【ソロモンの偽証】第2話 感想ネタバレ(主演:上白石萌歌)

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主演:上白石萌歌
WOWOW (日曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#02】
自分が柏木(野村裕基)の遺体を発見し、自分宛に告発状が届いた事から涼子(上白石萌歌)は、「本当は柏木君の身に何があったのかを明らかにする」と両親に宣言する。一方、松子(富田望生)は車に跳ねられてしまい依然として意識不明のままICUに入っている。夜、ICUのガラス窓の外から樹理(山本舞香)がじっと松子を眺めていた。指の爪を噛みながら視線を送る樹理。表情一つ変えない様子からは何を考えているのか全く分からなかった。
翌朝、涼子がひとり登校していると記者の茂木(橋本じゅん)が現れた。「取材はお断りします」と言いながら涼子が歩速を速めると茂木は「浅井松子さんからメールをもらっていたんだよ」と明かす。茂木が見せた携帯メールには『柏木君の事件の告発状についてお話したいことがあります……浅井松子』とあった。どんな内容なのか涼子は茂木に尋ねるが、茂木と松子は会ってから話そうと約束していたようで茂木も内容は知らなかった。涼子の脳裏に、松子が事故にあう前に涼子の自宅を訪ねた時の事が思い出される。
涼子は一直線に学校の保健室に向かうと、カウンセリングを担当した養護教諭に向かって「カウンセリングの結果は出ましたか?」と詰め寄る。校長室に通された涼子は、校長・津崎(小林薫)に「告発状を出したのは浅井さんなのではないか」「もし告発状を書いたのが浅井さんなら、それを記者に話そうとしたせいで事故にあった可能性がある」と話す。話している途中、校長室に入って来た教師が校長に何かを耳打ちし、校長の表情が変わる。その後、落胆した足取りで涼子が教室へ行くと教室内にはクラスメイト達の号泣する声が響いていた。松子が亡くなってしまったのだ。一人のクラスメイトが「松子ちゃん死んじゃったって」と涼子に知らせる。放心状態の涼子は「うん」と小さく返事をした。その直後、涼子は意識を失って倒れてしまう。
涼子はクラスメイトと保健室へやって来た。養護教諭が不在だったので、クラスメイトは涼子をベッドに休ませると教諭を探しに保健室から出て行った。涼子が何かの気配に気づいて振り返るとカーテンの隙間から隣のベッドに樹理が居た。樹理は横たわったまま視線を涼子へ向けていた。すると樹理は「…イヒヒ…あはははは…」と声を上げて笑い出す。涼子は唖然とするが、カーテンを閉めた樹理はベッドの上で笑い続けた。

