【アバランチ】第1話「雪崩・今夜明かされる謎の集団の正体!あなたは目撃者になる」 感想ネタバレ(主演:綾野剛)

2021秋のドラマ一覧

主演:綾野剛
フジテレビ (月曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#01雪崩】
人気のない廃ビルに一台のワンボックスカーが停車する。中から黒尽くめの男達数人が降りてくる。その中に頭から黒い袋を被されて両手を拘束された男性の姿があった。男達は男性を椅子に座らせると、頭上からガソリンをかけた。その様子を隣のビルの屋上から刑事が監視している。車内には刑事達が集まっている。その中の一人、羽生誠一(綾野剛)は「彼は俺の大切な情報提供者だ。何としても守らないと」と訴えるが、「今、SATを要請した。情報が少ない中、自分達だけで突入するのは危険だ」と先輩・藤田高志(駿河太郎)に止められてしまう。一刻を争う状況に、羽生は一人で向かうと車から飛び出す。藤田達と共に羽生は、男性が拘束されている部屋までやって来た。ところが部屋には誰もおらず、男性が座っていた椅子にはパソコンが置かれている。誰も触れていないのに不気味にコードが書き込まれていくパソコン。羽生は窓が開いている事に気づき、ブラインドの隙間から外を見る。拘束されていた男性が怪しく微笑みながらこちらを見ていた。男性の手には遠隔スイッチが握られている。羽生が異変に気づくと同時に、藤田もパソコン裏に隠された爆弾に気づいて爆弾を放り投げた。空中で爆発した爆風が羽生達を襲う。

過去の記憶にうなされるように羽生が目を覚ました。一方、警視庁捜査一課から左遷された西城英輔(福士蒼汰)は、誰も寄り付かない地下室に設けられた新たな配属先を訪れる。「特別犯罪対策企画室」と記された扉の先にいたのは、室長・山守美智代(木村佳乃)ただ一人。山守はパソコンで『東京の新たな大規模都市開発プロジェクトのリーダーが謎の失踪』というニュースをチェックしている。西城は挨拶をするが、山守は無反応。ここで自分は何の仕事をするのか? 状況が飲み込めない西城は山守に命じられるまま、車を走らせる。車内で山守は電話をかける。外を歩いている羽生、ランニング中の明石リナ(高橋メアリージュン)、株取引中の牧原大志(千葉雄大)、子供達のためにおもちゃ病院でおもちゃを修理する打本鉄治(田中要次)はそれぞれ「了解」と答えて電話を切った。
あるビルの前で山守は車を降りる。西城は車での待機を命じられたものの、興味本位でビルのエントランスに向かう。そして郵便ボックスに記された見慣れないマークを見つけた。不思議に思い、そのマークに触れた時「そこで何してるの?」と羽生に声を掛けられる。西城は無言で立ち去ろうとするが、羽生は「君、西城君?」と言う。初対面のはずなのに西城の素性や経歴、左遷の理由まで知り尽くしている羽生に西城は薄気味悪さを感じる。羽生は「俺は何だって知ってる」「またな」そう言ってビルに消えていく。
ビルの一室には、すでに山守、牧原、明石、打本が集まっていた。羽生が入って行くと「みんなそろったわね。では始めましょうか」山守が資料を配り始める。そしてモニターに映し出されたのは、例の風間道明氏失踪事件のニュース。風間都市開発研究所の社長である風間氏は、自然と共存する人に優しい都市計画を実行しようとしていた。風間が失踪すると、シックスランドホールディングス代表・六車泰次郎(板尾創路)がこれに代わる新たな案を発表したようだ。六車グループと言えば知らない人がいないという程の大企業。打本は「元部下が六車の息子の事件を担当していた」と話す。息子の六車和也(磯村勇斗)は人材派遣会社シックス・ウィルの代表だが、女性への暴行や傷害で過去何度も逮捕されている。しかしその全てが不起訴となっており、裏で泰次郎の力が働いている事は明らかだった。
山守の指示は、風間氏が生きているか否か、生きているならどこに居るかを探る事。その時、羽生が「ちょっと待った」と言って入口に視線を送るとそこに西城が立っていた。「西城、聞いちゃった?」羽生が尋ねると西城は「何も聞いていません」と答える。しかし羽生や牧原は「アウトーー!」とおちゃらけた。西城は倉庫の椅子に拘束されてしまう。西城は「どういう事ですか」と山守に助けを乞うが、山守は「そこで大人しく待っていてね」と倉庫の扉を閉めた。
「じゃあ、よろしくね。ここから始まるの」山守の言葉に羽生達は真面目な表情で頷いた。

