【アバランチ】第3話「ヒーロー・謎の館と極秘ファイルを追え」 感想ネタバレ(主演:綾野剛)

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主演:綾野剛
フジテレビ (月曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#03ヒーロー】
明石リナ(高橋メアリージュン)は自宅でサンドバッグに拳を打ち付ける。思い出されるのは『リナは私のヒーローだから、ずっと』という女性の言葉。~その女性は華やかな社交場で笑っている。ところが、女性の部屋には薬物依存を思わせる注射器が無造作に置かれている。ボロボロの女性をリナは強く抱きしめた。~サンドバッグに向き合うリナには、そんな悔しさを込められているようだった。
西城英輔(福士蒼汰)と福本優美(堀田茜)は、居酒屋で思い出話に花を咲かせている。そんな中、「コレ知ってる?」と優美が携帯を見せる。それは【アバランチ】だった。優美は「六車(板尾創路)さんとか黒田(嶋田久作)副大臣とか、大山(渡部篤郎)さんが懇意にしている人達が次々標的にされてて。官邸内がピリピリしている」と愚痴る。そして「自分の立場でこんな事言っちゃ駄目だけど、カッコイイ」「自分の気持ちを代弁してくれる感じ」と話す。西城は「俺はよく分かんないや」と誤魔化した。

同じ頃、大山は総理大臣の郷原(利重剛)と各界の超VIPが通う高級会員制サロン・悠源館に来ていた。悠源館を経営する黄月蘭子(国生さゆり)が大山にワインリストを渡す。大山が「総理のために特別に用意させました」とリストを郷原に渡すと中には、裏切り疑惑のある政治家が秘密裏で繋がっている証拠を示す写真が挟まっていた。郷原が「このワイン頼めるかな」と言うと大山は「すでに手配済みです」と答える。この情報を入手したのは蘭子。蘭子は、悠源館で交わされた密約や談合といった情報を利用し、郷原からの信用をも得ていた。
郷原を見送ると蘭子は大山に「アバランチ…六車さんも黒田さんもお気の毒でした」と笑う。「変なお面被っちゃって気持ち悪い」と言う蘭子に大山は「君も気をつけた方がいい」とアドバイスする。蘭子は「私は自分の身は自分で守れます。お気をつけて」と答えた。
蘭子のパソコンには、要人達の不倫や密会など膨大な量の証拠データが入っていた。それらを眺めながら蘭子は「醜いわね」と呟いた。

アバランチのアジトにメンバー達が集合する。牧原大志(千葉雄大)はネット上で羽生誠一(綾野剛)の正体が『東大出身の元議員秘書』と言われている事を茶化す。最後にやって来た山守美智代(木村佳乃)は「六車と黒田の汚職を暴いたもののそれらは個人の不正として処分され、黒幕である大山がなかなか尻尾を出さない」「そのため今回は彼女を使う」と話す。ターゲットは蘭子が経営する悠源館。表向きは黄月ホールディングスの福利厚生施設だが、日本の政治は国会ではなく悠源館で決まると言われる程の場所だった。山守は、蘭子が隠し持つと言われる極秘情報が詰まった通称「Kファイル」を手に入れ、裏で糸を引く大山をあぶり出そうと考えたのだ。
しかし、牧原でも手出しできないほどのセキュリティーが導入されている悠源館。館内に防犯カメラは一台もなく、従業員も徹底的に教育されている。山守は「ここ数年、従業員のホステスが何人も不審死を遂げている」と数人の女性の写真を見せる。その中にはリナの友人・かのんの写真があった。彼女達は、黄月の芸能事務所・ムーンプロダクションに所属するタレントであり、悠源館のホステスでもあった。さらに彼女達の多くは、悠源館の客とヨークヒルズホテルに行った後に亡くなっていた。
山守は、敵に気づかれないように気をつけてと指示する。特別な思いを抱えるリナに山守は全ての事情を察した上で「よろしく頼むわね」と言う。車内で西城は山守にアバランチの真の目的は「大山を逮捕する事なのか」と尋ねる。大山は山守の元上司で、山守を左遷した人物。「左遷された逆恨みを!?」と言う西城を山守は「口の利き方を気をつけなさい」と注意した。西城は「何も知らされないまま、これ以上協力出来ません」と話す。西城は何も知らずに生きてきた自分の無力さからアバランチのメンバー達を凄いと思い始めていた。「だからこそ、皆さんが何と闘っているのか知りたい」西城の言葉に山守は3年前の事件について話し始める。

