【おカネの切れ目が恋のはじまり】第2話「15年間の片思い!!涙の告白…」感想ネタバレ(主演:三浦春馬・松岡茉優)

2020夏のドラマ一覧

主演:三浦春馬・松岡茉優
TBS系  (火曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【その恋、投資する価値アリですか?】
~かむなは小さき貝を好む。これ事知れるよりてなり。みさごは荒磯にいる。すなはち人を恐るるがゆえなり 我またかくのごとし。事を知り、世を知れれば、願はず、わしらず、ただ静かなるを望みとし 憂へ無きを楽しみとす~
ある休日、玲子(松岡茉優)は自宅の縁側で静かにお茶を飲みながら、『ありがとう、お試しヘッドスパ15分980円』と先程行ってきたヘッドスパに小さな幸せを感じている。その平穏を壊すように慶太(三浦春馬)が現れる。相変わらず手には飲みきれるはずのない量のアイスコーヒー、フラペチーノ、ホットコーヒーを持っている。慶太は、玲子に「玲子さんの恋のほころび見つけた」と嬉しそうに話す。慶太は先日見た玲子の早乙女(三浦翔平)への態度を思い出し「あれではホストに貢ぐガチの客だもん」と慶太は忠告するが、玲子は「貢いでなんかいません」と怒ってしまう。玲子の母・サチ(南果歩)から15年の片思いだと聞いた慶太は「15年!?物持ちが良すぎるだろ!!」と驚く。
慶太の父・富彦(草刈正雄)が社長を務めるモンキーパス社に、ベンチャー会社ディールの社長・山鹿(梶裕貴)がプレゼンにやってきた。山鹿は、自社の最新デジタル技術を駆使した未来型遊園地で、モンキーパスの赤字事業である「わくわくスポーツランド」のリニューアルを提案する。
経理部では、慶太が同僚達に甘えている。鴨志田(ファーストサマーウイカ)には「請求書のやり方がわからない、怖い」と言って代わりに処理をしてもらい、猪ノ口(稲田直樹)には「指サックがどこかに飛んでいっちゃった」と話して新しい物をもらい、鮎川(中村里帆)には「お腹へった おやつない?」と言ってチョコレートをもらっている。これを見た玲子が「そんなに甘やかしては猿渡さんのためにはならない」と注意するも、部長の白兎(池田成志)までが「新人さんには優しくね」と玲子を注意する始末だ。休憩時間、慶太は1週間分を記載したお小遣い帳を玲子に提出する。玲子は素早く電卓をたたいて計算するとたった1週間ですでに手取りよりも23000円以上赤字であることが分かった。玲子はお金の使い方は、消費・浪費・投資の3つだと説明する。そして浪費を減らすべきだと指摘する。玲子の話を理解できない慶太は、玲子を連れて買い物に出かける。慶太は「食べないと死んじゃうからこれは消費だ」とお弁当を買うも玲子に「2500円のお弁当は浪費だ。380円のお弁当でも死にません」と言われ、その後もコーヒーはカフェで買わずに会社で買えば100円だから浪費だと指摘される。さらに慶太は、値段も見ずに88000円のシャツを買おうとして、これはセンスを磨いておもちゃの企画に活かすための投資だと話すが、玲子に「このシャツの何がどこに活かされるのですか」と呆れられてしまう。その時、同じお店に元カノ・まりあ(星蘭ひとみ)の婚約相手・山鹿を発見する。手当たり次第に欲しい物を買う山鹿の姿に「馬鹿の買い方でしょ」と慶太は自分の事を棚に上げてつぶやいた。帰り道、玲子は「ご自分を客観的に把握して現実を直視する必要がある」と指摘するも慶太に「じゃあ玲子さんは現実を直視しているの?」「早乙女さんに貢いでリターンはあったわけ?デートは?食事や映画、お茶は?」と反対に指摘されてしまう。そして慶太は、玲子のその恋に投資する価値がアリかナシか一肌脱いであげると申し出た。