ー風間宅ー
「あれから風間さんから連絡は…」羽生は妻に尋ねる。テーブルの上には『東京リバースプロジェクト2030 サブリーダー斎藤大輝』『プロジェクトマネージャー 原田リカ』というそれらしい羽生と明石の名刺が置かれている。妻が「本人からも警察からも連絡はない」と答える。羽生は「僕達にも何か出来ることがあると思う」と言って、失踪当日の事を聞き出す。
その日は息子の6歳の誕生日で、ケーキを買って帰ると風間から電話があった。しかしその後、どんなに待っても風間は帰って来なかったという。「夫は寝ても覚めてもプロジェクトの事で頭がいっぱい。未来の子供達のために胸を張って残せる街を残したいという夫の声が今でも耳から離れない」と妻は話す。妻の承諾を得て、二人は風間の仕事部屋に入る。明石が確認したい事があると言って妻をリビングに連れて行き、その間に羽生が部屋の扉を閉めた。イヤホン越しに牧原と山守が指示を出す。牧原があっという間にハッキングをしてパソコンにログインする。その時、息子のケンタが部屋に入ってきた。ケンタは「お父さん、帰ってくるよね」と羽生に尋ね、「お父さんにもらったのに動かなくなっちゃった」とラジコンカーを見せる。羽生は「おもちゃのお医者さんを知っているから預からせて」と優しく話した。

その頃、総理大臣・郷原栄作(利重剛)が外でセレモニーに参加していた。その様子を建物内の窓から内閣官房副長官・大山健吾(渡部篤郎)が見下ろしている。そこへ秘書・福本優美(堀田茜)に案内されて六車泰次郎がやって来た。泰次郎は息子の不祥事を謝罪する。大山は「私にも出来る事とそうでない事があるから以後気をつけるように」「総理のご友人としての自覚をお忘れなく」と釘をさした。
アジトに戻った羽生、明石、牧原は、ケーキ屋から自宅まで車で15分の距離の間に事件に巻き込まれたと推測する。牧原は話をしながらパソコンを操作し、簡単にこの道にある防犯カメラにアクセスした。その時、倉庫からトイレに行きたいと西城の声がして羽生は鍵を外す。すると西城は三人に向かって「風間さんを探すのは警察の仕事です。何のために探しているのですか?」「警察官でないあなた達のやっている事は違法行為です。見逃す事は出来ません」と言う。そして「僕は柔道二段です。1分であなた達を床に伏せる事が出来ます」と言うと羽生は「今すぐ今の言葉を撤回したほうがいい」と忠告する。明石がイラッとした様子で西城に近づく。「リナは元コヨーテ。自衛隊特殊工作部隊で万が一にも勝ち目はない」と羽生が説明し「やりま…」と問うと西城は「せん!」と即答する。
牧原が、ケーキ屋を出て7分後に風間の車が襲撃される映像を発見する。「警察がこの映像を見ていないはずがないのに全く捜査が進展していない。それがどういう意味か分かるかな?西城君」羽生に問われて西城は「…最初から逮捕する気がないって事ですか…」と気まずそうに答える。「警察が隠蔽したり頼りにならない時は?」「誰かがやらなきゃいけない」「俺達が相手にしているのはそういう奴らだ」羽生の表情が変わった。

セレモニーを終えた総理の元へ泰次郎が歩み寄る。それを窓から見下ろしながら福本は「あんな総理でも守らないとならないんですかね」と呟く。大山は「逆だよ、あんな総理だからこそ我々が守らなければならないんだ」「あの人が総理で居続ける事が我々に最もメリットがある事だからね」と言う。
アジトにやって来た山守に、牧原は防犯カメラに映った車のナンバーから調べた車の所有者を報告する。それは泰次郎の息子・和也の会社が所有する車だった。そしてシックス・ウィルを張っていた打本は、会社に出入りする人物の中に指定暴力団若い衆の知った顔があったと写真を見せる。風間氏誘拐は、六車が暴力団員にやらせた事は間違いなさそうだが「証拠がない」と山守は状況を整理する。そして風間のパソコン内には事件に関連するようなデータはなかったと牧原は話す。「これからどうするって、行くしかないでしょ」リナはSNSから和也が自分の店で飲んでいる情報を得て言った。
リナは、和也の友人の友人・ユキと名乗って盛り上がる和也達の輪に加わる。同じタイミングで和也の携帯にアバランチから『ようやく会えたね』とメッセージが届く。そして暴力団員が会社に出入りする写真を次々に送りつけた。『あんた逃げられないよ』『もう終わり』というメッセージを読んで和也は不気味がる。和也が周囲を気にするとリナはこっそりと自分の携帯画面を見せて、メッセージの送信主である事を明かす。『宝彰会のお友達について教えてくれる?』メッセージを読むと和也はトイレと席を立つ。慌てて裏口から逃げ出す和也をリナは無表情で淡々と追いかける。下には羽生と打本が待ち構えていた。和也が空き瓶を持って抵抗すると羽生は仕方ないという風にため息をつく。そしてあっという間に和也を失神させてしまった。アジトでこの様子をハッキングした防犯カメラから見ていた西城は「羽生さんって一体何者なんですか」と山守に尋ねる。山守は「羽生は何者でもない、そして誰にもなれなかった男」と答えた。