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学校では緊急保護者会が開かれた。津崎は、茂木の報道を受けて学校にも告発状が届いていた事を認める。しかし、柏木の死はあくまでも不幸な自殺だとの認識を示した。保護者達が「あの報道がなかったら告発状を握りつぶす気だったのか」と声を荒げていると樹理の母・未来(西田尚美)が挙手をした。未来は「告発状で名指しされている生徒には話を聞いたのですか」と問う。聞いていないと津崎が答えると未来は「どうしてですか!?大出俊次(坂東龍汰)って生徒でしょ?皆知っています」「私達が心配なのは、そんな生徒を野放しにして今度は自分の子供が殺されてしまうのではないかという事だ」と声を荒げ、他の保護者達も賛同する。
女性教師が津崎からマイクを奪い、「警察が自殺だ、告発状はイタズラだと断定した」「当初、自殺だと言ったのは柏木君の両親だ」と反論する。怒りが収まらない未来や保護者達と苛立つ教師の言い合いになってしまうと、場を収めるように涼子の母・邦子(坂井真紀)が手を上げた。邦子は、涼子宛にも告発状が届いて校長に相談した事、この時既に校長は告発状を警察に相談してイタズラだと断定されていた事を明かす。そして「告発状の真偽が定かでない中、名指しされた生徒に話を聞くのは難しいでしょう」「この件の学校の対応について、問題はないと思う」と冷静に話し、一部の保護者は拍手をする。納得のいかない未来は悔しそうな表情を浮かべる。俊次の父・勝(田中哲司)もその場に居たが、他人事のように携帯を操作していた。
『先生 早急な対応をお願いします』勝からメールを受け取った男は、ふっと鼻で笑うような態度でメールを読み上げる。保護者会が終わると津崎は邦子に感謝を述べた。邦子が声を潜めて津崎に「告発状はもう一度警察に相談された方がよい」と助言するとその様子を未来が睨みつけるように見ていた。その後、校長室には津崎と勝の姿があった。津崎は松子の死もあって現状の対応で良いのか悩む。すると勝は「何を弱気になっているんですか、これは先生の為でもあるんですよ」「ありもしない殺人事件で先生もクビにはなりたくないでしょ」と脅す。
その頃、涼子は健一(浮所飛貴)のバイト先に来ていた。涼子は健一に「告発状を書いたのは浅井さんだけじゃなかったのかもしれない」「そもそも浅井さんは告発状なんか書かずに警察に通報するタイプの人間だと思う」と打ち明ける。「誰かと一緒に書いたとか?」健一の言葉に涼子は「…三宅さん?」と答える。「浅井さんは告発状の事を告白したかった。だから私にも会いに来た」「でも三宅さんは明かしたくなかった、大出に何をされるか分からなかったから」「三宅さんは浅井さんを止めようとして…」涼子の推測に健一は「まさか」と相づちを打つ。「でも三宅さん笑ってた」「浅井さんが死んだって知って笑ってた、あの笑顔はぞっとした」涼子は続け、樹理が松子を突き飛ばしたという最悪のシナリオが脳裏をよぎる。涼子は「このまま告発状が握りつぶされるのは嫌だ」と樹理の事は明かさずに警察へ行く事を決意する。
同じ頃、樹理は松子の家を訪ねてお線香を上げていた。松子の母は、仲良くしてくれていた事を感謝すると樹理も「松子ちゃんはいつも優しかった」と話す。松子の母が「松子が好きだったチーズケーキ買ってくるから一緒に食べてやって」と外出すると樹理は松子の遺影を手に取り「悪く思わないでよ、あんたが裏切ろうとするから」と言って写真の頭を撫でた。そして「藤野に見られたのはマズかったよね、でもあの優等生がビビる顔見たら可笑しくなっちゃって」と樹理は笑いながら話しかける。

警察に行った涼子は、「どうして警察は柏木君が自殺だって決めつけるんですか」「メンツのために再捜査しないんですか」と詰め寄る。男性警察官は「君は警視庁の藤野刑事の娘さんだね、お父さんはここに来ている事を知っているのか」と抵抗する。「いいから帰りなさい」とあしらう男性警察官に「自殺だと断定した理由を教えてください」と涼子は食い下がる。しかし、佐々木という女性警察官と目が合った瞬間、涼子は足早に警察署を後にした。涼子が去った後、男性警察官は「メンツだとさ」と涼子の態度を馬鹿にする。「メンツじゃないんですか」と佐々木から意外な返答があって男性警察官は驚く。
その頃、俊次達不良グループはサラリーマンを恐喝していた。「お金なら払う」というサラリーマンを「お金じゃ済まないんだよね」と俊次はボコボコに暴行する。一緒に居る勝木恵子(モトーラ世理奈)がグループの男子に『もう止めて』という仕草をすると男子は俊次に「その位で」と声をかけた。それを聞いてもう一人の男子も「どっか他に遊びに行こう」と俊次を止めると「お前誰に命令してんだよ」と俊次の怒りはその男子に向けられた。サラリーマンがその隙に逃げ出そうとしたがすぐに俊次に見つかり、さらに酷く暴行を受けてしまう。最初は面白がって動画を撮っていた女子生徒達もドン引きして去って行き、男子生徒達と恵子だけがその場に残った。