リナは「皆を笑顔に出来るタレントになりたい」と黄月のタレント事務所の面接へ行く。リナを待つ羽生はタバコを吸いながら心配そうに考え事をしていた。その手には、ゴールドのジッポが握られていた。酷い対応の面接をリナは笑顔で乗り越え、羽生の車に戻るといつになく憔悴した様子を見せる。そんなリナに羽生は「大丈夫、悪は絶対に滅びる」と優しく言い聞かせる。
その頃、内閣情報室エース・桐島雄司(山中崇)が3年前の事件現場にやって来た。そして大山に「アバランチの動画配信場所がここで間違いない」と電話する。大山はそこへ警備をつける事を提案するが、桐島はアバランチはもうこの場所を使わないだろうと推測する。大山の手元には、藤田高志(駿河太郎)に関する資料があった。
警察署に戻った西城は、山守から聞いた事件の資料を読んでいる。西城は、山守が失った大切な人(藤田)と共に羽生もその場に居た事を知る。その時、羽生から「戻る」と連絡が入る。牧原は悠源館のシステム・セキュリティに苦戦しており、打本鉄治(田中要次)も建物前の警備が厳しくて潜入出来ず苦戦している。山守に「手を貸して」と言われた西城は少し考えた後、決心した様子で部屋から出ていく。そして、西城は建物内に入って警察手帳を見せると「責任者に会えますか」と言った。
アジトに羽生、リナが戻る。セキュリティを突破出来ない牧原を羽生がからかっていると打本が「全く駄目だった」と帰ってくる。打本が「でも救世主が現れた」と言うと西城がドヤ顔で入ってきた。そして西城は得意げに内ポケットからDVDを取り出す。「ヨークヒルズホテルの監視カメラ映像です」と西城が言うが羽生は「そんな訳ないじゃん」と信じない。「思ったより簡単でしたね」西城はドヤ顔をする。
西城が入手した映像には、被害女性が20時30分にチェックインする様子が映っていた。その10分後、女性問題の噂が絶えない政治家・民営党田渕が現れる。これまでこの政治家は何度も女性問題が浮上していたが、逮捕寸前で女性側が訴えを取り下げていたのだ。この政治家が部屋に入って30分後、一人慌てた様子で部屋を後にする。その後、現れたのは蘭子と芸能事務所社長の女性。45分後の22時30分、地下駐車場には想像以上に重たいトランクを車に乗せる女性社長と蘭子の姿が映っていた。リナは堪らずテーブルを殴り「こいつら人の命を何だと思ってる」と吐き捨てる。
警察署の山守に羽生から報告が入る。山守は「民営党の田渕は郷原と親しい人間のひとりだから気をつけて」と話す。その時、山守の元へ大山がやって来た。大山は「西城君は反省しただろうから戻そうと思うが、君はどう思う」と尋ねる。「私にその権限はありません」山守が答えると大山は探りを入れるように西城のデスクを眺めて「アバランチを考えたのは君かね?」「彼らの狙いは恐らく私だ」「私に恨みがある人間だと思うのだが、君はどう思う」と問う。山守は「わかりません」と答えた。大山が立ち去ると山守は、ふぅっと大きく息を吐いて貼り付けたような笑顔を解く。

リナとかのんが楽しそうにおしゃべりをしている。「なんでタレントになりたいの?」リナの質問にかのんは「皆を笑顔にするため」と笑った。そこでリナははっと目を覚ます。ムーンプロダクションから電話が掛かってきて、リナは事務所に所属する事が決まる。しかし女社長は「そのままの中途半端では売れない」「売れない子はどんな事でもする覚悟が要る」と言い「その覚悟はある?」と問う。リナはアジトに戻ると、待っていたメンバー達に「悠源館で働けることになった」と告げる。
悠源館の設計図を入手していた山守は、全ての回線が集まる2階の部屋が怪しいと話す。女社長に悠源館へ連れて来られたリナは神林アンナとして蘭子に挨拶をする。蘭子は「どこかであったかしら、まぁいいわ」「頑張ってねぇ」と片手間に軽く言うだけだった。アジトでリナは打本からカメラが仕込まれたネックレスを受け取る。羽生は「気をつけろよ」とリナを心配する。
リナは悠源館で着替えを済ませるとメイクで支度をする。その手元が鮮明に映し出されて、牧原達は打本の技術力に感心する。「デザインも一から考えたんだ」「だからダサいのか」というやり取りにリナも思わず笑顔になる。「みんな時間よ」女社長に言われて、ホステス達がホールへ向かう。リナも笑顔を作り、ワインなどを配膳する。空いた食器を下げる頃合いを見て、リナが2階へと向かう。リナは予め用意していた合鍵で怪しい部屋の中に入る。そしてリナは驚いた。パソコンのモニターには、あるはずのない防犯カメラの映像が映し出されていたのだ。蘭子は、大物達が安心して賄賂を授受できる場所を提供する代わりに秘密裏に証拠を押さえていた。そして所属タレント達はKファイルを充実させる道具に過ぎない事が明らかとなった。
リナは素早くUSBをパソコンに挿して牧原に連携する。ところが牧原はすぐにリナにUSBを抜くよう指示する。外部入力を一切遮断している上、こちら側を特定するハッキングまで仕掛けてきたと牧原は言う。「やっぱり外堀から攻めるしかないな」羽生は呟き、山守は「やれる?」とリナに最終確認をする。リナは「はい、分かってます」と覚悟を決める。リナの視線の先にはカメラに映る田渕の姿があった。
お手洗いから出てきた田渕に「アンナです。ぜひ先生の接客も担当させて頂きたい」とリナが声をかける。田渕はリナの髪の匂いを嗅ぐと「君いいね」と言った。ホステス達が帰り支度をしていると、女社長がリナを呼び出す。そして、田渕が来るからヨークヒルズホテルで待つように言う。さらに「田渕先生からあなたに」「ハマったら面倒だから摂り過ぎないように」とカラフルな錠剤が入ったケースを差し出す。リナが躊躇していると女社長は「何でもする覚悟あるんでしょ」と脅す。リナの脳裏に薬物に溺れたかのんの姿が思い出される。それでもリナは薬物の入ったケースを受け取った。

