【リモートで殺される】「極上のリアルタイムミステリー!!次に殺されるのは誰?」感想ネタバレ(主演:本田翼・新田真剣佑)

2020夏のドラマ一覧

主演:本田翼・新田真剣佑
日本テレビ系  (日曜日22時30分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【7年前の真相…犯人は誰だ!?】
~2013年5月~学校の屋上で携帯を片手に項垂れて泣くひとりの男子学生が居た。そこへ仲間の男子学生3人がやってくる。パーティー帽子を被った学生達は、テンションが陽気すぎたり千鳥足だったりで酒を飲んだのか?男女数人が教室で同級生・佳代子(前田敦子)の誕生日を祝っている。
~2020年5月~漫画喫茶ふじわら。藤原太(柄本時生)は、コロナで休業中の店内でひとり漫画の消毒作業をしていた。時は22時31分、慌ててパソコンに向かいビデオ通話を起ち上げる。そこには、野村優作(新田真剣佑)、野島絵里(本田翼)、松園佳代子(前田敦子)、北川淳二(前野朋哉)4人の同級生が集まっていた。他愛もない近況報告で盛り上がる5人。すると太が「そういえば今朝、店に刑事が2人来た」と言い出す。「ふるごおりかずま君を知っていますね?」刑事はそう尋ねた。かずまに何かあったのか太が尋ねても刑事は「もろもろ捜査中で」としか言わず、太がかずまと仲が良かったもののここ数年連絡を取っていないことがわかると帰っていったという。すると佳代子は、携帯に知らない番号から何度か着信があったという。絵里は実家に地元の警察がやってきたと母から連絡があったようだ。「それって全国に指名手配されたってこと!?」と優作がいい、場の空気が凍る。その瞬間『ギュイーーーー』動物の鳴き声に似た異音が響き渡る。佳代子の飼い猫の鳴き声だと分かり一同はほっとする。
かずまは高校卒業後、スポーツ用品店に就職したものの企業するとかで辞めているようだ。絵里は高校時代かずまと何か関係があったようだが、触れてほしくないらしく「もう何年前の話」と話を遮る。そこへ遅れて井上透(早乙女太一)が参加してきた。透のところにも「最近ふるごおりかずまさんと連絡取りましたか?」と警察から連絡があったようだ。かずまに直接聞けばいいじゃんとなるも誰も連絡先を知らない。すると透が「知ってる」と言い出した。1年位前、神谷町の駅でばったり会ったという。そして最近、コロナでどこも休業しているため、透の自宅で話した。内容はコロナのこと、外出できないからジグソーパズルをしていること、そして絵里のことを気にしていたらしく「絵里が恋しいって」と透は絵里をからかった。絵里はなぜ?といった表情を浮かべる。すると透の携帯がなった。仕事の電話だといって透は退室した。浮かない表情の絵里は「井上君、嘘ついてる」と困惑する。実は、絵里は最近ふるごおりと会っていたのだ。そしてジグソーパズルにはまったのは絵里だった。
時は22時39分、絵里は「みんな、田村由美子(齋藤飛鳥)のこと覚えてる?」と切り出す。一気にみんなの表情が暗くなる。そのとき『ファーーーン』と大音量がなる。優作が音楽再生アプリを操作しながら「ごめん」と謝る。絵里は、ふるごおりがムキになって「田村由美子は自殺じゃない」といったという。7年前のあの日、屋上に由美子がいると知ったみんなは屋上に行った。そのとき既に由美子は飛び降りて地面に倒れていた。「遺書もあったし」「警察も自殺だっていった」佳代子と淳二はいうが、絵里は「でもその瞬間は見てない」「逃げた」と半泣きになる。「あの時俺らラリってたし」と淳二がいい、「ケミカル系なんて初めてだったし」と太が笑って同調する。自分達の秘密を隠すために5人は口をつむんだのだった。ふるごおりはあの日、自分達以外の人影をみた事をずっと気にしていたようだ。ふるごおりは絵里と秘密めいた話をしたかっただけだとみんなはいう。