教室では松子の机上に花や寄せ書きが置かれている。「クラスで二人も…」と暗い気持ちはあるもののクラスは少しずつ日常を取り戻し始めていた。涼子の周りに集まった友人達は、涼子が樹理に視線を送っている事に気づき「ずっと一人だね、声かける?」「…いや…」「だよね、ちょっと話しかけ辛いよね」と噂する。そして健一も涼子を気にかけていた。
学校が終わると涼子はひとり、柏木宅の周辺住民達に声を掛けて話を聞き回る。すると「何やってるの!」「来なさい」と教師達がやって来て、涼子は学校に連れて行かれる。男性教師は冷静に「通報があった」と話す。すると女性教師が「近隣住民を不安にさせてあなたに責任が取れるのですか!」と金切り声を上げる。男性教師は「藤野、ちょっと付き合え」と教室から涼子を連れ出した。
男性教師は「あの夜21時に管理人が見回った時、異常はなかったそうだ」と言いながら涼子を屋上へと案内する。そして、屋上への扉の鍵がバカになっていて道具があれば誰でも簡単に開けられる状態だったと言う。現場検証では屋上に足跡がなく、柏木にも暴行の後はなかったと男性教師は話す。そして「当時は自殺か他殺が判断し難い状況だった。だから警察は柏木が不登校だった事や両親の話から自殺と判断した」と言い「お前の気持ちも分かるが、警察も何も調べなかったわけではない」と涼子の気持ちを理解し、涼子も行き過ぎた行動を謝罪した。