廃墟で和也が目を覚ます。椅子に拘束された和也は状況が分からず抵抗する。リナは防犯カメラの映像を見せながら「風間氏を宝彰会の構成員に誘拐させたのはあなたですね」と問うが和也は「はぁ?何のために」と白を切る。すると羽生が「警察に言ってもまたお前の親父にもみ消される」「だから俺達は俺達のやり方でお前に相応しい罰を与える」と言う。「風間道明を殺害したのと同等の罰をな」羽生が言うとリナが拳銃を和也のこめかみに突きつける。「偽物でしょ」和也がヘラヘラするとリナは近くのドラム缶に何発も発泡してみせた。和也は恐怖に怯え出す。羽生が「やれ」と言うと「お前は女の敵だ」とリナは拳銃のトリガーを外す。次の瞬間、和也は「風間はまだ死んでない」「宝彰会の事務所に監禁されてる」「今夜、海の上で始末するらしい」「俺、本当に関係ないんだってば」と情けなく白状する。羽生は「ありがとう、その言葉待ってたわ」と和也の頭をなでた。どういう意味か分からず呆然とする和也に打本は「君は今、自分の父親が主犯だと教えてくれた。俺達はその言葉を待っていた」と説明する。「じゃあな」羽生と打本が立ち去ると、残されたリナは和也のこめかみに拳銃を突きつけた。
「後処理は牧原に任せて」山守の指示で、羽生は牧原、西城と合流する。羽生は西城に「西城君、見てたんでしょ。どうする?警察に突き出す?」と挑発する。西城は少し考えた後、羽生の車に乗り込んだ。そして羽生達は宝彰会へと向かう。宝彰会が入るビルの前に停車するとビル内の間取りを知っている打本が「監禁するならあそこの部屋だろう」と羽生に話す。その時「車どかせ、舐めてんのかコラ」と強面の男が運転席の羽生に近づく。羽生はのらりくらりと話をかわすと一撃で男を倒して車を降りていく。「それじゃ行きましょうかね」羽生の言葉で打本、リナも車を降りる。どうしたらよいか戸惑う西城に羽生は「自分で考えろ」と言う。
羽生とリナは簡単に構成員達を伸して進んでいく。打本もスタンガンを使って応戦し、西城はその光景にただ驚くばかり。羽生が風間氏が監禁されている部屋に行くと構成員が日本刀を羽生に向ける。「危ねぇな、死んだらどうすんだよ」羽生は言いながらも男を倒した。
風間氏を無事に救出した帰り道、羽生は「すぐにでも家族の元へ帰したいが、泰次郎を裁くために協力してほしい」と依頼する。「あなた方は何者なのですか」怯える風間に羽生は「今はまだ秘密です」と答えた。

