【ソロモンの偽証】第3話 感想ネタバレ(主演:上白石萌歌)

2021秋のドラマ一覧

主演:上白石萌歌
WOWOW (日曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#03】
「関係者全員を引っ張り出すために裁判をしませんか?私達で」涼子(上白石萌歌)はクラスメイトに提案する。静かだった教室内がざわつき始める。「裁判なんて無理だろ」「何言ってるんだ」そんな声が飛び交う。涼子は教壇を手で叩いて皆を注目させると、柏木(野村裕基)が自殺か他殺か分からないままに大出(坂東龍汰)が殺したと言う噂だけが独り歩きしている事、マスコミが興味本位で告発状を取り上げたせいで大出が誹謗中傷されている事、警察は一度決定したからという理由だけで再捜査を行わない事、学校も積極的に動いてはくれない事を指摘する。そして「だから自分達で調べませんか」と説得する。その時、駆けつけた男性教師が「裁判は具体的にどうするんだ?」と問う。涼子は「大出君を被告人にして調べる。争点は大出君が殺害したのかどうか」と答える。クラスメイト達は「そんなの無理でしょ」「あの大出が参加するかな」と反対したが、「警察が再捜査しないから大出君は弁明する事も出来ず、殺人犯のレッテルを貼られている」涼子の迫力に誰も言い返す事が出来ない。すると「僕は良いと思うけど」と野田(浮所飛貴)が立ち上がる。しかし他の生徒が「来年は受験なのにそんな暇はない」「素人に何が出来る」と言うと、他の生徒達も「俺達には関係ない」「どうでもいい」「勝手にやってろ」と口々に言い始めた。「自殺か他殺かだけじゃない!柏木君がどんな思いで死んでいかなきゃならなかったのか、私は知りたい!!」「何が柏木君を追い詰めて、何が柏木君を屋上から落としたのか」「本当にどうでもいい事なのかな、誰かに都合の良い真実を与えられてそれを信じて生きていっていいのかな」「今を逃したらもう二度と調べる事は出来ないんだよ」涼子は熱弁を振るう。
その時、ベテラン女性教師に促されて若い女性担任が「裁判なんて馬鹿馬鹿しい」と涼子を止めに入る。興奮している涼子は「そんなに嫌ですか、学校で殺人事件が起こるのが」と制止を振り払う。「そりゃ嫌でしょ学校は。先生の評価も下がっちゃうしね」と生徒がチャチャを入れる。担任が無理矢理、涼子を教室の外に連れて行こうとすると「どっちが大事なんですか、学校の評判と正当と」と涼子は抵抗する。担任は堪らず「黙りなさい!!」と涼子の頬を殴ってしまう。涼子の口から血が流れた。女子生徒達が涼子に駆け寄り、「何やってるんですか」と担任に詰め寄る。動画を撮影する者、教師に詰め寄って抗議する者、チャチャを入れる者…教室内は異様な空気になる。

wowowのドラマをもっと楽しみたい方はこちら
期間限定

自宅に戻った涼子。母・邦子(坂井真紀)は「私のせいね、裁判の話なんてしたから」と後悔を口にする。父・剛(髙嶋政宏)から「なんでそんなに拘るんだ」と聞かれて、涼子は両親の期待に応えようと思ってきた事、カンニングを柏木に見られていつバラされるか怖かった事を明かし「柏木君が亡くなって一瞬ほっとした。私の中に誰も知らない自分がいた」と正直に話す。そして「もし柏木君の中にも誰にも言えない事があって苦しんでいたのなら、それを知りたい」「それに浅井さん(富田望生)の事もこのままではただの事故にされてしまう」と言う。暫くの間を置いて「お前はまだ高校生だ」「受験もあるし、学校に逆らえば心象も悪い。最悪、退学の可能性もある」剛が口を開く。「それでも覚悟があるならやってみなさい」意外な剛の言葉に涼子は意表を突かれる。剛は「カンニングの件も涼子がそんな風に感じていたなら、お父さん達が謝らなければならない」と続け、涼子はしっかりしているから大丈夫だとプレッシャーを掛けてしまっていた事を反省する。涼子は「ありがとう」と言って部屋に入っていった。
涼子は神原(宮沢氷魚)に電話をする。「裁判ごっこか」「この裁判で有罪になっても逮捕されるわけじゃない」と言う神原に涼子は「罰を与えるための裁判ではない」「関係者に話を聞くための手段なの」と話す。
翌日、涼子は学校で教師達に裁判を認めるよう話す。涼子は、先日の担任の暴力を表沙汰にしない事を交換条件として提案した。涼子が作成した裁判計画書を配ろうとすると、教頭やベテラン女性教師が「学校を脅すつもりか」「それとこれは別の問題だ」と大声を上げる。それを制すように校長・津崎(小林薫)は机を一回叩くと「いいでしょう」と裁判をする事を認める。しかし津崎は、柏木の両親と大出から許可を取る事、2年A組全員の承諾を得る事、春休み中に裁判を終わらせる事を条件とした。「かけがえのない命の尊さを学ぶ良い機会になるかもしれませんね」津崎は涼子の考えに理解を示す。
涼子が去った後、会議室では教頭が「クラスの数人に参加しないよう言えばよいのですね、校長も考えましたね」と言う。「そういう妨害は止めましょうよ」と男性教師が言うとベテラン女性教師は「それじゃなくても来年度の入学予定者キャンセルがどれだけ出てると思ってるんですか」と吐き捨てて涼子の計画書を机に叩きつけた。他の教師達も呆れたように計画書を置いて退出して行く。きちんと計画書に目を通しているのは、校長と男性教師だけだった。

