【No Activity/本日も異状なし】第4話 感想ネタバレを詳しく(主演:豊川悦司・中村倫也)

2021秋のドラマ一覧

主演:豊川悦司・中村倫也
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電話占いヴェルニ

【内容・ネタバレ含む(※13+の年齢指定あり)】
【#04予測不可能なピンチ】
張り込んでいる倉庫の方から銃声を聞いた時田(豊川悦司)と椎名(中村倫也)は、颯爽と登場して倉庫の中へと突入する。しかし、中には誰もいなかった。その時、時田は床に付着した血痕を見つけて、見なかったことにしようとするが分かりやすく動揺する姿に「あれ、血痕ですよね」「これ時田さんの拳銃の銃痕ですよね」と椎名にすぐにバレてしまう。
諫山(岸谷五朗)と茉莉(岸井ゆきの)は一条(岡山天音)の運転する車で倉庫から逃げ出していた。「撃っちゃった…」と肩を落とす諫山に茉莉は「落ち込んでも死んだ人は戻ってこない」と励ます。諫山は「生きてますよね」とヤクザの山倉の方を振り返ると山倉は「う゛ぅ」と声を上げた。
一方、阿漓羅(清野菜名)は美里(木村佳乃)の夫が、不倫相手と密会していたと思われるホテルへやって来た。写真を見ながら「あった!」「この角度!はいはい」と現物を指差し確認していく姿を怪しんだホテルマンが声をかける。阿漓羅はちょうどよかったと言わんばかりに、「この写真が撮られた日に男が一人で宿泊したのか女が一緒だったのか調べて欲しい」と依頼する。「個人情報は教えられない」と答えるホテルマンに阿漓羅は警察手帳を見せる。しかし、阿漓羅の刑事っぽくないカジュアルな装いにホテルマンは本物の警察官なのかと疑う。阿漓羅は「かつてない凶悪な事件なんです」と迫るがホテルマンは「そのパステルの服で!?」と笑い出してしまう。ホテルマンがいつまでも失礼な発言をするので阿漓羅は怒って「いいから調べろって言ってんだよ」と腕を固める。

「お前とこうして話すのは何年ぶりだろう」「あんなにひよっ子だったのにすっかり出世して」「で、今日は何の用だい?」と時田は懐かしむ。係長・有吉は「銃を失くして怒られないとでも思っているのですか、先輩」と言う。それでも時田が「そのうち出てくるさ」と楽観的なので、有吉は「時田っ!!」と激怒する。
新人警察官の指導で訪れていた教官の香緒里(戸田菜穂)を見かけた椎名は、こっそりと後ろを通り過ぎようとする。しかし「そうよね、椎名遊巡査」と香緒里に言われた椎名は反射的に「はいっ」と敬礼してしまう。「夜勤明けに教官に会うとは夢のような幸せです」と答える椎名に香緒里は「あなたにはまだ教える事がたくさんあるようね」と言って、椎名は新人指導に参加する事になった。新人達の職務質問や確保の練習台となる椎名。最後に一言挨拶する事になった椎名は「自分の銃が一度も使われる事なく、定年の日を迎えたいと思っている」「それが何よりも強く感じている事だ」と自信満々に言って立ち去った。
カフェに居る美里の元へ阿漓羅から電話が入る。阿漓羅は、ホテルに美里の夫が女と宿泊した事実を突き止め「クロです」と報告する。「どうしますか?」と言う阿漓羅に美里は「あとは自分で話をするわ」と丁寧にお礼を言った。「怖っ」電話を切った美里はそう口走り、席に戻る。テーブルでは浮気相手がパソコンを広げて仕事をしている。美里は「旦那がっつり責めるのに負い目がない方がいいと思って」と格好つけてから「あなたと会うのはこれで最後にしようと思って」と切り出す。「驚いた…」と俯く浮気相手。美里が申し訳なく思うと、浮気相手は「まさか君から言ってくれるとは」と表情が明るくなり「俺もそう思う!賢明な判断だよ」「今までありがとう」と軽やかに席を立つ。美里は呆気に取られながら「ちょっと一回座ろうか」と浮気相手を引き止める。
「思ってた感じと違うんだけど…」「もうちょっと粘りなよ、理由とか聞きなよ」と言う美里に相手は、形式ばかりの質問をする。美里の答えに「了解」と即答する浮気相手の態度に、美里は怒って相手が別れたい理由を尋ねる。「自分勝手、怒りっぽい…」相手がすらすらと理由を列挙するので、美里は慌てて制止する。「こんなの納得いかないから!まだ別れないからね!!」美里は大きな声を上げる。

