【アバランチ】第4話「仲間・理不尽な医療現場の闇を晒し出せ」 感想ネタバレ(主演:綾野剛)

2021秋のドラマ一覧

主演:綾野剛
フジテレビ (月曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#04仲間】
若かりし頃の蘭子(国生さゆり)。男性に連れられて、後の悠源館となる物件へやって来た。男性から「今日からここは君の物だ」「これからこの国はどんどん悪い方へ向かうだろう。この国の未来を皆がしっかりと吟味する。手を繋ぐ場所にここを育ててほしい」「出来るかい?」と言われた蘭子は「はい」と笑顔で答えた。

アバランチについて桐島雄司(山中崇)に調べさせている大山健吾(渡部篤郎)は、自分に恨みを持つ人物リストの中で山守美智代(木村佳乃)の名前が気になった。そして大山は桐島にある事を依頼する。
その頃、フリーのジャーナリストとして蘭子に接触した羽生誠一(綾野剛)。羽生は明石リナ(高橋メアリージュン)が体を張って手に入れた動画を見せる。そこには、救急車を呼ぼうと慌てふためく田渕議員と「バレてしまうから救急車は呼べない」と言う蘭子の会話が映っていた。「私に自首しろとでも?何が望み?」と開き直る蘭子に羽生は「Kファイル」と即答する。「Kファイルさえ手に入れば、これまで通り黄月ホールディングスでの地位も失わずに済むし、悠源館で華やかに暮らせばいい」と言う羽生に蘭子は「あなたアバランチ!?」と問う。羽生は「しがないジャーナリストです」と笑う。蘭子が「ただで済むと思ってるの?あなた殺されるわよ」と穏やかな口調で脅す。羽生は「そんな事が言えちゃうなんて相当のバックがついているのでしょうね、例えば大山健吾内閣官房副長官とか」と冗談ぽく言うと蘭子も「うふふふ」と笑う。笑いながらも腹の探り合いをする二人。羽生は「この動画が世に出ればあなたは社会的に抹殺され、俺が死ねばこの動画は自動的に世に出る事になっている」「選択肢は…一つです」と静かに脅すと蘭子は「分かったわ、時間を頂戴」と微笑んだ。
羽生は悠源館を後にして、引き続き蘭子の動向を監視する。部屋に戻った蘭子は「クソ」っと一言吐き捨てた後、大山に「お力が必要です。悠源館の危機です」と電話する。ところが蘭子の思惑とは反対に「なぜ私が悠源館の危機を救わなくてはならないのですか」と大山の態度は冷たい。その頃、悠源館の周りには警察車両が何台も集まっていた。その一台から桐島が降りてきた。桐島は周囲を見渡し、路上駐車していた羽生と目が合った。蘭子が「Kファイルが公開されれば国家の根幹が揺らぎます。そうなれば大山さんもお困りになるのでは」と言うと大山は「本当にそんなファイルが存在するのですか?そうならば一度見せてほしいものだ」と知らぬ顔をする。その時悠源館の入口で大きな物音がして、蘭子は電話を切る。
「あなたに捜索差押許可証が出ています」「あなたは芸能事務所の所属タレントに性的接待を強要しましたね」と刑事が言うと蘭子は「あなた誰に何を言っているか分かっているの」と凄む。すると刑事達の後ろから桐島が現れて「蘭子さん、あなた終わりだ」と告げる。証拠になりそうな書類をダンボールに詰める刑事達。その時、桐島は開きっぱなしになっていたパソコンに顧客リストと不正現場の写真ファイルを発見する。同じ頃、羽生は悠源館に刑事が踏み込んだ事を山守に報告する。これは大山がKファイルを奪いに来た事を意味していた。さらに「その中に桐島が居た」と聞いた山守は表情を一変させ、羽生にすぐ戻るよう指示した。
一通りの差し押さえが終わる頃、大山は悠源館の桐島に電話で「証拠が残らないように後処理を」と指示した。いつもよりも困った様子でアジトにやって来た山守。そして「Kファイルは大山の手に渡ったから追っても無駄。次の作戦に切り替えましょう」と話す。蘭子は悔し涙を流しながら悠源館のフロアを歩く。思い出されるのは、多くの人達が集う賑やかな様子。蘭子は手のひらいっぱいに乗せた大量の錠剤を見つめている。桐島はそれを目撃するが、何もせずに立ち去った。その後、蘭子は床に眠るように倒れていた。

