【最愛】第2話「消された記憶が甦る…!初恋の二人は刑事と容疑者…!?」 感想ネタバレ(主演:吉高由里子)

2021秋のドラマ一覧

主演:吉高由里子
TBS (金曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#02】
梨央(吉高由里子)は思う。
~大ちゃん(松下洸平)の事が大好きだった。家までの道を時々ふたりで帰った。明るい春の日も、暑い夏の日も、夕暮れの秋の日も…~
そんな穏やかな日常を壊したあの日。寮にやってきた渡辺康介(朝井大智)によって薬を盛られた梨央。割れる裸電球、血の付いた床に落ちた携帯電話…梨央の中に残る断片的な記憶。そして父・達雄(光石研)の突然の死。そんな中、大輝(松下洸平)から「好きやよ」と告白された梨央は大輝に抱きしめられながら大粒の涙を流す。この時までは、離れ離れになるなんて思わなかった。

ー2021年ー
東京のある池で康介の父・昭(酒向芳)の水死体が発見され、大輝はこの事件を担当する。昭は殺害される直前、真田ウェルネス社長・梨央に接触していた。思わぬ形で15年ぶりに再会した梨央と大輝。梨央は大輝に「はじめまして」と挨拶する。大輝は梨央に任意同行を求る。梨央は昭について「一方的に、あんただねとか言われた」「正直言えば、何を言っているのか分からなかった」と冷徹な態度で答える。大輝が「昭に会ったのはこの時が初めてか」と尋ねる。15年前康介が行方不明になった際、寮にやって来た昭と梨央は会話を交わしているのだが、梨央は「覚えていません」と表情を変える事なく答える。「この方はどのような方なのですか?」梨央は昭について尋ねる。桑田(佐久間由衣)は「15年前にこの方の息子が行方不明になり、先日遺体が発見されました」と康介の写真を見せる。15年前、意識が朦朧とする梨央に馬乗りになった康介の顔が思い出されて、嫌悪感から梨央は顔を背ける。そして「お気の毒さま」と突き放すように言う。
大輝は梨央の良心に訴えるように、昭が15年もの間関係者に話を聞き続けていた事を話すが、梨央は「お話することは何もない」と答える。大輝は「これに見覚えは?」と写真を見せる。それは大輝が梨央に送ったお守り。「何ですか、これ」と白を切る梨央に大輝は『必勝合格!百戦百勝!』の画像を見せる。梨央は一瞬固まったものの「事件に関係ある物なんですか」と知らないふりをする。「康介の遺体発見現場で見つかったものだ」と大輝が言うと梨央の指が一瞬だけ動揺して動く。大輝が更に追及しようとすると梨央は突然大輝の目をまっすぐ見て「刑事さんはこれに見覚えがありますか?」と質問する。大輝が「あなたに質問しています」と答えると梨央は「ごめんなさい」と微笑み、真顔で「覚えていません」と言い放つ。

警察署を後にする梨央は、弁護士・加瀬(井浦新)に電話をする。加瀬は「任意なのだから行く必要はない。取引先に行くのとはわけが違う」と梨央を心配する。一方、大輝は山尾(津田健次郎)から派手に動くなと注意される。山尾は、真田グループの番犬と恐れられる加瀬に目を付けられる事を厄介に思っていた。
梨央が会社に戻ると専務・後藤(及川光博)はフリー記者・しおり(田中みな実)から入手した写真を見せて昭との関係を追及する。梨央は「岐阜に居た時、顔見知りだった程度で何も関わりない」と断言する。梨央を心配した加瀬は、今後一人で警察と会わないよう約束させる。同じ頃、大輝は捜査資料から梨央が今も変わらずに新薬開発の夢を追いかけていることを知って嬉しくなる。一方、後藤の情報屋(高橋文哉)は真田ウェルネスの防犯カメラをハッキングしている。すると後藤が全てを見透かしているようにカメラに視線を向け、情報屋はぞっとする。次の瞬間、加瀬と食事をする梨央にカメラが切り替わると情報屋は微笑むような表情を浮かべる。
梨央は、表で見せる固い表情とは違い柔らかい雰囲気で加瀬と食事をしている。警察署での様子や今後の対策について話ながらも、その和やかな様子は家族のようでもあり二人の信頼関係がよく分かる。「治験が終わるまで騒動に巻き込まれたくない」と話す梨央を全力でバックアップしようとする加瀬。梨央は「やっとゴールが見せてきた」と加瀬に感謝する。
梨央の人生はこのために存在していたと言っても過言ではない。梨央は地位や名誉も要らない、ただその薬を開発する事だけに全てを掛けてきたのだ。

