【ソロモンの偽証】第6話 感想ネタバレ(主演:上白石萌歌)

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主演:上白石萌歌
WOWOW (日曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#06】
学校では、告発状を書いたのが三宅樹理(山本舞香)なのではないかとクラス中で噂になり、樹理は堪らず教室から飛び出す。そして大出俊次(坂東龍汰)は、父・勝(田中哲司)を困らせるためにやってもいない柏木卓也(野村裕基)殺害を自白していると言い切る神原和彦(宮沢氷魚)。神原の父は、経営していた会社が倒産すると酒に溺れ、家族に暴力を振るうようになった。そして母を殺害し、自殺したのだ。周囲からは犯罪者の息子と避けられて来た神原を唯一、柏木だけはありのまま受け入れてくれたと明かした。そんな中、学校内裁判が開廷される。ところが、裁判はすぐに中断されてしまう。勝が保険金目当てで自宅に放火したとして逮捕されたというのだ。

藤野涼子(上白石萌歌)と神原は涼子の父・剛(髙嶋政宏)と話をする。涼子が放火について「家には家族も居たのに」と言うと剛は「【花火師】という家族には被害を出さないように放火するプロがいるのだ」と説明する。さらに大出家に貼られた中傷の紙や嫌がらせの電話も全て、勝の演出だったとわかる。剛は「利用されたという事実を知った俊次はショックを受けているようだ」と明かす。
剛とわかれ、神原は俊次に会いに行くと話す。しかし涼子は「何かが引っかかる」「保険金詐欺ならば所轄の警察署が対応するはずなのに、なぜ警視庁の父が担当しているのだろう」と言う。その後、神原は一人で大出宅を訪れる。俊次が扉を開けると開口一番「いつ再開する?裁判」と尋ねる。「話してやるよ、本当の事」俊次はそう言うと神原に部屋に入るよう促す。

ー学校内裁判二日目ー
証言台に立った大出の母・佐知子(篠原ゆき子)は「この度は息子がお騒がせして申し訳ありませんでした」と裁判官や傍聴席に向かって深々と頭を下げる。弁護人の神原が「被告人(俊次)はどうして疑いを否定しなかったと思うか」と質問すると佐知子は「父親を苦しめたかったのだと思う」と答える。その理由を聞かれた佐知子はしばらく躊躇った後「息子は幼い頃から酷い暴力を振るわれてきた」と明かす。そして傍聴席に向かって「息子が人様に暴力を振るうようになったのは私ども親の責任です。そうする事で助けを求めていたのにどうする事も出来なかった」「本当はとっても優しい子なんです」「わざと憎まれ役をかって出るタイプで、人殺しなんて出来るわけがない」と訴える。最後に「私は息子の無実を信じています」と佐知子は一切迷いのない表情で言った。
検察・涼子側の証人として、勝木恵子(モトーラ世理奈)が証言台に立つ。恵子は「親父の事は同情するが、随分無責任過ぎる」「親父を言い訳にして放ったらかしにしてきたからこうなった」と佐知子に厳しい視線を送る。涼子に質問されて恵子は、食堂での出来事を話す。あの日、俊次の不良仲間が一人の男子生徒の口に無理矢理大量のパンを詰め込んでいた。俊次はそれを面白がって動画に撮って見ている。すると通りかかった柏木が、不良達に軽蔑の視線を送る。それに気づいた不良達は柏木に絡むと柏木は「そんな事して面白い?」とだけ言って相手にしなかった。不良達は激昂して、柏木の昼食を床に投げ捨てた。柏木は「君達、脊髄反射でしか動けない動物だよね」「そんな風に生きてて虚しくならない?」と半笑いで煽る。案の定不良達が柏木の胸ぐらを掴む。すると俊次が「勉強のし過ぎでストレスたまっちゃったかな」と割って入る。柏木は「動物以下の昆虫だ」と言い放った。
「この出来事が原因で柏木君が殺されたと思うか」と質問された恵子は「あぁやっぱりと思った」と答える。恵子は「このままではこの人(俊次)が本当に駄目になってしまうと思ったから証人になった」と明かし、俊次に「柏木を殺したのならちゃんと罪を償いなよ」と呼びかけた。
神原は恵子に「食堂での出来事の後、『殺してやる』など言っていたか」と質問する。恵子が「言っていなかった」と答えると神原はその言葉を待っていたと言わんばかりに「あなたの想像に過ぎない」と言って恵子に近寄る。そして「被告人(俊次)に好意を持っていたのに冷たくされて恨みを持っていた」「だから被告人に不利になるような証言をしたのでは」と言って会場をざわつかせる。