世間は蘭子の自殺をセンセーショナルに報じる。そして性接待に関与したとして田渕と事務所社長も逮捕された。証拠となったのはアバランチがネット上に公開した動画だという。大山は桐島を呼び出す。そして「彼女を調べてくれないか」と差し出したのは神林アンナ(リナ)の宣材写真だった。「アバランチに関係する人間、或いはアバランチのメンバーだ」と大山は断言する。同じ頃、新聞記者の遠山(田島亮)はテレビで偶然アバランチの特集を目にする。遠山は「正義の味方気取ってる感じが気に食わない」と言い、アバランチについて調べ始める事にした。
お墓参りをした打本鉄治(田中要次)は、その足でアジトへと向かう。山守はアバランチが動画撮影に使用していた事故現場に現れた桐島の動画をメンバーに見せて「これまで以上に慎重に行動しなければならない」「下りたい人は下りて」と言う。誰も下りる意思がないと分かると山守は「ありがとう」と言って話を続ける。山守が次の作戦を伝えようとすると「ここからは俺に任せてくれ」と打本が立ち上がる。
打本は、大山とも懇意の仲で、長年にわたり関東医師連合の会長を務める神崎龍臣(中丸新将)に目をつけていた。神崎の持つ組織票欲しさに多くの政治家が群がり、それを取りまとめているのが大山らしい。そして「神崎には裏の顔がある」と打本は言う。以前、神崎が賄賂で票を買っていると週刊誌にリークされた事があった。しかし捜査は途中で打ち切られた。それに大山が関与しているのは明らかだった。そして「次期関東医師連合会長選が目前に迫る今、選挙の前に神崎の不正を暴く」打本は力強く話す。「行くぞ、リナ」と打本が外出する。リナはよく分からないままついて行く事になった。
神崎の病院に向かった打本とリナ。打本は『馬場』としてこの病院に通い、看護師とも仲良くなっていた。打本はリナを姪っ子と紹介した。打本は、親友を亡くしたリナを気遣う。リナは打本も大切な人を亡くしたのか尋ねると打本は「俺はそういうのない」とあっけらかんと答える。同じ頃、アジトでは山守が「打さんは単純に私がスカウトしただけ」と話していた。打本がお墓参りに行っていた事は全員が知っており、打本にも何か辛い過去があるのではと皆が考えていたのだが、実際は母親の三回忌だったようだ。山守は「打さんはたった一人で闘おうとしてたの」と話す。打本は優秀な爆弾処理班の一人だった。ある日、上司が暴力団から賄賂を受け取っている事を知った打本は、上司の車に爆弾を仕掛けて横流し品を爆発させた。「逮捕はされなかったものの、警察官をクビになってしまった。そんな時、山守さんが声をかけてくれた」と打本はリナに明かす。
その時、打本達はある女性が患者の治療の優先順位を巡って医師に詰め寄る現場に出くわす。打本はその場を収めると「何なんですか」と不審がる女性に「こういう者です」と名刺を差し出す。そこには『NPO法人あんぜん医療ネットワーク 主任・馬場鉄雄』とあった。「今、内部調査をしています。もしかしたら力になれるかもしれません」打本の言葉に女性は話し始める。
一週間前、彼女の父親は鼻血を出して倒れ、救急車であの病院へと運ばれた。搬送時に対応したのが、先程の医師・谷山だった。谷山は「くも膜下出血の疑いがあるからすぐに処置が必要だ」と話して処置室へと入って行った。廊下で彼女が待っていると、階段で転んで骨折したという男性が運ばれてきた。すると父親を処置しているはずの谷山が、この男性の処置室へと入って行ったのだった。「父よりも重症には見えなかった」と彼女は証言する。そして看護師達も「こっちが先だって」「えっ!?なんで?」と言う会話をしながら処置室を移って行ったようだ。その後、彼女の父は亡くなってしまった。「処置に携わった看護師の顔は覚えていないけど、彼女に寄り添ってくれた看護師長なら事情を知っているはず」「本当の事が知りたいだけ」と彼女は言う。隣で涙を流す打本の姿にリナは少し驚く。