テレビ局の茂木(橋本じゅん)は、すでに涼子が裁判を開く情報を得ていた。「色々と鍵を握っていそうだからな」なぜ涼子の事をこんなにも調べるのか同僚から尋ねられた茂木は答える。茂木の視線の先には、樹理(山本舞香)の母・未来(西田尚美)に家から追い出される涼子の写真があった。その頃、未来は鍵を掛けて部屋から出てこない樹理に向かって「悩み事があるなら話して、お母さんは味方よ」と話しかけている。しかし樹理は無視を決め込んでぼーっと窓の外を眺めている。脳裏には、『告発状を書いたのは三宅さんと浅井さん?』『本当は浅井さんが事故に合った理由を知っているんじゃない』と言う涼子の言葉が浮かぶ。樹理はイライラした様子で爪を噛んだ。
一方、大出達はカラオケ店でたむろしている。女子高生達が、大出がネット上で炎上している事を面白がって飲み物を持って来た店員に「見て!この人殺人犯」と携帯を見せる。店員が固まっていると大出が「何だよ」と凄む。その時、恵子(モトーラ世理奈)が止めに入って店員を退出させた。恵子は「このままでいいの?」と大出に問う。大出は「一回ヤッた位で勘違いするなよ」と恵子の耳元で脅すように言うとこれ見よがしに女子達を両側に侍らせる。恵子は黙ってカラオケ店を後にした。
涼子は神原とハンバーガーショップにやって来た。「本当の裁判みたいに弁護人と検察を立てて話を聞く」と涼子は説明する。二人の親しげな様子に、バイト中の野田が「この人は?」と尋ねる。涼子は「柏木君と塾が同じだった神原君」「私の幼馴染の野田君」と両名を紹介する。涼子が神原に「これから柏木の両親に裁判の許可取りをしに行く」と説明し、野田が「もうすぐ終わるから…」と言いかけた時、神原が野田の言葉をかき消すように「それなら俺も行く」と言う。「裁判の話だから部外者は」野田が言うと神原は「自分も裁判に参加させてほしい」と申し出る。「部外者の方が何の偏見もなく判断を下せる」「本当にやるなら俺も見届けたい」神原の言葉に、野田は反論出来なかった。
三人で柏木の家へ行くと兄が対応してくれた。柏木の母は精神的に参ってしまっており、学生を見ると余計に柏木を思い出してしまうため対応出来ないのだという。兄は「どうして卓也が殺されたのか知りたいから協力する」と話す。「殺された」と断言する兄の言葉に違和感を覚えた涼子が質問すると、兄は「卓也は自殺するような奴じゃなかったから」と言う。兄は三人を卓也の部屋へと招き入れる。神原は壁に飾られた絵に近づく。その絵は『絞首台の上のカササギ』で、神原は詳細に絵を解説する。涼子達が感心すると、それは柏木から聞いたのだと神原は明かす。柏木は絵が好きで美術館にも足を運んでいたようだ。そして部屋には難しそうな本がたくさんある。兄は「卓也は俺よりも優秀で大人だった。大出みたいなタイプを軽蔑していた」「だから自殺するなんて考えられなくて、告発状を知った時ようやく腑に落ちた」と話す。野田は兄に許可を取って室内を写真に撮った。リビングに戻ると柏木の父がいて、涼子達に「卓也の事を調べてくれてありがとう」と感謝した。
茂木は樹理の家へ行き、応対する未来に「娘さんに取材に協力してほしい」と話す。「まだ学校から帰っていないので」未来が扉を閉めようとすると茂木はわざと扉に足をはさみ、慌てた未来が扉を開けると低い声で「学校へは行っていませんよね」と言った。茂木と未来の押し問答に、樹理が様子を見に来た。ドアの隙間から一瞬顔を出した樹理を茂木は見逃さず「三宅さんは浅井さんと友達だよね」「浅井さんからメールもらってたんだ」と大声で樹理に呼びかける。近所への世間体を気にした未来は茂木を玄関に入れて扉を閉めた。「藤野涼子が裁判をする」「勇気を出して告発した人を公衆の面前に引きずり出すなんて魔女狩りだ」「話してくれれば僕が君を守る」ドアの向こう側に居る樹理に向かって茂木は訴えかけた。
「このカササギは呑気に祭りを楽しむ農民達を監視しているんだよ」神原は柏木が『絞首台の上のカササギ』について説明してくれた日を思い出す。「ヨーロッパでカササギは嘘つきや密告者に擬えられる事がある」「すなわちこの絵には根拠のない嘘や密告で多くの無実の人が処刑されていった当時の世相が反映されている」「今の世界も同じだ。僕もいつかそうやって殺される気がする」と柏木は言う。神原が驚くと柏木はニヤリと笑った。
『ぜうすちゃんねる』というネット動画製作者が、大出宅前で動画配信を始める。家の塀には、『人殺し』『責任とれ』『呪』『死ね』などの暴言が何十枚も貼り付けられている。配信者は「ここに殺人犯が住んでまーす」と言ってインターフォンを連打し「大出俊次居るんだろ!!」と叫ぶ。「止めてください」母・佐知子(篠原ゆき子)が出ていくと「息子が犯人って言われてどう思ってるの?」と嫌がる佐知子を無理矢理撮影した。そこへ津崎が現れて動画撮影を止めさせた。その後、津崎が家へ入ると薄暗い部屋から「ご苦労さんでーす」と大出の声がする。ソファーに座ってテーブルに足を投げ出す大出は、携帯から目を離す事なく津崎に言った。津崎は「今度、学校で裁判をすることになった」と説明すると、説明を聞き終わる前に大出は「でも校長先生は助けてくれるんでしょ」「親父に言われてるんですよね、柏木卓也は自殺で通せと」と言う。そこへ父・勝(田中哲司)がやって来ると大出は「ごゆっくり~」とダルそうに部屋から出て行った。