玲子と慶太は、早乙女のセミナーにやってきた。早乙女が「20回に1回リターンがなければ意味がない」と投資について説明すると慶太は玲子の方を見やる。早乙女はお金の投資を恋愛に例えて「20回告白して20回振られたならもう諦めたほうがいい」と話し、慶太は「では告白せずに10年以上片思いをしているのはどうか」と質問する。すると早乙女は「それは資金を溜め込んでいるから不健全だ」と答えた。『不健全』という言葉に玲子はショックを隠しきれない。
一方、慶太の元カノ・まりあは仕事も順調、結婚について後輩達に話せば羨望の眼差しを受けてすべてが上手く回っていた。そこへ慶太から『今夜会えない』と連絡が来るもしつこいとつぶやいてこれを既読スルーした。同じ頃、営業部の板垣(北村匠海)は彼女と映画デートに来ていた。映画代を財布に痛いと感じつつも、これは公務員の彼女が将来共働きしてくれるであろう板垣家への投資だと割り切ろうとする。しかし、ふたりで貯めたはずのポイントを彼女が勝手に使っていたことがわかり『本当にこの女に投資していいのか!?』と自問自答するのだった。
早乙女の著書を購入した玲子。先日のセミナーで早乙女が言った「投じましょう、お金も恋も」という言葉を思い出し、玲子は悩むのだった。そんな中、経理部に再び慶太の母・菜々子(キムラ緑子)が、今度はアイスクリームの差し入れを持ってやってきた。慶太はアイスを取り出すもアイスの下には何も入っていない。しかし菜々子の指示とおり保冷剤ポケットを開けるとやはり札束が入っていた。
その後慶太は、先日玲子に酷評されたシャツを購入する。その際、一緒にイルカのブレスレットも購入した。ブレスレットを見つめる慶太は優しい表情をしていた。同じ頃、玲子はパン屋さんに来ていた。1袋6個入のパンを3個は持ち帰りの軽減税率8%で3個はイートインの10%で計算してほしいと言う。困った店員は、8%で計算するけどこっそり食べていいと言うが、玲子は「脱税になってしまわないか」と真剣に悩みだす。そこへ板垣が偶然店にやってきて「残りの3個を自分が買うので一緒にイートインしよう」と誘い、玲子は晴れやかな表情になった。玲子と板垣は慶太に付きまとわれて辛いという話で意気投合する。板垣と話せて心が休まったと笑う玲子を見て、板垣は居心地の良さを感じ玲子への好意を確信するのだった。
例のシャツを着た慶太は、「今度こそ届け」と願いを込めて企画書を目安箱に投函する。その時、富彦と一緒に会議室から出てきた山鹿を見た慶太は、対抗心を露わにする。その後、板垣と鶴屋(河井ゆずる)から山鹿が「わくわくスポーツランド」のリニューアルを持ちかけていると聞いた慶太は憤る。板垣に意見を求められた玲子が「採算が取れていないならリニューアルの話が出ても仕方ない」と答えると、慶太は「違う!あそこはじいちゃん(創業者)が大事にしていた場所だし、子供達のテニスの大会だってしている」と反論する。そして山鹿とテニスコンペをしようと目論む。「私には関係のない話」という玲子に慶太は携帯電話の画面を見せて「早乙女さんも来るけど?」と断れない状況を作る。
わくわくスポーツランドに早乙女がやってくると、玲子はドン引きする板垣をよそに、いつもの怒涛の差し入れを早乙女に渡す。そこへ山鹿がまりあを連れてやってきた。慶太とまりあは「初めまして」と挨拶を交わす。「数年後には経営を任されていると思う」と饒舌に語る慶太を玲子と板垣は引き気味に見つめていた。ふと席を立ったまりあは持参したお弁当をみんなに配ろうとすると山鹿は「今日はケイタリングを呼んじゃいました」と言ってみんなを連れて行ってしまった。まりあが寂しそうな顔でお弁当をしまっていると「料理なんか出来たっけ?」と慶太がお弁当を取って食べだした。「うまい」と頬張る慶太をまりあは嬉しそうに見ていた。慶太は「イルカのモチーフ集めてたよね」とイルカのブレスレットをプレゼントするもまりあはこれを断った。「キレ顔最高」と言う慶太に「あんたに上げる口角なんてない」と怒りながらもまりあは笑顔になっていた。「だからかあいつの前で何か嘘くさかったのは」「本当にあいつでいいの?」と慶太が言うとまりあは少し動揺して本当の気持ちを隠すようにその場を立ち去った。