一方、西城英輔(福士蒼汰)は山守から「彼女を使って大山を崩したい」と、大山の秘書で大学の同級生でもある福本優美(堀田茜)に接触するよう指示されていた。西城は「大山さんに対する内部告発がいくつかあってこちらも動かなくてはならない」と言いにくそうに切り出す。西城は大山が失脚することを避けたいと心配するフリをして、優美に大山がいつどこで誰と会っているかをリークしてもらえるよう依頼する。優美に呼び出しの電話が入る。慌てる優美に西城は「さっきの事はやっぱり忘れて」「今度は仕事の話抜きで飲みに行こう」と微笑む。優美は嬉しそうに「また連絡する」と言って店を後にした。優美が去った後、西城は「ふぅ」と小さくため息をついた。
アジトでは、彼女の証言を元に病院の防犯カメラを牧原大志(千葉雄大)がハッキングする。彼女の言った通り、後から搬送された男性は軽症に見える。牧原がカルテをハッキングすると、沢村メディックスの代表取締役・沢村秀明である事が判明する。そこへ山守が合流する。神崎の病院で使用する医療機器の8割を沢村メディックスが担っており、医師会理事達の病院でも総額35億の医療機器を販売していた。しかし打本は「現場の人間が独断で沢村を優先したとは思えない」と言って、病院内のホットラインを辿るよう牧原に依頼する。しかしホットラインまでは潜入出来なかった。「谷山が怪しいんだよな」打本が言うと牧原がすぐに谷山がアマチュア格闘家である動画を発見する。谷山のボクサーパンツには、スポンサーとして沢村メディックスのロゴが入っていた。
翌日、打本は西城を連れて病院へ行く。「馬場さん、今日はどうしたの?」とにこやかに話しかける看護師長に西城はそっと警察手帳を見せた。看護師長は「医師の指示に従ったまで」と言って当時の事を話し始める。谷山が彼女の父親の処置を行っていると処置室の電話が鳴り、看護師長が対応した。骨折の患者を受け入れろと言われて判断に迷った看護師長は電話を谷山に渡す。谷山は最初「今の患者がかなり重症だからその後なら受け入れられる」と答えたが、その後何かを言われると沢村を先に処置すると看護師達に指示した。「電話の相手は神崎委員長です」看護師長はそう証言して足早に立ち去った。「絶対に許せない」打本に気合が入る。

