまった」「柏木君に何があったのか、なぜ死ななければならないのか、それは本来私どもが解明して生徒達に説明しなければならない事でした」「それを怠ったためにこのような苦しい裁判を開かなければならなかった」「この裁判を見届けた後、辞職するつもりです」と言い、「すまなかったね」と涼子に謝る。
その時、傍聴席の樹理が立ち上がり「そんなの嘘!私大出が柏木君を殺すところ見たんだから」と大声を上げて走り去った。

その後、「告発状は三宅さんの嘘だったって事ですよね」と涼子は茂木に尋ねる。茂木は「だろうね」と言う。そして茂木は気になって調べていた事があると明かす。それはかつて、樹理が大出の命令に従った井口と橋田から性的な暴行を受けていたという事だった。「最も恨んでいたのは大出だが、そういった経緯で告発状に井口と橋田の名前もあったのだろう」と茂木は言う。同じ頃、神原は警察署の佐々木からある資料を受け取る。

裁判が再開される。証言台に立った俊次は「やってない」と初めて疑いを否定した。神原は「これで被告人の疑いが晴れたものと主張します」と宣言する。その直後、「それとは別に」と話を続ける神原。神原は「5月10日の夜新宿の路上で通行人に因縁をつけて暴行し、怪我を負わせましたか」「8月3日同じく新宿で他校の生徒を暴行しましたか」「10月7日渋谷の繁華街で…」「11月20日地元の商店街で目が合っただけのサラリーマンを」…と何枚もの被害届を証言台の俊次に突きつける。「今回被告人は嘘の告発状によって罪を着せられました。しかしそれは被告人のこういった行為が招いた結果ではありませんか」と俊次に問いかける。「被害者の誰もが嘘の告発状を出す可能性があった。それはそうしないと生きていけない程の傷を負ったからです」「もしかしたら差出人自身も自殺を考えた事があるかもしれない」「告発状を出す事で差出人は生きる事が出来た」「それは被告人の罪だと思いませんか」と神原は続ける。
会場の入口で神原の言葉を聞いていた樹理は大粒の涙を流してその場に座り込む。神原の言った通り、樹理は自殺を考えていたのだった。大出達に乱暴された後、樹理は校舎の屋上から飛び降りようとした。しかし直前で足がすくみ柵に捕まって号泣した。

こうして学校内裁判は終わった。晴れない表情の涼子に野田健一(浮所飛貴)が話しかける。涼子は「大出が無実なのは分かったけど結局柏木君が自殺した理由はよく分からなかった」と言う。野田が同級生に呼ばれて席を外すと、5回目に柏木宅に電話をかけた公衆電話がある小林電機店の男性が涼子に話しかける。裁判の事が気になっていたという男性は「電話の子、無事でよかった」と言う。涼子が驚いて話を聞くと男性は「てっきり自殺をしたのは電話の子だと思っていたけど、無事だったんだね」「電話をかけていたのはあの子だよ」と指差す。それは神原だった。

【感想】
30代・女性
まさかまさかの展開。最後は心臓が止まるかと思った。最終回、柏木を殺したのは神原なのかそれとも自殺か…非常に気になる。『味方だと思っていた人が本当に味方とは限らない』最初のアドバイスがここで伏線回収されるとは…

←6話はこちら      最終話はこちら→

wowowのドラマをもっと楽しみたい方へ
wowowは月300本以上の映画やドラマ、スポーツやライブ、舞台などをお届け
3,000本以上の番組が“いつでも、どこでも”楽しめるオンデマンドサービスも

期間限定