津崎が柏木の家を訪れる。「校長は告発状を見ても卓也が殺されたと一度も思った事はないのか」と卓也の兄が問うと津崎は「警察がそういう見解なので」と答える。津崎の煮え切らない態度に卓也の兄は「テレビ局にトコトン調べてもらいます」「もう学校は信用出来ません」と怒りを顕にする。津崎が言い訳をしようとすると、それまで黙っていた卓也の父が「これまでどうして卓也の自殺を止められなかったのだろうと自分達を責めてきた。もし殺されたのだとしたら真実を明らかにしたい」と言葉を絞り出した。
テレビ局では茂木が「真実を突き止めるために第二弾を」と直談判している。上司は「犯人扱いされた生徒の親から内容証明も届いたし、やりすぎだという視聴者の声もある」と難色を示す。ところが、松子が亡くなったと茂木から知らされると上司は驚きながらも考えを改めるような態度を示した。茂木が机に戻ると「茂木さん、大変な事になっていますよ」と同僚がネット上で大出俊次が特定されて炎上している事を知らせる。ところが茂木は気にも止めない様子だった。
その頃、大出宅は鳴り続ける電話に俊次の母・佐知子(篠原ゆき子)が困惑していた。誹謗中傷の手紙もたくさん届いている。すると苛立った勝がやって来て「電話線を抜いておけ」と指示した。そこへ俊次が帰って来た。佐知子は「ご飯食べる?」と優しく迎えたが、勝は誹謗中傷の手紙の束を俊次に投げつけて「お前のせいで会社にも嫌がらせが殺到している」と攻める。「告発状なんて嘘よね、やってないもの」と佐知子が俊次を庇うと勝は「やっていようがいまいが、疑われた時点で同じだ」と言い、佐知子の髪の毛を鷲掴みにする。「口を挟むなと何度言ったら」勝の言葉に佐知子が「すみません」と答えると勝は佐知子を力いっぱい突き飛ばした。勝が立ち去ると、俊次は床に散った食事や割れた食器を片付ける佐知子を手伝った。
その頃、三宅宅では夕食を食べながら未来が樹理に「お母さん言ってやったのよ」と保護者会での出来事を愚痴り、樹理はそれを黙って聞いていた。「油っぽいのは食べたくない」とおかずに全く手をつけない樹理に未来は「ニキビを気にしすぎて薬を塗りたぐるから治らない」「もっとおおらかにしていればいい」と全く聞く耳を持たない。食卓には、エビフライに唐揚げ、ハンバーグが並んでいた。一方、涼子は頭の中を整理するように一連の出来事をノートに書き出していた。部屋に戻った樹理が満足そうにニヤけながら炎上した俊次についてのネットを見ていると『今、話せる?』と涼子からメッセージが届く。樹理はメッセージを削除すると再びネットの書き込みを読み始める。涼子は既読にならないメッセージを眺めてため息をつく。
帰宅した邦子は涼子のノートを見て、なぜそこまで拘るのか尋ねる。涼子は、警察が自殺だと判断した理由は分かったけど告発状については何も調べていないとして「何も分からないままで終わらせたくない」と答えた。涼子は母に弁護士が普段どのようにして依頼人の内容を調べているのか尋ねる。邦子は「関わっている全ての人の話を聞く」「こちら側から見たら白でも反対側から見たら黒かもしれないから」と答えた。
後日、涼子は松子にお線香を上げに行く。松子の母に、何か悩み事がなかったか、あの夜どこへ行こうとしていたのか尋ねるが母には何も心当たりがなかった。涼子が「三宅さんに会いに行ったって事は」と尋ねると松子の母は「樹理ちゃんも何も知らないって」と答えた。松子の母は樹理に心から感謝しているようで「樹理ちゃんは病院へも来てくれた。松子にも(樹理が来た事が)分かったのね、それから直ぐに息を引き取った」と話す。それを聞いて涼子の中に更なる疑惑が湧いた。
その後、涼子は樹理を訪ねる。涼子が部屋の扉を閉めると樹理の母・邦子は部屋の壁に聞き耳を立てる。「告発状を書いたのは三宅さんと浅井さん?柏木君が殺される所を見たの?」涼子は単刀直入に尋ねる。「突然、人の家に来て意味わかんない」と悪態をつく樹理に涼子が「あの夜、浅井さんが会いに来た」と明かすと樹理はあからさまに動揺する。「もし浅井さんが告発状の事で悩んでいたとしたら、相談出来るのは告発状を出した相手である学校かテレビ局か私だけだ」「浅井さんの事故の理由を知っているのでは?」「浅井さんが亡くなる前、病院に行ったんだよね」「どうして保健室で笑ったの?」涼子が矢継ぎ早に質問すると、「何言ってるの!?」と邦子が部屋に入って来た。樹理は過呼吸を起こしてしまう。邦子は「早く帰りなさいよ!!」「二度と来ないで」と涼子を家から追い出した。
涼子の元に神原(宮沢氷魚)から連絡が入り、涼子は待ち合わせ場所へ行く。現れた神原は、茂木のテレビを見て先日の茂木と涼子の問答に合点がいったと話す。「警察と学校は動かない。だから自分で調べている」と涼子が話すと神原は「なんかありがとう」と感謝した。「卓也の事考えてくれてありがとう」と言う神原に涼子は「違うの」と答える。そして、刑事の父と弁護士の母を持つ事で幼い頃からしっかりしなければ優等生でいなければと勝手にプレッシャーを感じていたと話し始める。
一学期の期末試験、良い成績が取れそうにないと焦った涼子は初めてカンニングをしてしまった。机の下でこっそりと英和辞典を引く涼子。視線を感じて目線を上げると柏木と目が合った。いつバラされるのかと怖くなった涼子は柏木を呼び止める。柏木は振り返ったが、ニヤリと笑うとそのまま立ち去った。
月日が流れ、雪の下から柏木を発見した涼子は『これでもうバレない』と心の片隅で思ってしまったと涙する。「これは自分勝手な罪滅ぼしでもある」「柏木君は私を軽蔑した目で見ていたし、いい迷惑かもしれない」と言う涼子に神原は「軽蔑の目じゃなかったんじゃない」「もしかしたらカンニングしたい気持ちを理解した上で止めようとした目だったかもしれない、卓也はそういう奴だったから」と言う。「だからきっと今も藤野さんの思いに感謝している」神原の言葉は涼子の心を少しだけ軽くするようだった。

登校する涼子に茂木が話しかけてくる。「視聴者を煽るような事をして」と怒る涼子に茂木は「視聴者には濃いめの味付けをしないと彼らは上っ面の同情だけしてすぐに忘れてしまう」「自分は味方だ」と反論する。「あなたは私達の味方だった事なんて1秒もない!」「私、戦い方決めましたから」と威勢よく涼子は立ち去る。茂木はその姿を感心するような表情で見ていた。
授業が終わると涼子は「ちょっといいですか」と立ち上がる。「皆に聞いてもらいたい事があります」「警察も学校もマスコミも皆、自分達の立場でしか調べない。だったら私達でやるしかない」「全員の言い分を聞くの」「関係者全員を引っ張り出すために裁判をしませんか、私達で」涼子は訴える。

【感想】
30代・女性
いよいよ真実追及への第一歩が踏み出される。高校生がどこまで踏み込めるのか疑問はあるが、真相が明らかになる様が楽しみ。

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