特別犯罪対策企画室の山守の元へ羽生から電話が入る。羽生は、風間氏を事務所で匿い、あとは向こうの行動を待つと報告する。山守が電話を切ると大山がやって来た。大山は「我々は優秀な人材を失ったと思っている。もし君が生き方を変えるなら戻ってきても良い」と言う。山守は「国民とこの国に必要なものが何なのかもう一度考えてみるため、飛ばされて良かったと思っている」と答える。大山は「期待している」と貼り付けたような笑顔を浮かべた。
同じ頃、泰次郎は苛立ちを顕にして部下に「風間を探し出せ!」と強い口調で命令する。そして和也に電話をかけて「どういう事だ!お前は本当に使えない奴だな!」と怒鳴る。しかし「息子さん、ここには居ないよ」電話に出たのは羽生だった。羽生は、泰次郎のパソコンに和也を監禁した写真を送り「息子を助けたければ1億円を持って指定の住所に来い」と告げる。電話が切れ、泰次郎は二人の息子、妻との家族写真に目をやる。
泰次郎は大山の元を訪ね、監禁された和也の写真を見せる。大山は、警察を配備するから希望の金額を用意するようにと指示する。泰次郎は「それなんですが…」と話を切り出した。約束の14時、警察官達は指定された住所に突入する。しかしそこには何もなかった。そして警察官達は壁に大きく描かれたアバランチのマークを発見した。
同じ頃、泰次郎は車で別の場所へと向かっていた。大山を訪ねた際、泰次郎は「これから自分は報道番組の収録があるから和也の事は任せる」と告げていたのだ。「あなたが居ないとなると最悪の場合も考えられますが」大山の言葉に泰次郎は「留学しているもう一人の息子が居ますから」と答えた。控室の泰次郎に女性スタッフが「少し早いですがスタンバイお願いします」と声をかけ、泰次郎はスタジオへと向かう。そのスタジオにはセットが何もなく、照明も薄暗い。女性スタッフはリナだった。そしてリナが合図を送ると、車で待機していた牧原がパソコンを操作する。牧原の隣で西城は何が始まるのか心配そうにしている。
「こんにちは、六車泰次郎さん」半透明の不気味なマスクをつけた羽生が近づく。同じようにマスクをつけた打本が、撮影した和也の自白動画を泰次郎に見せる。羽生は、風間氏誘拐の黒幕が泰次郎である証拠を次々に突きつけるが泰次郎は「だから何だ!?」「俺を誰だと思っている」と逆ギレする。終いには「和也がやったんだ。あいつはいつも俺の足を引っ張る」と罪をなすりつけた。羽生は「1億なんてあんたにとっては端金なのに、和也が始末されれば口封じになると思って助けなかったのか、息子はただの道具なんだろ」と挑発する。泰次郎は「問題ばかり起こすあんな者は息子でも何でもない」「私にはもう一人息子がいるんだよ。私の跡継ぎに相応しい優秀な息子がね」と話す。羽生が「おい、聞いたか?残念だったな」と視線を送った先には、羽生達と同じマスクをした和也が立っていた。和也が「言うこと聞いた俺がバカだった、やったのは親父だ」と泰次郎に向かって言うと泰次郎は「お前はもう要らない、ちゃんと伝える事が出来てよかったよ」と吐き捨てた。和也は自分が証言して泰次郎を告発すると羽生に言う。「お前らごときが」泰次郎の悪態に羽生は「告発だなんてするつもりはない」と言う。そして羽生は、このやり取りが世界中に生配信されていると明かす。慌ててカメラを壊して回る泰次郎。
その動画を見ながら牧原は「起きてるよ雪崩」と笑った。「今すぐ止めろ」足掻く泰次郎に羽生は携帯を投げて渡す。携帯を除き込む泰次郎の顔がアップで配信される。泰次郎は「何者だ」と問う。羽生は「あんたの罪がどう裁かれるべきかこの動画を見ている全ての人間に委ねる…それが俺達アバランチだ」と言う。
「あとは彼らがやってくれるだろう」羽生は満足そうに去って行く。

テレビでは風間氏を無事保護したというニュースが流れている。福本は大山に「警視庁から電話があり、今回は六車の逮捕を避ける事が出来ないと言われた」と報告する。大山は「構わない。六車はそういう男だったというだけだ」と気にも止めない。大山はアバランチについて「元気があってよい」と言いつつ、秘密裏に調べるよう福本に指示した。
アジトで山守は、風間氏が再びプロジェクトの指揮を取る事を告げ「あなた達のお陰で」と感謝した。一方、屋上で物思いに耽る西城の元へ羽生がやって来た。羽生は、西城が不正をもみ消そうとした上司を許せずに殴ってしまったという左遷の理由を山守から聞いたと話し「だから山守さんは引き取ったんだ」と言い「もう一度信じてみないか?正義の力ってやつをさ」と笑う。西城は「最後まで見させてもらいます」と言った。

その後、自宅に戻った山守は「まだまだこれからです。またご連絡いたします」とどこかへ電話をかけた。壁一面に六車や大山らの写真と関連記事が貼られている。その中に『ビル爆破 刑事5人…』という記事もあった。そして棚には、仲睦まじくシャンパングラスを持って微笑む山守と藤田のツーショット写真が飾られていた。

【感想】
30代・女性
ブラックな世界のお話かと思って観ていたら最後の最後に正義でびっくり。これからメンバーの過去が明かされていくのだろう。羽生は例の爆破で藤田を亡くし、刑事を辞めたのだろう。リナは男社会の女性差別に嫌気がさしたといった所だろうか。山守が正義に拘る真の理由が気になる。アクションで悪が成敗される爽快感を楽しみたい。

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