裁判が終わると、涼子と野田健一(浮所飛貴)は「勝木さんは逆恨みなんて気持ちで証言したのではないと思う」と、恵子と俊次に体の関係があった事を明かした神原に意見する。「勝木さんは大出のために証言してくれたのに」他のメンバーからもやり過ぎだという視線が向けられたが、神原は何も言わずに立ち去った。
涼子は裁判を傍聴していた茂木悦男(橋本じゅん)と話す。茂木は「彼女(恵子)が裁判を利用している可能性も否定出来ない」と言う。そして剛を学校内で見かけたと明かす。剛は、校長室の津崎正男(小林薫)を訪ねる。剛は、勝を逮捕した時にその場に居合わせた津崎に、その場に居た理由を尋ねる。津崎が「裁判の事を話していた」と答えると剛は「それだけですか」「他にも何かご存知では?」と問う。津崎が「大出さんは他にも何か罪を犯しているのですか?」と質問すると剛は「それならば結構です」と言って校長室を後にする。
剛を待ち伏せしていた神原は「保険金以外に何か調べているのですか」と尋ねる。そして神原は俊次のアリバイを調べる内に事件当日大出家に誰か来ていた事を知った事、そして勝はそれを頻りに隠そうとしている事を明かす。神原が「帝東興産…」と口にすると剛と一緒にいた刑事がはっとした表情を浮かべる。剛は「協力出来る時は連絡する」と約束して立ち去る。
津崎は引き出しからSDカードホルダーを取り出す。それは勝の逮捕直前、警察が来ていると秘書に言われた勝が「あなたを守るためでもある」と言って津崎に渡したものだった。

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自宅で涼子は「お父さんがまだ大出について調べている。何か知らないか」と母・邦子(坂井真紀)に尋ねている。邦子は剛が普段から仕事の事を話さない事を上げて「何も聞いていない」と答える。「今の大出君に必要なのは守ってもらう事ではなく、共に闘ってもらう事だ」と邦子は言うが「本当に大出君がやっていなければね」と涼子は納得していないようだ。涼子は新たな証人として、元美術教師・菅野に連絡を取ろうと試みているようだ。そして、樹理の説得にも労力を割いていた。
三宅宅を訪れて「三宅さんに会わせてください」とお願いする涼子に、樹理の母・未来(西田尚美)は「あんたのせいで樹理ちゃんがどんな思いをしたか」と怒って門前払いしようとする。その時、奥の部屋が開いて樹理が中に入るよう促した。樹理は、未来を拒絶するように部屋の鍵を閉める。「供述調書は私が読むから来てくれるだけでいい」涼子が言うと「あんた、私を信じるって言ったよね」と樹理が小さな声で言う。「泣いたら(声が)出るようになった」と言う樹理はタブレット端末を涼子に渡す。そこには『お前のせいで学校の評判が下がった』『告発状なんて嘘なんじゃないか』『嘘つき』…樹理に宛てられた誹謗中傷のメッセージがたくさんあった。さらに樹理は「ニキビが酷かった時から『汚い』『おばけ』『死ねばいい』など言われ続けていた」と明かす。驚く涼子に樹理は「私は嘘つきじゃない。だから私が見たことを裁判で話すよ」「目撃したのは松子(富田望生)じゃなくて私なの。それでも私を信じる?」と問いかける。涼子は樹理の目をまっすぐ見て「信じる」と力強く答える。そして「どうして浅井さん(富田望生)は死んだの?」と涼子は問う。

ー学校内裁判三日目ー
傍聴席の津崎の隣には茂木が着席した。検事側の証人として樹理が証言台に立つ。未来も心配そうに傍聴席に座った。「12月24日被告人(俊次)が柏木君を殺すのを見ました」樹理が証言すると場内がざわめく。「その日の夜、雪が降っていたので外に出ました。クリスマスになる瞬間を見たくて学校へ向かいました」樹理が話す。校舎のてっぺんにある時計を見ようと思った樹理は、正門の所で俊次達が柏木を無理矢理中に連れ込もうとしているのを目撃する。樹理は心配になり、俊次達の後をこっそりと付いていくと俊次達は屋上へと行った。樹理は控室の陰に隠れて様子を伺うと、柵の所で俊次達が柏木の足を持って無理矢理柵を登らせている所だった。「柵の向こう側に追いやった柏木君の指を一本ずつはがして落としました」と樹理は話す。
「他に話したいことはありますか」涼子に問われた樹理は「事件を目撃した後、友達に話して告発状を出す事にしました」「友達とは浅井松子さんです」と言い、その言葉に場内がざわつく。「松子は名乗り出ようと言い、私は嫌だと答えました」「大出の仕返しが怖かった」樹理が続ける。その後、松子と言い合いになった樹理は「邪魔しないで!!」と松子に言う。松子は「樹理ちゃんが嘘つきって言われるなんて絶えられない。テレビ局の人には私が見た事にするから」「だから信じて待ってて」涙ながらに樹理を説得した。「約束の時間だから」と歩き出す松子を樹理は追いかける。ついて来る樹理を振り払うように松子は振り返ると「樹理ちゃんを守りたいから」と強く言って走り出す。その瞬間、トラックが松子をはねた。怖くなって過呼吸を起こした樹理は、その場から立ち去ってしまった。「後悔しています、全部。告発状なんて出したから松子が死にました」「私がこんな事件を見ちゃったから松子が死にました」と樹理が話すと、俊次が苛立ちを顕にする。
神原の制止を聞かずに俊次は樹理に掴みかかる。男子生徒達が俊次を止めるはずみで樹理が突き飛ばされる。樹理は「あんたのせいで松子が死んだ」「人殺し!!」と罵る。ヒートアップする俊次と樹理に加え、携帯で撮影する者やチャチャを入れる者が現れて裁判どころではなくなってしまう。
控室に戻った俊次に神原は「あんな風に暴力を振るったら不利になるだけだ」と注意する。俊次は苛立ちが収まらずに部屋を出ていく。「嘘って決めつけるんだね、三宅さんの証言」と涼子は神原を非難する。しかし神原は「始まるよ」とだけ言って裁判に戻る。俊次不在のまま、裁判が再開される。樹理は告発状を校長先生とテレビ局と涼子に送ったと言う。信じてもらえないと思い、警察には行かなかったと言う。「警察では嘘がバレる、テレビ局なら被告人を陥れる事が出来ると思ったのでは?」神原が問う。その後、俊次と一緒に笑って見ていたとされる井口と橋田が証言台に立つ。
橋田は「俺は知らない。学校の屋上になど行っていない」「被告人(俊次)にも会っていない」「家で寝ていた」と言う。涼子は、橋田がよく自室の窓から抜け出して遊びに行っているという証言を近隣住民から得ていた。橋田は「その日は出ていない」と証言台を蹴り飛ばす。傍聴席の樹理も途中退席する。そして裁判はお昼休憩となる。
神原の元へ茂木がやって来た。茂木は「彼女(樹理)、熱演だったね。大出君が暴れちゃったのがマズかったけど」と言い、神原も「そうですね」と肯定する。神原は、俊次のアリバイを証明出来ずにいる事を茂木に指摘されると無言で部屋を後にした。

