【おカネの切れ目が恋のはじまり】第3話「涙のキス!?運命の人はあなた!!」感想ネタバレ(主演:三浦春馬・松岡茉優)

2020夏のドラマ一覧

主演:三浦春馬・松岡茉優
TBS系  (火曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【恋の終わり。そして、はじまり】
玲子(松岡茉優)は、15年間片思いし続けた早乙女(三浦翔平)への想いを断ち切ろうとしていた。そんな時、玲子の前に早乙女が現れて「玲子は大切な存在だ」と突然食事に誘われる。その様子を陰から見ていた慶太(三浦春馬)は、玲子のために絵付けした豆皿をそっとポケットにしまうのだった。
~いかにいはむや、常に歩き、常に働くは、養性なるべし。なんぞいたづらに休みをらん。人を悩ます罪業なり。いかが他の力を借るべき。衣食のたぐひ、またおなじ。藤の衣、麻のふすま。得るにしたがひて肌を隠し、野辺のおはぎ、峰の木の実、わづかに命をつぐばかりなり。人にまじらわざれば、姿を恥づる悔いもなし~
玲子は鎌倉の街を爽やかにランニングしている。一方、慶太は元カノ・まりあ(星蘭ひとみ)に強引にカフェへ連行されている。まりあは「責任、責任」と口にするが、慶太には覚えがないようだ。カフェに着くとまりあの後輩達が居て「結婚おめでとうございます」と祝福される。山鹿(梶裕貴)との結婚を辞めたまりあは、慶太に婚約者のふりをさせるつもりのようだ。そのカフェには、慶太の母・菜々子(キムラ緑子)がひとりで来ており、そっとその様子を伺っていた。
その頃、板垣(北村匠海)はバイト先のヒーローショーで、小学生くらいの男の子を連れた早乙女を見かけてしまい、動揺を隠せないでいた。レンというその男の子は、早乙女のことを「パパ」と呼んでいた。ショーが終わるとレンの母親(村川絵梨)がやってきて、おねだりするレンに「パパにお願いしなさい」と話した。この様子を板垣はこっそり携帯で撮影した。
会社の休憩スペースで玲子は、早乙女とのLINEを読み返していた。食事の約束について『承知しました。楽しみにしております。』と返信したものの、スタンプで返したほうがよかったのではと今さらながら悩む玲子。玲子がバグっていると同僚の鴨志田(ファーストサマーウイカ)と鮎川(中村里帆)が話している。慶太の教育係になってから玲子に人間味が出てきたと話すふたり。鴨志田の呼びかけに驚いたはずみで玲子は、スタンプを連投してしまい焦る。そこへやってきた慶太は、玲子の言いつけを守ってきちんとお小遣い帳へ記入を続けていた。顔色が悪い慶太を心配した玲子が声を掛けると、慶太は「社長との結婚を取りやめたけど、後輩に自慢してしまったから代わりに俺に結婚しろとまりあが言っている」とため息をつく。まりあに未練があった慶太を知っている玲子は「おめでとうございます」と言うが、慶太は「こんなの利用されているだけ全然よくない」「そもそも恋愛と結婚は違う」と反論する。慶太は机上にあった玲子のノートを「これ何?」と勝手に見る。中には洋服やピアスの絵がいくつも描かれていた。先頭ページに書かれた『早乙女さんとの初デートに臨んで(ファッション編)』を見て、慶太は「気合入りすぎ!」と茶化すが、玲子が「好きな人と食事に行くのは初めてなもので…」とバツが悪そうに話す横顔を見ると考えを改めて「早乙女さんが運命の人だといいね」と励ました。いつの間にかふたりの背後に板垣が立っていた。板垣は「ちょっとお話が…」と切り出すが結局何も言えずに走り去っていく。
仕事を終えた早乙女は、秘書の牛島(大友花恋)が運転する車に乗り込む。牛島は掲載予定の雑誌記事を確認するよう早乙女に手渡すが、早乙女は「牛島さんが確認してくれているなら問題ない」と話す。早乙女に全幅の信頼を置かれている牛島はとても嬉しそうだ。早乙女が玲子を誘ったレストランは予約困難なお店なようだが、これも牛島があらゆる手段を駆使して予約したものだった。さらに早乙女は、レンが欲しがっている入手困難なカードゲームも手に入れたいと話すと牛島は「オークションなども見ておきます」と答えた。
玲子は自宅で早乙女との食事に着ていくワンピースを作製していた。玲子はワンピースが完成するとパソコンを開いて不思議そうな顔をする。「毎年恒例のマネー合宿の案内が、今年は掲載されていない」と母・サチ(南果歩)に話す。慶太は「試着大事!」と完成したワンピースを着て出かけようと玲子を誘う。「ワンピース可愛い」慶太は素直に言葉にする。すれ違った婦人に「お似合いね」とカップルに間違われながら、慶太は海街マーケットに玲子を連れてきた。戸惑う玲子だが、様々な作家がフリーマーケットのようにお店を広げる雰囲気に笑顔がこぼれる。慶太はアクセサリー作家のひかり(八木優希)の元へ玲子を連れてきたかったのだ。玲子を見たひかりは「バイト先のお菓子屋に1時間半も並んでたった一つのお菓子を買った人では?」と慶太に耳打ちする。慶太は「絶対この人」と嬉しそうに話す。そして初デートで着るこのワンピースに合うアクセサリーを選んであげるようひかりに頼む。ひかりが選んだイヤリングを玲子はとても気にいるが「手元に持つアクセサリーは3つまでと決めている」と持論を話す。慶太は「訳のわからないこと言ってたらデートの日が来ちゃう」と言うが、ひかりは「わかる気がする」と言い、玲子のアクセサリーとそのイヤリングを交換しようと申し出てふたりは意気投合する。