ー捜査二課 知能犯捜査五係ー
剛が刑事達に「状況が変わるかもしれない」と話す。剛は学校で裁判が行われる事を説明し「例の件に影響が出るかもしれない」「今はまだマルタイを引っ張る十分な証拠がないが、裁判で何か突破口が得られるかもしれない」「引き続き大出勝と念入りに調べる事だ」と告げる。
「子供のお遊びだ、阻止するのも簡単でしょう」と言う勝に津崎は「納得いくまできちんとやらせるつもりだ」と話す。「このままでは俊次君のためにも良くない」と言う津崎に勝は「息子に愛情などない」と話す。そして「裁判で殺人となったら校長先生も無傷ではない」と脅す勝に津崎は「やむを得ない」「むしろもっと早くに決断するべきだった」と言う。勝は「学校で殺人事件が起こったための辞職ならある意味あなたは被害者だ。でもそれだけじゃない」「再捜査を依頼せず、告発状を握りつぶそうとしたあなたも共犯者だ」「せっかく築いてきた立場を守る事を考えては?」と追い打ちをかけた。
放課後、涼子はクラスメイトに裁判の説明会に参加を依頼する。すると女子生徒達は「親に止めとけって言われた」「推薦かかってるから」「裁判なんてちゃんとできっこない」と拒否する。それならばと涼子が承諾書へのサインを求めると「柏木にそこまで思い入れない」と言う。結局、集まったのは数名の生徒だけだった。裁判には15人必要で、最低でもあと10人集めなくてはならなかった。一人の女子生徒が「柏木君って大人しくて超絶してた。嫌いじゃなかったな」と呟く。
涼子はそんな大人な柏木が、あの日食堂でなぜ大出達と絡んでいたのか不思議に思う。「僕だったら逃げちゃうな」野田と話していると、「ねぇあんただよね、大出の裁判するの」と恵子が声をかける。恵子は「大出が殺したって根拠があるの?」と問う。涼子が「分からないから調べたい」と話すと恵子は無言で立ち去る。涼子は恵子を追いかけて、あの日どうして食堂で揉めていたのか尋ねるが、恵子は「知らない」と答える。「勝木さんはどう思う?」大出が柏木を殺したと思うか涼子は尋ねる。「あいつのせいじゃないよ。あいつが柏木殺したんなら親父に復讐するためだから」と言って恵子は立ち去る。
大出家にやって来た所轄の警察官に勝と佐知子は「ありがとうございました」と丁寧に対応する。玄関に入ると勝は「これくらい一人で対処出来ないのか!」と佐知子を蹴り飛ばした。「朝から脅迫電話が鳴り続いていて…」佐知子が口答えすると勝は更に佐知子を蹴って、靴のまま佐知子の腹部を踏んだ。大出はその様子を陰から目撃する。
神原と合流した涼子と野田は、恵子の言葉の意味について考える。「家庭内でDVを振るう父親を困らせるため?」「そんな事のために人殺しまでするかな?」涼子と野田が話していると神原が「弁護人をやりたい」と言い出す。野田は「柏木君の友達だよね!?」と驚くと神原は「友達だからだ。もし検事側になったら恨みをはらそうとしていると思われる」「公平な判断をするためだ」と説明する。話しながら涼子の隣に座った神原に野田は違和感を感じる。
涼子とわかれ、野田と神原が歩いていると野田は気になっていた事を尋ねる。「先日、三人で柏木のお父さんに会った時にどうして『ご無沙汰してます』って言ったの?葬儀に来ていたよね、親しいのにどうして声かけなかったの?」野田の問いに神原は「なんて声をかけていいか分からなかったんだ」と答える。そして柏木の葬儀について、共通の友達に聞いたとしか明かさない神原に野田は「裁判で弁護人やりたいって言ったり、何かあるんじゃないの!?」と疑い「なんで涼ちゃんに近づくの?」と詰め寄る。「偶然だ」神原は立ち去ったが野田は嫌な予感がした。
真っ暗な校長室。メガネを外して憔悴した様子の津崎の姿があった。そして涼子は、自宅のパソコンで裁判の告知チラシを作成しているのだが、思うような文言が見つからず頭を悩ます。