谷山が帰宅しようと病院の廊下を歩いていると突然、照明が消えて真っ暗になった。「おい!誰か」谷山が呼んでも誰も反応しない。すると仮面をつけた羽生が谷山に近づく。「アバランチ…僕何かしましたか」谷山は低姿勢で尋ねる。谷山は始め『上杉』の名前に覚えがなかったが、沢村を優先して命を落としたと言われると「あの方か」と思い出す。沢村はしきりに周囲を気にする。羽生が「配信もされてないし、カメラはないですよ」と言うと谷山は安心する。「早く帰りたいんですよ、試合が近くて」と低姿勢な谷山だったが「マスクも取れないと思いますよ」と羽生に挑発されると「めんどくせえな」と態度を豹変させる。「30秒で仕留める」そういうと谷山は羽生に襲いかかる。しかし、羽生に一瞬でKOされてしまう。その様子を見ていた打本は「あいつがいつも良い所持っていく」と不満そうに呟く。そして牧原に「打さん、決めてきてね」と言われると打本は車から降りる。
大山は神崎と会食をしている。そこへ店のスタッフに扮したリナが「大山様お電話が入っております」と声をかける。大山が電話に出ると「ようやく話せましたね、大山内閣官房副長官」と羽生の声がする。大山は動じる事なく「君はアバランチかな、よくここがわかったね。優秀なスパイでもいるのかな?」と話す。その後ろで優美が少し動揺する。羽生は「一人、腹心を失くす。配信を楽しんでくれ」と言って電話を切った。
その頃、リナが神崎に近づく。そしてタブレットを神崎の前に置いた。神崎が「何かのサプライズかね?」と尋ねるとリナは「はい、サプライズです」と微笑み神崎は嬉しそうにワインを口にした。電話を終えた大山にリナが微笑みかけた。大山は少し考え込んだ後、個室へと戻る。その時、神崎の見ていたタブレットで「アバランチチャンネルです」と配信が始まる。
「皆さん、トリアージって言葉知っていますか」羽生が語りかける。神崎は嫌な予感がしてそわそわし始める。羽生は「これが身分などで差別されたとしたら…どうなるかお医者さんに聞いてみましょう」とカメラの角度を変える。そこに谷山が映し出される。「警察を手配しましょう」という大山の言葉に神崎は「よろしくお願いします」と言って足早に店を後にする。物々しい空気に優美は自分が西城に送った『今夜、神崎さんと青山のレストラン「シエ・イイダ」で会食する予定です』というメッセージに目を落とす。
神崎は急いで病院に向かう。神崎は手術室で拘束された谷山を「谷山!お前ぺらぺらと白状したのか」と問い詰める。谷山は首を左右に振って何かを訴えるが神崎は「トリアージの件も全てお前の責任にしろ、沢村君の会社からいくらもらってるか分かってるのか」「俺は関係ない」と続ける。口元を拘束され「フーフー」言う谷山の姿を命乞いの行動だと思い込んだ神崎は「大山さんにも話して全てなかった事にしてもらう」と言う。そしてようやくカメラの存在に気づいた神崎は急に慌て始める。この配信を見ていた大山は「神崎さんはもう駄目だろう。至急、副会長にアポを取ってくれ」と電話で指示する。
「後の判断はこの配信を見ている全ての人に委ねる。これが俺達アバランチだ!」いつものセリフに気合が入る打本。そしてこの配信は、不当なトリアージで命を落とした上杉の娘にも届いた。打本は「仲間っていいもんだな」としみじみする。
後日、西城は羽生に「この計画が達成したらどうするんですか」と尋ねる。「全部終わったら俺は笑ってるのかな」と羽生は笑う。そして真顔になって「聞きたいか、どうしてアバランチが出来たかを」「もう戻れないぞ」と覚悟を問う。
同じ頃、山守は活動記録を作成している。『…大山の目的である「JCIA」設立は…』『藤田高志警部補をはじめとする…』と入力していると携帯が鳴る。電話をかけてきた大東寺(品川徹)は「よく頑張った」と労う。「大山を失脚させられれば私の目的は達成されます」と話す山守に大東寺は「大山はまだ何個も隠し玉を持っている」と忠告する。
内閣情報調査室に大山がやって来た。桐島は一つの封筒を手渡し「ホテルに落ちていた神林アンナの髪のDNAと事故現場に落ちていた髪のDNAが一致した事からアバランチのメンバーと断定できるでしょう」と言う。封筒にはリナの履歴書が入っていた。「見つけたぞ、アバランチ」大山は唇を噛み締めた。

【感想】
30代・女性
ついにリナの正体がバレてしまった…。大山の牙城を崩すまでアバランチは持ちこたえられるのかハラハラする。そして急に現れた記者・遠山とは何者なのか。羽生に関係ある人物なのか楽しみ。

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