今回の殺人事件と15年前の事件のつながりを調べはじめた大輝は、富山県警刑事でかつての後輩・藤井(岡山天音)に電話をかける。藤井は康介の死因について「何かで刺された可能性がある」と教える。そして当時の関係者を探し出すのでさえ困難だともらす。

ー2007年 東京ー
梨央は真田家での生活になじめずにいた。食事をしながら母・梓(薬師丸ひろ子)は「私達は家族、私と加瀬君と政信(奥野瑛太)には何でも話してね。隠し事はなし、悩み事は分け合う」と話す。梨央は多忙な梓を気にして「自分の事は自分でします」と答えると政信は「可愛げない」と批判する。梨央は「お父さんのお葬式には来てほしかった」と政信を見る。「俺は会いたくない」「出て行ったのは向こうだ。婿養子に入って責任を負うのも嫌、嫁が社長になって格差が出るのも嫌で逃げたクズだ」と悪く言う政信に梨央は「クズじゃないです」と反論する。政信は「お前も家族面してんじゃねー」と加瀬に八つ当たりして部屋を出て行った。その後、梓は「本当は政信も達雄さんと暮らしたいと思っていた」と明かす。離婚の際、達雄は政信も梨央も引き取ると言ったのだが、真田家が政信を手放すことを許さなかったのだった。

ー康介の失踪から7ヶ月ー
梨央は一人、朝食を取っていた。梓も政信も忙しくて朝食は取らないのだと家政婦が話す。梨央は食卓に出された器を手に「これは何という料理ですか」と尋ねる。家政婦は「かぼちゃの煮つけです。朝早く奥様が梨央さんの好物だと言って作っていました」と言う。器の中のかぼちゃは跡形もなく煮崩れていた。そして寮でみんなと和気あいあいと食べた食事を懐かしく思う。
部屋に戻った梨央は、岐阜の弟・優(柊木陽太)と電話をする。すると政信が「お前この大学の寮に居たんだよな」と乱暴に部屋に入って来た。政信は週刊誌を差し出す。
陸上部の寮にNCD(麻薬取締部)がガサ入れにやって来た。長嶋(金井成大)が大麻所持で逮捕される。大輝や藤井が長嶋に掴みかかると長嶋は「俺はお前らみたいに努力出来ない」と吐き捨てた。寮の前には多くのマスコミが駆けつけ、頻りにカメラのシャッターを切ったり、中継をしている。寮の看板が落書きされ、大輝達が掃除をしていると優がやって来た。大輝はそっと優を連れ出す。大輝は優しく、仲間が悪い事をして部が活動停止になったのだと説明する。「毎日一緒に走って、苦しい時も乗り越えてきたと思っていたのに何も分かっていなかった」大輝は後悔する。
梨央はテレビのニュースで部の活動停止を知り、心を痛める。それに関連して、大麻事件の中心人物であった康介の家にもマスコミが押しかけていた。昭はカメラに向かって「私にとっては優しくて真面目でもったいない位の息子。たった一人の家族です。どうか見つけてください」と話している。さらにニュースは康介から性的暴力を受けた女性被害者が訴えていると伝える。『食事の途中で眠気に襲われて…』と言う女性の証言に梨央は、自分が引きずられる記憶の断片が蘇り、思わずテレビの電源を切る。
そこへ優から電話がかかってきた。それと同時に政信が「陸上部の奴らと連絡取るな」と強引に着信を切ってしまう。陸上部全員が犯罪者であるように悪く言う政信に梨央は必死に反論する。「どう見られるかを考えて行動しろ!」政信は梨央の携帯を取り上げた。
その後、梨央は梓のオフィスを訪ねて「弟に会いに行きたい」と話す。梓は梨央の気持ちを理解するも「今は距離を置いたほうがいい」と言う。「梨央はどう思う?」梓の問いかけに梨央は考えた後「落ち着いてからにします」と答える。「賢明な判断ね」梓は満足そうに立ち去ったが、梨央は悔しさを滲ませる。それを見ていた加瀬が梨央を食事に誘う。
加瀬は携帯を梨央に渡す。加瀬が新しい携帯を用意すると言うと梨央は政信から取り返すと答えた。梓も政信も梨央を心配していると加瀬が言うと梨央は「ふたりの事が分からないし、なぜ世間の目を気にしろというのかも理解出来ない」と言う。加瀬は「不用意に本音を見せる事の恐ろしさを知っているからです」とフォローした。梨央は「本音を見せる…家族にもですか」と尋ねる。梨央の心中を察した加瀬は「この家では私に言ってください。私があなたを守ります」と話す。