板垣は早乙女の講演会会場に来ていた。出待ちして早乙女を呼び止めた板垣は先日の家族の事を聞こうとするが、早乙女のペースに乗せられて自分の経済環境について相談する形になってしまった。早乙女の話にすっかり心を掴まれた板垣はマネー合宿に参加することになるが、合宿費用の98万円に驚いて目を覚まし「失礼します」と足早に去っていった。
玲子の部屋で楽しそうにする玲子とひかりの様子を庭から慶太が眺めていた。そこにやってきたサチは「あの子がお友達と仲良くしているなんて中学生以来かしら」と嬉しそうに目を細めて「やっぱりあなたは玲子の福の神ね」と慶太に話す。「玲子さんには幸せになってほしい」と言う慶太は、ひかりは父親・富彦(草刈正雄)が外に作った子だと打ち明ける。母の菜々子には絶対に言えないが小さいとき、幼い女の子が富彦を「パパ」と呼ぶところを見てしまったのだという。「俺にも色々あるわけよ」という慶太は、ひかりの事もできる限り面倒みてあげたいと考えているようだ。同じ頃、部屋では玲子が「仲良し兄妹ですね」とひかりに言うとひかりはバツが悪そうに「あ~」と答えた。ひかりは慶太が勘違いしているのだと話す。富彦は、ひかりの祖父と学生時代の親友だったのだ。祖父が亡くなった後も富彦はひかり母娘を心配して、時々様子を見に来ていた。富彦はいつもおもちゃを持ってくるので、ひかりはすっかり懐いて「パパ」と呼んでいたのだ。その様子を偶然目撃した慶太は、ある日突然ひかりの元へ来ると「これからはお兄ちゃんが守る」と言っておこづかいを渡した。ひかりの本当の父は離婚後会っていないものの隣町に住んでいるという。いつもお小遣いくれるから慶太には内緒ねとひかりに言われて、玲子は戸惑うが嬉しそうに兄ぶる慶太を見て「言えませんね」と納得した。
慶太を呼び出した板垣は、ヒーローショーで撮った早乙女たちの写真を慶太に見せる。「最低最悪な男だ」と憤る慶太だが、あんなに楽しそうにしている玲子に言えるわけがないと頭を悩ます。仕事が終わり、玲子は鴨志田たちから「めっちゃお洒落してる。デートですか?」と勘ぐられる。会社のロビーで待つ早乙女は周囲の視線を集めていた。そして玲子を見つけると混乱する鴨志田たちをよそにふたりは並んで歩き出す。大好きな服やアクセサリー、そして隣には大好きな早乙女。信号が変わりそうになり、早乙女に手をひかれた玲子は完全に舞い上がっていた。一方、慶太は板垣が撮った写真に写るレンのキーホルダーから楽器店を割り出していた。店主にレンのことを聞いているとき、レンの母・三智瑠が「うちの子に何か?」と現れた。三智瑠は慶太に「あいつは全部が嘘だから」と話す。早乙女は三智瑠の妊娠をきっかけに結婚していた。早乙女はその頃ちょうどテレビに独身イケメン会計士として出始めたため、「時期を見て公表しよう」と約束したのだ。しかしその約束が果たされることはなく、お金だけ入れれば父親の役割を果たしていると思っていると三智瑠は怒りを露わにする。同じ頃、食事を終えた玲子は「今日は夢のよう」と話し、早乙女と夜の街を歩いていた。早乙女は「玲子にずっと言ってないことがある。実は…」と切り出す。その時、フラッシュがたかれて雑誌記者が突撃してきた。玲子を守るように立ち去ろうとする早乙女に、記者は「ご結婚されてますよね」と尋ねた。牛島が駆けつけて早乙女は車に乗せられて行くが、残された玲子はショックで動けなくなってしまった。
翌朝、玲子はボーッとして食事が進まない。慶太は「早めに分かってよかったね」「猿彦には癒やし効果があるんだって」と玲子を励まそうとする。経理部では鮎川が雑誌記事を鴨志田に見せて早乙女の噂をしている。慶太と板垣は玲子を気遣ってなるべく早乙女の話題にふれないようにする。それでも有名人・早乙女のことは嫌でも耳に入り、玲子は気落ちする。