廃墟までやって来た諫山達。一条と茉莉はお菓子などを食べて雑談をし、諫山は消毒液で山倉の手当をしている。「コンクリート詰めで東京湾に沈めるとか?」と茉莉は呑気に諫山の行く末について口にする。様々なパターンをシミュレーションする中で、何が一番怖いかについて話がずれていく。茉莉は「おばけ」と答える。そして茉莉はおばけが出る理由と自分が配信をする理由が同じ事に気づく。「気づいてもらいたいんだ、ここに居るよって伝えたいんだ」「おばけは私」と言う茉莉に諫山は「結局俺はどうしたらいいのかな」と呆れる。「高評価ボタンとチャンネル登録が嬉しいです」茉莉が勢いよく答える。諫山は「山倉さん、何かそういうのやってます?」と適当に話しかける。その時、山倉の携帯が鳴る。着信画面には『Alan.S』と表示されている。「…組織の…やつ!?」三人は固まる。
椎名がひとりエレベーターに乗り込むと「生徒達は休憩中、二人でゆっくり話せるわね」と香緒里が乗り込んできた。扉が閉まると香緒里は壁に額を打ち付けて「ごめんねぇ、私また酷い事を」「生徒の前では強い女で居たいの、弱いのに」と謝る。椎名は「いちいち弱音吐きにくるの、止めてもらえます?」と言う。そして香緒里が「好きな人の前では強くありたい」と語っている間、椎名は携帯を取り出して適当に相槌をうつ。香緒里は失敗した結婚について語り続ける。「年上の部下」「やっぱり家庭は縦割りじゃ回らないからね」と言う言葉に椎名ははっとする。「教官質問です!その方とはどの位?」椎名が尋ねると香緒里は「3年」と答え、椎名は「はぁ~俺には無理です、ご苦労さまです」と呟く。椎名は時田の事を知らないふりして、香緒里との別れの言葉を聞き出す。「君と出会った時からいつかこういう瞬間が来る事は予感していたよ」香緒里は時田の言葉を真似してエレベーターを降りる。時田の弱みを握った椎名は「よっしゃー」と喜びながらこの言葉を忘れないように携帯にメモした。
時田はどうでもいい話を続けて、有吉を呆れさせていた。あらゆる言い訳をする中で時田はうっかり、失くした銃で誰かが撃たれた事を明かしてしまう。有吉の目の色が変わり、「どこで撃たれたんですか?聞いてるんだ時田!!答えろ!!!」と詰問する。この期に及んで時田は「おふくろさんを悲しませたくないだろう。部下が銃を失くした責任は上司も問われる」とそそのかす。有吉は「何考えてるんですか!?」と怒りをあらわにする。「あなたは銃を…」言いかけた有吉は時田に突きつけた人差し指をグッと握りしめて「失くして…なんかいないでしょう!」と怒りを飲み込む。「任せとけ」と時田は有吉の頭をぽんぽん撫でて部屋を後にした。

カフェでは美里の浮気相手がうんざりしていた。美里と別れたくない理由を10個挙げろと言われたようで、苦し紛れに「年の割に元気」と言葉を絞り出している。「俺達別れようとしているのに」と言う相手に美里は「別れたくないと思って別れてほしいの、あと7個」と催促する。「違う!」美里の思った通りの答えではない場合、その答えは却下されてしまうようだ。「もういい加減にしてくれよ」相手は引き止める美里を面倒臭がって席を立つ。
その時、阿漓羅が現れた。そして阿漓羅は浮気相手に有無を言わさず、殴る蹴るを繰り出して相手を吹き飛ばす。「永遠の愛を誓ったのに浮気をする、クズ男」阿漓羅は馬乗りになる。店員が「警察呼んで下さい」と叫ぶと美里は冷静に「警察ですから」と言い、阿漓羅に「誤認逮捕です」と告げた。
山倉の携帯が鳴り続けている。しびれを切らした茉莉が電話に出ると「今、担当者に代わります」と言って携帯を諫山に渡す。諫山は「わざと撃ったわけじゃない、撃ったらたまたまそこに居たんです」と言う。一条が「そんなので許してもらえそうなんですか」と聞くと諫山は「わからない、相手ずっと英語なんだよ」と言う。
電話の相手はトラックで薬物を運んでいる男だった。「なんで連絡してこない!」「このままブツを引き上げたっていいんだぞ!バカヤロー」男は外国語でまくし立てる。「こっちは命を張ってんだ!ふざけたマネしてんじゃねえよ」「お前らが持ってきた取引だぞ、ただで済むと思うな」男の迫力に諫山はただ頷くばかり。諫山は「凄く怒っている事はわかる」「反省していますって何て言うの?」と茉莉に聞く。「ドーントマインド!?」茉莉が言うと一条が「それ、こっちが言ったらめちゃくちゃ怒られるやつ」と言う。一条のツッコミを聞く事なく、諫山は返事をしようとする。しかし「英語出来ないんだ…誰か出来る人いない?」と留まる。
その時、山倉が諫山の腕をグッと掴んだ。ふーふーと声にならない声で耐えながらも山倉は気力で上体を起こす。そして「少しトラブルがあった」と外国語で話し始める。それでも怒りが治まらない相手に山倉は「取引は今夜行う」と答えた。山倉は三人を睨みつけながらどこかへ電話をかける。そして「ブローカーの奴らがてこずって遅れているが問題ありません」と日本語で話す。「山倉さん、見逃してくれるんですね」諫山がフレンドリーに近づくと山倉は「見逃すわけねーだろ」と拳銃を諫山に向ける。

時田がエレベーターを降りると椎名が待っていた。時田は「この組織はまだ俺という男を必要としているようだ」と格好つける。椎名は「願望じゃないですか」と茶化すが「俺は今日一日ずっと時田さんの事を考えていましたよ」と続け、二人はじゃれ合う。
山倉は拳銃を向けながら一条に、自分を取引場所まで連れていくよう指示する。「撃たれた位の理由が通る世界じゃない」と言う山倉の迫力に茉莉は「コンクリ詰めで東京湾」と呟く。それを聞いた諫山は「とりあえず行こう」と一条を説得する。山倉が指定したのは、諫山が山倉を撃ってしまった倉庫だった。
その頃、時田は「あの倉庫へ行こう、相棒」「タフな現場になるぞ」と言う。椎名は「あなたと付き合う事になった日からいつかこういう瞬間が来る事は予感していましたよ」と言う。それを聞いた時田は「お前、会ったな」と嬉しそうに言った。

【感想】
30代・女性
噛み合っていないのに、引き寄せられるように倉庫へと向かう両者。楽しみ。

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