一方、白山大学では連日マスコミが学生達を取材していた。気まずそうにする菜奈(水崎綾女)に大輝は被っていた帽子を差し出して一緒にマスコミの前を通り過ぎる。ラーメン屋にやって来た大輝達。菜奈は大輝の就職内定が取り消しになったのは自分達のせいだと気にする。そして菜奈は、渡辺のパソコンに何人もの女性の裸が保存されており、その中に自分も含まれていたと明かす。その時、大輝は告白した夜に悲しそうに涙した梨央と梨央の腕の傷跡を思い出す。菜奈は「人生をめちゃくちゃにしてごめん」と言うが大輝は「自分だって被害者だろ」とかばう。菜奈は「私は被害者じゃない…」と自分を責めるように繰り返した。

梨央は自宅玄関で政信の帰宅を待ち構えていた。梨央は「携帯返して」と政信の鞄を奪う。政信は電話をかけてきた優に「姉貴はもう真田家の人間だから電話してくるな」と言ったと話す。「お前も弟も最悪な環境で育ったクズだ」と言い放つ政信に梨央は「それはあんたでしょ」と小声で言い返した。その後、加瀬に借りた携帯で梨央は優に電話をかける。「変な奴が出た」という優に梨央は「相手にしなくていい」と助言する。優は強引に大輝に電話を渡す。相手が誰か分からず大輝は電話を代わった。「もしもし」「大ちゃん」の声でお互いに気づいた二人は、ぎこちなさを感じながらも近況を報告し合う。「頑張って来た事を無駄にしないで」心配する梨央に大輝は「人のためになる事をするために、警察官の試験を受ける」と明かす。「…警察」梨央は戸惑う。それでも強い決意を話す大輝に『口に出した事は必ずやり遂げる人だ。誰にも甘えず自分一人で』『私も電話なんてしない。必ずやり遂げる』と決意した。
梨央は会社にいる加瀬の元へ行き、政信の一番大切にしている物は何かと尋ねる。梨央の決意の籠もったまっすぐな目に加瀬は嬉しさを感じる。政信が出かけようと車に乗り込むとハンドルがロックされている。「何で俺の車あんなになってるの?」「ガシャって動かせなくなるやつ!!」情けなく梓に訴える政信。梨央は鍵を見せながら「携帯返して、鍵と交換」「それからお父さんと弟の事を悪く言わないで」「クズって言わんといて!!」と政信に攻撃的な視線を向ける。その様子に梓は頼もしさを感じていた。
その後、加瀬の携帯に『ケータイ取り返してやりました!!』と梨央からメールが届く。加瀬は「やるじゃん」と嬉しそうにつぶやいた。梓は梨央と海へ出掛ける。梓は梨央の行動力に感心したと話して、卒業後は自分の会社で働いたら良いと提案する。しかし梨央は「やりたい仕事がある」「新薬を開発している会社で働きたい」と断る。すると「資金なら出せるわよ」と言って梓は「大学を卒業するまでにゆっくり考えて」と話す。二人がやって来た海は、家族4人でやって来た思い出の場所だった。梨央は幼くて覚えていなかったが、梓は「車もなくて寝てしまった政信と梨央を、達雄さんとおぶって帰った。幸せだった」と懐かしんだ。

白川郷に大雪が降る頃、ようやく梨央は優に会いに来る事が出来た。梨央が達雄の仏壇に手を合わせていると優の祖母・恵(茅島成美)が「達雄さんが貯めたお金。大事に使いなさい」と通帳と印鑑を手渡す。梨央名義の通帳に達雄への思いを馳せていると優が「見せたいものがある」と梨央を呼ぶ。優は「お父さんの荷物から出てきた」と失くしたはずの携帯電話を見せる。優は自分が撮ったのかも記憶にない怖そうな動画があるから梨央に確かめてほしいとお願いする。「怖かったら削除しておいて」優はそういうと別の部屋へと行ってしまう。
梨央は画面が真っ暗な動画を再生する。暗闇の中、なにやら不穏な音が響く。次第に明るい場所に移動していくとそこは寮の食堂だった。薬を盛られて意識のない梨央が康介に引きずられていく。梨央に覆いかぶさる康介に優は「何してるん?」と尋ねる。康介は優から携帯を奪おうとする。優は抵抗して近くにあったペグを康介に向ける。優が振り下ろしたペグが裸電球を割る。ペグの先端を康介が掴み「離せ」と言う優ともみ合いになる。次の瞬間、ペグが康介の腹部に刺さり康介は床に倒れ込む。優は「姉ちゃん!起きて!!」と梨央を揺さぶるが梨央は目を覚まさない。康介が息も絶え絶えになりながら優を追う。そして陸上部の幟に手をかけたが、そこで梨央の上に覆いかぶさった状態で息絶えた。
真相を知った梨央は咄嗟に動画を削除する。点だった疑惑が線で繋がり、梨央は声を押し殺して涙する。その後、落ち着きを取り戻した梨央は「大丈夫、何も怖くなかった。でも消しておいた」と優に話す。そして「姉ちゃんがずっと優の事を守る。一緒に東京に行こう」と優を抱きしめた。
一緒なら何も怖くない、梨央はそう思った…しかしそれから5年後、優は失踪した。