数日後、『学校内裁判 開廷のお知らせ みんなの力で真実を明らかに!』というチラシが学校内に掲示された。それを見た津崎は眉をひそめたように見えた。一方、教室内では涼子が裁判参加者達と手分けしてチラシを配布しながら参加を呼びかけている。すると担任が津崎と共に教室へやって来た。校長は、柏木の件について第三者委員会を立ち上げる事にしたと説明する。「専門家の力を借りて、柏木君がどうして亡くなったのか、告発状は誰が出したのか明らかにする予定だ」津崎が言うと「じゃあもう裁判とかいらなくない!?」と生徒が発言する。クラスメイトも同調し、裁判の開廷はますます難しい雰囲気となる。
涼子は津崎を追いかけ、理由を尋ねる。津崎は「藤野さんの懸命な姿に私も何かせねばと考えた」「裁判も人が集まらないようだし、そろそろ学校に任せて勉強に励んでください」と最もらしい事を言う。そして「落ちてましたよ」と言って一枚の紙を涼子に渡す。その紙は涼子が作成した裁判開廷のチラシだった。
帰り道、茂木が「聞いたよ、第三者委員会が立ち上がるんだってね」と涼子に話しかける。涼子が嫌悪感を顕にすると茂木は「忠告しに来てあげたんだよ」「その委員会インチキだよ、全員大出君のお父さんのお友達だからね」と言う。涼子はこの事をすぐに神原に報告する。「大出君のお父さんに会いに行く」と言う涼子に神原はついて行くと言った。
夜、大規模な火事が起こる。それは大出の自宅で二階からも激しく炎が飛び出している。神原と涼子は唖然とする。そんな中涼子達は、燃え盛る家の中に向かって吸い込まれるように歩いていく佐知子とそれを必死で止める大出の姿を目撃する。大出家火災の知らせは剛にも入り「なんだと!?」と剛は驚く。そしてクラスチャットにも火事の動画がアップされ、それを見た樹理は笑いが止まらない。

【感想】
30代・女性
これまでノーマークだった神原が急に怪しい雲行き。何を知っているのか気になる。恵子の「親父への復讐」というのは俊次が無実の罪を被って犯罪者のレッテルを貼られるのを厭わない事かなと思う。それに「俺も殺される気がする」という柏木の予言が一番気になる。

←2話はこちら      4話はこちら→

wowowのドラマをもっと楽しみたい方へ
wowowは月300本以上の映画やドラマ、スポーツやライブ、舞台などをお届け
3,000本以上の番組が“いつでも、どこでも”楽しめるオンデマンドサービスも

期間限定