しかし、あの日の屋上でふるごおりはひとり自撮りをしていた。その写真の中に人影が写っていたという。絵里は怖くてその写真を見る事はできなかった。その時、佳代子が驚きの声をあげる。テレビのニュースで、古郡一馬の部屋が全焼し、遺体が発見されたという。そこへ電話を終えた透が戻ってきた。「かずまに直接電話しようぜ」という透は電話をかける。そのとき淳二に言われてニュースの画面をみた。状況を知って困惑する透。そこへ佳代子の電話がなる。それは古郡のガラケーで着信相手は透だった。「違う」と否定する佳代子。太は透に「お前何隠してる?」と問う。透は観念して「本当は佳代子の家で3人で会った」といった。3人は相談をしていた。一馬は何者かに脅されていたようだ。「あの日の事を証言しろ、そうしないと屋上にいた全員のことを殺す」と。
古郡はスポーツバックを佳代子に預けたようで、佳代子は気味悪がる。そして佳代子の家のチャイムがなって席を外す。由美子は自殺ではなく殺された…この6人の中に脅迫者がいる…?「一馬はそれを確かめるためにみんなに会いにいった」と透はいう。優作は「会ったことは誰にもいうなと一馬に言われた」と重い口を開いた。太、淳二も同じだった。佳代子の戻りが遅くなってみんな不安になる。携帯にかけても佳代子は出ない。淳二がバイクで15分の距離なため様子を見に出た。
22時51分。6人以外に目撃者が居たのなら普通に通報したはずだ。脅迫者はあの日クスリをやっていたこの中の誰かか、一馬か…。その時、優作の携帯がなる。「最近は会ってません。3年前のクラス会が最後です」「同級生にいたかな」と警察に答えた。警察に聞かれた内容は太と同じだった。しかし「田村由美子さんを知っていますか?」とも聞かれたようだ。本当に警察だったのか不安になるみんな。その時、透の携帯がなる。仕事の電話だと再び退室する。絵里が佳代子に電話しても繋がらずパニックになる。優作は淳二が着くまで待とうと諭した。その時、佳代子のパソコンが動く。飼い猫がパソコンを落としてしまう。そこには頭から血を流して倒れている佳代子が。淳二は電話に出ない。透が110番通報した。
その時、佳代子のパソコンが勝手に動き出す。誰かが引きずっているようだ。淳二と呼びかけても返事がないが、パソコンはソファに直された。そこへ淳二から透に電話がかかってきた。透が電話に出ても淳二の声はしない。その代わりに踏切の音と電車が近づいてくる音がする。次の瞬間、『ガシャン』とつぶれる音がして電話は切れた。
22時59分。透はおもむろに「田村由美子の遺書覚えてるか?」と話し出す。由美子は当時、彼氏の子供を身籠っていた。彼氏に堕ろしてほしいと言われて死を選んだ。「でもそんな男の影はなかった」と透はいう。色んな男と噂があったし、密かにいたかもしれないとみんなはいう。そして絵里が「野村君たちは…?」と思い出す。優作は「そういう関係じゃなかった」と否定する。授業をサボって屋上で本を読む優作の元に由美子がやってくる。由美子は「キスしよう」と優作に甘えるが優作は拒否した。「あいつ屋上以外では俺のこと無視してたし…」と優作はいった。
「俺も振り回されただけだし…」太がいう。屋上でひとりごはんを食べようとした太はふと気配を感じて、屋根の上に目を向ける。そこには由美子が座っていた。太が危ないからやめろと注意すると由美子は「じゃあ一緒に死んでくれる?」「だって寂しいんだもん」と立ち上がるとふらふらと歩く。太が「何でもいうこと聞くからやめてくれよ」と頼むと由美子は「じゃあ犬の真似してよ」と無茶振りをした。それを高笑いして見る由美子。でも太も屋上でだけのつきあいだった。
「みんなあいつの「寂しい」に騙される」「あんな自由気ままなメンヘラが男のために死ぬと思うか」と透はいう。「誰かが偽装したんだよ、自殺を」「俺にはそいつが誰だか想像はついてる」と透は続けた。それが誰なのか透が明そうとしたとき、透の電波が乱れて退室になってしまった。そして佳代子の画面がずっと変わらないことに絵里が気づく。太が何かを言っているが電波が乱れた後、太の音声だけOFFになってしまった。