ー2021年ー
昭が宿泊していたホテルが判明し、大輝と桑田は現場に向かう。大輝は、昭が持っていた真田ウェルネスの会社資料に気づいて荷物に目を落とす。そして桑田は金庫から紙袋を取り出した。次の瞬間、紙袋から大量の一万円札が床に飛び散った。
同じ頃、梓は後藤と会食する。梓は「最近、梨央が会ってくれない」と嘆く。後藤は真田ウェルネスの本業が介護事業であるにも関わらず、梨央が新薬開発に熱中している事に苦言を呈す。梓は「それでも誰かがやらなければならない事だ」とフォローし、「私達の友情にも乾杯しましょ」と言った。
大輝は山尾に状況を報告する。旧札で500万あったが、昭の口座から引き出しの履歴はない。旧札となると出所を辿る事も難しい。「息子の遺体が見つかってすぐに殺された…」「関係あるだろうな」大輝は憂鬱な表情で呟く。

会社の帰り道、梨央は洋菓子店に立ち寄った。買ったシュークリームを頬張りながら細い路地に入ると、洋菓子店から梨央の後をゆっくりとつけていた黒い車が急発進する。異変を感じた梨央は早足になるが車もスピードを上げる。その時、梨央は交差点から誰かに腕を引っ張られて車の危険を回避する。腕を引いたのは大輝だった。梨央は勢い余って大輝に抱きしめられる。『品川302 ち29-36』車のナンバーを覚えた大輝が梨央の方に向き直ると梨央が持っていたシュークリームが大輝の胸元にべっとりとくっついてしまっていた。「何で食いながら歩いとるんやさ」「甘い物欲しくてちょっと食べただけや」先日の他人行儀なふたりとは一転して、会っていない時間が嘘のようなやりとり。梨央は汚れをハンカチで拭きながら「これって何罪?」とお茶目に尋ねる。
部下から加瀬の元に、梨央を張っている男がいるが警察かどうかは分からないと連絡が入る。加瀬は梨央に電話を掛けながら走り出す。「何も話すなよ」加瀬は留守番電話に呼びかける。一方、梨央は「仕事しに来たんだよね」と厳しい口調で尋ねる。加瀬の留守電メッセージを確認した梨央は「話聞きに来たんでしょ」と大輝に尋ねる。同じ頃、警察署では昭の遺体発見現場付近の防犯カメラ40台が確認されていた。死亡推定時刻の前後1時間にカメラに映ったのは32名。「その中に一人、見て頂きたい容疑者が居る」山尾は電話をしながら話す。そこには梨央の姿が映っていた。
大輝は「出来れば友達として話したい、秘密は守る」と梨央に言う。『あの頃の私は臆病だった。私と家族の秘密を見透かされそうで怖かった。もうあの頃の私とは違う』梨央が黙っていると、大輝の元に桑田から連絡が入る。着信を無視した大輝に梨央は「何から話す?」と尋ねた。

【感想】
30代・女性
見れば見るほど、分からなくなってハマっていく。康介を刺したのが優だと早々に明かされ、その後の闇の深さが暗示されたように思う。優が刺した傷は致命傷になったのだろうか?誰かがとどめを刺したのではないか、達雄?加瀬?藤井?あの日、優と梨央を自宅で寝かせて現場を掃除し、康介を遺棄するのを達雄一人でこなせただろうか?時々はさまれる藤井の視線が気になる。
失踪した優は情報屋?後藤の情報屋になって決定的な弱みを握らせないようにしている?なぜ失踪したのかも気になる。記憶が戻った!?

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