休みの日の朝、外出しようとする玲子に慶太は「俺もついていこうかな」と言って顔を出す。「やめとこう」という慶太の制止も聞かずに玲子がやってきたのは早乙女の事務所だった。早乙女の事務所には『詐欺師』『顔だけの最低男』『受講料返せ』心無い張り紙がたくさん貼られていた。牛島が玲子に帰るよう促していると三智瑠がやってきて中に通される。早乙女は三智瑠に「自業自得だ。会見をしてこれからは家族三人でやっていきたい」と話す。三智瑠は「ずっとその言葉を待っていた」と言う。しかし三智瑠は「離婚しましょう」と慰謝料の話を切り出した。早乙女は三智瑠に「週刊誌にリークしたのはお前か」と憤るが三智瑠は「あとは弁護士に話して」とだけ言うと去っていった。「帰ろう」と促す慶太の言葉も聞かずに玲子は「ほころびが気になる」と言う。そして「リークしたのは妻(三智瑠)ではない」と続ける。玲子はマネー合宿の告知がされていないことから、リークしたのが牛島なのではと話す。早乙女に問われた牛島は「記事が出て合宿がキャンセルになったらキャンセル料が発生してしまうので」と淡々と答える。そして牛島は「オレンジだったから」と続けた。牛島は早乙女がスケジュール表について、仕事は青、体調管理は緑、プライベートはオレンジに色分けしていることを指摘する。そして、月1回牛島を労う食事会は青、家族と会うときはオレンジな事について「まぁ、それはいいんです」と言う。「でも…」牛島はいつも謎の差し入れを押し付けてくる玲子との食事会がオレンジなことが許せなかったという。24時間早乙女に尽くしている自分は青の2時間なのに対して、玲子はオレンジでしかも時間無制限だったことに理不尽だと明かす。「地に落ちても私だけは先生を守ってあげますから」と微笑むと牛島は立ち去った。呆然とする早乙女に玲子は「牛島さんとも家族とも向き合えば」と励まそうとする。その様子を見ていた慶太は玲子を止めると「あんた最低だよ。周りの女全員泣かせてんじゃん」「あんたに玲子さんもったいないよ」と言うと、強引に玲子を連れて事務所をあとにした。早乙女はレンのバイオリン教室にやってきた。三智瑠に謝罪しようとするが、三智瑠は「好きな人がいる。その人と三人で普通に暮らしたい。慰謝料はいらない」と告げた。レッスンが終わり、三智瑠に笑顔で手をふるレン。レンは早乙女に気づくと真顔に戻って早乙女に背を向けた。それでも早乙女は、レンに「こないだ欲しがっていたカード」と例の入手困難なカードを差し出す。するとレンは「もう好きじゃないから」と受け取らずに行ってしまった。
外は突然の雨が降り出した。玲子は立ち止まると「先に帰って」と慶太に告げてひとり来た道を走っていく。向かった先のテニスコートにはずぶ濡れのまま座り込む早乙女がいた。早乙女はテニス選手を引退後、投資を始めた経緯を話し、「あの頃憧れてくれた俺はもういない」と言う。玲子は「それでも早乙女さんが好きです」と決死の告白をする。早乙女は玲子の手を両手で握った。それを見た慶太は、自分を納得させるように頷くと無言でその場を去る。その後、早乙女は玲子の手を丁寧に離すと「ごめんね、玲子の気持ちには応えられない」と告げた。玲子は「わかりました」と言い「完璧な早乙女さんより少しほころびがある方が、人間らしくて素敵です」と言葉を振り絞ると走り去った。自宅に戻った玲子は、自身の長い髪を切り始めた。そこへ帰宅した慶太はずぶ濡れの玲子を心配する。「これで吹っ切れるって聞いたのに余計に痛い」と胸を押さえる玲子に慶太は状況が分からず右往左往する。そして両手で玲子のほっぺを包むと「痛いの痛いの飛んでけ」と懸命にした。玲子は「早乙女さんに振られた」と感情を爆発させる。「人の気持ちをなんだと思っているんでしょう」「遠くで見ているだけでいいと思いながらもつい一緒に過ごす老後を想像してしまっていた」「人生の半分以上大好きだったから!!」これまで堪えていた涙と気持ちが溢れ出す玲子。慶太の目からも涙が流れ「これからだって」と慶太は優しく言ってよしよしと玲子の背中をさする。そのとき、大きな落雷が起きてふたりは咄嗟に身を寄せ合う。キョトンとする玲子に慶太は優しく軽くキスをした。「ん???」玲子は驚いて自分の唇を手で何度も押さえるのだった。

【感想】
30代・女性
ついに動き出したかと思われた15年の片思い。しかし早乙女には妻子がいた!しかし週刊誌にスクープされたあの場で「これからは…」と妻に言えてしまうあたり、根っからのダメ男っぷりを三浦翔平さんが上手に表現されていたなと感じました。そして後になってみれば「早乙女にスケジュール更新したよ」と何度も言われる中で牛島の「はい」のトーンが絶妙に違っていたのだと気づくと伏線だったのだなと納得です。そして慶太の優しい気持ちが表現された最後のキスがとってもとっても素敵でした。こんなにも優しい気持ちになれるドラマがあと1話で終わってしまうなんて残念ですが、慶太と玲子がどういう結末を選ぶのか楽しみに見守りたいと思います。

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