テニスコートで板垣は、なぜ自分が慶太とペアなのかと直談判する。そこで玲子が15年片思いをしていると知って板垣は驚く。「運動神経なさそう」と笑う慶太をよそに玲子はキレのあるスマッシュを決めていく。早乙女とハイタッチをした玲子はとても幸せそうだった。玲子は意を決して早乙女を誘おうとする。しかしそこに秘書の牛島(大友花恋)がやってきた。牛島は玲子の思いを知ってか「いつも差し入れありがとうございます。スタッフみんなでおいしく頂いてます」と言った。そこへ慶太が通りかかり「玲子さんのことどう思ってるんですか?」と早乙女に尋ねる。「つきあい長いし、息もぴったりだし、つきあっちゃえば」という慶太に早乙女は「玲子は妹みたいなもんかな」と答えた。
自宅に戻った玲子は、なぜあんなことをしたのかと慶太を問いただす。慶太は、玲子の気持ちを知っているにも関わらず15年ものらりくらりとする早乙女が許せないと話す。玲子は「つきあいたいとかデートしたいなど望んでいない」「もう放っておいて」と玲子は涙目になる。「早乙女さんがプレゼントを身に着けてくれたこともない、リターンの確率もない、一方的に押しかけて要らないプレゼントを押し付けて、私はただ早乙女さんのご迷惑になっていた」と感情を押し殺す玲子。慶太は自分が良かれと思ってしたことを後悔して項垂れるのだった。サチはそんな慶太に「猿くんと玲子は水と油だから。でも猿くんだったら玲子の心にぴゅ~っと風を吹かせてくれると思って」と優しく話す。何をしたら許してもらえるか悩む慶太にサチはしばし考えた後「あった」と助言する。
休みの日、朝早くから慶太は街中の雑貨店を回っている。玲子が自宅で心を落ち着かせるようにラジオ体操をしていると、まりあがやってきた。「たまたま近くまで来たから」というまりあの傍らで玲子はミシンをしている。自分の服を作っているという玲子にまりあは「母も裁縫が得意で、母の作ったワンピースを着たらみんなが可愛い子扱いしてくれた、ブランド物でも何でもなかったのに」と懐かしむ。そして慶太がプレゼントしたイルカのブレスレットを取り出すと「あいつに返しておいて」と言って立ち去った。公園のベンチに座って、ネイルサロンやエステにかかった37万円の請求を見ているまりあの元に玲子が追いかけてきた。玲子は「猿渡さんに会いに来たのでは?本当にあの方で良いのでしょうか」と尋ねる。そして「ほころびが気になって」と玲子は続ける。玲子はあのテニスの日のまりあの手元が気になったという。まりあは無意識にラケットを回転させてグリップを握り直していた。それはテニス経験者がグリップの感触を確かめるそれと同じ動作だった。まりあは本当はテニス上級者にも関わらず、わざと出来ないフリをして山鹿を立てていたのだ。「山鹿さんは気づかない、まりあさんの気遣いを見ていない。見ているのはスマートフォンか自分に利益のあることだけです」「でも猿渡さんはまりあさんのそのままを見ている気がする」という玲子に、まりあは「1日一緒にいて目が合わないことなんてしょっちゅう」と認めるも「26歳からの3年を、結婚願望がない彼のために費やしてきた。もしここで別れたら次はもっと落ちる」と話す。