警察署では勝の取り調べが行われている。黙秘を続ける勝に剛は「そこまで資金繰りに困っているとは思えない大出都市開発が、なぜ自宅に放火する程の現金が必要だったのか…」と言って一枚の写真を見せる。「代議士・進藤道隆が握る事業をどうしても受注したかったあなたは要求された賄賂を捻出する必要があった」と剛が言うと「全て想像でしょう」と勝が開き直る。「そんな奇想天外な話に付き合えませんよ」と勝は口を割らなかった。その後、面会にやって来た弁護士(酒向芳)に勝は「証拠があるんだよ、万が一のために録音していた」と話す。その証拠こそが津崎の持つSDカードだった。
学校で涼子は、男性教師・北尾に美術教師・菅野に連絡がついたか確認する。すると北尾は「菅野先生にはとっくに連絡がついている。藤野が居なかったから神原に伝言を頼んだのだが、聞いていないのか」と答えた。

裁判が再開すると、神原側の証人として菅野の姿があった。菅野は「柏木君はよく画集を見に来ていた」と話す。『絞首台の上のカササギ』を見ながら柏木は「無自覚な悪がはびこる世界で人間はどう存在すればよいのでしょう」と質問し、菅野を驚かせた。菅野は柏木の事を「高校生にしては早熟で人が生きる意味について深く考察するような子でした」「学校や大人に失望していたし、若者の持つ潔癖さで愚かな人間が許せなかったのだと思う」と証言する。それを聞きながら柏木の兄は、卓也が部屋に『絞首台のカササギ』を飾った時の事を思い出す。
「また難しそうな絵だな」と兄が言うと卓也は「あんたには分かんなくていいんだよ」と言ったのだった。
菅野は「食堂の話を聞いたとき、柏木君は見切りをつけたんだなと思った」と続ける。菅野は「この件が原因で学校に来なくなったのではなく、見切りをつけたから最後に言いたい事を言ったという事です」と補足する。「馬鹿ばかりの世の中で生きる意味を見失い、存在する意味を見いだせないのなら死んでしまおう、そう思ったのではないでしょうか」そう話す菅野は、柏木は自殺したのだと思うと言った。「それは先生の想像ですよね」涼子が指摘すると、菅野は「言われていたんです、もし自分が死んだという知らせを聞いたら自殺したのだと」と答える。そして「何らかの形で止められなかった事を後悔している」と続けた。

涼子は控室に戻ると神原に「何で教えてくれなかったの」と詰め寄る。「ああいう証言をするって分かったら裁判に呼ばなかったでしょ」と神原は言う。俊次に「ふっ」と鼻で笑われた涼子は堪らず屋上へ行く。そこへ樹理がやって来て「何でもっと反論しないの?」「勝てるんだよね!?」「解説なんてしないで勝つって言え」「大出がどんな奴かわかってない」と責める。そして「もし負けたらあんたを一生許さない」と言い放つ。
涼子は図書室で遅くまで資料をまとめている。そこへ今まで黙っていた井口がやって来て、バンと机を強く叩いた。

ー学校内裁判四日目ー
検事側の証人として井口が証言台に立つ。井口は「柏木の葬式の後、大出が言った」「『やった』って、柏木を殺したって」と証言する。場内がざわつく中、樹理だけが満足そうに笑う。

【感想】
30代・女性
それぞれの証人が証言するたびに、自殺か他殺かどちらもあり得ると考えさせられる。早く結末が知りたい。

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