【No Activity/本日も異状なし】第3話 感想ネタバレを詳しく(主演:豊川悦司・中村倫也)

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主演:豊川悦司・中村倫也
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【内容・ネタバレ含む(※13+の年齢指定あり)】
【#03最悪の夜明け】
「信念、冷静さ、忍耐、感謝の気持ち…俺が持ち続けていたいと思っているもの、失ってはいけないものだ」時田(豊川悦司)は格好つけながら椎名(中村倫也)に言う。椎名は「時田さんが今一番失ってはいけない物ランキング、1位は…銃です!」と追い打ちをかける。銃を紛失し取り乱す時田を小馬鹿にしながらも、椎名は時田に深呼吸をさせてクールダウンを試みる。落ち着きを取り戻した時田は、「どうでも良くなってきた」と座席のシートを倒す。椎名が「深呼吸の効果は絶大だ」と感心していると、阿漓羅(清野菜名)から無線が入る。時田は「異常ありません」と答えるとそのまま目を瞑る。

倉庫では一条(岡山天音)が銃が本物かどうか確かめていた。実弾が込められているのを見て、一条と茉莉(岸井ゆきの)は「おぅ」と興奮し、諫山(岸谷五朗)は二人とは対照的な反応を示す。一条は「諫山さんと銃を合わせたらどんな化学反応が起こるか見てみたい」と強引に諫山に銃を受け取らせようとする。「諫山さんは優しいだけ、優しい犯罪者」茉莉にほだされて諫山は銃を持ってしまう。諫山は銃を手にふらふらと歩き出し、頭がおかしくなってしまったかのように拳銃を自分の股間に当てる。
フードデリバリーに扮してまんまと刑事の尾行を逃れた男は、バックミラーを気にしながら車を走らせる。そして埠頭で漁船からブツを受け取ったトラックも鼻歌交じりに車を走らせていた。
一方、無線連絡室の阿漓羅は、美里の夫の浮気の証拠を掴もうと調査に乗り出す。「直接、話を聞きたいのですが連絡できますか」と言い出すので「さすがにそれは無理よ」と美里を驚かせる。しかし美里の夫が営業職だと知った阿漓羅が「浮気にはもってこいの職種だ」と言うと美里は惹き込まれるように阿漓羅の話に耳を傾ける。話をしながら美里は「まだ夫が浮気したって決まったわけじゃない」と話を切り上げる。それでも阿漓羅が「ご主人とのメール見せて下さい」と言うと美里は小さくお辞儀をしながら自分の携帯を差し出した。
13号車では、52歳の時田が「生涯現役であり続けたい」と得意げに話している。椎名は時田の声がイケボだと褒めると時田は調子に乗って、イケボに寄せた話し方を始める。そして「椎名、俺の銃はどこだ」と言いながら二人でキャッキャと盛り上がる。その頃、倉庫のソファで一条が休んでいると「やめてーーー」と茉莉の叫び声がした。「諫山さん、遂に覚醒したか」一条は喜んで茉莉の居る部屋へと向かう。部屋では、諫山が茉莉の頭に銃口を突きつけていた。さらに茉莉が「やめてー」と言うと銃口は茉莉の口の中へと入れられる。「やめて、やめてー」茉莉の胡散臭い言い方を変に思った一条は、案の定、動画撮影がされている事に気づき、急いで携帯を取り上げる。「配信はヤバい」と言う一条に茉莉は「配信ではなく、疑似配信用の動画撮影だ」と抗議する。諫山も「俺達が映っていなければ問題ない」と茉莉の肩を持つ始末だ。茉莉のロープは外され、自由の身となっていた茉莉と諫山に妙な連帯感が生まれている。その頃、ソファに置かれたリュックの中で携帯が鳴っていた。着信画面には『山倉』と表示されていたが、諫山達は気づかなかった。
阿漓羅は几帳面に、全メッセージの内容をメモしている。美里はモジモジしながら「どこからが浮気だと思う?」と尋ねる。阿漓羅は「ご飯行ったらとか手繋いだらとか言うけど、もっと決定的なやつがあるじゃないですか」「恋人がいるのに他の人を思い浮かべたらダメです」と大真面目に答えるので、美里は面食らう。阿漓羅的に体の関係は、浮気の範疇を超えた本気らしい。阿漓羅から「えっ!?美里さんの浮気って」と疑われた美里は苦し紛れに阿漓羅が思い浮かべている方だと否定する。
13号車では雑談が続いていた。この辺りがカジノ建設計画の場所だと気づくと椎名は「カジノじゃなくてヌーディストビーチ作ってくれないかな」「この国って息苦しくないですか」と言う。時田は「久しぶりに響きの良い言葉を聞いたよ、ヌーディストビーチ」と満足そうに言う。二人は声を揃えて「ヌーディストビーチ」と言っては余韻に浸る。
真剣な表情で美里の携帯にある画像を調べている阿漓羅は「浮気してますね」と断定する。信じられない美里が反論すると阿漓羅は、美里の夫が送信してきたという出張先ホテルの画像を解析する。フロントに置かれた呼び鈴を拡大すると、そこには夫の隣に並ぶ女性に姿が写っている。そしてもう1枚、『部屋が豪華だ』と送られた写真にはフロントの写真と同じ服装の女性が反射して写り込んでいた。さらに阿漓羅は、コンセントに充電器が2台差し込まれている事から「旦那さんは携帯2台持ちですか」と追求する。それでも認めない美里に阿漓羅は「これも、これも、これも皆同じです」と一致率100%の人物が写り込んでいる事を指摘する。
倉庫の諫山は、拳銃の引き金を引いてみる。ロックが掛かっていて発砲されない事に諫山は安心する。諫山は、撃つ真似をして引き金を引いては「ふぅー」っと興奮する行為を何度も何度も繰り返す。同じ頃、13号車では時田が拳銃を失くした事を上に報告しない理由について「流れに身を任せるってのも大事なんだよ」と独自の持論を展開していた。その時、倉庫内から「パーーーーン」と乾いた銃声が響いた。時田は「パチン」と指を鳴らすと「行くぞ」と言って車を降りた。椎名は腰から拳銃を取り出すと弾が装填されている事を確認する。時田も同じように腰に手を回し、「あ~、そうだ…」と情けない声を上げた。
諫山は突然の発砲に腰を抜かしていた。一条は通報されては困ると考え、場所を移してよいか確認するよう諫山に指示する。その時、諫山はようやく山倉からの何十件もの着信に気づく。諫山が山倉に折り返し電話をかけると、すぐ近くの扉の向こう側で着信音が鳴っている。諫山は「雇われた諫山です」と扉の向こう側に向かって声をかけるが返事がない。恐る恐る扉を開けると目の前に強面の山倉が立っている。山倉の呼吸が苦しそうなので顔から目線を外すと山倉の右脇腹から出血している事がわかった。その直後、山倉はその場に倒れて息絶えた。諫山は「俺!?」と一条達の方を振り返る。扉には、銃弾が貫通したような穴が開いていた。
倉庫前までやって来た時田は「(倉庫を)封鎖するんだよ」と椎名に指示する。椎名が携帯で本部に連絡をしようとすると、時田はこれを制止して「二人でするんだよ!!」と強調する。目をパチパチさせて固まる椎名をよそに時田は深呼吸を始める。そして右手を拳銃のような形にすると「行くぞ」と倉庫に向かっていく。椎名も「了解」と弱気な感じで言うと時田の後に続く。

【感想】
30代・女性
山倉を殺してしまった諫山…。ただの見張りが最悪の展開に!

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