「これまで費やしたお金や時間や想いがただの浪費だったとは思いたくないから、これまでの思いがゼロになってしまうのは悲しいから」玲子の脳裏にはこれまでの早乙女への気持ちが浮かんでいた。その夜、まりあは山鹿のために料理をしていた。山鹿は仲間達とリモート飲みをしている。仲間が「山鹿は芸能人と結婚すると思ってた」と言うと山鹿は「そういうのはあり得すぎて逆に映えない」と笑い飛ばす。その山鹿の後姿を見つめていたまりあから笑顔が消え失せていく。山鹿が気づかないまま、まりあは去っていった。先程まで料理をしていたまな板には、山鹿がまりあに送った婚約指輪が残されていた。
お昼休み、玲子が会社のバルコニーに行くと富彦が座っていた。富彦は息子が迷惑をかけていることを詫びる。手には古い猿のおもちゃを持っていた。このおもちゃを知っているか富彦が尋ねると、玲子は昔、モンキーパス主催のテニス大会に出たことがあり、その時に父が買ってくれたと話した。トロフィーが欲しかったと泣く玲子に父が買ったのだ。富彦はネジをまわすと猿が回ってテニスボールを打つ簡単な仕掛けのそれを「くだらないね」と笑う。前社長にお前の企画はくだらないと言われ続けてやけになって出したこの案が採用されたのだと富彦はいう。「くだらないです。でも私笑ってしまって、泣く私を心配した父も笑っていました」と玲子が話すと富彦は「ありがとう」と言って立ち去った。その後富彦は、山鹿との会議で「君の描く未来とは相容れない」とリニューアルを断った。社長室に戻った富彦は、数ある企画書の中から慶太の『スーパーわくわくスポーツランド計画』に目を止めた。「相変わらず計算ができないやつだ」と言いながらも富彦には優しい笑みがこぼれていた。
その頃慶太は、妹の工房で豆皿に絵を描いていた。早乙女のセミナー会場にお皿を持った慶太がやってきた。セミナーは終わっており、慶太がいつものように女性たちに囲まれる様子を玲子は離れた場所から眺めている。そして慶太に「私やっぱりこの距離がいいみたいです。この距離でいいんです」と告げた。そして「私のほころびに気づいてくれてありがとうございました」と感謝する。セミナー後の早乙女への差し入れをやめた玲子は会場を後にする。慶太が「玲子さん」と玲子の後を追いかけるのと同時に「玲子」と早乙女が駆け寄ってきた。「もう帰るの?」という早乙女に玲子は「今まで押し付けて…ご迷惑を…ごめんなさい」と言葉を振り絞った。そんな玲子に早乙女は「玲子は俺にとって特別な人だから」と告げた。そしてふたりでちゃんと話したいと玲子を食事に誘う。突然のことに戸惑いながらも玲子は幸せいっぱいの笑顔になった。その様子を陰から見ていた慶太は、豆皿の下手な猿を見て苦笑いするとそっと豆皿をポケットにしまった。「帰りますよ」と玲子は慶太に声をかけると日傘をさして歩き出す。隣に慶太が並ぶと玲子は「焼けますよ」と日傘を慶太に差し出した。その日傘を慶太が持つとふたりは相合い傘をして歩き出した。
ヒーローショーの会場で板垣がチラシを配っていると、ひとりの男の子が「パパ早く」と声をかけた。その声に応えて小走りする父親の姿に板垣ははっとする。それはサングラスとマスク姿の早乙女だったのだ。

【感想】
30代・女性
もどかしい展開。自分の恋は客観視できないけど、的確にまりあを救った玲子。まりあへの想いを持ちつつも玲子に気持ちが傾き始めた慶太。玲子と慶太がよい感じになりそうな時になって、玲子と向き合う態度を見せた早乙女。みんなが良い人なだけにどの恋も上手くいってほしい、でも一体何角形になってしまうのだろう。

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