リナが指定された部屋に着くと程なくして田渕がやって来た。田渕はテンション高くリナに抱きつく。そしてリナに薬を飲むよう催促する。リナは渡された薬を全て口に入れる。田渕は慌てて蘭子に電話する。「このままじゃ、死ぬぞ」焦る田渕の隣でリナは意識なく痙攣する。蘭子は落ち着いた口調で「先生、またですか?」と言う。蘭子は「こちらで処理いたします」と電話を切ると「男ってクソね」と吐き捨てる。
その後、蘭子と女社長が大きなトランクを持ってホテルの部屋にやって来た。「蘭子さん、早く救急車を」と言う田渕に蘭子は「何言ってるんですか、そんな事したらバレちゃうでしょう」と言う。その間に女社長は、リナの様子を確認するとトランクを開けて準備を始める。蘭子はリナの首元に手を当てると「今回、私は処理いたしません。先生頑張って」と言って一人部屋を後にする。残された田渕と女社長が混乱していると、山守に「もういい」と指示されたリナが起き上がる。
「偽物に決まってるでしょ」冷たく言い放つリナ。リナが服用したのは打本が事前に渡していた偽物だった。リナは女社長を殴って気絶させると田渕に馬乗りになって何度も殴る。山守がイヤモニでリナに呼びかけても、リナは抑える事が出来なかった。
『皆を笑顔にするため』夢を語るかのん。そしてかのんは女性初のレンジャーになったリナに「絶対に活躍してね。リナは私のヒーローだから、これからもずっと」と笑う。その後、リナが部屋を訪れるとかのんは無気力でぐったりとしている。テーブルには薬物が無造作に置かれている。リナが「こんな仕事辞めていいよ」と言うとかのんは「リナに私の気持ちなんかわからない」と泣きわめく。リナに抱きしめられてかのんは号泣した。それから数日後、再びかのんの部屋を訪れたリナは浴槽で手首を切って息絶えたかのんを発見した。その後、リナは悠源館に殴り込みに行く。警備の男達に取り押さえられたリナを見た蘭子は「怖いわねぇ」と言って何事もなかったように車に乗り込んだ。
号泣しながら殴り続けたリナはふと我に返ると、ホテルを後にする。外で待っていた羽生は放心状態のリナを「よく頑張ったな」と優しく抱きしめた。

蘭子は、田渕と女社長の容態を秘書に尋ねる。二人とも意識はあるものの話せる状態ではないようだ。蘭子はアンナ(リナ)の行方を気にかけるも、田渕達と悠源館の繋がりを消去するよう指示した。蘭子を乗せた車が走り出すと大山から電話が入る。大山が「次のターゲットは君なのかも」と言うと車が急停車した。蘭子が「あなた誰?」と尋ねると羽生は「東大出身の元議員秘書で冴えないジャーナリストです」と名乗る。蘭子が「肩書多いのね」と笑うと「肩書の多さでは黄月蘭子さんに負けますよ」と言って羽生は立ち去った。
大山の元へ桐島がやって来た。「アバランチについてご報告です」と桐島は資料を手渡す。桐島は現場に残された髪の毛1本を見つけ出しており、それを30代女性と推測する。そして羽生達が使用する車のナンバーも特定していた。さらにハッキングの痕跡から能力は高いが訓練を受けたプロではなく投資などに強いアマチュアだろうと言う。さらに六車と黒田の件で警察内部の情報が利用された疑いから警察内部にアバランチが居ると続ける。「最後に大山さんに恨みを持つ者のリストです」と桐島から分厚い資料を受け取ると大山は「こんなにたくさんか」と笑う。パラパラとめくられたページには、『羽生誠一』『明石リナ』『牧原大志』の名が挙げられていた。そして大山の目が『山守美智代』の名前に止まる。

【感想】
30代・女性
リナが我を忘れて田渕を成敗するシーン、引き込まれて観ていて胸が苦しくなった。まだ3話なのにアバランチのすぐそこまで桐島が迫っていてハラハラする。

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