エレベーターが開き、淳二が佳代子の部屋のインターフォンをならす。ドアをノックしても返事がない。その時、淳二の背後に誰かが現れて淳二は驚く。
23時07分。優作と絵里が恐怖に怯える。太は画面に向かって懸命に「聞こえる?」と声をかけていた。その時、太の店の扉が開く。しかしそこには誰もいない。「なんだよ…」ドアの鍵を締めて店内に戻る太。だが、このとき店の中に黒いフードを被った人影があることに太は気づいてなかった。太の画面には、何かを気にして店の奥に行く太が映った。そしてその後ろに人影が…。ナイフを手に太の背後に近づく人影。優作と絵里は慌てて太に知らせるが太は気づかない。次の瞬間、太は首を切られて倒れ、画面は血に染まる。
そして優作と絵里は今日が由美子の命日だと気づく。今度は優作の部屋のチャイムがなった。扉越しに対応する優作。相手は無言のまま扉をドンドン音させる。絵里が警察に電話しようかというが、優作は警察にあれこれ聞かれたくないと拒否した。そして優作は「7年経ったら結婚する」と言っていたことを思い出し、誰が自分達を殺そうとしているのか分かったと優作はいう。「田村由美子と密かにつきあっていたのは…」その時、ベランダ側の窓ガラスが割れる。そして部屋にはガソリン臭が広がり、次の瞬間「うわーーーー」という優作の叫び声と共に炎が広がる。そしてリモート画面は退室となってしまった。ひとり残された絵里。絵里は手帳を取り出すと由美子の実家に電話をする。そして由美子の母に当時交際していた相手を知っているか尋ねる。外は大雨、大きな雷が轟いている。絵里の部屋は停電する。そして絵里は驚愕の事実を知る。「彼じゃなくて彼女…」そのとき「あーたーし」と女の声がする。絵里が振り返るとそこには佳代子が立っていた。
23時17分。その時、リモート画面から『ミャオーーー』っと猫の鳴き声がして絵里は画面を見る。すると、そこには頭から血を流した淳二の姿が…。「合鍵、返しておくね」と佳代子は絵里の部屋の鍵を置く。そこには、仲良く密着する絵里と佳代子の写真が飾られていた。
佳代子は携帯の写真を絵里に見せる。あの日、古郡の自撮りに偶然写った写真だ。「えーりー、あなたね」佳代子は低い声でいう。高校時代、学校の屋上で由美子と佳代子がキスをしていた。それを絵里は偶然目撃する。由美子は絵里に気づくとニヤリと笑い、絵里は苛立った様子でその場をあとにした。あの日、絵里は由美子を殺そうとしたという。そして誕生日パーティでみんなにクスリを勧めたが自分は飲んだフリをした。そして屋上で待たせていた由美子にナイフを向ける。「あんたが佳代子に近づくからよ」「佳代子の前から消えて」そう迫った。そして想定外に男子達が来てしまったことに気づいたはずみに絵里は由美子を突き落としてしまったのだった。地面に倒れる由美子。由美子は一瞬、目を開けて絵里の方を見るとニヤリと笑った。あの時と同じように…。
「由美子に嫉妬したの?」「一緒に行こう由美子のところに」と佳代子はいった…。

【感想】
30代・女性
秋元作品だからやっぱり犯人は齋藤飛鳥さんか前田敦子さんだろうなと期待薄でしたが、いい意味で予想を裏切られて見入ってしまいました。動機や犯行はやや物足りず、男の子達は何で殺されたのだろう?と疑問も残りました。しかし、どんな仲良しでも秘密があるという人間の心理を的確に表していたかなと楽しめました。サイドストーリーでは、佳代子の共犯者なども見られるようですが、あの状況だと透なのかなといったところです。でも、なぜ警察(そもそも本物?)があちこち動いていたのか、古郡が犯人に気づいて困るのは絵里のはずでは?と疑問が残ります。